パンドラボックスによる新世界の想像から1週間。
俺は未だにこの世界の事について、未だに分からない事が多くあり、疑問が尽きなかった。
そこは地球が丸ごと「異宙」と呼ばれる異世界へと転生してしまった世界。
その原因については、俺がかつてエボルトもスカイウォールも無い世界を作る為に行った事が要因だろう。
未だにこの世界について知らない事が多いが、異宙からの住人は人間と同じく善良な人もいれば、悪人もいる。
エボルトのような奴じゃないかぎり、俺は特に問題ないと思っていたが、それ以上にやばい奴らがいた。
トッププレデター。
人間にとって生きづらい異宙をよく思わず、『再び人間の手に覇権を取り返す』ことを目的としている。
異宙の住民達よりも強い生物を作る実験、『デュアルコアプラン』では胎児に異宙生物のDNAを人為的に埋め込み、異能力を得た『混血児』として育て上げることで異宙生物に対抗しようとしているらしい。
それを聞くと共に、俺は怒りを隠せなかった。
かつてのファウスト、いやそれ以上に許せない存在であった。
罪のない人々を巻き込み、人体実験を行う奴らを止める為に俺は現在、トッププレデターを潰す為に行動している。
しているのだが
「ねぇねぇ、セント!
そろそろ新しい服を買おうよぉ!」
「だからぁ、無駄使いするなよ、カンナ」
どういう訳か、俺は目の前にいる少女、カンナと一緒に旅をする事になっている。
彼女は俺がかつて潰した研究所にいた混血児の一人であり、トッププレデターに捕らわれ
ている友達であるヒサメを助ける為に一緒に来ている。
だが、どういう原理なのか、あんなに幼かった彼女が今ではギャルを思わせる少女へと成長していた。
最初はみすぼらしい格好という事で色々と買っていたが、今ではギャルを思わせる派手な格好をしており、腰まで伸びている髪にコンプレックスとしているリヴァイアサンの耳を隠している。
俺が開発した彼女専用のビルドフォンには彼女が買った服で既にパンパンだった。
「えぇ、でもこの前の短期バイトで結構お金を貰ったし、もしもの時はセントの発明品で稼げば良いじゃん」
「そうだけどさ、やっぱりこういうのって自分で稼いだ金で買いたいだろ? それに、俺は今、ちょっと野暮用があるんだ」
「ふぅーん……まあ、いいけどね。じゃ、また後で合流しようか」
そう言って、彼女はその場から離れていくと、俺はある場所へと向かった。
それは、街から離れた場所にある巨大な工場であった。
その中に入ると、そこには大勢の作業員達が働いていた。
彼らは皆、首輪のようなものを付けており、その先には電流が流れている。
その光景を見て、俺は思わず怒りを覚えてしまう。
(くっ、やはりここでも)
そう思いながら、奥の方へと進んでいくと、一人の男が立っていた。
「お待ちしておりました」
「…………」
「貴方様が、セント・バーナードさんですね」
そう、俺がここに来る前に作っていた偽名で呼ばれる。
「ああ、そうだ」
「私は、ここで研究員をしている者です」
そう言うと、男は名刺を差し出してきた。
その名刺を見ると、確かにこの研究所の所長の名前が書かれている。
「それで、何しに来たんです?」
「この施設で謎の実験を行っていると聞いて、興味がありましてね。
何より、人類の覇権を取り戻すとか」
その言葉に、男は笑みを浮かべる。
「なるほど、あなたも考えを理解してくれましたか!
IQテストでも期待以上の数値を取れていたので、これはもう成功間違いなしですよ!」
「おい待て、お前は何の実験を行ってるのか分かってるのか!?」
「もちろん、異宙生物に対抗するための兵器開発ですよ」
「そのために、罪もない人達を使って人体実験をしてるという事だぞ」
「何を仰います。
異宙生物に対抗する為に必要な犠牲なのですから仕方ありませんよ。
それに、彼らも望んでやってる事なので問題はないでしょう」
平然と言い放つ男に俺は我慢の限界を迎えていた。
そして、懐から取り出したボトルを振り、ベルトに差し込む。
《ラビット!》《タンク!》
「変身!」
レバーを回転させると、前後にハーフボディが形成され、俺はそれを纏う。
《鋼のムーンサルト! ラビットタンク!! イェーイ!!!》
「な、なんだ貴様は!!」
突然現れた俺の姿に驚きながらも、すぐに銃を取り出し、発砲する。
しかし、それよりも早く俺はそのまま研究員を取り押さえる。
「悪いが、お前らの研究は告発させてもらうぞ」
「貴様っ最近になって、研究所を襲撃している仮面の男かっ!
おい、さっさと実験動物を起動させろ!」
そう叫ぶと同時に、背後にあった扉が開かれる。
そこから出てきたのは、全身にコードを繋がれ、目隠しをされた子供達だった。
その姿を見た瞬間、俺は拳を握り締め、振り上げる。
だが、その時 《ストップ!》 そんな音声と共に、俺は動きを止める。
同時に研究員は慌てて逃げ出す。
「な、なんですか一体? こっちは忙しいんですよ」
「いやぁ、実は面白いものを見つけちゃいましてねぇ」
そう言って、先程の所長らしき男がやってきた。
「面白い物だと?」
「えぇ、どうせなら皆さんにも見てもらいましょうか」
そう言いながら、彼は一つの装置を持ってきた。
「これって、まさか……」
「えぇ、その通りです。
あの研究所で見つけた、人工生命体の素体です。
ただ、まだ未完成だったのですが、そこにいる彼が完成させてくださったのです。
これで、我々の計画は一歩前進しましたよ」
「……ふざけんな」
「え?」
「ふざけんなって言ったんだよぉ!!!」
そう叫びながら俺は再び走り出す。
だが、その前に子供たちが立ち塞がり、襲いかかってきた。
「っ」
俺はすぐに動きを止め、迫り来る子供達から後ろへと退く。
「実験動物を警戒した?
いや、もしかして、あなた彼らを傷つけるのを恐れていますかぁ!!」
その言葉に図星を突かれてしまい、俺は何も言えなかった。
「ははっやっぱり、あなたは優しい人だ。だからこそ、この子達には幸せになってもらう為にも、犠牲になってくださいねぇ!!」
そう狂ったような笑みを浮かべながら、叫ぶ。
「あぁ、こういう奴ら、本当に嫌い」
「がはぁ!」
その言葉と共に部屋に入ってきたのは、俺と別れていたカンナだった。
「なっお前はっまさか、逃亡した混血児!?
まさか、仮面の男と行動してっ!」
カンナの乱入で動揺しているのを見逃さず、俺はすぐに違うフルボトルを取り出す。
【オクトパス! ライト! ベストマッチ!】
「ビルドアップ!」
【稲妻テクニシャン! オクトパスライト! イェーイ!】
「報告にない姿だとっ!」
俺の新しい姿に、所長は戸惑いを見せる。
その間に、俺は子供達に向かって触手を伸ばす。
すると、それに触れた途端、彼らは糸が切れた人形のようにその場に倒れ込んだ。
それと同時に、彼らの体に張り付いていたコードが次々と外れていく。
その後で、カンナの方を見る。
彼女は特に怪我もなく、無事のようだった。
「なっ」
「さて、子供達はあーしに任せて、セント、思いっきり暴れな」
「そうさせてもらうぜ!」
「ひっひぃぃ!!」
そうして、トッププレデターの研究所の一つを潰す事に成功した。
2周年記念作品は
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ぐらんぶる
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混血のカレコレ
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SSSS.GRIDMAN
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Fate/Grand Order
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閃乱カグラ
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ガンダムEXA
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怪獣娘シリーズ