「ますたぁっマスターぁ!!」
誰かが呼ぶ声が聞こえる。
ゆっくりと、目を開けば、そこにはアルクェイドが立っていた。
だが、その表情はいつものように余裕そうな笑みではなく、目を見開き、必死に俺を呼び止める。
よく見たら、俺の胸元は大きく開いており、既に俺が死にかけているのがよく分かる。
「死なないでよぉ、お願いだからぁ!」
「悪い、アルクェイド。俺はここまでのようだ。お前が生き延びてくれれば「絶対に許さない」っ」
「私を置いて、死ぬなんて、絶対に許さない。約束するなら、生きて、私が死ぬまで、一緒に居てくれるんでしょう、ねぇ、マスター」
涙を零しながら懇願してくる彼女の言葉を聞き、自分の言った言葉を思い出していた。
確かに、言っていたな。そんな事を、当たり前だと言うべきなんだろうけど、身体の力が徐々に消えていく。
喪失感とも言える感覚。
だが
「例え、それがあなたを人間ではなくしても」
その一言と共に、俺の首元に強烈な痛みが走った。
身体の中で崩れ、消えそうだった意識が戻ってくるのがわかる。
同時に全身に血液が巡りだし、失われかけていた体温が急激に戻っていくのを感じる。
そして何か熱いものが体内に流れ込み始めて来ると同時に凄まじい狂気のような何かを感じた。
「あるくぅ」
俺はゆっくりと目を開けると、そこには俺の首元に顔を埋めているアルクェイドが見えた。
首元には強烈な痛みがあるが、何故かそれほど苦痛ではない。
「アルクェイド?」
「うん」
彼女はそっと顔を離すと、紅くなった唇をぺろりと舐めあげて妖艶に微笑んだ。
それと同時に先ほどまでの脱力感や虚脱感、酷い疲労が取れ、心の奥底から湧き上がってくる活力を感じ取った。
まるで自分じゃないみたいだが、妙にしっくり来る言い方ができない。
「私はサーヴァントであって、サーヴァントじゃない。
それは前にも話したわよね」
「確か、本来ならば召喚されるはずだったアサシンが不正で召喚されたから、それを奪うようにって」
「そう、だから、別にマスターがいなくても、私は活動できる。
そして、私はサーヴァントではなく、真祖。
吸血鬼よ」
「じゃあ今のも」
「えぇ、吸血行為によって、あなたを死徒にしたわ」
その言葉と共に、俺は自分自身が人間ではなくなった事に疑問に思えた。
だが、その証拠というばかりか、肌の色も変わっている。
「まさか」
慌てて鏡を取り出すとそれを見た瞬間、愕然とした。
髪は銀色に変わっており、瞳の色は赤い。
明らかに人間の色ではなかった。
「安心して、もう終わったから」
「なぁ、これ」
「もう、私のモノなんだから、勝手に死なれたら困るでしょ。
でも、これで、もう死んでも大丈夫ね」
そう言いながら俺の顔を見て悪戯っぽく笑う彼女。そこでようやく自分がどういう状況になっているのか理解できた。
「アルクェイド」
「ふふっ」
俺を抱き締めたまま、決して離そうとしない。
「ねぇ、白野、キスしようか」
アルクェイドの言葉を聞いた途端、自然と彼女と口づけを交わした。
お互い舌を差し出して絡ませ合い、唾液を交換し合う。
それだけで腰砕けになるような甘い快感を覚えてしまう。
しばらくそうした後、彼女が離れ、見つめあう二人の間に唾液と血が混じった糸が伸び、切れ落ちた。
アルクェイドは蕩けた目で俺を見ながら ゆっくりと、自らの衣服を脱ぎ捨て、産まれたての姿になった。
「ねぇ、白野、いいでしょう? 白野のもこんなになって」
そう俺に問いかけるアルクェイド。
だけど
「なんで、俺をそんなに求めているんだ」
普通の人間であるはずの俺が、なぜアルクェイドはそんなに求めているのか。
「あなたも覚えているはずよね。
夢の中の出来事を。
その中の私は私を殺した大切な人がいたらしい。
けど、この世界の私にはその人がいなかった。
だから、私を二度目に殺したあなたを求めた」
「代用品だった訳か」
「最初はね、でも、今は違う」
それと共に、俺に語りかけてくる。
「白野は私の大切な人。
あの夢の中の私にはない、大切な人。白野は私を求めてくれるし、他の女の子に興味もないよね」
確かに、彼女に出会ってからは他に対して興味がなくなった気がする。
「だってさっきのあれだけやってもまだ足りないの。
もっと欲しいの。
血が足らないの。体が渇くの。
だから、お願い」
彼女の顔は今まで見たこともない程に紅潮しており、目は潤み、息遣いが荒くなっている。
同時に彼女はそのまま俺に襲い掛かるように抱き締める。
まさに獣が獲物を喰らうように、俺の肉棒をそのまま膣内へと挿入する。一気に奥まで入ったせいで、子宮口を貫いたようで先ほどよりも強い快楽が走る。
それと共に、俺は再び射精したと同時に、またもや大量の血を失ってしまった。
「白野ぉ」
ただでさえ貧血で意識が遠くなるというのに、アルクェイドがさらに血を求めて、首筋に噛みついてきた。
先ほどと違い、今度は首を噛まれたために動脈から血液が吸い取られる。
血と一緒に生命力までも吸われているのではないかと思うほど急速に体から力が抜けていく。
だが、令呪を通して、彼女が吸い取り、活性化した魔力が俺の身体に送り込まれ、生命力を強制的に回復させられる。
その間にも、俺のペニスは貪欲にアルクェイドの性器から愛液を飲み続け、精巣内の精子を送り続けている。
それは本来ならば不可能に近い方法での回復であり、アルクェイドが満足するまで、生と死を何度も繰り返しながら、行為を続いてく。
唸る膣肉は俺の肉棒を決して離さないように強く絡みつき、絶え間なく搾り取るよううごめいて刺激を与え続ける。
そのたびにアルクェイドは背を大きく反らして反応するのだが、それでもなお行為を続ける。
既に何十回と絶頂に達していても、アルクェイドは一向に衰えることなく俺の肉棒から血を絞り出し続けた。
「はぁはぁはぁ」
何度目の絶頂が分からない。
だが、再び訪れる射精への欲求は留まることなく、アルクェイドの秘所を突き上げ続けていた。
「っつ! はぅん!」
血を失い、体力を奪われ、もう限界だというのにアルクェイドはいまだ物足りなさそうな顔をしている。
「アルクェイド」
「はぁはぁはぁはぁ」
言葉にならない喘ぎ声を上げる。
それが合図となり、突き上げた俺の肉棒はそのまま彼女の膣内に。
「あああっあは~ふわひぃいいいっ!!!!!」
アルクェイドは絶叫にも似た矯声で叫んだ後、痙攣を起こしていた。
それと同時に膣壁が強く締まり、それと共にアルクェイドは潮を吹き出していた。
それによってアルクェイドはより一層大きく体を震わせる。
同時に、俺もアルクェイドの中で果てた。びゅくっと熱い液体が注がれている感覚に彼女は口元を抑えながらもそれを受け止める。
そして同時に、アルクェイドもまた再度の潮吹きをした。
互いに呼吸を整えつつ、アルクェイドは俺の肉棒を引き抜く。
それからすぐに俺の視界は真っ暗になった。
「おやすみ」そんな彼女の言葉を耳にしながら、俺は眠りについた。
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