※この作品はR-18です。

起承転結 エロ色話集   作:ボルメテウスさん

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注意
作者は魔法科高校シリーズはあまり知らないので、これが合っているかどうか自信はありません。
なので、注意して、読んで下さい。


北山 雫(魔法科高校の優等生)起

記霧 生を語るとしたら、一言で言えば猫である。

 

国立魔法大学付属第一高校の二課生でいるが、休み時間にどこにいるのか分からない謎の人物であり、劣等生である。

 

魔法を学ぶこの学園では、彼はほとんど才能はなく、体術という点では司波達也となんとか張り合える程度の実力を持っている。

 

だからこそ、この学園では、彼の実力を知る者はいなかった。

 

「面倒だな」

 

そう呟きながら、彼は懐からナイフを取り出す。

 

どこにでも売られている百均のナイフであり、切れ味はとても悪かった。

 

そんな彼の目の前にあるのは、鉄の扉だった。

 

だがその扉には鍵穴などなく、ただ鋼鉄製の頑丈そうな造りになっている。

 

普通ならば、ナイフでは無力だろう。

 

「ここか」

 

そう言いながら、ゆっくりと、何もない所を切るようにゆっくりとナイフで扉を傷つける。

 

きりきりと黒板で爪を立てるような音がしばらく続いた後、彼はゆっくりと扉を押した。

 

すると扉はまるでバターでも切られたようにすっと開いたのだ。

 

そこには階段があり、地下へと続いているようだった。

 

彼は躊躇うことなく、その階段を下りていく。

 

そこに何があるかも知らずに……。

 

彼が地下室に降り立った瞬間、そこは真っ暗になった。

 

突然の出来事に驚きながらも、彼は手に持っていたナイフを素早く構えなおし、暗闇を見据える。

 

しかし、それは無駄に終わった。

 

なぜなら…… その部屋に明かりがついたからだ。

 

いや、正確には部屋全体が明るくなったわけではない。

 

部屋の中央に置かれたテーブルの上に、ろうそくが一本立っていただけだ。

 

しかしそれでも十分な明るさだった。

 

そしてそのテーブルの前に座っている男の姿が見える。

 

男は眼鏡をかけた三十代後半くらいの男だった。

 

見た目だけなら、どこにでもいそうな平凡な男に見える。

 

しかし、彼の周りだけが異質な雰囲気を放っていた。

 

彼を中心にして放射状に放たれている殺気のような気配。

 

それが普通の人間ではない事を証明していた。

 

その雰囲気に対して、生はただ一言。

 

「お前らが雫を狙う奴らか」

 

そう言っただけだった。

 

それに対する答えはない。

 

ただ、男が口を開いただけだった。

 

「君は一体誰だい?どうしてここに来れたんだ?」

 

「質問するのは俺の方だ。雫を狙ってるのはお前たちか?」

 

「…………」

 

沈黙する男に対して、彼はため息を吐く。

 

「別に雫を狙っていないんだたったら、それで良いけど、どうなんだ」

 

そう、まるで面倒だから早く終わらせてくれといわんばかりの勝手な言葉。

 

それに対して、男は笑みを浮かべた。

 

「あぁ、そうだよ。

確かに僕達が彼女を含めて、多くを狙っている。

だからどうした!」

 

あっさりと白状した男に対して、未だに余裕が見えた。

 

「お前の事も既に調べている。

劣等生の記霧 生君。

君がどうやって、ここに来たか分からないけど、一人で来たのは、無謀じゃないか?」

 

男の言う事はもっともだった。

 

いくら記霧が強いといっても、相手が悪い。

 

四人を相手にするには無理があった。

 

普通の人間ならば、そう考えるだろ。

 

「そうか。

まぁ、お前らが雫を狙っている奴だと分かれば、まぁやる事は簡単だ」

 

しかし、彼の態度は全く変わらない。

 

「お前ら全員殺せば良いからな」

 

「おいおい、随分と簡単に言ってくれるね」

 

その言葉と同時に全員の手に武器を取り始める。

 

だが、それよりも早く生が動き始める。

 

一瞬だった。

 

手に持った武器に対して、ナイフを振るったと思った瞬間、次の瞬間にはナイフは消えていた。

 

その事に気づいた時には、その場にいる生以外の全員が疑問に思った。

 

「おい、ナイフはどうした」

 

その問いに対して、彼は当たり前のように答える。

 

「捨てた。

もう、壊れたし、お前ら全員、殺したし」

 

その言葉を聞いた瞬間、疑問に思いながらも、身体を確認する。

 

未だに無傷な状況の中で何を言っているのか理解できなかったのだ。

 

「訳の分からない事を言うな餓鬼が!」

 

そう、男の一人が魔法を発動させようとした。

 

したが、まるで反応はなかった。

 

他の男たちも発動させようとするが、やはり同じ結果になる。

 

そして、その原因は明白だった。

 

「お前っ何をしたんだ」

 

「殺したんだよ。

お前らの想子全部」

 

その言葉に男達は絶句する。

 

想子を抜かれると魔法は発動できない。

 

魔法師にとって命ともいえるものだ。

 

それを抜き取るという行為に、彼らは戦慄する。

 

そして、一人の男が銃を取り出した。

 

魔法が使えない以上、接近戦で倒すしかないと考えたのだ。

 

その判断は間違ってはいなかった。

 

事実、魔法が使えなくても、記霧の動きを捉えられる者などいなかっただろう。

 

しかしその攻撃も無意味に終わる。

 

男は引き金を引くが、弾が発射される事は無かった。

 

当然の結果だ。

 

銃弾は既にないのだから。

 

生はゆっくりと近づく。

 

そして、目の前に立った時、ようやく口を開く。

 

それはまるで、死刑宣告をするかのように。

 

生がナイフを首筋に当てる。

 

冷たい感触に男は震える。

 

「良いか、もし次に雫を狙ったら、てめらの脚の感覚を殺す。腕の感覚を殺す。臓器の、脳の、何もかもを殺し尽くす。

その中で意識だけは生かしてやるよ。

てめぇらにはぴったりの生き地獄で楽しませるようにな」

 

その声を聞いて、男は恐怖で歯を鳴らす。

 

自分の死を覚悟していたはずなのに、それでもまだ生きている事が恐ろしかった。

 

生はそんな男を見て、興味を無くす。

 

既に生にとっては、こいつらは殺す対象でしかなくなったからだ。

 

だからこそ、生は呟く。

 

呪うような声で。

 

誰にも聞こえないように。

 

呪いの言葉を口に出す。

 

やがて、興味を無くしたようにナイフを捨て、そのまま去る。

 

そこには生が今までいた痕跡は一切残っていなかった。

その日、一人の男が消えた。

 

しかし、この事はニュースにもならなかった。

 

ただ、行方不明として処理されただけだった。

 

生はただ歩く。

 

目的地はただ一つ。

 

 

「あれ、生。

どこに言っていたの?」

 

そう言いながら、既に下校していたのか、雫がそこにいた。

 

「変な事しようとした奴らがいたから、言い聞かせに言っただけ」

 

「毎回の事ながら、よく分からない事を言っているね」

 

そう言って、雫は苦笑する。

 

だが生はその言葉を気にしない。

 

いつも通りの事なのだから。

 

生はただ、雫を守るだけだ。

 

それだけでいいのだ。

 

それ以外の事は何も考えていない。

 

その日も二人は家路につく。

 

平和な日常を送るために。

 

2周年記念作品は

  • オーバーロード
  • 名探偵コナン
  • 鬼滅の刃
  • ぐらんぶる
  • 混血のカレコレ
  • SSSS.GRIDMAN
  • Fate/Grand Order
  • 閃乱カグラ
  • ガンダムEXA
  • 怪獣娘シリーズ
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