「なんだか、本当に猫みたいになっているね」
そこは雫の自宅であり、現在は生と一緒に暮らしている二人暮らし用のマンションである。
そこで雫の膝の上にまるで猫のように頭を預けているのは、彼女の護衛であり、実質は恋人でもある生だった。
外ではまるで猫のような行動を行っているので、学園内ではほとんど会う事がない為、恋人同士だと思う人はほとんどいない。
その中で知っている人物と言えば、司波達也を初めとした友人達が本人達から直接言われた者達しかいない。
そうして、外では知られていない二人は夕食を終えて、リビングでくつろいでいた。
「それにしても、生は結構強いのに、なんで授業は真面目に受けないの」
「雫を守れる程度の力があれば、あとはどうでも良い」
雫は生の頭を優しく撫でている。
その手つきに心地よさを感じながらも、生は答えた。
その言葉に雫は少し呆れた表情を浮かべるが、すぐに微笑みに変える。
生と付き合ってから知ったのだが、彼はこういう性格だ。
だからこそ、心を許しており、今の関係を続けている。
そうしている間に、生はなにかを感じたのか、身体を動かす。
「生?」
「雫」
突然の行動に少し疑問に思うが、彼の行動で何を行うとしたのか、すぐに理解した。
それは生にとっても初めての経験であり、彼も不安なのだろうと思った。
だから雫は彼の首の後ろに手を回して抱きしめると共に、ゆっくりと唇を近づく。
舌を絡ませあいながら、生は雫を強く抱きしめ、そして彼女を押し倒す。
ソファの上で横になった彼女は生の顔を見つめていた。
頬は紅潮しており、息遣いは荒い。
生は雫の衣服の上から胸を愛撫を行う。ブラジャー越しではあるが、それでも生の手の動きは止まらない。
それどころか、徐々にその動きを激しくしていく。
生は顔を赤くしながら、雫を見る。
普段とは違う姿に生も興奮を抑えきれない。
「生、今日は積極的だね」
そう言う雫の声色は嬉しそうだが、どこか余裕があった。
「説教した時の興奮がまだ少し残っている」
それは雫を狙った存在達を粛正した時に感じた殺気が未だに抑えられていない事だった。
だが、それを抑えつけると共に出る雫への思いが止められなかった。
その感情のままに雫を求める。
最初は驚きがあったが、雫も生がこうなる事は予想できていたので、今は受け入れていた。
「んっ……生」
雫が生の名前を呼ぶと同時に、生は再び彼女に口づけを行った。
今度は先ほどよりも深く。
互いの唾液を交換するかのように、二人は何度もキスを繰り返す。
そうする事によって、更に興奮が高まり、生が次に手を伸ばしたのは、彼女の秘部だった。
下着の隙間に手を入れて、指先でなぞるように触ると、既に湿っていた。
それを生が認識すると、雫は恥ずかしそうに視線を逸らす。
そんな反応が可愛らしく思えた生はそのまま指を上下させる。
「あっ、そこ……」
生が雫の反応を見ながら、彼女の性感帯を探り当てていく。
「雫、ここが良いんだな」
「ううん。もっと奥」
そう言いながら、雫は両手を生の背中に回す。
生は言われた通りに、雫の一番感じる部分を刺激する。
「あぁ、凄い。生、生、私もうダメ」
雫の言葉を聞いた生は最後の刺激を一気に行う。
「ああ!」
「雫」
雫が絶頂を迎えるのと同時に生の指先には粘り気のある液体が付着していた。
それが何かなど聞かなくてもわかる。
雫は荒くなった呼吸を整えようと、必死になっていた。
その姿を見た生は雫の頭を優しく撫でる。
雫はその手のひらの暖かさを感じながら、ゆっくりと寄り添う。
「ねぇ、生、一緒にしてみよ」
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