行為が始まって、数時間の時が経った。
「はっはぁっそこっそこっ」
しかし、行為は終わる所か、歯止めが効かない状況になっていた。
互いの顔を見えるように抱き締め合いながら、行為を行っており、もはや何度中に出したのかすら覚えていなかった。
それでもなお、二人の性欲は止まらない。
互いに貪るように求め合う。
そんな時、不意に生が雫の顔を覗き込む。
二人の視線が絡みあう。
すると、雫が恥ずかしそうに、目を逸らす。
そんな雫の様子に生は可愛らしさを感じ、より深く感じる為に生はさらに強く抱き締める。
すると、雫も負けじと、腕に力を入れて、更に密着した状態になる。
「生……」
潤んだ瞳で見つめてくる雫に、生は我慢できずに唇を奪う。
「んっ」
舌を絡めると、雫もそれに応えるように舌を絡ませる。
唾液が混じりあい、水音が室内に響く。
生が両手を胸に回す。
雫も生の首の後ろに手を回して、彼の体を強く抱きしめる。
生がゆっくりとピストン運動を始める。
「あっあっあっあっ」
リズミカルなピストン運動。
それにより、雫の口から艶やかな声が漏れ出す。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
生はそんな雫の姿を見て興奮し、既に限界を迎えていた。
「雫、雫」
「生……生」
互いに名前を呼び合いながら、同時に生は射精し、雫は絶頂を迎える。
「あっあぁ」
精液を受け止めながら、雫は身体を震わせている。
その様子はとても美しく、艶やかだった。
その姿には未だに興奮を隠せずにいた生はそのまま甘えるように抱きつく。
「あっもぅ、さっきまで、さんざん無茶苦茶にしたのは、誰だと思っているのかなぁ」
そう言いながらも、雫は嫌そうな顔一つせず、むしろ嬉しそうにして生を抱き締め返す。
二人はそのままの姿勢で話を続ける。
生は雫を気遣って、無理をさせないように、出来るだけ優しく行為をするのだが、一度スイッチが入った雫は中々止める事が出来ずにいた。
そのため、生は何度も雫の中に自分の欲望を解き放ち続けた。
やがて、行為を終え、求めるように囁く声を聞きながら、それに対して生もまた答えるようにキスを行う。
そうして、ゆっくりと快感によって、眠りに落ちていく雫。
同時に眠りにつこうとしていた生だったが、ふと、視線を携帯端末へと眼を向ける。
そこには雫を狙う者の情報があり、同時に雫を起こさないようにゆっくりと起き上がる。
「いってきます」
そう彼女を起こさないように、ゆっくりと歩き出す。
殺す事しかできない自分でも、彼女に嫌われないように、殺しをしない殺人鬼として。
影ながら、守るように。
2周年記念作品は
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