番外席次と呼ばれる少女との出会いは偶然だった。
青年がこの世界の情報について探っていた時に入った城で見つかったのがきっかけで興味を持たれた。
侵入自体は珍しくないが、ここまで誰も気づかれる事なく侵入した青年に対して興味を持った番外席次はすぐに青年との戦闘は始まった。
そして、その結果は辛くも青年の勝利を収めた。
元々青年にとって未知の敵との闘いは慣れていた。
情報収集を目的にしたプレイを行ってきた青年はボスとの戦闘で一番の行ったのは、敵の攻撃を避ける事と防御である。
敵の攻撃のパターン、弱点、全てを探るのは防御で真正面から攻撃を見る、敵の動きを見る為に避ける。
情報収集を重点にした戦いは、番外席次にとっては逃げている臆病者という印象が最初にあった。
だが幾ら攻撃を行っても攻撃は当たらず、攻撃が当たったとしても大してダメージを与えている様子も見られない。
そうした戦闘はそれ程、時間はかからずに終わった。
近くにあった仕掛け、武器を使い、瞬く間に番外席次を倒す事ができた。
だが
「ふむ、面白いな、お前」
「えっ」
番外席次は既に戦闘を終えた後、青年への興味が大きく跳ね上がった。
それから、青年の追跡を始めた。
青年の方もそれ以上に追跡をされる危険性も考え、番外席次からの要求を受け入れる事にした。
「したのは良かったけど、まさかなぁ」
「なんだ?」
そう言いながら、青年は見つめてくる番外席次を見る。
その容姿は始めて見た時の少女の外見とは異なり大きく成長した大人の姿となっており、何よりもそのステータスは青年が知る限りでもナザリックのメンバーと同等かそれ以上に成長していた。
その事もあって、既に青年にとっては番外席次は敵に回したくない相手である。
同時に
「まさか、できるとはな」
「ふふっ、私の目的は知っているだろ。
この身体もそれに合わせたのだから」
番外席次のお腹は大きく膨れていた。
それは食事の後ではなく、彼女との行為によってできた子供。
それが何よりも彼女を敵に回したくない理由だった。
生前では家族との繋がりが薄かった青年にとっては初めて自分の子供というのは見捨てたくなかった。
「さて、そこにいる奴との行為を見ていたが、奴に合わせすぎじゃないか?」
「それが良いんだよ。
俺にとっては彼女は可愛いんだから」
「ふふっ、まったく妬けるなぁ」
そう言って、番外席次は青年を誘うように言う。
「それで要件は」
「分かっているだろ。
私は仕事など面倒な事で会いに来る訳はないだろ」
「それもそうか」
既に番外席次との付き合い方を知っている青年はアルシェを起こさないように魔法を使い、番外席次に近づく。
2周年記念作品は
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怪獣娘シリーズ