ソレスタルビーイングは既に壊滅寸前だった。
こちらの最大の武器であったGNドライブは何者かの手引きによって既に国連に情報が流れ、疑似GNドライブが組み込まれたGN-Xによって、ソレスタルビーイングのガンダムは追い詰められていた。
「それで私というよりも、私のガンダムを目的に救出した訳ね」
「まぁそういう事になるな」
俺はそう言いながら、国連から隠れていた彼女、ネーナ・トリニティに対して言う。
「君が乗るガンダム、ガンダムスローネは元々量産化を目的に設計されているガンダムだ。
俺が見る限りだと、GN-Xのモデルとなった機体だと思われる」
「それって、あいつらは私達のパクリという事」
「まぁ、元々この機体自体、君達の物じゃないけどな」
そう言いながら、俺はスローネに搭載されていたハロのデータを見ながら言う。
中には、俺がこれまで知らなかったデータも含まれており、本来の計画から外れた理由などもよく分かる。
「なるほど、一部の暴走ねぇ。
まったく、これを知ったら嫌な気持ちになるぜ」
「ご先祖様って、あんたは一体何者なの?」
そう、俺がデータを調べていると、そのままこちらを睨み付けるように言う。
「前にも言ったが、俺はただ単の研究者だ」
「その割にはガンダムに詳しいじゃないか」
「まぁ、俺自体目覚めるのは本来ならば想定されていないからな」
それだけ言うと、そのままパソコンの入力を終えると共に新たに設計図を描き始める。
「それは?」
「スローネの発展型の設計図だ。
このまま戦い続けても、ソレスタルビーイングに勝ち目はない。
悪いがネーナ・トリニティ、君にはこれからも戦って貰うぞ」
「上等じゃない。
私だって、このまま兄兄ズの仇を取れないなんて嫌に決まっているわ」
「ならば、問題ないな」
俺はそれだけ言い、新たなスローネの設計図を作り出す。
同時に既に製造が終わっているだろうGNドライブのテストを行う。
「緑の光。
まさか、あれって、オリジナル!?
どういう事なの!?」
「どうもなにも、ここに来る前に既に作っている。
性能は現在ソレスタルビーイングに残っている5つのGNドライブと変わらない性能だと自負している」
「そうじゃなくて、あんなの普通は作れないはずよ!
それを作れるのは」
「イオリア・シュヘンベルグだけか?
まぁ、それは半分正解で半分不正解だ」
それだけ言い、俺は既に製造予定の新たなスローネのデータの入力を終える。
「俺はもしも計画が悪意のある者によってねじ曲がった時に、正しい道に進もうとする者達を助ける為に作られ、イオリア・シュヘンベルグの知識、技術の全てを詰め込んだたった一人のイノベイドさ」
2周年記念作品は
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