後輩である五月との行為を終えた後、一週間。
「はむ、やっぱり先輩のご飯は美味しいですね」
「お前は、相変わらず俺の料理を有り難がって食べてくれるな」
「そんな事ないですよ? 先輩の料理は絶品ですよ。おかわりを」
「へいへい、ちょっと待っててな」
今日も変わらず五月は、俺の家に来て食べている。
まぁ、ご飯目当てというのは悲しい気がするけど。
相変わらず、俺の作った料理を美味しそうに食べてくれている為、俺も作り甲斐があるものだ。
「あの」
「ん?」
そんな五月を見てた俺に五月が声を掛けてきた。
「あの、もし良かったら」
そう言うと、五月はカバンから何かを取り出す。
それは一枚の紙だった。
「これって?」
「その旅行券、凄くお得な物です」
「そうなのか?」
「はい、なんと五人まで行ける場所ですよ。しかも宿泊代や食事代がタダで。しかも、その旅館は大浴場の温泉や売店など沢山楽しめる所です」
「そりゃ凄いな」
「それでですね、先輩にはその旅行に来て欲しいのですが」
「……えっ?」
「その、私一人じゃ不安なので」
そう言い、五月は少し恥ずかしそうにする。
そんな五月を見て俺は少し考える。
(まぁ、確かに一人で行くには心細いか)
そう思い俺は頷く。
「分かったよ。一緒に行こうか」
「あ、ありがとうございます!」
そう言うと五月は嬉しそうに笑うのだった。
「それにしても、なんで旅行を?」
俺は思わず五月に尋ねると。
「その、恋人同士って、どういう事をすれば良いのか、よく分からなくて」
「それで旅行?」
「はい、その……恋人同士がする事って、そういう事も、あるんですよね?」
五月は、少し恥ずかしそうに言う。
そんな五月を見て俺は思わず笑ってしまうのだった。
「な、なんで笑うんですか!?」
「いや、別に。ただ可愛いなぁと思っただけだよ」
「……もう」
五月は顔を赤くしながらそっぽを向く。
そんな五月を微笑ましく思いながら、五月は、真っ直ぐな目で俺を見る。
そんな五月の目にドキッとする。
「だから、これからもよろしくお願いします」
「あ、あぁ。よろしくな、五月」
そう言い、俺達は互いに見つめ合う。
そんな五月に俺は顔を近づける。
そして、そのままキスをする。
「……んっ」
五月の唇は柔らかくて、とても甘い。
そして、ゆっくりと離す。
すると、五月は顔を真っ赤にする。
「その、いきなりは、恥ずかしいです」
「ごめん、五月が可愛くてつい」
「もう……でも、嬉しいです。先輩にそう言ってもらえると」
そう言い、五月は俺に抱き着いてきた。
その体は温かくて柔らかい。
こんな日常を、続けば。
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