※この作品はR-18です。

起承転結 エロ色話集   作:ボルメテウスさん

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今作は、新条アカネ編の、その後。
SSSS.DYNAZENONのような立ち位置です。
よろしかったら、そちらもどうぞ。


ムジナ(SSSS.DYNAZENON)起

 あの世界の戦いから、何ヶ月か経過した。

 

 現実の世界へと戻ったアカネ。

 

 だけど、俺自身の戦いは、未だに終わっていなかった。

 

「本当に、レイオニクスというのは厄介な血だよな」

 

 俺は、そう呟きながら、その手に持つネオバトルナイザーを弄りながら言う。

 

 現実の世界に戻ったのは良かったが、その後、謎の地震に巻き込まれ、見知らぬ街へと降り立った。

 

 その世界にも、どういう訳か怪獣はいた。

 

 この世界の事についても、分からない事だらけである。

 

「また、こういうバイト生活に入るのかよ」

 

 そう考えながらも、俺はその手にあるネオバトルナイザーを構えていた。

 

 今、俺の目の前に現れたのは、この世界の怪獣。

 

 その怪獣については、正直に言えばよく分からない。

 

 だけど、一つ、分かる事として、怪獣の目的が、この街を破壊する事。

 

 だからこそ。

 

「やれ、タイラント」

 

 その言葉と共に、あの戦いを乗り越えた事によって、誕生したもう一体の相棒であるタイラントに声をかける。

 

 タイラントは、右腕の鎌で、そこにいた怪獣を真っ二つに切り裂く。

 

 それと共に、爆散すると共に、俺はそのままタイラントを、ネオバトルナイザーに戻す。

 

「それにしても、この世界は結局、どうなっているんだ?」

 

 ウルトラマンが存在しない世界。

 

 俺自身、あの世界でグリッドマンと出会い、ある程度は世界の事を理解したつもりだった。

 

 しかし、この世界は、かなり奇妙だ。

 

 まるでグリッドマンの役割を持つようなロボット。

 

 そのロボットに関しても、俺は接触はしていない。

 

 未だに、誰が敵で、誰が味方なのかも分からない。

 

 下手をしたら、アレクシス・ケリヴのような奴がいる可能性かもしれない。

 

 そういう意味もあり、俺はなるべく単独で行動していた。

 

 だけど。

 

「……いた」

 

「んっ」

 

 ふと、俺の後ろから声をかけられた。

 

 それと共に、振り返って、見る。

 

 そこに立っていたのは、1人の女性。

 

 格好は、白い軍服を着ているが、ズボンは穿いて折らず、スパッツを代わりに着ている。

 

 現代では、かなり怪しい格好をしている人物ではあるが、一体、この人物は。

 

「あなたが操っていたでしょ、さっきの怪獣」

 

「さっきの怪獣? 何の事だ?」

 

「見ていた、あなたがそれから怪獣を出して、操っていたのを」

 

 どうやら、ネオバトルナイザーを使っていた所を見られたらしい。

 

 そうして、構えていた時だった。

 

「インスタンス・ドミネーション」

 

 そう、彼女が呟く。

 

 そう、指の隙間から、こちらを覗くように。

 

 一体、何をしているのか、疑問に思う。

 

 だけど、彼女は、そのまま首を傾げる。

 

「何にも反応しない?」

 

「……怪獣を操る、という事は、お前が怪獣を操っていると言う事で良いんだな」

 

 俺は、そう問いかける。

 

 どういう人物なのか、分からない。

 

 けど、こちらとしても。

 

「とりあえずは聞きたい事がある。ついて来い」

 

 そう、俺は言う。

 

「……何か、美味しい物があるなら」

 

「意外と図々しいんだな、あんまり金を使わない場所で良いなら」

 

 それと共に、俺は彼女と対話する事にした。

 

 どうやら、彼女達は怪獣優生思想という存在らしい。

 

 怪獣優生思想なる考え方に従って行動しているらしい。

 

「ふぅん、5000年前ねぇ」

 

「あんまり驚かないんだ」

 

「パラレルワールドだったり、俺自身が宇宙人の子孫だったりしたからなぁ」

 

「ふぅん、そっか」

 

 そう、互いの事情を聞いていた。

 

「それで、君はなんで怪獣を倒すの? この世界の住人じゃないんでしょ」

 

「簡単だ、胸糞悪いから」

 

「それだけ?」

 

「あぁ、それだけ」

 

 戦う理由は、それだけだ。

 

「だいたい、お前だって、わざわざ人類を全員殺して何がしたいんだ?」

 

「……5000年前の恨み?」

 

 そう、疑問に首を傾げる。

 

「恨みかぁ、というか、現代の人間に何か恨みでもあるのか?」

 

「……恨み」

 

 ムジナ自身、まるで考えた事がないようだった。

 

「……よく考えたら、周りに流されてやっていたかな」

 

「……そっか」

 

 俺はそれを聞いて、上を見た。

 

「国の陰謀によって切り捨てられ、ガウマに殺されて、なぜか5000年後に蘇った。理由も分からずに、なぜこの世の中はこんな理不尽に出来ているのか。そんか理不尽な世の中を憎むが故に」

 

「憎しみ、それが怪獣を使う理由か」

 

 そう、俺に問いかけると、ムジナは。

 

「恨みなのかなぁ」

 

「それで、どうなんだ?」

 

 ムジナは、ただ笑った。

 

「分からない」

 

「そうか」

 

 どうやら、こいつは復讐したい訳ではないらしい。

 

 だったら、なんなのか。

 

 そう、思っていると。

 

「けど、こうして話してみると、気になった事がある」

 

「気になった事?」

 

 それに対して、ムジナは言う。

 

「ガウマは、姫様を守るに戦った」

 

「姫様を?」

 

 どうやら、彼女の仲間であるガウマ。

 

 彼は、最後まで人間を守る為に戦ったらしい。

 

「ガウマは、姫様に恋して、守る為に戦った。正直、私にはよく分からなかった」「……そっか」

 

 ムジナは、空を見上げる。

 

「けど、姫様を守る為なら、どんな事でもする。そして、姫様がいる場所を守る為に戦っていた。けれど、本当に守る事に意味があるのかな?」

 

 その疑問に俺は首を傾げる。

 

「どういう事だ?」

 

「ガウマは、姫様の為に戦ってた。だけど、姫様が本当に幸せなのか、分からない」

 

「それは」

 

「だってそうでしょ。姫様は、自分の国を守る為に戦い、その結果で滅びた。そして、その姫様が守っていた国は滅んでしまった」

 

 そんなの、あんまりだ。

 

 ムジナがそう思うのも分かる。

 

「だから、疑問なの。ガウマは、そんな恋に一体なんで惹かれたのか」

 

「……さぁな」

 

 俺自身も、恋なんて、分からない。

 

 あそこで、流れるように恋人となった。

 

 けど、元の世界に帰って、別れた。

 

『今の私が、相応しいか、分からない。変わる為に待っていて』

 

 そう、アカネに言われた。

 

 彼女の言葉に同意した。

 

 それは、俺自身もまた、恋なんて、分からないから。

 

「けど、恋ってのは、きっと他を犠牲にしても、守りたい気持ちかもしれない」

 

「……なんだか、不自由だね」

 

「あぁ、けど、それを不自由だと思うのは、それこそ人間だろうと怪獣だろうと、同じじゃないのか」

 

「……そうだね」

 

 ムジナが、小さく笑う。

 

 そんな時だった。

 

「ねぇ」

 

「なんだ?」

 

「だったら、教えて欲しいの」

 

「何を?」

 

「恋を」

 

 そう、ムジナが俺に言う。

 

「教えるって、どうやって?」

 

「ガウマと姫様のように、私と君が恋人となって」

 

 その言葉と共に、ムジナが俺と向かい合い、肩に寄りかかるようにする。

 

「恋人って、それは」

 

「私は、恋を知りたいの。だから」

 

 そう、ムジナが言う。

 

「ガウマは、姫様を守る為に戦った。だけど、その恋に一体どんな意味があるのか、教えて欲しいの」

 

「それは、つまり」

 

 俺は思わず、唾を飲み込む。

 

「俺と、お前が」

 

「うん」

 

 ムジナは、そのまま俺を見つめる。

 

「ねぇ」

 

「なんだ?」

 

「私の事、嫌い?」

 

 そんな質問に対して、俺の中で、何かが動いた。

 

「いきなり会ったばかりの奴に対してか?」

 

「けど、同じ怪獣使い同士」

 

「いや、お前の所にもいるんだろ」

 

「正直に言って、惹かれないから」

 

 そう、ムジナが俺を見つめる。

 

「ガウマは、確かに姫様を守る為ならどんな事もした。だけど、その恋に、一体どんな意味があるのか、あなたと知りたいから」

2周年記念作品は

  • オーバーロード
  • 名探偵コナン
  • 鬼滅の刃
  • ぐらんぶる
  • 混血のカレコレ
  • SSSS.GRIDMAN
  • Fate/Grand Order
  • 閃乱カグラ
  • ガンダムEXA
  • 怪獣娘シリーズ
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