※この作品はR-18です。

起承転結 エロ色話集   作:ボルメテウスさん

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エスデス①(アカメが斬る) 結

「はぁはぁ」

 

ルプスはその日も部屋に襲い掛かってきた刺客を殺した。

 

だが、その日の刺客が使った道具の影響で、普段は絶対に崩れないはずの部屋に壁ができ、ルプスはそこから部屋を脱出した。

 

エスデスに連れられ、復讐の為に過ごしていた為、帝都について何も知らないルプスは、身を隠れながら、刺客から逃げていた。

 

「グルゥ」

 

刺客の強さはそれ程ではなかったが、不気味な気配をする武器に対してルプスは警戒心と共に逃げていた。

 

周りを見渡しても、見知らぬ人々であり、こちらに対して気味の悪い物を見るように見つめる視線にルプスは精神的に追い込まれていた。

 

「トウサン、カアサン、ネェサン」

 

その言葉と共にルプスが思い出すのはエスデスによって殺されてしまった家族の思い出だった。

 

平和だったはずの村に突然襲撃してきたエスデスによって、家族を皆殺しにして以来、ルプスは言葉をまともに話せず、エスデスを殺す事だけに人生を掛けていた。

 

「っ!!」

 

「見つけたよぉ」

 

「ガァ!!」

 

聞こえてきた声にルプスはすぐに警戒し、その場から離れると、現れたのはルプスを追っていた刺客の一人だった。

 

刺客はその手に持った武器をルプスに構えながら、ゆっくりと近づく。

 

「いやぁ、苦労したよ。

お前みたいな餓鬼にここまで苦戦するとはな。

でも将軍との闘いの後に食べる食べ物に警戒しないでくれたおかげでここまで弱らせる事ができたよ」

 

そう言い、ルプスの首元に武器を添える。

 

「じゃあなっ!!」

 

刺客はそのままルプスの首を斬るように武器を振り上げた時だった。

 

目の前に迫っていた刺客の首は真っ二つに分かれ、月の光と共に見えたのは黒い髪に赤い瞳の少女だった。

 

その姿を見たルプスは

 

「ネエサン」

 

あの時、死んだはずの姉が目の前で自分を助けてくれた。

 

「大丈夫っ!!」

 

少女はすぐに助けた子供の安全を確認しようと思ったが、ルプスはそのまま少女へと抱き着いた。

 

一瞬攻撃されたと思い、刀を構えたが

 

「ネエサン!!」

 

「そうか」

 

ルプスの様子を見て、自身への敵視がまるでない事から、少女はすぐに刀を収めた。

 

「悪い、私はお前の姉じゃないんだ」

 

「ウンッ、ワカッテイルッ!

ワカッテイルケドッ!!」

 

「すまないな。

だが、すぐに離れないといけないんだ」

 

少女はそのままルプスをあやすように撫でる。

 

同時に別の刺客が現れ、二人に襲い掛かる。

 

「まだいたかっ!!」

 

少女はすぐに刀を構えようとしたが、ルプスは背中から氷の刃を生やし、刺客の心臓を貫く。

 

「がはぁっ!!」

 

「っ!!」

 

一瞬の行動に驚きを隠せなかった両名だったが、すぐに刺客は地面へと捨てられる。

 

「お前は一体」

 

「オレッ、ルプスッ!!

エスデスヲコロスオトコッ!!!」

 

その言葉を聞き、少女は眼を見開きながらも、ルプスに目線を合わせる。

 

「ルプス。

私はこの帝国を変えたいと思っている。

お前は、どうなんだ?」

 

「…オレ、カゾクノカタキヲウテルナラナンデモスル。

デモ、ネエサンガノゾムナラ、ナンデモスル。

 

「そうか、ならばお前の想いを利用する形になる。

だけど、私と一緒に帝国を変えるのを手伝ってくれ」

 

「ウンッ!!」

 

ルプスはそんな少女に向けて、笑みを浮かべた。

 

憎しみしかなかったはずのルプスは、この日、笑顔を久しぶりにした。

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