※この作品はR-18です。

起承転結 エロ色話集   作:ボルメテウスさん

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春野サクラ(NARTO)起

 その光景は、どこまでも俺達の知る里の光景とかけ離れていた。

 

 周囲に広がっている街の景色は、どこまでも異質の雰囲気を漂わせている。

 

「これは、煙なのか」

 

 その日、俺は上忍である春野サクラと共に、とある任務についていた。

 

 任務の内容自体は、それ程難しい内容ではなく、敵もあまり強くはなかった。

 

 彼女と共に、敵の制圧に成功する事は出来たが、問題はその後であった。

 

 敵の中に、時空間忍術を操る事に長けた存在がいた。

 

 そいつは、その力を使い、俺達をどこか遠くへと飛ばしてしまったのだ。

 

 そこは、どこの国かも分からないような場所であり、そして……

 

 目の前には、巨大な建造物が立ち並んでおり、煙突からは煙が出ている。

 

「ここは一体?」

 

 俺達は、完全に見知らぬ土地へ飛ばされていた。

 

 だが、幸いなことに、一緒にいる彼女は無事なようだった。

 

「大丈夫か? サクラ」

 

 俺は彼女の身を案じて声をかける。

 

 サクラもまた、ゆっくりと立ち上がる。

 

 見た所、大した外傷はない様子。

 

「あなたは、一体」

 

「えっ」

 

 俺は突然の言葉に戸惑う。

 

「私の名前を知っているんですね」

 

「その、同じ任務についている仲間だけど、もしかして、記憶が

 

「申し訳ないですけど、覚えていないんですよ。自分が誰なのかさえ……」

 

「そんな」

 

 どうやら彼女は本当に何も覚えてはいないらしい。

 

 そう、彼女は、自分に関する全ての事を……。

 

「…………」

 

 何が起こったのか理解できないまま呆然と立ち尽くす俺。

 

 ただ、今のこの状況を理解しようとするだけで精一杯だ。

 

(どういうことだ)

 

 混乱する頭の中で必死に考える。

 

 その時、ふいにある考えが頭をよぎった。

 

(まさか……)

 

 それは、今の状況を考える上で最悪の展開だと言えるだろう。

 

 でも、それ以外考えられないという気持ちもあった。

 

「とにかく、今はここで生きる術を探さないと」

 

 言葉が通じるかどうか分からない異国。

 

 そんな場所において、生き残る為の方法を探らないといけない。

 

 この国の法律がどうなっているのか。そもそも、俺達のような忍がいるのか。それすら分からない状態で、不安だらけの生活が始まるのであった。

 

「とりあえず、街を探っていきましょう」

 

「そうだな」

 

 サクラの提案に乗り、俺は歩き出す。

 

 そうして記憶を亡くなったサクラを見つめながら、俺は思い出してしまう。

 

 俺は、昔彼女に告白した。

 

 その際には、彼女は別に好きな人がいると聞いた。

 

 少し前の、記憶を無くなる前の彼女が、誰が好きなのか、聞いていない。

 

 けれど。

 

「俺の好きな人の為に」

2周年記念作品は

  • オーバーロード
  • 名探偵コナン
  • 鬼滅の刃
  • ぐらんぶる
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  • SSSS.GRIDMAN
  • Fate/Grand Order
  • 閃乱カグラ
  • ガンダムEXA
  • 怪獣娘シリーズ
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