サクラを正面から抱き締めながら、俺は彼女の顔を見つめる。
全身で彼女の柔らかな感触を確かに受け止めながら、ゆっくりと腰を押し進める。
すると、サクラはその圧迫感に耐えるように体を震わせていた。
やはり痛みはあるようだが、必死になって我慢している様子だった。
そんな彼女に申し訳ないと思いつつも、俺は自分の気持ちを抑えられずにいた。
サクラを抱き締めている腕に力を入れると、それに応えるかのように彼女が強く抱きしめ返してくる。
密着度が増したことでより深くまで入り込んだのか、サクラは小さく声を上げた。
しかし、すぐに俺の首筋に顔をうずめて堪えるように震えた声で囁く。
「……いいよ、動いて」
耳元で囁かれた言葉にゾクッとして思わず腰を引いてしまいそうになるが、それをグッとこらえて奥歯を強く噛みしめる。
そしてゆっくりとした動作で肉棒を膣肉に擦らせる。その瞬間、まるで別の生き物のように絡みついてきた媚肉によって、俺は危うく達してしまいそうになった。
なんとか耐えられたものの、油断すれば一瞬で果ててしまいそうなほど心地良い快楽に襲われてしまう。
だが、それはサクラも同じようで、先程よりも強くギューっと俺にしがみつくようにして、肩口に額を当てながら甘い吐息を漏らしていた。それからしばらくの間、俺たちはお互いに無言のまま体を重ね続けた。
時折漏れ出る喘ぎ声だけが部屋に響き渡り、お互いの鼓動や呼吸音さえも聞こえてきそうなほどの静寂の中、俺達は愛し合った。
やがて限界が訪れたのか、サクラが絶頂を迎えると同時に強い力で俺のことを引き寄せた。それにより、亀頭が子宮口に押し付けられる形となり、俺もまた堪らず射精してしまった。避妊具越しとはいえ、今まで経験したことの無いような深い快感を覚えてしまったせいか、精液がドクンドクンと脈打ちながら放出されていく感覚があった。
そのままの状態でしばらく抱き合っていると、ようやく落ち着いたのかサクラの方からゆっくりと離れていった。その際に少し名残惜しさを感じながらも、俺もそれに合わせて腰を引いた。
ズルリという擬音が聞こえてきそうなほどの勢いで肉棒を引き抜くと、コンドームの先端には白濁とした液体が大量に溜まっていた。その光景を見て、改めて彼女と性行為をしたのだという実感を得たことで、なんとも言えない感情が込み上げてくる。
しかし、それと同時に罪悪感のようなものも感じていた。それはきっとサクラも同じだろう。
俺達は互いに目を合わせると、どちらからともなく唇を重ねた。最初は触れるだけの軽いキスだったが、次第に舌を絡め合う激しいものへと変わっていく。
そうして互いの唾液を交換し合っているうちに、段々と気分が高揚してくるのを感じた。
それが、愛し合うという事だと。
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