※この作品はR-18です。

起承転結 エロ色話集   作:ボルメテウスさん

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夜桜四怨(夜桜さんちの大作戦)承※

夜桜四怨にとって、彼は幼馴染ではあったが、こうして顔を合わせるのは、初めての事だった。

 

幼馴染と言っても、彼女が初めてネットに触れて、ネット上のゲームで交流する事がほとんどだった。

 

電脳でのスパイ活動を行いながら、普通の日常と言えるオンラインゲームでのやり取り。

 

彼との会話は、家族の暖かさとは違う気軽な関係もあって、彼女にとっては新鮮だった。

 

電脳に潜り込むために、家族を装う必要もない。

 

彼に対する思いが恋心だと気付いた時には。

 

「…」

 

彼の家の前に待っていた。

 

四怨の義理の弟である太陽から持たされた情報。

 

そこから、自然と、彼の元に。

 

「はぁ、馬鹿らしい、さっさと帰「んっ、お客さんか?」っ」

 

家に帰ろう。

 

そう思った時に、声をかけられた。

 

その声には聞き覚えがあった。

 

チャットボイスで、何度も話した事があるからこそ、知っている。

 

だから。

 

「さっサンラクっ」

 

「んっ、その声、もしかしてお前、シオンなのか?」

 

思わず出してしまった、彼のネット上での名前。

 

そして、四怨の声を聞いて、彼も思わず聞き返してしまった。

 

「お前、なんでここに?」

 

「あぁ、いや、その、太陽から聞いたからな」

 

「…なんで、そこで太陽が?」

 

「夜桜四怨、まぁなんだ、お前が知っている六実の姉だ」

 

「…えぇぇぇ!?」

 

四怨の言葉を聞いて、彼はさすがに驚きを隠せずに叫んでしまった。

 

彼にとって、最近、ようやく付き合いだしたクラスメイトのカップル。

 

その姉が、まさかの幼馴染だというのは、驚きを隠せなかった。

 

「だけど、なんでここに?」

 

「まぁ、家族からさっさと会いに行けってうるさくてな」

 

「あぁ、結構愚痴っていたからな」

 

「……そういうことだ、悪いけど入れてくれないか?だ」

 

そう言って、彼女は扉を開く。

 

荷物を持ち上げる。その量を見て、彼は慌てて彼女を部屋に迎え入れる。

 

そして、四怨が靴を脱いで中に入ると同時に、彼はドアの鍵をかける。

 

「すまないね、急に押しかけてしまって」

 

「いいよ別に、それより、お茶とかいるか?」

 

「別に良いよ」

 

そうしながら、四怨は、どうするか迷う。

 

「…ゲームするか」

 

そう、四怨の提案に、彼は頷く。

 

それと共に、彼と一緒にゲームをプレイする。

 

四怨にとっては、いつもの日常。

 

オンラインゲームでは常に行っていた事。

 

それは理解しているつもりだった。

 

「よっしゃ、そこだぁ!」

 

ただ、違うのは、一つ。

 

いつもは、画面の向こう側の、彼が隣にいる事。

 

プレイを行っている最中でも、どこか彼の動作を見てしまう。

 

ゲームの方に向ける思考を行いながらも、どこかで彼を見ていた。

 

自覚していなかった恋心というべきか。

 

それを意識するたびに、心臓が高鳴ってしまう。

 

その理由を理解するために、四怨は彼の体を見る。

 

筋肉質ではないものの、引き締まった肉体。

 

しっかりと鍛えられた腕は、何かしらスポーツをしているように思える。

 

「っと、あぶねぇ」

 

そうして、プレイをしていく最中で、四怨は。

 

「なぁ」「なんだ?」

 

ふと、四怨は呟く。確認する。

 

「お前って、彼女とかいるのか?」「あぁ、いきなり何を言っているんだ?」

 

四怨の質問に対して、彼は呆れた声を出す。

 

だが、その表情には特に何もなかった。

 

だからだろうか、四怨は特に気にせず言葉を続ける。

 

「いや、気になっただけだ」

 

「そうか、まぁ、いないかな」

 

「そうなのか?」

 

「あぁ、なんでそんなことを聞くんだ?」

 

「いや、ちょっとな」

 

嘘をつく理由もない為、素直に答える。

 

その言葉を聞いたとき、四怨は少し動揺した。

 

もしかしたら、自分が知らないだけで、彼女がいるのではないかと思ってしまったからだ。

 

「へぇー、意外だな」

 

「そうかな?」「そうだよ、てっきりモテそうな気がするけどな」

 

「いやいや、そんなことないって」

 

そう言いながらも、内心、ほっとする。

 

それと同時に、安堵感を覚える自分に疑問を抱く。

 

(何を安心しているんだ私は)

 

そう思いながらも、同時に、やはり嬉しいと感じてしまう自分もいた。

 

そして。

 

「付き合っていないっていうのに、安心した」

 

その言葉を言った瞬間、彼の顔が変わるのを見た。

 

少し驚きながら、四怨は続ける。

 

「だからさ、正直に言えば、たぶん、我慢できないかもしれない」

 

不安があった。スパイという、何時死んでも可笑しくない職業。

 

それは、四怨自身望んでいた事でもある。

 

それでも、思いを告げる前に死にたくない。

 

「しっ四怨」

 

そんな四怨の様子に、戸惑っていると。

 

「嫌だったら、避けても良いから」

 

四怨は、そう言うと、彼を壁ドンするように、手を壁につく。

 

そして、そのまま顔を近づけてくる彼女の姿に、彼は何もできず固まってしまう。

 

今日、初めて出会った幼い頃から知り合い。

 

これまで、そんな彼女を知らなかった。

 

それが、紫髪の美少女であればなおさらだ。

 

そんな彼女からの告白に戸惑いながらも、自然と鼓動が早くなっていくのを感じる。

 

「んっ♡」

 

彼女の顔が近いまま、唇に柔らかい感触が広がる。

 

初めてのキスだった。

 

唇を触れ合わせるだけの軽いキスだったが、それだけで頭が沸騰してしまいそうになる。

 

「ごめん、我慢できそうにないや」

 

唇を離した後、すぐにまたキスをする。今度は先程よりも深く長いものだった。舌を伸ばしてくる彼女に、彼も恐る恐る舌を絡めていく。

 

2人は互いの唾液を交換し合い、やがて息が苦しくなり口を離す。

 

二人の口の間に銀色の橋ができており、重力に従ってゆっくりと落ちていく。

 

息荒く顔を紅潮させた2人の表情は蕩けきっており、互いに見つめ合う瞳は熱っぽい。

 

先に動いたのは四怨だった。彼はベッドに押し倒され、その上に跨られる形になる。

 

「良いで、良いよな」

 

その言葉と共に、四怨は彼を見つめた。

 

それに彼は息を飲むことしかできない。

2周年記念作品は

  • オーバーロード
  • 名探偵コナン
  • 鬼滅の刃
  • ぐらんぶる
  • 混血のカレコレ
  • SSSS.GRIDMAN
  • Fate/Grand Order
  • 閃乱カグラ
  • ガンダムEXA
  • 怪獣娘シリーズ
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