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戦乱のやまぬ地球圏を統一し、平和をもたらすという目的で様々な戦闘に介入する独立部隊のドライクロイツでの戦いの日々は、過酷になっていた。
その過酷な戦いにも対応出来るように。
俺自身もまた、それが出来るようにしていた。
「それにしても、Zプラスの新たなタイプか」
そう、俺自身が乗っているZプラスをC1型からC2型に改装作業を、コックピット側から操作をしていく。
全天周囲モニターという事で、機体の状況を細かく確認しながら作業を行っていく。
「ふぅ」
流石に全天周囲モニターだと細かいところまでよく見えるな。
そうして、細かい調整を行っていると、外から、誰かが呼んでいる。
「んっ?誰だろうか?」
気になった俺は、そのまま作業を少し止めて、ドアを開く。
ドアが解放されると共に見えたのは。
「入るわよ」
そう、コックピットの中に入ってきたのは桃色の瞳と青緑色のツインテールの少女。
俺と同世代であり、ドライクロイツで共に戦う仲間であるアズ・セインクラウスが、飲み物を持って来ながら、入って来た。
「アズ、どうしたの?」
なぜ、彼女が入って来たのか、疑問に思って、問いかけると。
「どうしたのじゃないよ、今日はせっかくの休みなのにモビルスーツいじりなの」
そう言って俺に対して呆れたような視線を送ってくる。
「あははぁ、僕は普段はあまり役に立っていないからね。休みの日でも、これぐらいしないと」
「アムロ中佐も、休む事も仕事だって、言ったじゃない」
そうして、アズは、そのまま俺の方に近づき、俺の隣に座る。そして、そのまま寄り添う様に体を寄せてくる。
「アズ?」
「何、嫌なの?」
俺が戸惑いの声を出すと、アズは少しだけむっとした表情で答えた。
いや別にそういうわけじゃ無いんだけど……。
そんな事を思いつつ俺は苦笑を浮かべていると、アズが更に密着してくる。
柔らかい感触を感じつつもアズの方を見ると。
アズは顔を真っ赤にしてそっぽを向いていた。
まぁ恥ずかしいなら無理しなくても良いと思うけどさ。
「せっかく、恋人同士になったのに」
「・・・ごめん」
俺がそう言うとアズは頬を膨らませて拗ねる様な態度を取る。「でもさ、やっぱりまだ不安なんだよね」
「えっ?」
アズが首を傾げる。俺はその言葉を聞いて自分の考えを言う。
「俺は確かにアズの事が好きだけどさ。本当にアズの事を好きになっていいのかって思うんだ」
「どういうこと?」
アズが不思議そうな顔をしながら聞いてきた。
「アズは、そのさ、中佐達と前線で戦っていたけど、俺は援護ぐらいしかやっていないからさ。アズの隣に相応しくないんじゃないかって思うんだよ」俺の言葉に今度はアズの方が呆れた表情になる。「何言ってるのよ。私は貴方の事を信頼しているわ。貴方がいなければここまで来れなかったと思うしね。それにね私言ったでしょ貴方と一緒に戦えることが嬉しいって。だからそんな事気にしないでよ」
そう言いながらアズは俺の手を握ってくれる。その手の感触を感じながら俺も握り返す。するとアズの顔が真っ赤になっていくのが分かった。
「あっありがとう」
恥ずかしそうに礼を言う俺を見て、嬉しそうに笑うアズだった。
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