「なっなんで、先生と部長がっ!?」
一誠が目の前で行われていた行為に驚きながら、叫んでしまう。
そこにいたのは、一誠が通っている学校の先生であり、自身の悩みを聞いてくれる先生だった。
学校では校則で厳しい所があるが、プライベートでは一誠と同様にスケベな所を共通して、仲良くなり、一緒にバカをやっている相手だった。
それが、今、自分の大切な主であるリアス・グレモリーを犯していた。
「別に可笑しくはないですよ、一誠様」
「っグレイフィアさんっ!!」
後ろから聞こえてきた声に驚き、見てみるとそこにはサーゼクスの妻であるグレイフィアが立っていた。
「何が可笑しくないんですかっ!!
だって、現に「そうでしょうか?」えっ?」
何を言っているのか分からず、一誠は2人を見つめると、まるで一誠に気づかない様子で行為を続けていた。
「あのお二人は互いに愛し合って、行為を行っています。
先生と生徒、その禁断な関係に興奮を覚えながら、行為を行っています。
それも、部屋が変わっているのに気づかない程に」
「まさか、これって」
「えぇそうですね、私が仕掛けました」
その言葉と共にリアス達は行為を行っている間に再び魔法陣を使い、そこから移動させられる。
「ビデオなども全て私の仕業。
撮るように指示したのも、ビデオを置いて貰うように指示をしたのも」
「なんでっそんな事をっ!?」
「あなたには早々に新しい恋に向かって貰うようにです。
私達の空間を邪魔しないように」
そう言ったグレイフィアの目はまるで家畜を見るような目で一誠を見つめていた。
「あの子は幼少期から様々な物が無く、空虚な存在でした。
そんな彼に私は召還され、契約しました。
そして、今はこうしてあの子の空虚な部分を埋めるのが、私の生き甲斐です」
「なっ!!」
そう言ったグレイフィアの考えに驚きを隠せなかった一誠はそのまま後ろに退く。
「正直、リアスが相手ではなくても問題はなかった。
ですが、傷ついた彼女ならば、癒してくれた彼に対して裏切らないと思い話しました」
「そんな事の為に」
「えぇ、それが重要なのです。
なので、一誠様、これ以上の介入は死を意味します」
「っ!!」
そこから溢れ出る殺気に一誠は一歩退いてしまう。
「リアス様に対してはこれまで同様に親しい部長として。
あの子に対しては一緒に遊べる教師として。
そうすれば、幸せな日々を送れます。
あなたにも別に好きな人ができれば、お二人はきっと祝福されます」
「それはっ、でも」
「一誠様。
これはお二人の為、そしてあなたの為でございます」
それだけ言って、グレイフィアはその場を去っていった。
その後、一誠の心は立ち直れなかった。
周りからは普段通りだと思われながら、グレイフィアの言う通り、確かな幸せな日々を送れていた。
大学を卒業した後のリアスと青年は付き合い、その後も2人との関係も良好だった。
立ち直れなかったが、一誠は幸せになっていた。
「俺は」
立ち直れないと知りながらも、そう思うしか、一誠は生きられなかったのだから。
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