現実はあり得ない程に糞すぎる。
そう幼少期に感じてから18年、俺は平穏に生きていた。
周りの大人達は毎日ニコニコと笑みを浮かべながら、平穏に過ごしていた。
共に通っていたクラスメイト達も毎日を謳歌しているように笑みを浮かべながら平穏に過ごしていた。
誰もが目の前にある日常を平穏に過ごしており、争いもなく、いじめもなく、病気もない。
まさに昔の人々が見たら、この世界こそが理想だと言わんばかりの平穏な世界だ。
だからこそ、俺はあえて言おう。
「本当にこの世界は糞だな」
そう言いながら、俺はバッグにある爆弾を見つめながら呟く。
この世界が平穏になってから40年、かつて、この世界を救ったと思えれる超高校級の幸運は死んだ。
探偵も、スイマーも占い師も、御曹司も。
彼らは死んだ。
死因は簡単だ、寿命による死だ。
彼らが命懸けで戦った結果、寿命は短くなったが、それでも彼らの功績のおかげで世界は平穏になった。
だが、あまりにも長すぎた。
平穏な時はかつての時代を生きた者達からしたらつまらなく、その話を聞いた者達からしたら生きづらかった。
その結果、彼らは求めたのだ。
かつて、自分達を救った英雄達が参加させられたデスゲームを。
それを進んだ技術を使い、再現した。
平穏に暮らす高校生から無作為に選んだ16名を、かつての制度に沿って、様々な称号を与える。
そして、無作為に選んだ者達を洗脳し、デスゲームをさせる。
彼らはそれを見て、思う。
「希望的だ!」「絶望だ」
既にこの世界には人々を導く希望もなければ、破滅へと導く絶望もない。
全てが平穏というつまらない籠に入っており、刺激を求めている。
「だけどな、これだけは絶対に許さない」
これまで糞だと思っていた日常、その中でも俺は生きてこれたのは、多分あいつがいてくれたおかげだと思う。
出会いもそんなに刺激的ではない。
だけど、あいつがいてくれたおかげで俺は生きている実感があった。
だからこそ、平穏な世界でもあいつがいれば、それで良い。
そう思っていたが、奴らはそれすら奪った。
奪って53回目のデスゲームを始めた。
死んでしまうとわかっていて、誰もが止めずに応援している異常な世界は果たしてかつての超高校級の幸運の彼は求めていただろうか?
「正直言って、これからやる事は間違っているし、あの人だって許さないかな?
でも、どっちにしろ、これをしなければ前には進めない」
フードに隠しながら、目的の場所へと行くと、周りには何もなかった。
デスゲームを行う為に建てられた施設であり、警備など存在しない。
ただただ平穏な世界において、誰も襲撃しないという甘い考えで作られた狂気の世界。
「さて、始めるか」
その言葉と共に、俺はバックから爆弾を投げる。
これから始まるのは希望も絶望もない。
ただ、彼女を求めるだけの愛の物語である。
2周年記念作品は
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オーバーロード
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名探偵コナン
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鬼滅の刃
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ぐらんぶる
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混血のカレコレ
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SSSS.GRIDMAN
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Fate/Grand Order
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閃乱カグラ
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ガンダムEXA
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怪獣娘シリーズ