──それはナルトがアカデミーに入学して数年経ったある日のことだ。
「な……ナルト君っ!?よければ、その……えと、今度の日曜日に……わ、私の誕生日会に……その、来て……くれない?」
「……は?」
いつも通り、授業が終わり……珍しく補習や居残りも無かったので自主訓練をしようと帰り支度をしていた時、彼女はそんなことを言ってきた。
彼女の名前は日向ヒナタ、ナルトの同級生であり、特に親しくもない女子だ。
ナルトとしては寧ろ、彼女には嫌われているものだと思っていたが……何故、自分を?と思ってしまう。
「あの、えと……く、クラスの皆も……一緒、だし……その、あの、用事とか……入ってる、かな?」
顔を真っ赤にして、もじもじと話す彼女の話を聞く限り、自分以外のクラスメイトは彼女の誕生日会に参加するので、唯一誘っていない自分を誘いにきた……と言ったところだろうか?
どんな思考があれ、親のいないナルトにとって用事などないに等しい。素直に提案を受け入れよう。
尚、実際はナルトを誘う練習として彼以外のクラスメイト全員を誘っただけなのだが……閑話休題。
「おう、別に構わないってばよ」
「ほ……ほんとっ!?」
珍しく満面の笑みを浮かべるヒナタ。
嫌いな筈の自分に誕生日会に来てほしい等、奇特な奴だ……と思いつつ、ナルトはヒナタから招待状を受け取り、その場から去る。
教室に残されたヒナタは未だに現実だと信じられないのか頬を赤く染めながら夢現で一人、幸福に浸る。
「良かった、勇気出して……本当に良かった……!」
彼が自分の誕生日会に来てくれるなんて正直、想像もしていなかった。恐らく、勇気を出さなければ、こんな日は一生こなかっただろう。
──だが、彼女は知らない。彼女が出してしまった勇気によってナルトと彼女の妹の運命が大きく変わってしまうことを。
・・・
「うんめぇ!なんだこれ、こんな美味いもん食ったことないってばよ!」
そして運命の日曜日、ナルトは日向邸にいた。
そこにあったのは今まで見たことも食べたことのない料理の数々。生まれてから一度も見たことない綺麗な調度品の数々。少し別のところへ視線を向ければ障子戸や欄間の細工は凝ったもので見えないところにもお金をかけていることが伺えた。
……最も、ナルトが夢中になっているのは用意された様々な料理だけだが。
「まさかラーメンと同じくらい美味いもんがあるとは……しかもこんなに用意出来るなんて、ヒナタん家すげぇ」
肉料理を粗方、食べ終わり次は魚料理に手を伸ばす。
大雑把な調理法が多かった肉料理とは違い、魚料理は煮付けや香草焼き、アクアパッツァ等の繊細な料理が多い。
特にナルトが気に入ったのはカルパッチョだ。一皿一皿の量は少ないが、香辛料とソースのバランス、鮭と一緒に口に入れる新玉ねぎの食感が素晴らしい。
一皿食べ終わったので、次の一皿へ……と手を伸ばそうとしたが、ふと何処から声が聞こえた。
それはいつもの“声”。ナルトが聞きなれてしまった大人達の“声”であった。
「……あの子って例の」「まるでマナーがなってない、やっぱり……」「ここが何処から分かってるのかしら?」「場違いにも程があるだろ」「とっとと消えてくれよ……」
「………………っ」
──あぁ、聞き慣れたつもりだったのに。やはり、どうにも無視はできない。
大皿を一枚取り、そこへ並べられている料理を適当に取り、会場から去る。
涙は流さない、流したところで大人達は何の興味も、意味もなさないことだとナルトは知っていた。
・・・
「……あれ?ナルト君は?」
暫くしてパーティ会場に入場したヒナタだが、そこには彼女の思い人の姿はなく、いるのはクラスメイトの面々と里の有力者とその子息達ばかり。
会場が広いこともあって隅にいる可能性もあったが、目立ちがり屋な彼ならば隅にいるとは考えづらい。
トイレにでも言っているのだろうか?等と考えてしまうが……ふと、隣にいた五つ下の妹が話し掛けてくる。
「ナルト君……って姉様の思い人でしたやね?」
「お……思い人って!?そ、そんなんじゃないよ!ナルト君は、その、えと……」
顔を真っ赤にするヒナタを横目に彼女……日向ハナビはナルトについて思い返す。
彼女は、そのナルトについて詳しく知っているわけではない。姉からも思い人であること、特徴や人柄を聞いたくらいで詳しい人物像も知らない。
だが、いい人であるのは確かなようだし、何よりも彼は姉の思い人なのだ。せっかく姉の為に開かれたパーティだ、姉には楽しんでほしい。
「姉様、私ナルトさんを探してきます!」
「えっ?は、ハナビ?ちょっと待って!ナルト君には、その……!」
「大丈夫です!姉様の気持ちは伝えませんから!」
このパーティは姉の誕生日を祝うのと同時に花婿探しも兼ねている……らしい。
であれば主役である姉がパーティ会場からいなくなるのは不適切だし、自分が探しに行くのは当然であろう。
「ハナビ様!お待ちを……きゃっ!?」
女中達は彼女を止めようとするが、人波に押されてそれは叶わない。
小さい体を生かしてするすると人波をかき分けるハナビは彼女達を振り切り、パーティ会場を抜け出した。
・・・
パーティを抜けたハナビは姉から聞いたナルトの特徴を思い出す。確か、里ではあまり見ない金髪でツンツン頭の小さめの少年。
そんなに分かりやすい特徴を持つならば直ぐに見つかると思ったが……パーティ会場周辺にはいなかった。
もしかして来ていないのでは?と思い、近くにいた招待客へと声をかけると。
「ナルト?あぁ、例の少年ですか。彼ならば身の程を知ったのか、出ていきましたよ」
「……身の程?」
「えぇ、彼のような存在はこの場に相応しくありませんからね。消えて当然……寧ろ、漸く消えてくれてヒナタ様もご安心したところでしょう」
……子供相手に大人が持つとは思えない敵意を感じる。いや、それだけではない。不快感や蔑視、軽蔑……様々な敵意を持たれているようだ。
他にも数人の招待客へと話を聞くが、どれも同じような反応を返すばかり。
いったい彼は大人達に何をしたのだろうか?と疑問を抱くが……同時に彼らへの強い嫌悪感を自分が抱いているのに気が付いた。
こんな大人になりたくない、なるべきではない。そう決意し、ハナビは最終手段を使うことにした。
己の眼にチャクラを集中させる。それと同時に目の周りの血管がピキピキと浮かび上がり、ハナビの視界が急激に広がった。周囲の壁は透過し、チャクラの残り香や消えた筈の足跡すらその眼には映り込む。
日向家の血統限界“白眼”だ。彼女達の眼はそれが発動している間、360゚の視界と透視能力、更には望遠能力すら兼ね備える。
彼女の瞳は日向邸を駆け回り、ナルトを探し始める……と。
「……?」
ふと、違和感を感じた。その違和感が何なのか理解できなかったが……考える間も無く、ナルトらしき少年の姿をその瞳は捉えた。
彼は一人、中庭にある大岩の上で食事をしており、周りには誰もいない。
「……よしっ」
彼の居場所を確認すると白眼を解き、直ぐ様庭へと走り出す。
ハナビの中にあった違和感は既に消えていた。
・・・
ナルトは一人、月を見ながら残った料理を食べていた。
……一人でいると思い返すのはパーティ会場にいた大人達の言葉と態度。別にいつも通りだから気にしていない。
……気にしていないと思うが、こうしてパーティ会場から逃げて、一人で月を見ているのは気にしていないと言えるだろうか?
「……シッ!」
思考が泥沼化する前に頬を叩いて気合いを入れる。
ウジウジと悩むなんて自分らしくない、他人がなんと言おうと自分は自分だ。
自分の夢を叶えれば、きっと──と、そこまで考えを巡らせたところで。
「漸く見つけました!貴方がナルトさんですね?」
「ん?おう、そうだってばよ」
誰かに話しかけられた。振り向いて確認すると、その人物は自分よりもずっと小さな少女。年齢は4から5……くらいだろつか?
その瞳は日向家特有の白い瞳であり、このパーティの主演であるヒナタの関係者であると伺えた。
「えと……お前は?」
「あ……すみません、私は日向ハナビ。姉様……日向ヒナタの妹です」
「ハナビちゃんか!よろしく頼むってばよ」
「こちらこそ……ではなくて」
……姉を思うならば、直ぐにでも彼をパーティ会場へ連れ戻すべきなのだろう。
だが、姉の話を聞き、そしてあの大人達と話して、ハナビは彼と話したくなった。
同じように大岩の上に座り、ハナビは彼のことをじっ……と観察する。
「な……なんだってばよ」
「いえ、なんでもないです」
彼の瞳は里でも珍しい青色の瞳、明るい金髪も合わさって一度見たら忘れられない容姿だ。
人当たりも良さそうであり、大人達が唾棄して嫌うほど悪い人物にも見えない。
見えないからこそ──。
「……ごめんなさい」
思わず、そんな言葉が口から溢れた。
「ごめんなさい?なんでハナビちゃんが謝る必要があるんだ?ハナビちゃんは何もしてないだろ?」
「い……いえ、その、なんと言うか……ナルトさんに不快な思いをさせてしまったので。こちらが招待したお客様のしたことですし、謝った方がいいかな……って」
「……今何歳ってばよ?」
「へ?今年で6つになりますが……」
今年で6つ、つまりは実年齢は5歳。
それなのにこんなにしっかりしているとは。自分が彼女と同い年の時……自分はどんな風だっただろうか?と考えてしまう。
「ハナビちゃんって、しっかりしてんだなぁ。俺とは大違いだってばよ」
「そんなこと……ないです。日向家の後継ぎとして、しっかりするように……って父や母に教育されただけですし」
「そう出来るのが凄いんだって、もっと自分は凄いんだって自覚してもいいってばよ」
優しく、頭を撫でられる。
彼の手は姉や母のように柔らかい訳ではない、寧ろ父のようにゴツゴツとして痛いくらいだ。
だけど……そう何故だか。
「……んっ」
凄く……気持ち良かった。
思い返せば暫くの間、誉められたことはなかった。どんなに厳しい訓練を乗り切っても、父には日向宗家の後継者として当然と誉められず、少しでもミスをすれば打たれることもあった。
母と父に過度に誉めないように言われているのか、優しく接してくれても誉めてくれたことは後継者に任命されてからは片手で数えるほどしかない。
姉はよく誉めてくれるが、それを見つかる度に父に打たれる姉の姿を見ると、無理して優しくしないでほしいと思ってしまう。
故に……こうして純粋に人の優しさに触れ、受け入れられるのは凄く、久しぶりだ。
「……ナルトさんは」
「おっ?」
「ナルトさんは、どうしてそんなに前向きに入られるんですか?貴方の事情を私はよく知りませんが……大人達に酷い敵意を向けられて、どうして私に優しくしてくれるんですか?」
「そんなの決まってんだろ」
彼は大岩の上で立ち上がり、夜空に浮かぶ満月に向かって吠え立てる。
「俺は絶対!火影になる!火影になって皆に俺のことを認めさせてやる!だから未来の火影がハナビちゃんに優しくするのも当然だってばよ」
「………………」
──あぁ駄目だ、姉が惚れてしまった理由が何となく分かってしまう。
頬を赤く染め、隣に立つナルトのことをじっと見つめる。
まだあって間もない自分に優しくしてくれ、理由も分からぬ悪意を向けられているというのに前向きで、己の夢に邁進している彼という人物を知ったら……他の女は兎も角、自分は彼を好きになってしまう……いや、好きになってしまった。
「な……ナルトひゃん、姉様も心配していると思いますし……あの、そろそろパーティ会場に戻ってはどうですか?」
自分の顔が真っ赤になっていることに彼は気がついていないだろうか?変なこと言ってないだろうか?ドキマギしながら彼の様子を見ると、ナルトは気にしていないようで。
「おう、ずっと抜けてちゃ誘ってくれたヒナタにも悪ぃしな」
笑顔でそう答えると大岩の上から飛び降りて……かちりっ、何処からかスイッチが押された音が中庭に響く。
「へっ?」「えっ」
それと同時に大岩を中心とした周囲3m程の範囲がぐるりっ、と一回転。
突然のことで反応できなかった二人はそのまま暗い穴底へと引き込まれる。
「きゃああぁああっ!?」
「ハナビちゃん!こっちに……しゃあ!」
穴底へと滑り落ちながらナルトはハナビを抱き寄せる。
暗い暗い、先の見えない闇の底。そこに存在するのは──。
・・・
「いつつ……ハナビちゃん、大丈夫ってばよ?」
「は……はい、何とか……」
そこは真っ暗な、何も見えない空間だった。
幸いと言ってはなんだが、落ちたと言っても只管スロープを下っただけの為、ハナビに怪我はなく、ナルトはと言うと軽い擦り傷が幾つかできただけで行動に支障はない。
「にしても……ひでぇ目にあったってばよ、ここは何処なんだ?」
「……心当たりがあります」
ポツポツとハナビは語り始める。
日向屋敷は木の葉の隠れ里創設時から存在している古い屋敷であり、時代によっては禁術や危険な忍具、宝物等を守る為にも使われたという。
その為、それらを守る為の罠が日向屋敷には多数設置されており、当主である父ヒアシも把握できない程だ。
お陰で稀に女中や分家の者達が罠にかかり酷い目にあったり、ハナビ達であっても未発見の罠に掛かり怪我をすることもあるという。
更に酷いのは白眼等の血統限界対策もされている為か、それらで見抜くことは不可能であり回避するには兎に角、罠の配置を覚えるしかない。
「……もしかして俺が踏んだ罠も未発見の罠だったり?」
「……恐らく」
ナルトは思い出す。
招待状を見せた際、女中らしき者達から「係員の案内に従い、無闇に壁や調度品に触らないように」と言われたことに。
あれは屋敷を荒らされないように忠告したのではなく、招待客を危険な目に合わせないものだったのかと今更ながら気が付いた。
「あぁー!どうすればいいんだってばよー!こんな真っ暗な中、どうやって帰りゃいいんだー!?」
「いえ、無理に移動する必要はないです」
「移動する必要はないって……まさか、ここで一生暮らすつもりなのか!?」
「暮らすつもりもないです。女中や分家の者が屋敷内で行方不明になることは多々あるので父も私がいなくなったことに気がつけば救援隊を組んで助けに来てくれる筈です、なので私達は入れ違いにならないようにじっとしているのが得策かと」
「……ほんとしっかりしてなぁ、ハナビちゃん。年下に見えないってばよ」
だが、そうするにしても幾つか問題はある。
「……どれくらいで助けに来るか分かるか?」
「多分……短くて半日、長くて一週間くらいでしょうか」
……遭難下の状況で水がない、しかも水の確保も儘ならないというのが一番の問題だ。
アカデミーの授業によると、人間は水なしでは五日も持たないという。更に言うなら同行者であるハナビはまだ幼い少女だ、水なしでは五日どころか三日も持たない可能性もある。
「……俺が何とかするしかねぇか」
ナルトは思い出す。確か、実技の授業で一度だけ見たことある水遁の術の印は……と記憶を巡らしていると突然、周囲が明るく染まった。
光源に目をやると、どうやらハナビが光源の術を使ったようだ。
光に照らされると、この部屋が何かの倉庫であることや小さな箱や巻物、書物が雑多に置かれていることが判明する。
だが、ナルト達の目に止まったのはそんなものではなく、部屋の隅に置かれているナルトの身長よりも大きな水瓶であった。
「……ハナビちゃん、もしかしてアレに水が溜まってたりしてんのかな?」
「ま……まさか?何年も前の倉庫みたいですし、水瓶はあるとしても中の水は蒸発して……──」
開けてみると、そこにはたっぷりと水が溜まっていた。しかも腐っている様子はなく、新鮮そのものだ。
「……入ってましたね」
「と、とりあえず水は確保できたな!後は飯だけど……何かないか、部屋の中探してみるか」
ナルト達どころか、今の日向一族の者は知らぬことだが、この倉庫はかつて初代火影である千手柱間と二代目火影千手扉間が開発した忍術や忍具を保管するための倉庫である。
この水瓶もその一種であり「大きすぎる」「重すぎる」「そもそもコストが高すぎる」等の多すぎる問題点を目を瞑れば、ほぼ無限に水を産み出すことが可能な品なのだ。
ハナビが部屋の中を探索していると漫画雑誌程度の大きさの箱に飴玉サイズの茶色い塊が入っているものを見つけた。
近くにあった巻物によると、これは有事の際の保存食として作られたものらしい。
巻物の内容のことを信じるならば三百年は保存できるらしいので、まだ食えるだろう。
「ナルトさん、そっちは何か見つけましたか?」
「い゙っ!?いや、何も見つけてないってばよ!?」
「…………」
怪しい、その様子では保存食を見つけたわけではなさそうだが……まさか彼でも使えそうな危険な忍術でも見つけたのだろうか?
短い間だが、彼と接してそのようなことをする人物だとは思えないが……。
「一応、何を見つけたか確認させてもらいます!」
「あっ!?ちょ、やめ……!」
ナルトの持つ書物を奪い去り、その中身を確認する。
突然のことで反応できなかったナルトは頬を赤らめながらハナビの動向を見つめる。
ハナビが見た書物の中身、それは──春画であった。中身はとてもじゃないが、表現しかねる程にドギツい内容であり、ナルトがそれを見られたくなかったのも納得であった。
だが、ハナビはと言うと……。
「なんだ、ただの絵巻じゃないですか。何を恥ずかしがる必要あるんですか?」
「……へっ?」
子供っぽくない性格だと思っていたが、どうやら性知識に関しては年齢相当だったようだ。
恥ずかしがる様子を見せずにペラペラと春画を捲り続ける。
「別にこれくらいなら恥ずかしがる必要は──んっ」
「ハナビちゃん?」
「いえ、なんでも……ふぅ❤はぁはぁ……なんでも……ない、筈……なんれすがぁ❤」
「お……おい?どうしたんだってばよ?」
彼らは知らぬが、この春画も初代火影である千手柱間が作った忍具である。
正確に言えば意識的に作ったわけではないが……彼がこの春画を読んでいた際、そのチャクラと細胞が春画に宿ってしまったのだ。
この忍具の効力を一言で言えば、読んだ者の性欲を上昇させる効果を持っていた。
「な……ると、さん❤私の体、おかしい……です❤体がポカポカして……なんだか……んっ❤」
「……ごくりっ」
頬を赤く染め、顎からつー……と汗が垂れる。
自分よりも幼く、春画を見てもただ絵巻にしか見えない程度の性知識しかないこの少女にナルトは興奮していた。
「ナルトさんが……ほしい、ですっ❤私のこと……好きにしてください❤」
「は……ハナビちゃん!」
己の性欲に身を任せて、ハナビを固い土の床へ押し倒す。……押し倒したは良いものの、ここから先どうすればいいのか……ナルトの性知識はそこまでなかった。
先ほど読んだ春画を思い返しながら、次はどうするべきなのか探る。確か、女を押し倒した後は……。
「パンツ、脱がすってばよ」
「……はいっ❤」
パンツを脱がし、女性の股の間を舐めていた。ならば自分も同じように舐めるしかない。
──くちゅりっ❤れろっ、じゅるるっ❤
「~~~っ❤」
ナルトのざらざらとした舌はハナビの秘部を確実に刺激し、快楽を与えていた。
その快楽は今まで感じたどの快楽よりも強く、優しさを感じられ……びくりっ、と体が震えてハナビは絶頂する。
絶頂したことで愛液が奥から溢れだし、ナルトの舌を楽しませた。
「ハナビちゃんのここ……うめぇ、もっと舐めたくなるってばよ」
「わらひもっ❤気持ちいい……れすっ❤もっとぉ❤もっと舐めてくださいっ❤」
何度も、何度もナルトの舌によって絶頂を迎える。
十回も達する頃にはハナビは力なく倒れ込み、ただ只管愛液を垂らすだけ……が、ふと、とあるものにハナビは目を奪われる。
「はぁはぁ……っ❤」
「ふー……ふーっ!」
──それはナルトの下半身、もっと言うならばズボンをテントのように持ち上げているモノであった。
なんであぁなっているかは分からない、だが女の本能がハナビに訴えかける。
アレは今の自分に必要なものだと。
「ナルト……さんっ❤ナルトさんっ❤」
「うわっ!?」
そうと決まったら行動は早かった。力の抜けた体を無理矢理動かし、ナルトを押し倒す。
同時に歯でズボンを噛み、パンツごと無理矢理脱ぎ下ろさせた。
「ちょっ……何してるってばよ!?」
「分かりま、せん❤分からないけど……多分、大事なことなんですっ❤」
露となったナルトのモノは未来の彼の逸物と比べると、非常に常識的な大きさだ。
皮を被り、大きさも中指程度、太さも親指程度しかない。これならば……と、喉をごくりっと鳴らし、一気に口の中に頬張った。
「ぐぉっ!?は……ハナビちゃん、そんなところ舐めて汚な……ぉっ!?」
「じゅるるっ、ちゅずっ❤ぐぽ、ぐぽっ❤お互い、ずずっ❤様でぇ……ちゅびっ❤すよ❤」
「お互い様って……俺は春画の通りに舐めただけだってば……んんんっ!?」
「ちゅぶっ❤じゅるるるっ❤」
次の瞬間、ハナビの口の中を青臭く、ネバネバとした白い液体が満たす。それがナルトが精通した瞬間であった。
くちゅくちゅとゼリーのような弾力を持つそれを噛む。味は決して美味しいとは言えなかったが、不思議とハナビは嫌いになれない。寧ろ、空きな味だった。
「……ごくりっ❤ぷはぁ……ごちそうさまでした」
「な……なぁ?ハナビちゃん?よく分かんねぇけど……俺の小便飲んで大丈夫なのか?」
「良く分かりませんが……多分、大丈夫だと思います。おしっこみたいな臭いしませんでしたし……それよりも❤」
じっ、とハナビは熱り立った彼のモノを見つめる。
まだまだ射精したりないようで、切なそうに小さく震えていた。
「もう一回、しますか?白いおしっこ、私の口の中にビュービュー出しちゃいます?」
きゅんきゅんと、熱くたぎる股間の疼きを無視しながらハナビは空っぽになった口の中をアピールする。
自分の口へ、また貴方のモノを入れてほしい。自分で満足してくれ。私を使ってくれ。
だが、ナルトはハナビの予想に反して、ハナビのことを押し倒した。
「ひゃ……ナルトさん?どうしましたか?」
「……分かんねぇ、分かんねぇけど」
固くなっている逸物をハナビの股間に押し付ける。
彼自身、まだまだ幼い為、性知識……子作りのやり方を知っているわけではない。
先ほど見た春画も子作りの絵までは見ることができなかった。
だが、本能が彼を突き動かす。ハナビの小さな股へと固くそそり勃つモノを挿れろ、己の遺伝子を彼女に刻み付けろと。
「多分、こうするのが正しいってばよ!」
「ひ……ぎぃいいぃぃいいぃっ❤」
獣性の赴くままナルトはハナビの肉を裂き、小さなモノで……いや、逸物で彼女のことを満たす。
股の間からは小さく血が滴り落ち、処女膜を破られたのだと示していた。
だが、それによる痛みはない。いや、正確に言えば一瞬だけ痛みは存在していたが、同時に襲い掛かった強烈な快楽と幸福感、充足感に満たされ、痛みなど消し飛んでしまった。
「おっ❤ぉおおおっ❤ナルトさんっ❤なるとひゃん❤」
「ぐぅぅ……!なんだってばよ、これ……!こんなに気持ちいいもん、初め……ずっ!?」
異物を締め出そうとハナビの膣は逸物を締め上げる。愛液により滑り毛を帯びたそれは気を抜くと、ずるりっと抜け出てしまいそうであり、ナルトも負けじと膣を掘り進める。
本能に任せた只管、腰を振るだけの激しいセックス。そこに相手を思いやる気持ちも、愛情も存在しない。
ナルトはハナビの腹に子孫を残す為、ハナビはナルトの子を腹に宿す為、その為だけの獣の交尾。
「あっ❤あぁーっ❤ナルトさん、ナルトさんっ❤」
「ハナビちゃん……!ハナビ、ハナビぃ!」
お互いに言葉はない。相手の名前を呼び合い、その快楽を、悦びを互いの器に満たしていく。
頭の中は今が危機的な状況であることすら消え去り、互いのことしか考えられない。己の全てが
「……っ、ひぃいい❤」
突然、腹の奥からナニかが降りてくるような感覚が響く。
それは何か?子宮が、精液を求めて降りてきたのだ。
本能的に理解できる、自分の腹は
本能的に理解できる、突然現れた
「だ……射精してっ❤射精して、ナルトさん❤私の
「勿論……だってばよ!受け取れ、ハナビぃ!」
──びゅぶっ!びゅるるるっ!びゅぶぅぅうううっ!!どびゅっ、どびゅ!!びゅっ、びゅうぅぅぅっ!
「あっ……❤ぁはあっ❤」
腹の中が暖かいモノに満たされる。
その幸福感は初めてナルトの逸物を入れられた時とは比べ物にならない。
彼の
──あぁ幸せだ、幸せすぎて頭が可笑しくなりそうだ。
「……ハナビ、もっかい行くぞ。何度も何度もして……絶対にハナビに俺の子供、産ませてやるってばよ」
「はいっ❤私にナルトさんの子供……作らせて❤」
──彼も本能的に理解できていたようだ。これが子作りの為に必要な行為であると。
あぁ幸せだ、彼と子作りし……何より番に選ばれたという事実はハナビを満たしていく。
そこに姉への優越感はあれど罪悪感は存在していなかった。
・・・
その後、ナルトとハナビは救助がくる五日間の間、只管子作りをしていた。
最初の一日は本能に任せた獣のようなセックス、お互いに体力を使い果たすまで体を重ね合わせて三十発程射精した所で同時に気を失い、繋がったまま寝ていた。
二日目、三日目は春画を参考にしながらのセックス。それによるとセックスには四十八の体位があり、それを基本に体を重ねるのが一般的らしい。
試しにと、四十八全ての体位で体を重ねたが、幾つかヤりにくいモノがあった為、参考程度にしておくのがいいだろうと二人は判断した。
四日目は前日の応用。互いの好きな体位で混じり合いながらの獣のようなセックス。だが、四十八手と本能の赴くままのセックスは相性が悪く、初日のような快楽を得られなかった。
繋がる時間も楽しむことができれば評価は変わるのだろうが、彼らはセックスを覚えたばかりだ。
繋がる時間を楽しむのより快楽を求めるのは仕方のないことだろう。
そして運命の五日目、その日の朝か夜か、はたまた夕方か。
二人で食事をしていると、突然 扉が蹴破られて日向家の救援隊が救助に来た。
彼らはナルトに見向きもせず、ハナビの無事を喜んでいた。そして彼女が無傷なのを確認すると一言、迷惑をかけたといい……そのまま地上に連れ出され、ハナビと会話する間もなく家に帰された。
・・・
事件から数日経ったある日のこと……ナルトが一人で訓練をしていた時のことだ。
秘密の訓練所で火影になる為に忍術や体術、忍具等の訓練を重ねていると……ふと、気配に気がついた。
それはナルトがよく知っている気配であり、振り向くとそこには自分よりもずっと小さな少女、ハナビの姿があった。
「お久しぶりです、ナルトさん」
「ハナビ?急にどうしたんだってばよ」
「あははは……実は訓練できなかった五日間分の特訓が漸く終わって休みをもらえまして……だから、その、気を見計らってナルトさんに挨拶しようかなー……なんて」
「……挨拶だけか?」
「っ❤」
訓練をやめると同時にハナビは柔らかい枯れ葉のベッドの上に押し倒される。
久々のナルトの臭いが鼻孔を通じて、彼女の脳味噌を揺さぶった。
──あぁもうダメだ❤私はもう彼から逃れられない❤彼もきっと……私を手放せない❤
「……ナルトさんのおちんちん❤久々の私の膣内にぶちこんで❤真っ白いおしっこで私のこと満たしてください❤」
5つとは思えない淫蕩に染まった声が竹藪に響いた。
それを聞く者はナルト以外存在しない。
もっと短くできなかったのか、私
続きを見る場合、どんな話がみたいですか?
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ヒナタにバレないようセックスする話
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妊娠したハナビとセックスする話
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ナルトとハナビの子供視点の話(非エロ)
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その他※活動報告にてアイディア募集中
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他キャラの話※活動報告でアイディア募集中