チート級の実力を持った少年が欲望の赴くまま好き勝手に暴れまくってハーレムを築いたりする話 作:ウル・ウルス
とりあえずボチボチ書いていくので、よかったらお付き合いください
「アルト様、朝食のご用意が出来ております」
コンコンと寝室の扉がノックされ、綺麗な金髪を揺らしながら一人のメイドが入ってきた。
「あれ?アルト様、その子供誰ッスか?」
遅れて入ってきた銀髪のメイドはアルトのベッドの側で不貞腐れて三角座りをしているロリ神に気付いて軽い感じで聞いてくる。
「ああ、コイツは面白いオモチャだったから側に置いとくことにしたんだ」
「妾はオモチャなどではない……システィアと言う名がちゃんとある……」
ロリ神改めてシスティアは文句をいうが、アルトに力を制限されているため、強く出れず、いじけた感じになっている。
「そうでしたか」
「へ~アルト様が気に入るおもちゃッスかー」
一方、メイド達はアルトの台詞に疑問を挟まない。
それもそのはず、この二人はアルトと同い年で幼い頃から一緒に育ち、アルトの異常性などを全て知った上で仕えているメイド姉妹なのだから。
「そう言うわけだから、今後はコイツも一緒に行動するぞ」
「おっ!てことは、何するか決めたんッスね」
姉のソーニャは髪とは対称の金色の瞳を輝かせながら身を乗り出してくる。
母親が病死してから暇していたアルトは、母の魂が冥界に馴染んだ後は、三人で家を出て何か面白いことを探そうと提案していたのだ。
「とりあえず、"
アルトはアンダードグズの情報をほとんど記憶していない。
正確にはその気になれば思い出せるのだが、興味がないので忘れている。
それは世界の情勢等もそうだ。
興味がないから聞いてもすぐに忘却してしまう。
そんなわけで情報源となるギルドに登録しようと思ったのだ。
「では、
丁重な口調で話す妹のシズは銀色の瞳を軽く細める。
フランクな姉と違い環状表現が乏しいが、今はアルトと一緒に好き勝手に過ごせることを喜んでいるのだろう。
「あ、コイツの着替えも用意してやってくれ」
アルトは相変わらずどんよりとしたオーラを出しているシスティアをアゴで指す。
身支度といっても、数着の私服とメイド服を持っていくだけだから、余裕はあるはずだ。
「畏まりました~」
ソーニャは両手を広げて、タタタッと部屋を飛び出していく。
システィアの体格に会う服を持っていないので、買いに行ったのだろう。
「さてと、俺も支度をするか」
二人が去った後、アルトは大きく伸びをしながらタンスを漁る。
冒険に出るなら武器や装備の1つでも身に付けるべきなのだろうが、アルトの場合はそんなもの必要ない。
だから、メイド姉妹と同じように数着の着替えだけ持っていくつもりだ。
アルトは上機嫌に鼻唄を歌いながら身支度をする
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ギルドは国では対応できない簡単な依頼の対応や万が一の時の戦力として多くの国に浸透している。
大国ならば一つ一つの街に支部が置かれているが、ギルドに加入する為には、加入試験を行っている街まで行かなければならない。
とはいっても、支部のギルドで加入の意思を伝えれば、有料だが、試験を行っている街まで転移させてくれる。
歩いていっても特に面白味もないので、アルトは金を払って転移させてもらう方法を選んだ。
「何かギルドってイメージしてた通りの感じッスね」
加入申請の順番待ちの間、ソーニャは額に手を当ててキョロキョロと辺りを見ていた。
同時に自分より強い奴がどれくらい居るのかな~と周りにいる冒険者の力量を測る。
(う~ん、強そうな奴は全然いないッスねー)
ソーニャとシズの実力はかなりのもので、ギルドのランク分けで言えば上から三番目くらいなので、そうそう居るわけもない。
「ねえ君達、もしかして今からギルドに入るの?」
「そうッスよ」
「なら、女の子二人じゃ危ないから、俺達のチームに加えてやるよ」
キョロキョロしているソーニャを見て頼りになる仲間を探しているのだと勘違いした二人の冒険者が声をかけてくる。
二人とも鼻の下を伸ばしているので、親切心からではなく、不純な動機なのは一目瞭然だ。
「せっかくッスけど、遠慮しとくッス。それにウチ等は二人じゃなくて、三人ッスよ」
ソーニャは面倒臭いな~と心のなかで思いつつも、やんわりと断る。
「どっかの貴族か知らないけど、こんな弱そうな奴はすぐ死ぬって。俺らみたいにDクラスの冒険者なら君達にキズ1つ着けさせないぜ」
ソーニャとシズの美貌はどこかの国の姫と言っても信じるくらいに整っており、なんとしてもチームにいれたい二人組の冒険者はしつこく付きまとう。
「ね、君もそう思うでしょ?」
そして冒険者の一人がそう言いながら、シズの肩に腕を回そうとする。
「ウチの妹に汚い手で触ろうとしてんじゃねえよ」
シズもソーニャもアルトに惚れているが、ある程度人付き合いが出来るソーニャと違い、シズはアルト以外の男に触れられることを極端に嫌う。
そんな妹に馴れ馴れしく触ろうとしたゴミクズにキレたソーニャは、冒険者の腕をおかしな方向に曲げ、そのままぶん投げる。
「いぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
ぶん投げられた冒険者は折れた腕を押さえながら踞る。
「なっ!?テメエ何しやがるんだ!」
「こっちが断ってるのにしつこく言い寄りやがって。しかもウチの妹に触れようとしたんだ、殺さなかっただけましだと思え」
「ふざけんな!」
激高したもう一人の冒険者は腰に携えていた剣を抜き、ソーニャに斬りる。
「へ?」
しかし、渾身の一撃で振り下ろしたはずの剣はソーニャの髪の毛一本も切れていない。
「うで、うでがぁあああ!!!」
違和感を覚えた冒険者が自分の手元を見て、武器を握っていた手が消えていることに気付き、悲鳴を上げる。
「姉様に何をしようとした?」
冒険者の腕を切り落としたシズは、感情の灯らない瞳で冒険者の膝を踏み潰す。
「姉様に手を出そうとしたのですか?」
シズの声は人間ではなく、虫けらに向けられているようなものだった。
「もしそうなら、死んで償いなさい」
「あがっ!うぎゃぁぁああ!」
淡々と言葉を紡ぎなからもう片方の膝も粉々に踏み潰す。
「返事がないのでしたら、姉様に害をなそうとしたと判断させてもらいますね」
激痛で言葉も発せれない冒険者に一方的な最後通告を出し、ゆっくりと頭を砕いていく。
そして、ぐしゃり、という音共に冒険者は動かなくなる。
「…………」
「…………」
「…………」
突然起こった惨劇に辺りは凍りつき、誰一人言葉を発しない。
しかし、その静寂を打ち破るように、遠くの方から駆け寄ってくる足音が複数聞こえる。
恐らくこのギルドの警備をしている者達だろう。
だが、アルト達は逃げる様子もない。
「お前達の身柄を拘束させてもらう」
警備兵が姉妹の回りを取り囲み、状況を確認してから二人に告げてきた。
法治国家では人を傷付けたり、殺せば当然罪に問われる。
「拘束される理由がないので断ります」
しかし、二人に罪の意識はない。
そして、こちらの気に触る行動をしてきたウジ虫を殺した程度で拘束されるつもりもない。
「抵抗するなら力ずくで取り押さえさせてもらうぞ」
「だ~か~ら~、拘束される理由がないのに、従うわけないだろ」
ソーニャはキレて口調を荒くしながら、近寄ってくる警備兵を蹴り飛ばす。
それが合図となり、周りにいた冒険者達も姉妹を取り押さえようと、束になって押し寄せてくるが、二人の前に次々と投げ飛ばされていく。
「まだギルドの加入試験できないの?」
一方、そんな惨状を一切気にしていないアルトは気楽な様子で受付嬢に話しかける。
「こ、こんな時に何を言っているんですか!それに、あなたの仲間なんでしょ!止めてくださいよ!」
「何で?」
「な、何でって」
「変な言いがかりで絡んでくるんだから、殺されても文句は言えないだろ」
「なっ!?」
「それより、俺達はギルドに加入するために来たんだし、出来ないなら別のところに行くけど」
アルトのふざけた態度に絶句し、声も出せない受付嬢を見て、加入させてもらえないと判断したアルトはゆっくりと受け付けカウンターから体を離す。
「二人とも、ここじゃ加入できないらしいから、別の場所に行くぞ」
「はい」
「了解ッス~」
アルトの言葉を受けて二人は辺りを取り囲んでいた邪魔物を全滅させる。
そして、そのままギルドを出ていく。