本当に魅力的だ、だから分かってほしい 作:ああああ
風祝としての活動は、外の世界にいるときからしている。幸い人並み以上に整った容姿をしていたので、人の目を引くことは容易だった。
だが、そのせいで色んなことがあった。男に絡まれるのは可愛いほうで、時には強姦されそうになったこともある。その時から、私は男という生き物をあまり信用できない。
人里の住民も慣れたもので、敬意を持って接してくれる人も多い。守矢の二柱の素晴らしさを説き、信仰心を増やしていく。既にそれなりの信仰は集まっているが、存在を盤石にするためにもまだ頑張らなければ。
活動中に熱い視線を感じた。外の世界でストーカー紛いのこともされたので、そのあたりには敏感だ。恐らく男のものだろう。普段通りの活動をして、気づいていないように振る舞う。そして不意を衝くように視線を感じた方を向く。目が合った。
まだ若い男。程よく筋肉がついた痩せ型で、茶色がかった優しい目をしている。背は同じくらい。総じて美男子と言っていいような外見である。
「今日は」
挨拶してきた。見た目に違わぬ良い声だが、少し動揺が感じられた。
「今日は」
「ふぅ...」
休憩がてら喫茶店に入る。外ではあまり見なくなってきた、まさにと言った風情の喫茶店で、中々気に入っている。
「...あら」
「おや、お疲れ様です」
いつかの彼がいた。読んでいた本から顔を上げ、労いの言葉をかけてくれた。
「休憩ですか」
「ええ、疲れたという訳でもないのですが」
彼と向かい合うように席につく。ブレンドとモンブランを注文した。
(ずいぶん老けて見えますね...)
目の前の彼が再び本を読み始める。本を持ったその姿がいやに様になっており、環境も相俟ってそんなことを考えてしまった。
「よく言われます」
「...え?」
「まだまだ若いんですがねぇ」
「えっと、すいません...?」
「いやいや、私は老けて見えると言われるのが好きなので」
「それはまた、珍妙な...」
彼が言うには、まだ若いのに老けて見えるのは老獪さがあるからということに他ならず、そして老獪さが有るというのは誇れることだ、とのこと。なんとも捻くれた考えである。
それからも何回か彼とその店で会っては話をして、彼が来るのを待つことすらあった。いつの間にか距離も縮んでいき、恋人のそれと言ってもいいくらいになった。
「まだ体は重ねたくないけど、ね」
「いや、僕は...」
キスで口を塞ぐ。ただのフレンチキスなのに、堪らなく恥ずかしい。
袴の上から触ろうとしたが、手が止まる。まだ、完全には克服していない。
「ぬ、脱いで...」
彼の反りたったモノが目の前に現れる。私は、手に持ったゼラチン質の筒でそれを包む。
「うっ、ぐ...」
中に潤滑液を入れていたので、彼のモノは抵抗なく入っていった。すっぽりと覆われた彼のモノを筒の上から握り締め、上下に動かす。淫靡なじゅっぽじゅっぽという音が頭に響いた。
「ちょ、激し...あぁっ」
彼の喘ぎを聞き、気分が高揚する。存外私はサディスティックな一面があるらしい。
「たかがヴァギナを模した筒でそんなに喘いで...」
情けないですよ、と言いながら動きを変え、先っぽ辺りを重点的に擦るようにする。
「もうイくんでしょう?いいですよ」
「で、出るぅ...」
勢いよく発射された精液が、上に開いた穴から出てくる。手に少しだけかかった。
「いつか触れるようになるから...それまで待ってて」
「うっ、うん...でも、無茶しないでね」
抱きしめ合いながら、そんな会話をした。
都合良すぎたなぁ、反省。次は小悪魔ちゃんです、多分。