対戦相手はガメリカの現役男ボクサー!帝ちゃんは勝つことが出来るのか?
※帝ちゃんの身長は推定です。
※この帝ちゃんは特別な訓練を入念に積んでいます。
※帝ちゃんが負ける方は一切書きません(一応書きますが公式の試合ではありません)
―日本帝国、特設ボクシングリング。
このボクシングリング上では日本帝国対ガメリカ共和国のボクシングでの親善試合が行われようとしていた。
しかし、何を考えたのか日本帝国の国家元首の帝ちゃんが『やってみたい』という理由で強引に試合に参加したのである。
柴神や女官達は当然止めたが帝の決心は強く。参加を撤回させる事は出来なかった。
「それでは日本対ガメリカの親善試合を始めます。まず赤コーナー、166センチ、日本帝国元首、帝~!」
アナウンスの紹介によって白のグローブに白いボクシングシューズを履き、白いビキニを着用した帝が観客に向けて、拳を上げ、観客席に向かって手をふる。短めの黒髪の下で辺りを見渡す瞳は清流のように綺麗であり、この少女の穏やかな心を表しているようだった。
「帝さま頑張って~!!!」
「相手がガメリカのボクサーでも負けないで~!」
そんな帝ちゃんに対し観客席から応援の声援が飛ぶ。
試合前に行った猛トレーニングによって贅肉と脂肪を削ぎ落としていたが、維持していた少女らしい胸や、魅力的なかわいらしいお尻はまるでモデルのように見えた。
「続きまして、青コーナー、186センチ、現役ガメリカ人ボクサー。デビッド・ネクスン~!」
赤いグローブに同じくガメリカ国旗柄のボクシングパンツを着た白人のデビッドが両手を上げる。
身長は帝よりも大きい186センチでしかもガメリカ国内で現役のボクサーである
アナウンスによる選手紹介がおわり二人はリング中央に向かい、レフェリーから注意事項を聞くはずだったが、帝とデビッド試合前に互いに挑発し合った。
「小国の日本人ノ小娘ナンカ、ウォーミングアップニスラナラナイ。1RデKOシテヤル。」
「むー。相手を見くびるのは感心しませんね。貴方の方こそ1RでKOされるかもしれませんよ?」
レフェリーが割って入り、二人をコーナーへ返した。二人がコーナーに帰された数十秒後に第1ラウンドのゴングが鳴った。
そして第1ラウンド。
ゴングが鳴ったと同時に
勢い良く飛び出した二人は、まず軽いジャブを顔やボディに放った。
バシッ、バシッ、と互いにあたるたび、汗や唾液が飛ぶ。
「うぅっ!あうぅ!」
「ウアァ!グフゥ!」
帝とデビッドの序盤の打ち合いは、互角の勝負だったが、徐々に体格と力で勝るデビッドが押し始めた。
帝が放つパンチは次々と交わされ。虚しく空を切るばかりであった
「ドウシタ。サッキノ勢イハドウシタンダ?」
そして体格も力も帝より上なデビッドのパンチが遂に帝を捕らえた。
「ひゃんっ!あうっ!!うぁ!」
帝の顎や頬、腹に次々と正確なストレートやジャブ、アッパーを叩き込んでいく。
的確なデビッドの攻撃に帝は反撃もままならない。
スクリーン上にはデビッドのパンチを受けていく帝の姿が映し出された
「コレデ終ワリダ!」
「やああああぁんっ!!」
デビッドのアッパーは帝の顎を正確に捕らえ、
アッパーを受けた帝はリングに大の字で倒れた。
手加減なしのアッパーに観客席からブーイングが飛び交うが気にもとめずに
帝に対して
「試合ガ俺ノ勝チデ終ワッタラスパンキングト言ウノヲ体験シテモラウゼ」
どうやら試合が終わったら帝に公開スパンキングをやるつもりのようである。
もしそうなれば日本帝国は全銀河中に醜態をさらすことになり
笑いものになることは間違いなしであった。そうなることは何としても避けなければならない。
このデビッドの容赦ない攻撃により観客席から大ブーイングが飛んだが
デビッドはその観客に対して中指で答えて見せた。
そして帝が倒れてから数十秒後に
第1ラウンド終了のゴングがなった。
倒れた帝は自分のコーナーの方によろよろと立ち上がって行った。
「次ノラウンドデ、KOシテヤルゼ」
「はぁっ…はぁっ…まだ負けたわけではありませんよっ…。」
二人はコーナーで休憩する。帝は次のラウンドに向けて逆転する方法と勝つ方法を考えていた。
一方デビッドは『日本人の小娘に負けるわけがない』と余裕を感じている。
帝がコスチュームとして着用している白いビキニのブラとショーツは汗によりグッショリと濡れていた。
第2ラウンド FIGHT!
そして第2ラウンドのゴングが鳴った瞬間。
開始早々ものすごい勢いで間合いを詰めてデビッドは強烈なストレートを帝の可憐な顔面に撃ち込もうとした。
「コノラウンドデKOシテヤル!」
声を張り上げて襲い掛かるデビッド。
しかし第1ラウンドでデビッドのパンチの軌道とパターンを全て覚えた帝は
タイミング良く後ろ足と上半身を揺らしてパンチを上手く躱すと
微笑を口元に浮かべたと思ったら
素早く腰を落としてデビッドの顔面に強めのジャブを勢いよく撃ち込んだ。
「ブアッ!?」
「ふふ♪私のジャブはどうですか?」
デビッドは強めのジャブを顔面に受けて勢いが止まり
更に帝はスムーズに腰を使ってデビッドの顎に右アッパーを放った!
「調子ニ乗ルナ小娘!!」
「おおっと。当たりませんよ♪」
自分より体格の劣る上に少女である帝に思いがけない反撃を喰らったデビッドは怒りを隠さずにストレートを放った。
しかし帝は軽いフットワークで上半身を揺らしながらデビッドのパンチを次々と見切りながら躱していく。
そしてパンチをかわしてはデビッドの顔面に強めのジャブとストレートを連打する。
スクリーン上に帝ちゃんの鮮やかな反撃が鮮明に映し出されているのを見たデビッドは
次第に落ち着きと冷静さがなくなっていった。
「ふふ♪馬鹿にしていた日本人の小娘にジャブやストレートを打ち込まれてどんな気持ちですか♪」
「黙レ!!」
自身のパンチを巧みに躱しながら次々とジャブとストレートを放ってくる帝の煽りに、怒りの全力右ストレートを放ったが
怒りによって冷静さを失っている右ストレートは帝にあっさりと避けられ、空を切ってしまった。
これをチャンスとみた帝は距離を一気につめて渾身のボディアッパーをデビッドの体に放った。
「ウアアアアアアアッ!!」
「怒りにまかせていてはどんな攻撃もあたりませんよ?」
更に追撃で左アッパーをデビッドの顎に撃ち込んだ!
これがクリティカルヒットだったのか口から沢山のよだれが吹き出した上にマウスピースがこぼれ落ちた。
帝の左アッパーを受けてしまったデビッドはフラフラしながら立っていたが
帝ちゃんの放ったボディアッパーと左アッパーのダメージが強すぎたのか。
リング上に突っ伏すように倒れてしまった。
「レフェリーさん。カウントお願いします。」
レフェリーにカウントをするように指示した帝は勝ち誇った笑顔で観客席に目を向ける。
観客席は帝の大逆転勝利に沸き立っているようだ。
そしてレフェリーによるカウントが始まった。
「1.2.3.4.5.6.7.8.9.10!」
帝は警戒しながら倒れたデビッドに目を向けながら構えるが
左アッパーが止めとなったのか、カウント中に立ち上がることはなかった。
「勝者。日本帝国元首、帝~!」
レフェリーが勝者は帝と宣言した瞬間、観客席にいる観客全員がリング上にいる帝ちゃんに対し大歓声を上げた。
右腕を高く上げて、観客に勝利をアピールする帝の足元にはよだれを沢山垂らしたデビッドが無様に倒れ、彼のマウスピースがよだれと一緒に放置されていた。
○帝VSデビッド・ネクスン×
2ラウンド 3分19秒 KO
MIKADO WIN!
親善試合にも関わらず日本帝国の元首である帝に全力でストレートやアッパーを放っておきながらKO負けを喫したデビッドは
ガメリカのニュースのみならず全世界でボロクソで叩かれる事になるがそれはまた別の話。
また、この試合は翌日のニュースのトップを飾り、帝ちゃんの勝利によってあらゆる国の女性が勇気づけられたとか
フランク・ルーズ大統領「デビッドくん。君のボクサー資格は剥奪だ」
デビッド「えっ!!」
フランク・ルーズ大統領「君のせいでガメリカのボクサーのイメージが一転してしまったのだよ。」