童貞がインキュバス(仮)に転生したのでレビュアーズに入ります。 作:ナットーごはん
キャラクタープロフィールとか見たりするの僕大好きなんですよね。これ分かる人多いんじゃないかな?
「食べたい……」
人にはそれぞれ好きな食べ物が存在している。
「食べたい食べたい!」
そして好きな食べ物とは、ある日突発的に食べたくなったりするものだ。
「キノコが食べたい!!」
「……」
「……」
スタンク、ゼル、カズオの三人は今日も仲良く食酒亭にて昼食を取っていた……のだが……
「キノコが食べたい!!」
「何回それ言うの……ゼル。」
「キノコが食べたいんだよ!!」
今日のゼルは珍しく駄々っ子だった。
長い耳をぴくぴく動かしながら、キノコが食べたいとぼやきまくっている。
「キノコが食べたいの?それならキノコソテーか、マッシュルームスパゲティなんてどう?」
ゼルのぼやきを聞き付けたメイドリーがメニュー表を持ってやって来た。
「あ~~いや、違うんだ。そーいう一般的なやつじゃなくてな? もっとこうー……森でキノコ狩りして作りましたー!みたいな!!市場に出回ってないキノコが盛りだくさんの、そういうキノコ鍋をな!?」
「……今日のゼル面倒臭い。」
「……エルフって時々こういう発作を起こすよな。通称、森の幸病……」
キノコについて熱く語るゼルに冷ややかな視線を向けるカズオとスタンク。
前にも冒険の途中でゼルがキノコキノコ言い出した事が一度あったのだ。
「市場に出回ってないキノコって……そんなの言われたってないもーん。」
ゼルの無茶な注文にメイドリーは唇を尖らした。
そんなメイドリーを見てスタンクは……
「あ、でもメイドリーちゃんのお口に合いそうなキノコならここにあるんだが……味見してみる~?」
そう言って自らの股間をツンツンと指差した。
相変わらずのセクハラだ。
「ななっ!?……ふんっ!!」
「ぐぎゃっ!?」
顔を赤くしたメイドリーによる鉄拳制裁。スタンクは床に倒れ伏して頭からキノコ……ではなくタンコブを生やした。そしてピクリとも動かない。
まあスタンクのアレはいつもの事なので、ゼルとカズオは普通に無視を決めていた。
「あーあー、キノコ食べたい! キノコキノコキノコキノコ……」
「どんだけキノコ食べたいんだよゼル。スーパーマリオくんかな? マンマミーヤ!」
「誰だよそれ!? あ~!にしてもキノコが食べたい~!」
「……重症だ。」
ゼルはもう朝からずっとこの調子なのだ。キノコキノコとうるさい。
はぁ……と、カズオがため息をついてると、そこに……
「お、お待たせいたしました……!あ、あのカズオさん……あ、アップルパイ!……でひゅ……」
「おお!待ってましたっ!!ありがとうメイちゃん!」
「あぅぅ……」
今日の昼食にと、カズオが注文していた、アップルパイをメイが運んで来てくれた。
ホクホク、サクサク、適度に甘い。そんなアップルパイは前世からのカズオの大好物であった。
「はぁ~、いいよなカズオは……好物がそんな風に簡単に出てくる物で……」
「簡単とはなんだ!ゼル!これはメイちゃんが俺の為に手間暇かけて作ってくれた特製アップルパイなんだぞ!それを簡単な物扱いするな!!」
そう、このアップルパイ。実はメイのお手製の品だったりするのだ。
メイの趣味は料理である。そんな話をたまたま聞いたカズオは、それなら自分の大好物であるアップルパイを作ってみてよとその時メイにお願いしたのだ。
そうしておずおずと出てきたアップルパイは、ものの見事にカズオの胃袋を鷲掴みにしてしまった。今まで食べてきたアップルパイの中で、断トツの美味しさだったのだ。
それからというもの、カズオはこうしてよくメイに手作りアップルパイを注文するようになったのである。
「分かった……分かったからそんな怒るなってカズオ……」
「まったくゼルは!……せっかくのメイちゃんのアップルパイを……!」
「あ、あのカズオさん……その……ゼルさんの言うとおり……か、簡単な物ですし……それに私なんかが作った物だから……そんな大したものでは……」
「俺にとっちゃ大したものなんだよ!メイちゃんのアップルパイは!」
「はぅぅ……♡」
その言葉はメイの恋心に突き刺さる。思わず臍の下がキュンとしてしまった。もうこれ以上好きにならせないで欲しいのに……メイの切実な願いはいつも無視される。
「それじゃあメイちゃん。いただきまっす♪」
「ひゃ、ひゃい!カズオさん……お、お召し上がりくださひ……!」
メイの作ったアップルパイ。まずは一口ぱくり。
「んぐ、もぐもぐ……んぐ、むしゃ……」
「………」
アップルパイを食べるカズオを、メイは心配そうな表情で見つめている。上手く出来たかな~と、内心どきどきなのだ。そして……
「うーん!やっぱり美味しいっ!」
「!!」
カズオの顔がとろりと蕩けた。それを見てメイはホッと一安心。そして胸が温かくなっていく。
自分が作った料理をカズオが食べて、それで美味しいって言ってもらえる。なんて幸せなんだろうとメイは思った。
「いや~もぐもぐ、これ、むぐっ、ホント美味しい!もしゃもしゃ……ごくんっ。」
「あ、ありがとうございます……そう言っていただけると……あの、私も……嬉し……」
「可愛くて優しくて、それに料理まで上手だなんて……メイちゃんはきっと、良いお嫁さんになれるね。」
「およめしゃ――!!?!?」
突然のカズオの良いお嫁さん発言に、メイの顔が爆発したかのように真っ赤に染まる。そしてすぐさまカズオに背を向けてそのままうずくまってしまった。
「お、お嫁さん……♡♡良いお嫁さん……♡私が……カズオさんの……お嫁さん……? えへへへへぇ……♡♡♡♡」
「? メイちゃんどしたの? 何をボソボソ言ってんの?」
「えへへ、なんでもないです~♡ カズオさん。たくさん食べてくださいね♡」
「あ、うん。」
ぽわぽわ~と頭にハートマークを浮かべ、それとなくカズオのすぐそばに寄るメイ。
(カズオさん……好き…♡ 好き…♡ 好き…♡)
今のメイの瞳にはカズオしか映っていない。
そんなメイのそばに、メイドリーがため息をつきながらやって来た。
「……メイちゃん。仕事して?」
「あっ!? す、すみませんメイドリー先輩!!」
メイドリーに注意され、慌ててメイは給仕の仕事へと戻って行った。
「もぐもぐ。がんばてねーメイちゃん。」
「は、はいっ♡カズオさん♡ 私頑張ります! えへへ~♡」
ご機嫌な様子で仕事へと戻っていくメイをカズオはアップルパイを食べながら見送った。
「あーー……自分がキノコ食えない中、知り合いが横で女の子とイチャイチャしながら好きな物食いまくってるのを見せられるとか、すげーうぜー……」
ゼルはゴッと机に頭をぶつけた。
わりと強目に。
「ははは、悲しいなゼルくん!」
「うるせえ。」
いつの間にか復活していたスタンクが椅子に座り直してケラケラ笑っていた。
頭のタンコブはまだ引っ込んでいない。
「……よし! こうなりゃエルフの森までキノコ食いに行こうぜ!」
ガバッと起き上がったゼルがスタンクの肩に腕を回して提案する。
しかしスタンクの顔は微妙そうだ。
「一人で行けよ……俺ぁキノコとかどうでもいいし。」
「んだよ付き合いわりーな。カズオはどうだ?」
「もぐもぐ……別にいいよ。でも俺、キノコよりもタケノコ派なんだよね。一番はコアラだけど……」
「何の話だ。お、クリムはどうだ?来るか?」
近くで給仕の仕事をしていたクリムを見つけ、ついでにと声をかけるゼル。
「? なんです?ゼルさん。」
「キノコ食いに行かねーか? カズオも来るぞ~?」
「……きのこ?
「「「!!」」」
クリムのその発言に、スタンク、ゼル、カズオの三人はハッと息を呑んだ。
「マイコニドの店か……その発想はなかったな……」
「それなら俺も行くわ。」
「俺もそっちのがいいな!」
「よし!じゃあ行き先はエルフの森からマイコニドの森に変更だな。」
ニヤリと笑みを浮かべる三人。
ゼルのキノコに対する食欲は、性欲によって完全に上書きされてしまったようだ。
「あの……何の話ですか?」
「クリムもすっかりスケベになったなーって話さ!」
「なっ!?なんですかスタンクさん!!いきなりっ!!」
心外だ!とばかりにクリムは顔を赤くするのだった。
・
・
・
その日の夜。
スタンク、ゼル、カズオ、クリムの四人は、マイコニドの森に詳しい
「ほら、ここが入り口だよ。」
ルルゥが指差した先にあったのは、マイコニドの森にあるサキュバス店《男のキノコを天国へ…》。
「マイコニドの森の道に詳しいやつがいて助かったぜ。」
「俺達だけじゃ絶対迷子になってたもんね。」
「全くだ。よしルルゥ。お礼にこの店はおごってやる。ついでにレビューも書いてくれ。」
「……なんだか体よく働かされてるような……」
苦笑いを浮かべるルルゥと共に、一行はマイコニドの森のサキュバス店へと入っていった。
店とはいっても、特に建物などがあるわけではなく、ここから先の道が全てサキュバス店という扱いだ。
薄暗い森の中、怪しく発光するキノコ達がそこら中に生えている様子は、なんとなくエッチな店を連想させるような仕上がりとなっていた。
そうしてしばらくキノコの道を歩いていると……
「ヒヒヒヒ……」
「「「「「!!」」」」」
頭に大きなキノコの笠を生やし、下半身を半分地面に埋めた、いやらしい笑い声をあげる
「ようこそ、マイコニドのスケベ店に……五本のタケリタケさん。」
「誰がタケリタケだよ!」
「ヒッヒッヒ!」
タケリタケとは、フンタマカビ綱 ボタンタケ目 ボタンタケ科 ヒポミケス属 という分類のキノコで、要するにちんぽそっくりのキノコである。
「股ぐらの森の粘菌に、男キノコご案内~。エッチな菌でボッキンキン。あなたの股間のキノコの胞子、いっぱいピュッピュしていきなさいよー♪ いひひひひぃ……!」
「……秘宝館とかにいるよな……こういう下ネタトークおばちゃん。」
あまりにド直球過ぎる下ネタに、流石のスタンクもたじたじだった。
「伊達に何百年もスケベババァやってないよ。ヒヒヒ……私はレイシ。何百種類ものキノコっ娘から、お客に合ったキノコを見繕うのが私の役目さ。」
レイシと名乗ったキノコのおばちゃんは、ニヤリと笑ってスタンクに目を向けた。
「?」
「ヒヒヒ……例えばそこのスケベそうな人間の兄ちゃん……」
「俺かよ!」
「どうせアンタ、体中にヌルヌルつけた女の子と絡むの好きだろ?」
「ぐっ……! まったく否定できない……っ!」
性癖をバラされるスタンク。
カズオはうわぁ~と思った。
「アンタには――なめこ類の娘っ子をおすすめするよ。」
レイシがそう言うと、スタンクの足元から全身にヌルヌルを付けた、四人のマイコニド(なめこタイプ)の女の子達がボコボコッと生えてきた。
彼女達はそのままスタンクに抱き付くと、ヌルヌルの肢体をネトネトと絡ませ始める。
「ちゅっ♡」
そしてスタンクの頬にネトッとキスをした。
「ひひひ……どうだい?」
「イイじゃんっ!」
グッと親指を立てるスタンク。どうやらナメコ娘を大変お気に召したらしい。
スタンクはそのままナメコ達と共に、大きいキノコの上へと乗せられ森の奥へと消えていった。
「……すげ。」
「ヒヒヒ、次はエルフのお兄ちゃん。」
「おっ。」
「あんたは絡みだけじゃなく、風味や魔力も気にするタイプね。……よって、魔力効果が高い上に乳液も楽しめる。チチタケちゃんを推しておくよ。」
レイシは続いてゼルの性癖を見抜き、宛がうキノコ娘を選んだ。
チチタケという二人の爆乳ボインのキノコ娘だ。おっぱいから母乳(乳液)をボタボタと溢しながらゼルへと抱きついた。
「ほう……! イイ所を突いてくる……!」
どうやらゼルの股間にドストライクな娘だったようだ。
「フェアリーのアンタは、地味な子が好きだろ?」
「なんでそれをっ!?」
続いてレイシはルルゥの好みを言い当てた。
今のところ百発百中だ。
「ふふふ……長年男を見定めてると、なんとなく分かるのさ……サイズも合うし、ぶなしめじちゃんに任せるよ。」
するとルルゥの足元からルルゥと同じくらいの、妖精サイズの小さなキノコっ娘達がわらわらと這い出してきた。
「え、わぁ……で、でもこんなにいっぱい、誰を選べば……」
たくさんのしめじ娘に囲まれて狼狽えるルルゥ。
するとしめじ達はにっこりと笑って。
「大丈夫……」
「みんなでお相手……」
「「「「「「しますから~♡」」」」」」
集団交尾習性のあるフェアリーからすれば、ハーレムエッチが楽しめるなんて天国だろう。
ルルゥの顔が物凄くにやけている。良かったね。
ゼルとルルゥはそれぞれのキノコ娘達と共に、大きなキノコに乗せられユラユラと森の奥へと運ばれて行った。
「さて……続いて坊やだけど……」
「は、はいっ!」
レイシは続いてクリムを指差した。
「……………………へぁ!?」
そしてそのまま固まってしまった。
(……天使、か……存在はみんなよく知ってるけど、実際見るのは初めての種族……物理に弱く、魔力や自然の耐性は強そう……見たところ純情な性格で、性には興味津々な少年のよう――うん?……何だか半分……いや、七~八割くらい少女の感覚が混ざってるような……?なんだこれ? やばい……全然わからん……)
「おばちゃん?」
「どうかしましたか?」
「えっ!?いや、別にっ!?」
カズオとクリムに声をかけられ、ハッと我に返るレイシ。
こうなったら己の直感に身を任せるしかない。
「あー、うん……そうねぇ……天使の坊やにはーー……こ、この娘とか、どうかなぁ……?」
そうして出てきたのは頭におっぱいみたいなキノコを付けた、ホコリタケというキノコっ娘だった。
ボフンボフンと胞子を撒き散らしている。
「わー!すごいふかふかそうですねー!」
そうしてクリムはホコリタケと共に森の奥へと消えていった。
「ふぅ……それじゃあ最後に……えっと、インキュバス? のお兄ちゃん。」
「待ってました!」
「……」
レイシはジッとカズオの事を見つめた。しかし……
(ん~~??? インキュバス……だよね?あれ?……でもなんか、他の色んな種族の気配も混ざってるような……なんだこれ?)
またもや訳の分からない種族の登場に、レイシは再度頭を抱えた。
人間、エルフ、妖精、獣人、魔族、妖怪、天使、悪魔。色んな種族の気配が混ざりすぎていてさっきの天使の少年よりも意味が分からない。
(えっとぉ……んんん……!)
種族として分からないのならばと、レイシはカズオ“個人”の性癖を見抜こうとジッと目に力を入れて目の前の男を観察した。
すると見えてくる。カズオという人物の性癖が……
これは――
可愛い女の子に種付けしたい!!!
(分かりやすッ!!?)
ある意味で五人の中で一番シンプルな答えだった。
この男はとにかく女の子に種を植え付けたくて仕方がないみたいだ。しかも際限なく。精力もちょっと計り知れないくらい大きそうだ。
「えっと……それじゃあアンタには……ナラタケちゃんをおすすめしようかね……」
「ナラタケ?」
「ああ、“オニナラタケ”……常人なら精根枯れ果てるまで搾り取られるだろうけど、アンタならまあ……大丈夫だろ。……たぶん。」
レイシがそう呟くと、地面から頭に淡い褐色のキノコ笠を付けた、小学校高学年~中学生くらいの身長の、可愛らしい女の子達がボコボコと生えてきた。
ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ……
いや、ちょっと生えすぎ……
「……おおおおっ!?……こ、これ!一体何人いるの?」
「さぁてね……ナラタケちゃんはうちの森でも最大級の菌床を持つ娘だからね……正確な数はちょっと私にも分からないかな。」
「えええー……」
そこには同じ顔をした女の子達がずら~っと数えきれないほど並んでいた。
双子かクローンかってくらい同じ顔ぶれだ。
「お兄さんが私達のお相手をしてくれるんですかぁ?」
「あ、うん。カズオです。えっと……ナラタケちゃん……でいいのかな?」
「はぃっ♪」
「それじゃぁカズオさぁん……」
「早く私達にぃ……」
「おちんこをぉ……」
「「「「「「くださぁい~♡」」」」」」
程よい大きさのおっぱいをむにゅむにゅといやらしく押し付けてくるナラタケの軍団に、カズオの股間のキノコは大きく反応した。
「気に入った!!」
「はーい、それじゃごあんなーい。」
カズオとナラタケ達はそうして森の奥へと消えていった。
次話エロ。