僕のヒーローアカデミア 手マン抹殺RTA こぼれ話(R18) 作:槍持
ということでさすがに明日に次話は間に合わないと思います、無念
ぱちゅん、ぱちゅん。
12月某日。奈良県は奈良市、県立中央総合体育館内にある男子トイレの中から男女の話し声と粘つく水音が聞こえてくる。
「ああ、切奈ちゃんのおまんこ気持ち良いよッ」
「でしょー? ま、生でさせんのは緑谷だけだけどっと」
緑谷出久と取蔭切奈である。雄英高校ヒーロー科1年生の二人がなぜここにいるかというと、公安委員会の推進する「群れとしてのヒーロー」意識醸成のための校外活動の一環である。雄英高校や士傑高校などのいわゆるエリート校の中でも成績優秀な者達を出張させることで横の繋がり、連帯感を持たせようというものなのだ。
まあ結果から言えば失敗だ。考えてもみてほしい、よくて同級生、大半は上級生という状況。ヒーロー科に入るような者は多くが自負を持っている。良く言えば誇り高い者達がさしたる実績もない年下の子供がエリート・教導の看板を背負っているのを見て素直に従うわけがない。
幸いなことに二人と同じ班として派遣されたのは鉄哲徹鐵と尾白猿夫という武闘派で固められていた。片っ端から説得(物理)をすれば良いのだから、後半の部では多少は交流を深められるに違いない。
なお、北海道に派遣された轟焦凍はその炎を歓迎されて除雪を手伝わされて疲労困憊。沖縄に派遣された爆豪勝己は汗に寄ってくる虫を一心不乱に爆殺する様を微笑ましく見られていた。八百万百はセクハラしようとする男子生徒を氷点下の視線をくれながら徹底的に制圧し、万物の女帝という二つ名を贈られていたりする。
まあそんなこんなで少し長めに取られた昼休憩の間に出久と切奈はストレス発散の慰労をしていたというわけだ。
切奈はその片目と片耳を飛ばして周囲を警戒し、腰は大型オナホールのような状態で出久が掴み縦横無尽にそのペニスを抽挿している。口も出久の股間近くに浮遊させ奉仕したり耳元で囁いたりと忙しない。
「あ~、やっぱ緑谷のちんぽ効くね」
「僕には良く分からないけど、そんなに違うもの?」
「違う違う。ぜぇんぜん違う。鉄哲なんかは興奮するとちんこ鉄にするからごすごす痛いし冷たいしで気持ちよくないんだよね。尾白は普通すぎてつまんないし。瀬呂は結構上手いけどすぐテープで縛ろうとするからキモいし、爆豪は激しくすればいいとでも思ってるんでしょ、全然駄目」
出久が興味を示したとみて饒舌に語りだす切奈。実は彼女、出久に疑惑や批難の目を向ける男子学生陣を籠絡してヘイトを解消するという隠れたファインプレーをしているのだ。取蔭切奈、尽くす女である。
「つーかウケるのは峰田だね。私のまんこべろんべろん舐めてちんこに手も触れてないのに一発、少しは落ち着いたかなって思ってコンドームつけてあげたらそこでも一発暴発してんの。あんまり可哀想だからフェラ抜きしてもう一発出させてやったけどさあ。キャハハハ!」
「切奈ちゃんって結構なさせ子だ」
出久が複雑な表情で嘆くと、切奈はケタケタと笑ってにやりと口元を歪める。その間も出久のホールドが緩んだ腰を自分で動かし、ぐるんと回転させるなどしながら出久への奉仕はやめない。
「私の個性は諜報向きだからね。女スパイなんて男と寝て情報すっぱ抜いてなんぼでしょ。でもこんな風に私から甘えたり生で、しかも中出しまでさせるのは緑谷だけ。あとキスしたあと歯を磨かないのも精子飲むのもオナホになるのだって、緑谷だけ」
警戒に出していた目を戻して、切奈は真剣な視線を向ける。奔放に振る舞うようにみせて真実想っているのは出久だけなのだ。演技で情熱的に愛を語ることもあるが脳の一部を分離させ、常に冷静で酷薄な心を残す。出久に処女を捧げられなかった彼女が全霊をかけて編み出したPLUS ULTRAである。
「あ、射精そう? いつでも好きに使って好きに射精してよ」
うッと呻く出久。それを見て満足そうに微笑み腰をぐりぐりぐりぐりと動かし、浮かせた手で一滴残らず搾り取る切奈。お掃除フェラも済ませウェットティッシュやペーパータオルで後始末まで甲斐甲斐しく世話する。
自身の膣にはタンポンのようなもので精液の逆流を防ぐ栓をする。言うまでもなくこれは相手が出久だからである。中学時代に付き合っていた彼氏のときは中出しどころか生ハメはさせなかったし、出久と出逢ってからは他の男に触られた場合は身体を切り離して破棄、再生して新品にしているのだ。
自切からの再生は再生後しばらくその部分を切り離せないしかなりのカロリーを消費するというデメリットがあるため、著しく損傷した場合でもなければしなかったことである。だから出久に初めて抱かれる予定が決まったときには喜び勇んで下腹部を破棄し、再生させた。しかし現実は非情であった。処女膜は再生されておらず、そのくせ生えたてで刺激に弱くなっていたことで挿入の痛みに泣き叫んでしまったのだ。
無論出久はそんな彼女を慮り無理に致そうとはしなかった。申し訳なさと情けなさに涙が止まらない切奈をあやした。切奈が本当の意味で堕ちたのはこのときだったろう。出久至上主義で他の男子に目を向けない八百万百だけでは致命的な破綻が起こると予見した切奈は自らの肉体で出久を守ることを決めたのだ。ある意味で彼女の二つ目のオリジンである。
「さーて、午後からも頑張りましょうそうしましょっと。あ、女欲しかったら言いなよ? 私でもいいしなんならここ来てるのからでも。適当に言いくるめて据え膳したげる」
波打つ髪を指で弄びながら、晴れやかな笑みでそういったのだった。
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「コンビニって便利だよなー。売れないヒーロー事務所は兼務すればいいのに」
なんとも馬鹿げたことを言いながら夜道を歩くのは「全国ヒーロー科交流促進会」の日程を終え、明日に壮行会という名のおっさんによる無駄説教会を残すのみとなった緑谷出久である。
雄英に帰ればみんなに会えるというのがご機嫌な理由の一つであるが、もう一つ理由がある。出久としてはこの二泊三日の性欲処理は切奈がしてくれると思っていたし切奈もそのつもりであったのだが、鉄哲と尾白の懐柔を行うことにした結果彼女は出久とまぐわうことを断念した。
なぜかというと、出久が冗談だと思っていた据え膳に仕立てて女を都合するという宣言はあながち冗談ではなかったからである。切奈としては出久を満足させられそうな女がいればそいつを嗾けようと考えていた。そして見つけたのである。
その女の名は誘張耀姫(ユウバリ ヨウキ)、17歳。腰と肘がスライム状の半透明な軟体で他部分は普通の無個性の人間と変わらない変異型の肉体を持つ発動型個性の持ち主だ。その腰や肘を活かして複雑ながら優美なダンスを舞い、心臓の鼓動で増幅したダンスエナジーを目からビームの形で照射する、個性:『幻腰励舞』。そのビームは本人のおおらかで明るい性格を反映したのか受けたものに加護を与えるという支援個性だ。
まあそれはどうでもいい(出久にとっては個性も大事なのだが)。特筆すべきはFカップの巨乳美人ということだ。百や一佳、ねじれに匹敵する容姿である。そんな女が切奈の代打として出久に抱かれるというのだから切奈の手腕に戦慄すら覚える。
処女だというのに凄まじい腰捌きで、発情期とでも言うべき時期以外には子宮が存在しないことで、半透明のゲル部分にペニスが抜き差しされるという不思議な光景を楽しみながら愉しめたのだ。肘を捩じってその反動によるトルネード手コキだとか、同じく腰を捩じってのスクリューまんこといったことをノリノリでやってくれる素晴らしい女であった。ちなみにイくと母乳を噴くという特異体質でもあり、当然の如く出久は堪能した。
ちゃっかり連絡先も交換しているあたり筋金入りのスキモノに育ったようだ。きっと原作出久には軽蔑されるだろう。
さてそんな浮かれた幸せ野郎には報いがあるものなのか、幸福量保存の法則というやつか。緑谷出久を不運が襲った。
「出久くん、見ぃつけた」
突然背筋に走る悪寒。手に提げたコンビニのビニール袋を放り出し前転するように跳ぶ。背骨に沿ってコートから肌着までが見事に縦に切り裂かれた。手練れ。冬だというのに冷や汗が一筋垂れる。振り返り街灯に照らされる襲撃者の姿、それは。
「君は、エリちゃんを攫ったヴィラン連合の!」
「トガヒミコって言います。よろしくね出久くん?」
あまりに邪気の無いにんまりとした笑顔。自分は本当にこの女子高生に襲われたのかと一瞬疑う。だが手に煌めく銀の刃がその疑念を斬り捨てる。間違いない、ヴィランだ。
「……いったい何の用だい」
「実はですねー、えへへ。私君の事好きになっちゃったんですだから――」
血を見せて?
(――速いッ! 場所も悪い、加減が難しいぞ!?)
無拍子で繰り出される果物ナイフ。人通りがたまたま無い、不法投棄か放置かされた錆びた自転車や水色のお馴染みゴミ箱に打ち捨てられた看板などの廃材。都合の悪いことはさらにある。近道のつもりで入った路地はうらぶれたファッションビルに挟まれた場所なのだ。とことん回避に不利な地形だ。
無拍子の加減速による絶妙な間合いの取り方。閃く銀。散る赤。低威力のパンチやキックは簡単に避けられ、だからといって高威力にすると壁や地面に手足がぶつかるように誘導される。確実に傷が増えていく。らちが明かない。
「っ! 奪りましたァ! ん?」
「肉を切らせて!」
出久が腹部に構えた掌を貫く刃。滴る血もそのままにナイフごとトガの手を捕まえる。ありきたりな策。当然トガはナイフを離して振りほどこうとする。が。動かないのだ。動かぬ腕に目を見開き凝視するとその手が黒い何かに覆われていく。黒鞭だ。
黒鞭はOFAで強化されたことで、触れたものの運動エネルギーを奪い空間に固定する特性を得た。つまり黒鞭が触れているものは動かず、動かせず。人間ならば触れられた部位が麻痺して動かないようなものだ。これで縛り上げれば並大抵のヴィランは無力化される。今回もそうなるはずであった。
「わたしも腕が動かないけど、出久くんも動けないでしょ。クジラだろうが一刺しで土左衛門だぜとか言ってたのに、結構かかりました」
(毒……!)
もし出久にステインとの戦闘経験があればまた違った結果になっただろう。しかしこの時間軸ではまだ遭遇していない。インゲニウムは再起不能にされたが保須に留まることはなく、今も月に一人のペースでヒーローが狩られている。
つまり出久は相手の血を利用する個性との戦闘経験がなく、それは切り傷への忌避感を薄くさせるに十分だった。痛みだけなら我慢すればいいと、出久は思ってしまっていた。当然ながら毒ナイフなど想像の埒外。彼にとっての毒とは八百万百が戯れに創造するガスなどの大量殺戮、大量破壊を目的とした広範囲攻撃だったのだ。わざわざナイフに塗って個人を害する発想がなかった。勉強不足だ。
「えへぇ。これでやっと、やっと!」
ニタリと、耳まで裂けたと見紛うほどに口角を上げゆらりと笑う。軽やかに踊るように飛び跳ね全身で喜びを表すトガヒミコ。前のめりに崩れ落ちた出久はどうにか視線を動かして女ヴィランを睨む。そしてその視線の先にライトグリーンの絹地に薄ら生える陰毛が透けるようなレースで彩られたパンツが映り困惑した。
「あっ! 見ました? 見ましたねぇ。かぁいいでしょ? これ高かったんです。でもえらいおじさんを内緒で殺して来ればお金くれるっていうから頑張ったんです」
じゃあ行きましょうねー、と出久をいつの間にか用意した台車に載せ、近くの民家に連れ込んだ。何の変哲もない柔らかな雰囲気を醸す一軒家。暖色系の照明で溢れいかにも幸せな家庭といった風情。だが肝心の人がいない。食卓には食べかけのまま放置された夕餉が置かれ、それをしり目に出久は風呂場に放り込まれた。服が剥ぎ取られ全裸にされると湯で体をざっと洗われる。舌すら動かない強烈な痺れ毒。されるがままの出久を仰向けにしてヒミコは一度脱衣所に出て、衣擦れの音のあとに風呂場に戻ってきた。
「どうですか出久くん。わたし綺麗ですか。買った下着も見てもらえましたし、あれ高かったんです。だから出久くんももっとかっこよくしてあげます」
支離滅裂な言動に、手には裸体に場違いなナイフ。この時のために用意したと言わんばかりの女子高生的なデコレーションをされた刀身が薄紅色のナイフ。砥ぎたてで切れ味が良さそうなのは幸か不幸か。
無造作にナイフを振るい、出久の胸に一筋の傷が生まれた。辛うじてできていた呼吸が一瞬詰まる。深くはないが痛みは十分感じられる、そして流血する程度の切り傷。トガヒミコは息を荒げ自らCカップの先端を刺激しながら傷を刻んでいく。
「えへへ。このナイフには興奮剤になる毒が塗ってあるんです。でも副作用で死んじゃうから、これがあるんです」
そういって出久の腰に跨ったヒミコが一つの錠剤を見せびらかし、自らの舌に乗せた。そして出久の唇を奪う。
「んちゅっ。れろ~。解毒剤です。これを飲めばお馬さんもびっくりの勃起になるんだって。水は無いからわたしのつばで飲んでくださいね。んぇー♪」
本当に解毒剤なのかは分からないが出久には飲む以外の選択肢が無かった。幸いと言うべきか、ディープキスのついでにもたらされるヒミコの唾液は多く、上手く動かない喉でも嚥下するのに困ることはなかった。
痺れているはずなのにもたらされる感触だけはいやに強調され、弄ばれる舌が、傷だらけでいくつもの溝ができている胸に血を潤滑剤にしてヒミコが塗りつける乳房の柔らかさ、その中にある乳首のこりこりとした弾力。熱く湿った股間が出久の陰茎に擦られる刺激。
「あはっ♥ 硬くなってきました。はぁっ、欲しい。出久くんが欲しいです。わたしの血をあげるね?」
命の危機故か怒張したペニス。それに歓喜するヒミコ。既に出久の血を舐め啜り傷をほじくるようにしゃぶることで人に見せられないような喜悦の表情を浮かべていたが、ついにはナイフを出久の腹に突き立てて手放し、馬乗りのまま自らの膣にずるんと挿入させた。
「ひぎっ! 繋がった、わたし出久くんと一つになってる! すごい! 腰が止まらないです! 痛いのにすごい! 出久くんがわたしのおまんこを傷つけて血が混ざってる♥♥♥ あっ、イクっ♥ わたしと出久くんが混ざってイク! あっ、あああああああ!!♥♥♥」
ヒミコが体を反らして絶頂を受け入れる。どろどろに蕩けた膣肉の中に硬く牙のような肉瘤が紛れたトガヒミコのまんこ。興奮剤のせいか耐えられずに射精する。腹筋に刺さったナイフが射精の度にその存在を主張する。
胎に精を受けたヒミコがさらに絶叫し、ビンビンに屹立した乳首を天に伸ばすかのように両二の腕で挟まれ上を向く。射精に合わせて幾度も大きく痙攣し、ついにヒミコは前に倒れる。出久に刺さったナイフの上に。全体重が乗る。
「ギッ!!」
たまらず声が出た。腹筋が鋼の侵入を拒むように締まる。
理解した。出久は理解した。体が動く。完全ではないが自分の意思で動く。ならばすることは一つ。手の角度を変え黒鞭を伸ばしナイフを無理矢理抜き、そして――
「ひぐっ♥ まっへ! イっへりゅ! イっへりゅひゃらぁ♥」
鬼突きである。出久は既に理性が飛んでいた。ひたすらに目の前の女を犯すことしか考えることができない。黒鞭と浮遊、OFAを同時起動してヒミコを拘束しつつも最小限の力で移動し、壁に押し付けるようにしてこれまで抱いてきた女達から鍛え上げられた性技を発揮する。
この民家にいただろう人達は無事なのかとかヴィランで自分をレイプしていたとはいえヒーロー候補生の自分がレイプじみた行為をしていいのかとか、そういった真っ当な思考は欠片も浮かばない。流し込まれた毒と薬効、体から抜け落ちる血の気による異様な清々しさ。目の前の雌を屈服させ孕ませんとする雄の本能。全てが奇妙に噛み合って出久はヒミコを快楽の地獄に突き落とそうとする。
「ヒミコちゃん君は悪いことをしているんだよ。人を殺すのは駄目だし無理矢理セックスしようなんてのも駄目だ。ヴィランは懲らしめないとならない。更生させないとならないんだ。分かるね?」
「ひゃいぃぃぃ♥ ヒミコは出久きゅんの性奴隷になりましゅっ♥ これからは悪いことをせずに出久きゅんと気持ちいいことしましゅっ♥」
「よし良い子だ。これはご褒美だよ。しっかり受け取るんだ」
「はいっ♥ 出久くんの赤ちゃんの素をしっかり受け止めます♥ んほぉっ♥ きたぁ! ちゅぅっ ぢゅるるるるるっ んはぁ♥」
トガヒミコが軽重合わせて本日100回目の絶頂を迎え、出久が彼女に前後上下合わせて13回目の射精をキメて白濁に穢した。
すると出久はそのまま崩れ落ち大の字に倒れて動かなくなった。ヒミコは完全にトリップしており、彼を介抱する人間はどこにもいなかった。
☆☆☆
「いやー、緑谷がついに女に刺されたって聞いたときは笑ったなあ!」
「瀬呂くん!?」
「ヤオヨロッパイを独り占めしやがった報いだぞバカヤローッ!」
「峰田くんまで! ヴィランに不意打ちで刺されただけだってば!」
「そっちのほうがマズくねェか。緑谷の強さはみんな認めてる。それがヤられたってのは見過ごせねェ」
「轟くん、それはそうなんだけども」
派遣労働(上鳴電気命名)が終わり日常が戻ってきた雄英高校1年A組の教室では皆が散っていた間のできごとを肴に雑談の華が咲いている。
気絶した出久が目覚めたのは病院のベッドだった。9歳の時とは違い油田状態ではなく、あれだけあった切り傷はすっかり治った後であった。傍らには出久の手を握ったまま眠る取蔭切奈の姿。
意識が戻り検診が済み、退院手続きを待つ間に切奈から事情を聞き出す。現在位置は雄英高校近くにある契約病院で、出久が襲撃された日から今日で2日目なのだそうだ。とはいえそれは日付上のことであって、実際は1日ちょっとである。眠っている間にリカバリーガールが個性で治癒してくれたとのこと。
切奈はその間個性で手足や目耳口を飛ばして事後処理をしつつも付きっ切りで居てくれたそうだ。遠方に派遣されていた者達が今朝ようやく全員帰還し、午後から報告会を兼ねたお疲れ様パーティを予定しているのだとか。
ところで出久とヒミコがあの後どうなったかだが、まずヒミコは逃げたようだ。出久が帰ってこないことに気付いた切奈が鉄哲と尾白の誘いを断って行方を捜索。打ち捨てられていたコンビニ袋とその付近にあった血痕、その血痕から続く車輪の跡を辿り出久が連れ込まれた民家に行きつき、風呂場で大量出血をした傷だらけの出久を発見。幸い腹の傷以外は致命傷には程遠く、腹の傷自体も既に筋肉で塞がっていて緊急ではなかったらしい。
とはいえ大怪我には変わりなくすわ一大事と騒ぎになりかねなかったのだが、結局は痴話喧嘩ということで事件は隠蔽された。出久としてもヴィランを取り逃がした事実が無かったことになるのだから納得しろ、ということらしい。
出久としてはむしろインターンで危険に巻き込まれたことを怒っていた母引子に知られないということのほうがありがたいのだが。
そしてあの民家であるが、警察が捜査しようとしたところ忽然と消えていたという。記録上も何年も前から空き地であり、本当に家などあったのかというところから疑義が生じてしまった。
とりあえず被害に遭った可哀想な家族はいなかったんだということで出久は胸をなでおろした。
がやがやと騒がしい教室内で、ツッコミ疲れた出久は携帯端末に現実逃避することにした。適当なネットニュースサイトを流し読みしていると。
『ついに連続殺人犯の身元特定! 暗殺JKの恐怖!
ここ数週間で相次いで発生した数件の殺人事件が同一犯の犯行であることが本紙記者の調べで分かった。被害者の共通項は個性の重規制推進派であることで、明らかに政治的意図のある連続殺人である。記者が入手した監視カメラ映像にはいずれも同一の人物が映し出されており――』
表示されていた画像を見ると、そこにはあのトガヒミコである。どうやらつい数日前にも犯行がなされたという。おぼろげに記憶に残る性奴隷宣言であるが、やはり情事の最中の発言などあてにはならないということだ。
薬のせいだと言い訳はできるが、出久自身はそれで納得はできない、してはいけない。今度こそ油断せず捕まえてやる。そう心に誓った。
ちなみに切奈ちゃんは二泊三日の間に出久以外に抱かれることはありませんでした。
というより童貞には優しい(籠絡しやすいので)けど二回目からは安売りしません。
焦らしていなして弄ぶいやらしさを全力で発揮してヘイトコントロールに勤しんでます。
よほど切奈ちゃんにとって望ましい手土産(デクくんへの貢献とか)がないとせいぜい手コキやフェラ止まりで済まされます。