幽霊との甘い生活!幽霊や妖怪、カッパにトイレの花子さんや雪女、更には人魚、座敷童子までみんなまとめて面倒みちゃう。だってみんな可愛い女の子だから。 作:EMO
『あなたにこの子を貸すわ』
チヒロはそう言うと一匹のカエルを真琴に渡した。
かつてシンから神の座を奪われたカエルだ。
今はチヒロに再教育されて霊獣となっていた。
『この子は姿を隠して行動出来るし壁や天井なんかどこでも出入り自由よ。
調査にはうって付けとおもうわ」
チヒロから借り出されたカエルは常に真琴の周辺に待機するように指示していた。
その場合でも常に特殊なジンバルカメラで撮影をさせていた。
そして、真琴が逮捕された瞬間から取り調べ室でのやり取りまで全てネットに流されていた。
ネットを見ていた暇人は最初、只の素人ライブ映像と思っていたが逮捕劇から取り調べ室の風景を見た瞬間から全世界にライブ映像をコピーして配信し始めた。
「そう言うば、あなたは暴力団とも親密でしたよね」
真琴が刑事長を指差し、カメラを向けるカエルを見た。
その瞬間からネットには刑事長が暴力団から金を受け取るシーンや無抵抗な人に対して暴力を振るい圧力を掛けるシーン、売春婦を虐めながら犯して金を払わずに去るシーンなどが流された。
たちまち署長と刑事長は拘束され本庁に連行され、真琴の逮捕も誤認逮捕である事が証明され即釈放された。
そして、署長と刑事長は夜な夜な悪夢に苛まれる様になり遂に刑事長が人目を盗み逃げ出し、ビルから飛び降りた。
署長もそれを聞き出来るならば自分も死にたいと思う様になっていて今までの悪事を全て話し出した。
しかし、署長は知らない。死んでからがもっと酷い地獄が待っている事に。
「何故あの署長が更迭されるのだっ!」
峨門の父親が喚き散らしていた。
秘書らしき男が淡々と経緯を説明してネットに流された映像をみせている。
不可能に近いアングルからの撮影風景、自分から悪事を暴露する姿。
全てが嘘のようだ。
何者かに操られているとしか思えない。
しかし、事実として署長が更迭され刑事長が自殺した。
そんな中、息子が設立した秘密売春組織の事が表に出てきそうになっている。
あの売春組織には美味い汁を吸わせて貰った。
官僚や自陣の政治家に女を斡旋して自己の立場を固めていったのだ。
女達は息子が管理していたので自分では何もしなくて楽だったし、たまに味見をしていた。
こうなれば近いうちに自分にも追求の手が廻って来る事は予想出来る。
それまでになるべく手を尽くして証拠を消さなければ待っているのは破滅の二文字。
「おい、お前っ!
直ぐに遺書を書けっ!
そしてあのビルから飛び降りろ」
秘書に対して罪を被って自殺しろと外に見えるビルを指差すが、
「お断り致します。
先生にはお世話になりましたが、今日限りでお暇させて頂きます」
秘書が深々とお辞儀してから無言でその場を立ち去った。
「何故だぁぁぁっ!」
突然の秘書の謀反に頭が追いつかない峨門父が叫んだのは秘書が事務所を出た後だった。
そして、そのやり取りも全てネットに中継されていた。
峨門父から女を斡旋されていた官僚達が悪夢から解放されたい為に次々と暴露をしてゆき全ての悪事が白日の元に晒されていく。
「クソッ! クソッ! クソッ!」
「あんっあんっあんっ」
四つん這いになった女をバックから男が突いている。
リュウジは女を落とす為に借りていたコンドミニアムで自身がクスリ漬けにした女を犯していた。
自分の周りの奴らが次々と逮捕されて行く。
しかし、自分の周りには何も手が回って来ない。
誰かが意図的にそうしているとしか思えない、そう考えたら不安が広がる。
「リュウジさん……お、俺……そろそろサークルを辞めて就職活動しようかと……」
サークル仲間の一人が立ち上がり女に肉棒を咥えさせているリュウジの前に行き俯き加減で言った。
「へっ、馬鹿野郎っ!
俺たちは一蓮托生なんだよっ!
そんな事は許されないんだっ!
お前もあの女を殺した一人なんだからなっ!」
「そ、そんな……」
リュウジの前に男がへたり込んだ。
このコンドミニアムにはサークル仲間が全員集まっていた。
好き放題女を弄んだ後に娼婦に仕立て上げ、金を毟りとっていたツケが廻って来ている事を全員が感じていた。
だから少しでも早く逃げ出したかった。
「ギャァァァァ!」
いきなりリュウジが叫んだ。
全員がリュウジの方を見ると肉棒を噛みちぎられたリュウジとその横に噛みちぎった肉棒を咥えた女がいた。
血で真っ赤に染まった口をニッと歪めながら肉棒を咥えた女、その女の顔を全員が知っていた。
全員で嬲り殺した女……茉理がそこにいた……。
『ふふふっ……あなた達に復讐するために帰って来たの……まずは……』
茉理が右手を突き出し男達の方へ向ける。
「「「「「ギャァァァァ……グァッ……痛い痛い痛い痛い痛い痛い」」」」」
突然男達が悶え苦しみだしその場にのたうち廻り出した。
茉理がリュウジ以外全員の精神に干渉して茉理が最後に受けた仕打ちを再現して体感させたのだ。
『ふふふっ……どう……気持ちいいでしょ……あなた達は私が悶え苦しんでるのを見ながら射精してたでしょ……気持ちいい筈よね……』
この鬼畜達はそんな事をしていたのだ。
しかし茉理の言葉が聞こえている者は一人も居なかった。
「「「「「はぁはぁはぁ……た、助けて……」」」」」
茉理は一旦精神干渉をやめてから、
『あなた達は私が助けてと言っても助けてくれずに笑っていたわよね……』
「「「「「……」」」」」
『だけど……一つだけ助かる方法があるわ……ここに寝転ぶリュウジに私と同じ事をしなさい……そしたら考えてやるわ……』
足元で悶えるリュウジを見た。
リュウジは股間を血で真っ赤にしながらも茉理が言っている事の意味を理解した。
と、同時に安堵もした。コイツらは俺の言う事を聞く筈だから決してそんな事をしないと……。
だが、そんな希望は直ぐに打ち砕かれペンチを持った男達に囲まれ……。
「ギャァァァァ……ヤメロォォ……ギャァァァァ……」
手の生爪が一枚一枚剥がされていきながらリュウジは気絶した。
お読みいただきありがとうございます。
出来れば評価をお願いします。