幽霊との甘い生活!幽霊や妖怪、カッパにトイレの花子さんや雪女、更には人魚、座敷童子までみんなまとめて面倒みちゃう。だってみんな可愛い女の子だから。 作:EMO
「ギャァァァァ……はぁはぁ……へっ? ……ゆ、夢……?」
リュウジが目覚めると喰いちぎられた筈の肉棒は無事で爪も剥がされていなかった。
「は、ははは……そうだよな……幽霊なんかいる筈ないよな……」
周りを見るとサークルの男達が寝ていて女達は皆居なくなっていた。
寝ている男達を叩き起こし自分が寝ている間に女達が居なくなった経緯を聞こうとしたが、皆何も知らなかった。
女達はクスリで支配しているが、茉理のように警察に駆け込まれたら厄介だ。
今は協力してくれる警察署長も居なくたったので逮捕されるのは避けたい。
(とりあえずサークルは解散した方がいいかもしれない。
女達を支配するにはクスリがあるから何とかなるだろう。
しかし、全部の女を管理するのも無理がある……俺たちに対しての恐怖を植え付けてから解放するか……ある程度の金はあるから海外にでも逃げるかな……)
リュウジは平静を装い大学に向かう。
だが、大学に入った途端に人々から軽蔑された目を向けられた。
サークル仲間も同じような扱いだった。
特に女からの目線が酷かった。まるで汚物を見るような目だ。
訳は直ぐに分かった。
居なくたった女達がネットに暴露映像を投稿したのだ。
証拠は自分の身体だと言いながら警察に駆け込み薬物検査をしてもらいクスリの入手先を事細かに暴露した。
そしてその映像は大学を中心に広がり、サークルの部室前に警察が待機していた。
リュウジを始めサークル関係者が全員逮捕され大学には静寂が戻る。
この日からリュウジを始めとしたサークル関係者の地獄が始まる。
全員、毎晩寝ると夢に茉理が現れ、自分以外のサークル仲間が自分の生爪を剥がし口にテニスボールを押し込み歯を一本一本抜くのだ。
あまりの痛さに何度も起きるが全て夢で、また寝ると続きから夢を見る。
人間、寝ずに済む事はなく、どんなに抵抗しても必ず眠る。すると必ず悪夢を見るのだ。そしてその悪夢のせいで起きる。無限に近いループが襲い掛かる。
茉理と真琴が下した復讐は死ぬよりも辛い生き地獄を味合わせる事だ。
簡単に死んで楽になんかさせない。
生きている間はずっと苦しませるつもりだ。
刑務所に入れられても同じ状態で心身共に疲弊したサークル関係者のうち半分は自殺した。
この状態が耐えられ無かったのだ。
だが、死んでからも地獄がまっている事は知らないようだった。
そして、リュウジだけは自殺出来ないように暗示が掛けられていた。
決して自殺する事が出来ずに、悪夢を見て痛さと苦しさを体感する毎日。
いつしか夢と現実が混ざり合い、自分で生爪を剥がすようになっていき爪が無くなると自らの指先を食べるようになっていた。
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『シンさんありがとうございました。
これで復讐が果たせました』
「それは良かった。
それで二人はこれからどうするんですか?」
『はい、二人で相談したんですけど閻魔大王様に頼んで地獄の獄卒にして貰おうかなって思ってます』
真琴がスッキリした顔で言う。真琴の中に存在する茉理も同じ様に頷く。
「そうですか……なら、俺に付いて来て貰えますか?」
『は、はい……』
よく分からないが、恩のあるシンさんが言うのだ無条件で付いて行く。
シンが連れて行ったのは都内でも有数の高級料亭だった。
中に入り美味しい料理をご馳走になり、
「さてと……入って下さい」
シンさんが綺麗な中居さんを呼んだ。
「アキナどうだ?」
『そうですね、いけると思います』
「そうか、良かった。
真琴さん……お願いします。
あなたを抱かせて下さい」
いきなりシンさんが言ってきた。
本当にこの人は……って三人でするのっ?
この部屋の隣には布団が敷いてある部屋があった。
もしかして最初から用意してあったの?
シンさんに抱かれるのは嫌じゃないけど三人ってなぁ……。
まぁ、女は度胸よっ!
私とシンさんが裸で愛しあってる最中はアキナさんと言う中居さんは布団の横で正座して待っていた。
ちょっと恥ずかしいけど……はぁはぁ……あぁぁぁん……。
私の中の茉理も喜んでいるのが分かる。
かつて生きていた時にはこんなに愛しそうに抱かれた事が無かったから。
はぁん……ふぅん……いっいくぅぅぅぅ……。
私の
そして私の身体が光り輝き、
『では失礼します』
いきなりアキナさんが私に口づけしてきて……何か……私の中から何かが抜かれいく……。
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はっ……私……気を失ってたんだ……アキナさんにキスされて……
『お姉ちゃん……』
茉理は起きてたん……!!
えっ?
何故茉理が目の前にいるの?
『お姉ちゃん……シンさんの力で私が実体化出来たようなの』
「本当、閻魔のおっさんも意地が悪いよな。
最初から復讐が終わったら分離出来るようにしてたみたいなんだ。
二人とも鬼にはならずに済んだようだよ」
『そう……良かった……茉理ぃぃぃ……良かったよぉぉぉ』
茉理に抱きついて泣いた……
『でも何故私達は鬼にならなかったんですか?
沢山人を殺めてるのに』
「君達は復讐の為に直接人を殺めてないからだ。
君達は優しすぎて精神的な苦痛だけで許したろう」
『でも自殺に追い込んだりしました』
「それはその奴の精神力が弱いだけだ。
人に対して危害を与えるならば自分も同じ事をされる覚悟がいる。
その覚悟も無く人を傷つけていい訳はないからね」
だから勝手に自殺した奴らはノーカンだそうだ。
『でね……お姉ちゃん……私ね……天国に行かなきゃならないの……元々は怨念がなかったら天国行きだったそうなの……復讐が成った今は怨念が綺麗に消えたから……』
『そ、そう……良かったじゃない……これで私も何の心配もせずに獄卒になれるわ……うわぁぁぁん……茉理と別れたくないよぉぉ……』
茉理に抱きついたまま泣いた。
『お姉ちゃん……天国からずっと見守ってるからね……』
『うん……』
『彼氏出来たら報告してね』
『うん……』
『それじゃあそろそろ行くね……』
『茉理ぃぃぃ……』
抱きしめていた筈の茉理がいつの間にか消えた……けど私の腕の中にはまだ茉理の感触が残っていた。
この街に都市伝説がある。
どうしても許せない事があり復讐したい人がいる場合にあるマンションに行き鬼に出会えたらその鬼が復讐を手伝ってくれる。
但し、そのマンションにたどり着くにはそれ相応の覚悟がいる。中途半端な覚悟で行っても辿り着けない。
でも辿り着けたら優しく美しい女の鬼が出迎えてくれて一言、
『あなたは天国と地獄どちらに行きたい?』
と聞かれる。
そしたらあなたはこう答えなさい、
「…………」
ってね。
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