幽霊との甘い生活!幽霊や妖怪、カッパにトイレの花子さんや雪女、更には人魚、座敷童子までみんなまとめて面倒みちゃう。だってみんな可愛い女の子だから。 作:EMO
「な……なにしてるんですかっ!
た……立って下さい」
緑髮の美女を立ち上がらせ、リビングに招き入れソファに座らせた。
『突然すみません……。
あなた様のお噂をお聞きして、居ても立っても居られないので直接来てしまいました。
どうか母を……』
詳しく話を聞く事にした。
この女性は、人魚で名前を
なんでも、人魚の女王である母親が数百年前から人間に捉えられていて母親を人質にして人間の命令を聞かされていたそうだ。
しかし、最近になって人魚の中にも反発するものが出て来て、人間に反撃しようと計画するものも出てきたそうだ。
だが、人間を襲えば必ず報復があり人魚は全滅させられる……。
まだ若い人魚は人間の恐ろしさを知らないので、計画が実行される前に母親を助け出して欲しいそうだ。
捕らえられている場所は分かっている。
だが、強力な結界と強い妖怪が守っていて人魚には手出し出来ないそうだ。
でも、なぜ俺なのか?
ある妖怪の会合で雪女と女郎蜘蛛が仲良く話ているのを聞いたそうだ。
なんでも、先の百鬼夜行の原因の男がいるとか。
しかも、数人の妖怪を従えていて日々自分の力を妖怪に与えていると……。
自分の孫が娶られて、尚且つ自分も愛して貰っているのだとか。
愛して貰ったらその度に若返って力が増すそうで……。
荒唐無稽な話なので誰も信じなかったが、藁にも縋る思いで俺の家を訪ねたそうだ。
殆どの本当の事だが、白雪さん俺のことをバラすなよ……。
翌日、俺は会長に報告した。
人魚が捕らえられている場所が俺たち一般市民が入れる様な場所ではないようだから……。
「今回は、ちと難しいな……。
場所が場所だけに簡単には手出しできん。
しかも、公然の秘密だがある国家議員の私有地との噂まである土地だ。
簡単にはいかんぞ」
「そうですか……」
予想はしていたが、かなり難しそうだ。
『リョウちゃん、そんなに素っ気ないのはおばあちゃん嫌いよっ!』
シズヨさんが会長の膝の上から飛び降りた。
リョウちゃんと言うのは会長の名前で、
「し……しかし、相手は政府の重鎮で……。
分かった、何とか敷地に入れる様に交渉してみる。
お前の愛人たちの名前を借りるかもしれんぞ。
構わんか?」
「はい、構いません。
それでなんとかなるなら……」
『んふっ!
さすがリョウちゃんね。
これはご褒美っ!』
シズヨさんが会長の股間の間に潜り込んで会長の肉棒をしゃぶりだした。
俺は、気持ち良さそうにしている会長に礼を言って会長室を後にした。
オカルト課に戻り、会長とのやりとりを説明して今回は俺一人で行動する事を伝えた。
「はぁ?
あんた何様?
私たちが役立たずって言ってるのよね?
バカにしてるの?」
アカリさんがいきなり怒り出した。
「シン、お前が俺たちを心配するのは分かるが、そんなに俺たちが頼りないか?」
レイジさんも悲しそうに聞いてくる。
「シン、私たちはチームなのよ。
要は国にケンカを売るわけでしょ?
面白そうじゃない。
そんな面白そうな事を仲間外れにしたら許さないからね」
マキさんが色っぽくウインクする。
「いいんですか?
怪異関係だから、大っぴらには出来ないですから社会的には問題無いですが、逆に何されても訴える事は出来ませんよ」
「「「承知っ!」」」
心強い仲間に涙が出そうになった。
家に帰りチヒロを交え花子や雪花、リリーに協力を頼んだ。
かなり危険な事に成るかもしれない事を伝えたが、みんな快く承諾してくれた。
代わりに全員との5Pが待っていたが……。
ふうっ!
太陽が黄いぜっ!
3日後に通行許可が出た……。
俺たちオカルト課と妖怪チームは富士樹海の観光ルートから外れた秘密の道路に車を走らせている。
突然、目の前に大きな烏天狗が現れた。
『この地は許可されたもの以外は入られん、直ちに帰れ』
俺が外に出て許可証を見せる。
「この様に許可証も有ります。
どうぞ道を開けて下さい」
『我はその様な事は聞いておらん。
帰れ』
「出来ません、俺たちはこの先にいる人魚に用があるんです」
『ほう?
あいつにな?
だが、我らは呪によって縛られておる、簡単に……ん?
お主、あの時の人間か?
我らを呼び出した時の?』
「呼び出した?
もしかして、チヒロがやった百鬼夜行の事ですか?
確かにその場にはいましたが……」
『そうか、チヒロと言うのか我らの主人は……。
あい分かったっ!
では、通れっ!』
よくわからないが、烏天狗が通してくれた。
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