幽霊との甘い生活!幽霊や妖怪、カッパにトイレの花子さんや雪女、更には人魚、座敷童子までみんなまとめて面倒みちゃう。だってみんな可愛い女の子だから。 作:EMO
「おいっ!
あの
「あの、デート迄はこぎり付けるが絶対にベッドまでは行けないと言われた彼女がか?」
「マジか?
俺の女神さまが~。
誰だ? 誰が俺の女神さまを~!」
「例のオカルト課の新人だ」
「あいつが……。
なんか会長の隠し子なんて噂があるしな……」
「そうか……金と権力を使って無理やり……。
羨ましい……」
「しかも、上村さんまでやられたらしいぞ?
あいつと上村さんが映画館でイチャイチャしてるのを目撃した奴がいる」
「二股野郎かっ!
よしっ!
俺が女神たちにバラしてやる……そしたら奴も愛想を尽かされるだろう」
「それがな……二人とも公認らしい……」
「なにーっ!
ゆ……許せんっ!
我が社の女神を二人も……。
金か? 金なのか?
はっ?
まさか……如何わしい催眠術を掛けて無理矢理……」
「いくら、オカルト課でもそこまでは……」
「無いと、言い切れるか?
許可がないと立ち居られない特別フロアーにある密室だぞ……」
「「「ごくっ!」」」
「「「「今頃……」」」」
昼時の社食ではオカルト課の話題でもちきりだ。
「ねえ、あの前田さん見た?」
「見た見たっ!
あの若さは何?
あり得ないわっ!」
「どう見ても20代半ばよ、下手したら20代前半に見えるわよっ!」
「いくらアンチエイジングしてもあそこまでならないわよっ!」
「それをこないだ本人に聞いてもはぐらかされたのよ」
「噂だと、あの新人が絡んでる見たいなのよねー」
「そうそう、同棲してるって噂よね?」
「それは違うらしいわよ。
一緒のマンションだけらしいわ」
「でも、一つ屋根の下には変わりないわよ」
「しかも、上村さんも同じマンション……」
「あの男……何者?」
「そう言えば、アカリに白状させたんだけど。
あの子たちが着てる服って全部霊糸の服らしいわよ。
しかも下着まで……」
「霊糸って、あの?
上下揃えたら数千万円するって例の?」
「そう、それ……」
「霊糸の反物って言えば、早川部長よね。
一警備部門の係長から霊糸関連の部長へ大抜擢された人よね」
「そうよ、あの早川よ……。
失敗したわーっ!
私、あの筋肉バカの早川の下にしばらくいた事があったのよねー。
あの時に落としておけばー」
「でも、あの霊糸の反物の件の立役者はあの新人らしいわよ」
「そうそう、早川と一緒にきたあの摩利香さんだっけ真っ赤な女王様。
あのホテルって今、女王様のショーを見たいセレブで予約が3年待ちらしいわよ。
あの早川のパートナーだそうよ。
凄いわー。
私もあの女王様に嬲られたいなー」
「ねえ、よく考えたら全てにあの新人が絡んでない?
本当、何者なのかしら?」
「「「「ごくっ!」」」」
ある山中の古びた屋敷のなかでは。
「そうか、我が主はチヒロ様と申すのか……」
「しばらくはチヒロ様に従う事になるな……」
「ああ……」
「前回の百鬼夜行から二百年程か……」
「で、そのチヒロ様は何ものだ?」
「分からん……。
我等を呼び出す事が出来るのだから神の系譜に連なりし方だとは思うのだが……。
あれ以来我等の前にお姿をお見せにならない」
「そうか……、ではその伴侶はどうだ?」
「その伴侶、シン殿と申しますが。
とんでもない方です……。
我等がこの国の奴らに縛られていたのを助けてくれたのですが、自らの魂を差し出す代わりに我等の怨を流せと申したのです」
「何っ!
そのような事をしたらチヒロ様の怒りが我等に向かい全滅するぞっ!」
「はい、我もそのように申しまして一旦我等の怨を収めました」
「それで良い……。
百鬼夜行を呼び出す事が出来るものはその全てを滅ぼす力も持っておると伝えられておるからな……」
「しかし、そのシン殿か……。
何者だ、チヒロ様の伴侶にして他人を助ける為に自らの魂を差し出す気概の持ち主か……」
「本当に人間でしょうか?」
「わからん……」
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