※この作品はR-18です。

幽霊との甘い生活!幽霊や妖怪、カッパにトイレの花子さんや雪女、更には人魚、座敷童子までみんなまとめて面倒みちゃう。だってみんな可愛い女の子だから。   作:EMO

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特殊超常現象対策課2

 [報告、対象者Sは自宅に帰ったもよう。

 マンション内に入るのを確認した。]

「了解。

 お前達も交代して休め。

 ご苦労だった」

 [はっ! 

 ありがとうございます。]

 

 定時連絡が終わりこれからは自由だ。

「ふぅー、終わったぁー。

 香織ちゃん、この後どうする?」

「いつもの居酒屋さんでいいんじゃない?」

 ミントこと大坂香織(おおさかかおり)が考えるのが面倒とばかりに答える。

「オッケー!」

 

 国家安全保障局の特殊超常現象対策課の課員と言っても二人はまだ若い女性だ、仕事を離れると普通の女性に戻る。

 

「あっ! 

 いたいたっ! 

 花子さんっ、一緒していい?」

 ローズこと成澤桜(なるさわさくら)がテーブル席にいる花子に声を掛ける。

 一緒にいる雪花も頷き相席に同意した。

 

 桜達が花子達と知り合ったのもこの居酒屋だ。

 Sの追跡終わりに立ち寄った居酒屋だっが、思いのほか美味しい料理だったので通う様になった。

 そんな中で赤のボディコンと白い洋装の綺麗な女の子二人連れは目立っていた……。

 既に常連になっていた花子と雪花はこの店のアイドル的存在で、いつも酔っ払いをあしらいながら食事をしていた。

 ある日混雑する店内で相席する事があり、酒の力もあって仲良くなる事ができたのだ。

 

「それにしても今日も疲れたわーっ!」

「そうね」

『じゃあ、改めてカンパイっ!』

『「「カンパイっ!」」』

 

「しかし、あなた達の彼って凄いのね。

 あなた達みたいな綺麗な二人を同時に恋人に出来るなんて」

「羨ましいわーっ!」

『彼は、奥様が一番だから私たちはその次なのよ』

『でもね、あの時はいっっぱい愛してくれるの』

 花子と雪花が幸せそうに語ると二人はそれ以上彼の詮索が出来ないでいた。

 

 花子と雪花もチヒロから外ではシンの名前を出さないようにキツく言われていたので濁す様な言い回ししか出来ない。

 

「あなた達の彼氏って奥さんいるのっ?」

『『うんっ! 

 凄く綺麗で、凄く怖い人っ! 

 そして、優しい人』』

 二人が嬉しそうに言う。

 

「二人はそれでいいの? 

 結婚出来ないんだよ?」

 桜が食い下がる。

『『構わないわ。

 彼の為に私達がいるんだから』』

 

 桜達には分からない世界だ。

 

『それに、私達の仲間がどんどん増えていってるし……』

「えっ? 

 何何? 

 あなた達の仲間? 

 それって愛人が増えてるって事?」

『そうよ、今では二十人は超えてるかしら?』

 雪花がしれっと言う。

 

(この世の中にそんなハーレムキングみたいな人が居るわけ無いわ)

「ま……まあ、元気な人ね……」

 

「ねえ。あなた達の彼って本当に人間?」

 酔った香織からいきなりなツッコミがはいる。

『そうね、彼は夢現つ(ゆめうつつ)かもね。

 だって愛された後は凄く幸せって感じなの……。

 夢なら覚めないでって。

 思い出したらお腹の中がうずくわ……』

 雪花の赤裸々な感想に桜と香織は赤面するしかなかった。

 反面羨ましい。

 

 今の桜の思い人は対象者のSなのだ。

 

 いつも尾行していて生活パターンは把握している。

 

 一人暮らしだろう事は買い物で分かる。

 男の買い物はいつも多めに買うんだ。

 だから二人前の鍋物も納得いく。

 

 しかし、付き合っている筈の同僚とのデート現場はあまり目撃しない。

 

 多分、同僚二人から偽装で付き合ってと依頼があって仕方なく付き合っているのだろう。

 この前買ったラノベに似た様なシュチュエーションの小説があった、きっとそうだろう。

 そう思い込みたい桜だった。

 

「羨ましいわ。

 一度でいいから私の相手してくれないかしら?」

 酔った香織が呟く。

『『人間はダメ』』

「ですよねー」

(ん???? 

 何か、大事なフレーズを聞いた様な?)

「私の彼ね、私が忙しいのを盾にとって浮気したんだよっ! 

 いくら週一の休みしか無いからって私の妹に手を出さなくても……」

 香織の愚痴が始まった。

 こうなれば長くなる……。

 

(また帰りはタクシーか……。

 半額は課が負担してくれてもキツイんだよね)

 

 

 

 

「じゃあまたねー」

 花子と雪花と別れた桜は酔った香織を支えながらタクシーを拾い帰途についた。

 既に日を跨いでいる。

 今日は休みだから昼まで寝られるので助かった。

 

 

 

 

 

 桜は目を疑った……。

 

 Sが目の前にいるのだ。

 

 それも水着姿で……。

 

(意外と筋肉質なんだ……。

 あの腕に抱き締められたら……)

 

 不穏な妄想を振り払う様に頭を振り現状を把握する。

 

 ここは桜が通うフィットネスクラブだ。

 プールも併設されたかなり大きなクラブで人気もある。

 

 そこにSが現れた、連れは40代の綺麗な女性だ。

 たしか別の課の女性の筈だ。

 

 連れの女性がインストラクターを紹介している。

 このインストラクターも綺麗ですらっとした20代半ばの女性だ。

 競泳水着が凄く似合っている。

 

 何故かインストラクターとSが何処かへ行ってしまった。

 

 

 一時間程してからSが顔の赤いインストラクターと一緒に帰って来た。

 

 Sはその後プールで泳ぎ、帰っていった。

 プールの中ではインストラクターがSにべったりくっついていたが……。

 




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