※この作品はR-18です。

幽霊との甘い生活!幽霊や妖怪、カッパにトイレの花子さんや雪女、更には人魚、座敷童子までみんなまとめて面倒みちゃう。だってみんな可愛い女の子だから。   作:EMO

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特殊超常現象対策課4

 なんだろ? 

 フワフワする。

 目の前にはSがいる、いやシンさんがいる……。

 

『やったー、僕の勝ちっ! 

 この体は僕のものだからね』

 どこか遠くからのような近くからのような声が聞こえる。

 

「ん? 

 この手の振り方は小蜘蛛か?」

 シンさんの声だ。

 私に向かって言ってるんだ。

『そうだよーっ! 

 ぼくっ! 

 このお姉ちゃんってずっとシン様のことを好きでさ、毎日尾けて来てたんだよ。

 だから霊力が暴走した時に僕が乗っ取ったの』

「死んだのか?」

『大丈夫だよ、意識はあるし本人と入れ替わりは自由だよ。

 まぁ、今は慣れてないから僕の自由だけどね』

 誰かが私の口を使って喋っているんだ。

 止めてください。

 私はこんな喋り方しないのに。

 だけど身体の自由はきかない。

 

 見ることと聞く事は出来るけど身体を動かしているのは自分じゃない。

 

 

 とりあえず、シンさんと一緒にフィットネスクラブを出てシンさんのマンションに向かう事になった。

 って! 

 私、水着のままよっ! 

 何処の誰だか知らないけど私を着替えさせてよっ! 

 

 

 あっさりタクシーはシンさんのマンションに着いた。

 

 いつもは入らせて貰えない2階にアッサリ入った。

 

 201号室だ、シンさんが住んでる部屋。

 でも、奥さんもいるんだよね。

 

『お帰り。

 その娘が小蜘蛛に憑依された娘?』

「そうなんだ。

 本人も基本的な霊力が強すぎて暴走してたから、憑依された事で助かったはずなんだ」

『僕が守ってあげたんだ』

 だからその喋り方私じゃないから。

 それにしても、綺麗な人だな……。

 かなわないや……。

 

『憑依されたって言っても意識はあるんでしょ?』

『うんっ! 

 今も僕を通してみてるよ』

『なら、仲間に引っ張り込むしかないんじゃない? 

 それに、その娘シンを見張ってた奴らの仲間よね。

 一石二鳥じゃない?』

 仲間? 

 何するの? 

 

『小蜘蛛、あなた名前は?』

『僕? 

 名前はないよ? 

 付けてよ』

『シン、この子蜘蛛に名前を付けてあげて』

「俺が? 

 うーん、センスないからなぁ。

 そうだ、この娘の名前分かるか?」

『うんっ! 

 サクラだよ』

「なら、お前もサクラだ」

 次の瞬間、サクラの身体が輝き出した。

「ど、どうした?」

『大丈夫よ。

 サクラが名付けされてシンを主人と認識しただけよ』

『はい、僕はシン様のものです。

 で……ですから……僕を抱いて下さい』

 やめてーっ! 

 シンさんに抱かれるのはやぶさかではないけど……。

 でも、奥さんの前で浮気宣言なんてしたらぁぁっ! 

 多分般若がでるわよっ! 

 

『じゃあ、シンこの娘を抱いてあげてね。

 中身の娘も満足させるのよ』

 奥さん公認の浮気かよぉ~。

 そう言えば花子さんも愛人が二十人越えるとか言ってたような……。

 

 しかし、みんなから見られながら抱かれるってなんかシュール。

 

 って、私ったら抱かれる前提? 

 いつから淫らな女になったの? 

 

 でも、シンさんに抱かれたい……。

 

 小蜘蛛のサクラの気持ちも分かるわ……。

 

 そう言えば、サクラって女の子なんだ。

 てっきり男の子だと思っていたけど、ボクっ娘だったんだね。

 

 今ならサクラの恋心も分かるわ。

 ずっとシンさんのスマホから色々な女性を抱いている姿を見ていて羨ましくなったんだね。

 いつか自分もって思ったんだよね。

 

 私と同じだよ。

 

 サクラ、貴女は私と同じなんだ……。

 共にシンさんに憧れて愛して、愛されたくて……。

 

 いいよ、いつまでも私の中にいても……シンさんに愛され続けられる限りずっと……。

 

 サクラの身体が再度光輝く。

 

 

『あちゃぁー。

 この娘、サクラと同化しちゃったわ。

 もう、分離出来ないわよ。

 下手に霊力が強い分受け皿もしっかりしてたわけだ。

 半妖として保護しないと……』

 

『えっと、あのどう言うことでしょう? 

 私は人間なんですが?』

『あっ、目覚めたのね? 

 だったら話が早いわ。

 あなたの魂に妖怪、この場合女郎蜘蛛ね……女郎蜘蛛の魂が同化しちゃったのよ』

『えっ? 

 私、妖怪になったんですか?』

『そう。

 あなたサクラの気持ちを受け入れたでしょう。

 だから同化したの。

 でも安心して、外観は人のままで妖怪が見えやすくなるとか霊糸を作れる様になるとかだから』

『それだけでも充分な気がします』

 

 私は半妖になったことによる悲しみはない。

 それよりもシンさんに近づけた事の喜びの方が大きい。

 そして、大胆にもなれる。

『シンさん……私を抱いて下さい』

 サクラの気持ちと私の気持ちが重なって、身体と心が正直になっている……。

 シンさんに抱かれたい……。

 

 

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




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