幽霊との甘い生活!幽霊や妖怪、カッパにトイレの花子さんや雪女、更には人魚、座敷童子までみんなまとめて面倒みちゃう。だってみんな可愛い女の子だから。 作:EMO
しかも、抱けるかと尋ねる。
『神美よ、どう言うつもりだ?』
不信感を露わにしながら崇徳院様が尋ねる。
『言葉通りよ。
妾はシンに興味がある。
日本の妖怪ばかりか、ベトナムの妖精まで虜にした男の事を知りたいのはいかん事か?
妾も女だ魅力的な男に抱かれてみたいと思うのは当然だろう』
神美さんの目は真っ直ぐだ。
その瞳には嘘や誤魔化しは存在しない。
『そうか。
シンよ、神美の希望を叶えてやってくれぬか?』
意外にも崇徳院様から勧めてきた。
『此奴はな、男から
その神美が抱かれたいと素直に言うなど初めてだ。
ワシはどんな女でも望みは叶えてやりたいと思う。
どうだろう?』
「はい。
こんな美女からのお願いなんて断る事は出来ませんよ。
こちらからお願いしたいくらいです。
神美さんあなたを抱きたい」
『ふ、ふんっ。
い、いいわ。
じゃあ来なさい』
神美さんが赤い顔をして立ち上がって俺を誘った。
最上階のスイートルームに向かう。
途中から神美さんと手を繋いだ。
何かちょっと恥ずかしいがこの人にもこんなに可愛いところがあると知って嬉しくなる。
部屋に入るやいなや、神美さんが抱きついてきてキスをした。
柔らかな舌が俺の口中を弄る。
お返しにゆっくりと舌を絡ませてみた。
口の中から微かな喘ぎが聞こえる。
唇を離すと神美さんの瞳が潤んでいるのが分かった。
直ぐにでもベッドに連れて行きたかったが、先にシャワーを浴びる事にした。
ガチャ
振り向くと神美さんが裸で風呂に入ってきた。
綺麗な身体だ。
大き過ぎず綺麗な胸、くびれた腰、そこから伸びるスラリとした脚。
その中心には申し訳程度の陰毛とワレメ。
思わず抱きしめて唇を合わせた。
いきり勃った肉棒を神美さんの腰に擦り付けていると神美さんが微笑みながらしゃがみ込んで俺の肉棒を咥える……。
その後、ベッドへ神美さんを運び身体を合わせた。
光り輝きながらいく神美さんは綺麗だった……。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(ふふっ、はははっ!
これがシンの力か!
妾が一段進化したような感じがする)
神美の横に裸で寝ているシンの顔を見ながら一人呟く。
『ああ……愛しい人……。
食べてしまいたい……』
すると神美だったモノがいきなり巨大狐に変化する。
いや、変化を解いて本性を露わにしたのだ。
巨大狐は口を大きく開き寝ているシンを一飲みにするとホテルの窓を突き破り夜空に消えた。
崇徳院もホテルの騒ぎに気付いたが既に遅く、シンと神美の姿は消えていた。
翌日、崇徳院はシンのマンションに来ていた。
昨夜の経緯を説明する為に。
『すまぬ、油断した』
チヒロに頭を下げる。
『どんなにしおらしくしても九尾の狐の本性は変わらなかった訳ね』
意外にもチヒロは冷静だった。
『シンはまだ生きてるわ。
私が存在してるのがその証拠よ。
でも、私からシンを奪った九尾の狐は絶対に許さない』
昨夜、シンの気配が消えたと感じてから直ぐにアカリ達を呼んで話し合っていた。
九尾の狐が何かしたと直感したから。
『結局は将門が正解だった訳だ』
『うむ、ワシらも平和ボケしていた。
過去からずっと九尾の狐は要注意だったのに、あやつの態度に騙された』
うな垂れたままの崇徳院。
「ふうー、ただいま」
するとリビングにアカリが入ってきた。
『どうだった?』
「うん、チヒロの言う通りだったわ」
ほらっ、とシンのスマホと霊糸の服を差し出す。
『やっぱり封印されてるわね』
シンのスマホが封印されていた。
「だからシルバが出られなかったのね」
『そう、多分服を脱いだ後に封印された。
部屋にも結界が張られてた筈よ』
「随分と用意周到ね。
シンを狙う気満々じゃない」
アカリが崇徳院をチラリと見る。
『既に起きてしまった事をどうこうしても始まらないわ。
要はどうやってシンを取り戻すかよ。
雪花達に九尾の狐の行方を探って貰ってるからそれからね』
「そうね。
それから、あの船に神美って言う乗客は居なかったわ。
乗員達を含めて眩惑されてたかもね」
チヒロはアカリの報告は予想していた。
九尾の狐が普通の人のフリをして日本へ来る、それを日本の妖怪や怨霊達が知っているのを承知の上で。
なんの対策もしてない事はない筈だから。
それから数日経った。
『九尾の潜伏先が分かったわっ!』
雪花と花子がリビングに駆け込む。
『はぁはぁ。
かつてリゾート開発されたまま放棄された島がありまして、そこに居るようです』
『そこに、異様なくらい強力な結界が張られてるの。
日本の妖怪にあんな結界を張れる奴は居ないわ。
今、おばあちゃん達やリリーに見張って貰ってるの』
『ありがとう。
後は平将門を待つだけね……』
チヒロが静かに応える。
昂ぶる気持ちを抑え込むように。
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