※この作品はR-18です。

幽霊との甘い生活!幽霊や妖怪、カッパにトイレの花子さんや雪女、更には人魚、座敷童子までみんなまとめて面倒みちゃう。だってみんな可愛い女の子だから。   作:EMO

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日本三大怨霊11

『百鬼夜行を召喚するわ』

 将門と融合したチヒロがアカリたちを呼び九尾の狐に宣戦布告する意思を伝える。

 

 場所は九尾の狐がいる放棄されたリゾート島、そう嘗てシンが死に掛けチヒロが百鬼夜行を召喚した因縁の島だ。

 今、九尾の狐はそこに強力な結界を張りシンを隠しいる。

 未だにシンの気配は掴めないが、生きているのは分かる。

 もし、シンが死んだならばチヒロは直ぐに感じることが出来、さらに自らも存在しなくなる予感はあった。

 

「ヒソヒソ……」

『ヒソヒソヒソ』

『うんうん』

 

『そこっ、何コソコソ話してるのっ!』

 チヒロがアカリと花子と雪花を指差す。

 

「いえっ! なんでもないわっ! 

 別にチヒロがゴリマッチョになったなんて思ってないか……」

 言ってからしまったと思ったアカリだった。

 

『ゴリマッチョ……。

 私がゴリマッチョ……』

 明らかに落ち込んでるチヒロにこれ以上声を掛けるの勇気はない花子たち。

『でも、その姿も可愛いわよ。

 その鳩胸みたいな大きな胸や細いけど割れた腹筋、張りのある太ももなんかも全て可愛いわ』

 そこにリリーが追い打ちを掛ける。

 

『い、いいもんっ! 

 この怒りの全てを九尾の狐に打つけるからっ!』

 チヒロが開き直った。

 

 

 

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 九尾の狐は焦っていた。

 飲み込んだ筈のシンが一向に消化されないから。

 巨大狐の姿のままでこの島に上陸したのはシンを飲み込んでからすぐ。

 この島は来日する前から目を付けていた、リゾート開発は放棄されていて人の気配が無く更に百鬼夜行が召喚された反動で霊的な空白地帯になっていたから。

 

 周りに結界を張り、じっくりとシンを消化して取り込み我が力にする。そして日本の妖怪どもを我が僕(しもべ)にするつもりだった。

 天敵は平将門ただ一人、崇徳院や道真は既に下している。

 負ける訳が無い。

 別に日本を手中に収めるつもりはない。

 只の暇つぶしだ、かつての様に人の憎悪や恐怖心を煽り餌とする必要も無い。

 憎悪の種は至る所にあるから……。

 

 

 

 んべっ! 

 飲み込んだシンを吐き出す。

 すると、真っ白な繭が出てきた。

 薄っすらと中が透けてみえる、中にはシンが膝を抱えて丸まっているようだ。

 

 何故だ? 

 シンの護衛に付いていた奴や霊糸の結界は排除した筈。

 シン自身の霊力にはまだ計り知れないものがあったのか? 

 

 だったら喰うのは止めだ、シンと交尾をしながら霊力を貯める方が効率が良い。

 嫌がるなら腕の一本でも喰ってやれば言う事を聞くだろう。

 

 そして、シンの繭を破った。

 

 

 

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

『よしっ! 

 シンの気配が現れたっ! 

 今よっ! 

 来なさい、百鬼達っ!』

 島の周りで待機していたチヒロ(マッチョVer)がシンの気配を察知したので一気に百鬼夜行を召喚した。

 島を覆う様に暗雲が立ち込める。暗雲はカミナリが鳴り響き島の周りを焼け焦がすが結界に阻まれカミナリすら中に入れないでいる。

『よしっ! 

 雪花っ! 

 結界を破る準備っ!』

『はいっ! 

 お母さん、おばあちゃんっ! 

 そして姉妹達っ! 

 よろしくっっっ!』

 数多の雪女達が島の結界に手を充て結界を中和させようと霊力を流し込む。

 元々、雪女は結界を張る事にかけてはピカイチの実力を持っている。

 シンの精力を貰っている雪花はかなり強い部類に入る。

 しかし、それら雪女達をもってしても手強い結界だ。

『ゴメン……もう……』

『もう少し……』

『あっ……』

 次々と雪女達が脱落する……が雪花、深雪、白雪たちが最後までがんばる。

 

 数時間はたっただろうか……。

『はぁはぁ……もう少し……。

 シンといっぱいやるんだぁぁぁぁぁっ!』

 雪花が最後の力を振り絞って霊力を出し切った。

 

 パリンッ

 

 針の先程の小さな穴が開いた……。

 

『いまだぁぁぁぁっ! 

 いけぇぇぇっ!』

 チヒロが雪花が必死に開けた穴を見過ごす事は無い。

 その穴に向かって烏天狗軍団が霊力を流し込む。烏天狗は膨大な霊力を内包している妖怪だが何時も自己鍛錬に力を使っている。だから外に向かって力を使った事が無い。その小さな穴に力を入れるが中々大きくならない。自分たちの鍛錬の限界は自分たちが決めていたと気付かされた。

『だが、我らも日本妖怪の端くれっ! 

 意地があるっっ!』

 リーダーの烏天狗が穴に向かって両手を翳す。

『皆の者っ! 

 我に力を集中せよっ!』

『『『『『『はっ!』』』』』』

 烏天狗のリーダーに向かって烏天狗たちから霊力の波動が集中する。

『はあぁぁぁぁぁぁっ!』

 バリンッ! 

 烏天狗を中心とした十メートルくらいの結界が破壊された。

 

『良しっ! 中に入るっ! 

 百鬼達は九尾を見つけたら直ぐに報告する事っ! 

 勝手に攻撃しないっ! 

 ヤツは無敵よっ! 

 目的はシンを取り戻す事だけだからっ! 

 危なくなったら逃げなさいっ!』

『『『『『『『おおっー!』』』』』』』

 百鬼達が喜びの雄叫びを上げる。

 次々と結界の中に入るが、弱い妖怪たちから消滅してゆく。結界内は高濃度の瘴気が渦巻いていた。

 

『私が九尾の元へ行くからみんなは援護してねっ!』

 チヒロが先に行く。

 チヒロは将門と融合した自分しか九尾に対抗出来る存在は無いと分かっていた。

 

 中はドス黒い瘴気が充満していて数メートル先も見えない状態だ。だが、チヒロはシンの気配を頼りに進む。絶対に間違えようの無い愛しい人の気配だ。

 

 しばらく進むとより瘴気の濃い建物が見え、早速中に入る。中には意外にもすんなり入ることができた。そして、瘴気が無くなっていた。

 

 この中にシンがいる……。

 

 ある部屋の前に来た。

 

 シンが居る……。

 

 バンッ

 

 勢いよくドアを開ける。

 

 ………………。

 

 パンパンパンッ! 

『はぁぁっ! 

 いぃぃぃぃっ!』

「オラオラっ! 

 この雌ギツネめっ! 

 何処がいいのか言ってみろっ! 

 淫乱女狐っ!」

『はぁぁぁぁっ! 

 シン様ぁぁぁぁっ! 

 わらぁしのぉ汚いオマンコがぁぁぁっ!』

 パンパンパンッ! 

「そらっいけっ! 

 淫乱女狐っ!」

『いっちゃぅぅぅっ! 

 シン様のおチンチンでいっちゃぅぅぅっ!』

 ドクッドクッドクッドクッドクッ! 

『はぁぁっ! 

 ありがとうございますぅぅぅぅっ!』

 九尾の狐が光り輝く。

 

『……。

 えっ……と、シン?』

「あっ、チヒロっ! 

 助けに来てくれたんだ? 

 ありがとう」

 何時ものシンが目の前にいる。

 嬉しいが……嬉しいけど……その前に狐からそのブツを抜けや! 

 何か分からないけど怒りが湧いてきた。

『シンのバカァーっ!』

「ぶへっ!」

 チヒロの右ストレートがシンの顔にヒットした。

 

 

 

『で? 

 どう言う事?』

 チヒロの目の前には全裸で正座するシンと九尾の狐がいる。

 側から見たら不倫現場を見つけた正妻が問い詰めている様にも見える。

 まさにその通りなのだが……。

 

「俺が気付いたらこの場に居たんだ。

 そしたらこの九尾の狐が迫ってきて……」

『だから、やってたと?』

「はい……」

『私達が心配して、必死でこの結界を破って、何人もの仲間たちが消えていってたその最中にや(・)っ(・)て(・)た(・)ん(・)だ(・)?』

「はい、すみません」

 項垂れるシンにしがみついて震える九尾の狐。

『で? 

 アンタはなんで人の旦那を寝取ってる訳?』

 ビクッとする九尾の狐。

『い……いえ、すみません』

『すみませんで済むなら警察は要らないんじゃあっ! 

 あ"ぁ?』

 ほとんどヤクザの様なチヒロ。

『ひぃぃぃっ!』

 ジョロロロー。

 その場で失禁してしまった九尾の狐。

 

 

 チヒロの尋問によると、九尾の狐は飲み込んだシンが消化されないので、精気のみ吸い取る事にしてセックスしようとしたのだ。

 だが、九尾の狐の体内にいたシンは九尾の狐の本性を感じる事が出来たので九尾の狐に対してドSを演じた。

 九尾の狐の本性はドMで、本来なら攻められるのが好きなのに周りの人間たちは卑屈な男ばかりで自分の本性に気付いてくれなかったそうだ。

『で、シンがSMプレイをしてくれたので落ちた……と』

『はい、チヒロさま』

『チヒロさま?』

『はい、ご主人様の奥様ですからチヒロさまと……。

 いけませんか?』

 九尾の狐が首を傾げる。

『い、いえ……ダメじゃないけど……もしかして、完全に主従つけちゃった?』

『はいっ! 

 さっきのご主人様を叱るチヒロさまを見て私、いってしまいましたの』

 さっきの失禁は潮を吹いてたんだ……。

 

『もう、一生チヒロさまとご主人様に付いて行きますわ』

『また増えた……』

 




お読みいただきありがとうございます。
出来れば評価もお願いします。

すみません。
次話から始まる章は鬱展開があり、レイプや暴力表現があります。

苦手な方は飛ばして下さい。

一応妖怪が人間の味方だけでは無い事を表現したくて書いた話です。
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