明日から夏休みって時期に、担任の先生が替わるそうだ。
「今日から君達の担任になりましたジョディ・サンテミリオンです。担当は英語です。宜しくお願いしますね」
アメリカ人だそうだ。金髪ショートカットで眼鏡かぁ。そう言えば、眼鏡女子って身近にいないなぁ。
「近藤君!」
ドン!
誰かに机を叩かれた。
「へぇ?」
声の主を見ると、新任の先生の怒った顔があった。
「何度呼べばいいのですか?」
しまった。出張疲れで、ぼぉ~っとしていたかも。出張は期間を満了せずとも終わったのだが、子守りが大変で…インデックスとラストオーダーが…散歩に連れていたり、飯を食わせたり、あぁ、あいつらの名前を考え無いとなぁ。
「近藤君!」
あっ!そうだ、怒られていたんだ。
「後で、私の教務室にいらっしゃいね」
あれ?呼び出し…夏休みの注意点の確認かな?
「一弥君、山に行くんですか?」
深雪に訊かれた。
「そうだな。行く予定ではあるけど、バイト次第だな」
バイト、勿論公安のお仕事である。まだ、美琴の件が完全に終わって居ないらしいのだ。
---ジョディ・サンテミリオン---
シュウから情報を貰った。この帝丹高校へ潜入してみればと、アドバイスを貰った。一見普通の高校であるのだが、担任になったクラスの生徒達の情報を見て身構えた。鈴木家、千葉家、司波家、坂本家、工藤家、そして近藤家の子息達が通っていた。マークすべき家系の者達がこんなにも集まっているのは異常である。これが国立高校であれば、国策関連だと思うがここは普通の高校である。
「近藤一弥、入ります」
ノックしてから応答を待って入るのがマナーだぞ…眠そうな顔の近藤一弥が入って来た。出席日数は校内最低であるが、テストの成績は学年トップである。秀才タイプの不良なのか?
「なんでしょうか?」
彼の目が私の手元を見続けている。
「なんで、ガンダコがあるんですか?」
え…FBI捜査官として職業柄、出来てしまう銃によるタコ。それを一見して見抜いたのか。
「そうか、先生は潜入捜査官なんですか?公安ですか?いや、金髪だと、FBIかCIAかな?」
そこまで見抜かれているのか。コイツ、何者だ…狼狽えた私に近寄り、壁際に追い詰められての、壁ドン!彼からの視線と合い、胸がキュンとした。マズイ、動揺しているわ。ここは深呼吸をして…
「あっ…」
タイトなミニスカートであったのが裏目に出た。彼の指が股間を這っている。たった一度這っただけなのに、疼いている。この子、何者なの…一介の高校生では無い。プロのようなフィンガーテクニック持ちか?
「ふ~ん…先生、溜まっているんですか?」
襲われる…だけど、助けを呼ぶ声が出ない。一弥の雰囲気が変わった気がするが、今は其れ処では無い。
「あっ!」
もう一度、彼の指が股間を這った。それだけで、もうグジュグジュになっている。胸が苦しい…ブラが胸を締め付けているようだ。
「苦しそうだね。今、楽にして上げるよ」
ジャケッドを脱がされ、ブラウスを脱がされ、ブラを外され、スカートを…みるみる全裸へと剥がされていく。教卓に腹ばいになり、腰を持ち上げられ、彼が入って来た。教務室で…なんて大胆なの…アメリカでもこんな大胆な生徒は珍しいと思おう。胸を掴まれ、乳首を指で捏ねられ、体内にいる彼が暴れるのが気持ちが良い。もっと、欲しい…もっと…
気が付くと夜だった。教務室の床に全裸で倒れていた。全身が筋肉痛である。特に股間がヒリヒリしている。立ち上がろうとするが、立ち上がれない。腰が抜けたようだ。一体、何回したのよ。そうだ。彼の精液を採取しないと…股間から漂う薬剤の香り。まさか、精液が検出しないように薬剤を股間に入れたのか?そうなると検査した方がいいな。
知り合いの医院を訪ねた。
「どうしたの、ジョディ」
先生が出迎えてくれた。小児科専門であるが、急患なら誰でも見てくれる。
「ちょっと、無茶されて…膣洗浄と検査と治療をお願いします」
「わかったわ、奥の部屋で全裸になって、台の上に寝てね」
言われた通り、全裸で台の上にねた。開脚機で股を広げ、開口機で、膣口を広げて、内視鏡で検査しつつ、膣洗浄をしてくれた。
「綺麗なものよ。キズも無いし、子作りも出来るわよ」
そうか…安心したわ。
「あれ?ジョディ先生?何をしているの?」
えっ、なんで…言葉を飲む私。あの近藤一弥が、目の前に現れた。
「彼女、誰かに乱暴されたみたよ」
「ふ~ん、先生ってタフなんだね」
胸を揉まれ、唇を重ねて来た。タフなのは。コイツの方だ。抵抗する気力が無い私。
「一弥!ハウス!もう、こんな歳上は襲わないように」
「志保ならいいの?」
バキ!
「何度でも言うわ。さん付けしろ。お前は歳下なんだからな」
あれ?このヤリトリはどこかで見たような…どこでかな。う~ん…
◇
うぅぅ~ん…ぼんやりとした意識で、私は女豹のようなポーズで、彼のアレを舐めていた。彼の手は私の胸を弄んで、彼の視線は私の股間をロックオンしていた。
「見られるだけで、感じちゃうんだね、ジョディ」
彼の言葉の波動が股間の敏感な部分を刺激し、力無く倒れると、口の中に彼のモノが収まった。どうすれば、このサイクルから出られるんだ?
「ラムに身体を委ねれば、楽になるわよ」
全裸のベルモットが私を退かして、彼と身体を重ねていく。彼の前ではベルモットですら、子猫のように振る舞っていた。
『殺された恨みを殺しで返しても、その連鎖は止まらないと思わないか?もし、ジョディがベルモットを殺しても、死んだ者達は生き返らない』
分かっている。そんなことは…
『ならば、お前の両親を蘇らせてやる。感動の再会を果たせ』
次の瞬間。目の前に私の両親が現れた。だけど、二人の様子がおかしい。
『それはおかしいに決まっているだろ?魂は既に転生して、ここにあらず。その生き返った肉体には残留思念しか残っていない。さぁ、生き返った死者達とのスキンシップを愉しめ』
いやぁぁぁぁぁ~!両親だった者達が襲い掛かって来た。胸を舐められ、目玉に口づけをしようとしている。股間に腕が入って来た。
『ソイツらに理性は無い。死者が生き返るって、リビングデッドになるだけだ。お前が望んだのだ。両親を返せと。なぜ、嫌がるんだ?待ち望んでいた再会だろ?』
あのベルモットが愛おしそうに彼のモノを舐めている。彼が新しいボスなのか?ベルモットから殺意が感じられない。今なら、アイツを殺せる…
◇
うっ…あれ?夢かな。ここはどこだ?見覚えの無い部屋。ウォーターベッドに横たわり、天井には鏡が張られていて、私の上に男性が載っていた。その男性のアレは、私に入っていて、徐々に大きくなっているようだ。男性の意識は無い。まさか、これが、朝立ちと言うモノかっ。アンビリバボー…
うっ…身体の奥底に何かが打ち込まれ、その感触の余韻に浸っている。って、子宮内で出したのか?男の顔を見ると、近藤一弥だった。まさか、こいつがラムなのか?ふと、腕を見ると、咬み痕が数カ所ある。歯形からして、一弥のモノではない。まさか、リビングデッドに噛まれた痕か?股間を見ると肉片がこびりついていた。それを採取しておく。一弥から脱出して、服を…あれ?服がないなんで?
「何を探しているの?」
寝ぼけているような素振りの一弥。
「服は?私の服!」
「あぁ、先生、粗相したから、洗濯したでしょ?脱衣所の乾燥機の中だよ」
脱衣所の乾燥機の中に、私の衣服はあった。それを着衣していく。時計を見ると、まだ0時前であった。一弥を置いて、外に出ると、ラブホにいたようだ。勤務初日に生徒とラブホって、マズイでしょ?その足で、FBIの日本支局により採取した肉片のDNAを調べて見ると、それは私の父の物であった。
---近藤一弥---
ラブホにて、一人で目覚めた。何故、一人で寝ていたのだ?誰と来たのやら?まったく思い出せない。最近、記憶の脱落が多い気がする。記憶にない時って、俺は何をしているんだ?
忍び足で蘭の家の俺の部屋に戻ると、俺のベッドには蘭がいた。
「お帰りなさい。あのね…今日はダメな日だから、胸で我慢してね」
って、いや、連日連夜遣りたい訳では無いんですが…半裸の蘭としばしの睡眠。
翌日…
「で、昨晩は誰と行ったの?」
「それがさぁ、俺、一人で寝ていたんだよ」
「一人でラブホ?あり得ないでしょ?」
「うんうん、そう思うんだけど、誰もいなかった。幽霊相手ってことは無いよな?」
「一弥は私より、幽霊相手がいいの?!」
ダメな日の蘭が怒っている。
「蘭がいいよ」
「なら…お願い…来て…」
「今日もダメな日じゃ…」
「そうだったわ。ありがとう、気づいてくれて」
蘭の唇が俺の唇に…今朝の蘭のキスの味は、ネギの臭いたっぷりの納豆味だった…
---ジョディ・スターリング---
翌日…未だに黒の組織を追っているシュウの母親である、赤井メアリーと待ち合わせた。場所はホテルのプールサイドである。
「何かしら?あなたから連絡があるって」
「シュウは、組織に寝返ったの?」
隣合ったベンチシートに横になっている私達。
「寝返ったのとは違うわ。和解したのよ。実の姉妹で争うことでも無いでしょ?仕事上での避けられなかったことよ」
お互いに上からの命令は絶対であり、自分達の意思は尊重されなかった悲劇って線かな?
「旦那さんを殺されて、恨まないの?」
「恨んでも何も産まれ無い。死んでしまった人を返してもらっても、辛いだけでしょ?」
メアリーも体験したようだ。リビングデッドとの再会。
「それよりも、これからを考えるべきじゃ無い?場所を移しましょう」
メアリーに付いていくと、サウナに入って行った。中には、私達以外、誰もいない。
「ここなら、監視されないわ」
あの場所で監視されていたのか?
「ジョディはどうだったの?」
「どうって?」
メアリーとの距離が近く感じる。あれ?水着が脱がされていく。抵抗出来無い私。なんで?何かの術を掛けられたのか?
「ラムとしたんでしょ?」
メアリーもか…
「彼は私に幸せをくれた。あなたにもでしょ?」
今までに感じたことの無かった悦びを貰った。あんなにも熱中出来たことは、他には無い。
「正直になりなさい。ジョディ…あなたも、もっと欲しいでしょ?」
欲しい…もっと悦びが欲しい。メアリーと身体が重なり、メアリーと貝合せをしていた。メアリーの乳首と私の乳首での押し相撲…まだ、未体験の悦びはたくさんあるようだ。
◇
たくさんの男性に担がれて、彼の前へと運ばれていく。私、メアリー、ベルモットが、アイアンメイデンの中に収められ、蓋が閉められていく。内部に突き出ている電極が、全身のツボを刺激していく。身も心も蕩けていく感覚である。あのベルモットも同じ目に遭っているかと思うと、気分が良い。
アイアンメイデンから取り出され、水風呂に投げ込まれて、身を清めていく。自分の体液塗れになった身体の汚れを、ここで落とすのだ。
今度はたくさんの女性に担がれ、室の中に置かれ、塩で塗り固められ、身体の汚れを浄化していく。口の前にある管を吸うと液体が飲める。この液体により、身体の芯が温まり、身体の中の汚れも排出できるようだ。
全身を浄化された私達は彼の前に置かれ、彼のモノを三人で舐めていく。彼曰く『仲直りの儀』だそうだ。そして、奥の寝座で4Pをし、私は組織に入ることを認められた。
---坂本一弥---
翌日…昨日の記憶がまるで無い。昨日、志保の家に行ったのだが、眠剤を打たれ、1日中寝ていたらしいのだが…なんか、とっても眠い。
「寝過ぎると、余計に眠くなるそうだよ」
蘭の朝練に付き合っている。何故、朝練って走るんだ?学校の校庭に着くと、深雪、達也、エリカが待っていた。
「漸く来たな、一弥!」
何故か百代までいる。
「お前、まさかここまで走ってきたのか?」
コイツの家って川崎じゃなかったっけ?
「勿論だ。朝練は走るモノなのだ。はははは」
あぁ、コイツ、無口なら美少女で通るのに、残念なヤツだ。今日の蘭の相手は、この立ち技世界一女である。達也も挑んでいるが、俺は挑まない。百代の弱点を知っているからだ。寝技に持ち込めば、マグロになるのだった。だが、蘭と深雪の前で、マグロプレイは危険である。彼女達の何かを刺激しかねない、俺にとっては一種のピンクトラップである。
「お相手をお願いします」
深雪が仕掛けて来た。深雪の蹴りやパンチを受け流していく。下手に関節を極めると、折れそうで怖い。
「私も行く!」
特殊警棒を抜いたエリカも来た。深雪の攻撃を受け流しつつ、エリカの攻撃範囲に入らないように、深雪を誘導し、エリカには本気の蹴りを叩き込む。
「何っ!」
背中から落ち、5メートルくらい滑っていった。
「スゴイです。私の攻撃を捌きつつ、エリカに攻撃するんなんて…」
深雪の目が輝いている。抱きつかれたら、厄介である。抱きつかれないように、ステップで逃げていると、
「今日こそは勝たせてもらうわ」
って、百代。百代の正拳突きをキャッチして、一本背負いを投げっぱなしにして、深雪に捕まらないようにする。
「確かにスゴイな、一弥」
達也からのお褒めの言葉。が、達也と蘭も攻撃に転じてきた。三人は無理ポイ。蘭の蹴りに対して、変わり身の術で、達也と位置をチェンジした。
「えっ!忍術…いつの間に…」
深雪が以前使っていたので、少し練習したら、マスター出来たのだった。蘭の蹴りを達也が代わりに防御し、そこで、本日の練習は終わりだ。
「一弥!変わり身の術は禁止にしようよ」
って、蘭。達也が苦笑いしていて、深雪は相変わらず、目をキラキラさせている。
「あぁ、そうだ。明日からバイトだから、当分、朝練は無理だよ」
何故か、みんながっかりしている。達也までもが…