※この作品はR-18です。

その男、粗暴につき 改変版   作:もっち~!

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名探偵、真実に辿り着く

 

---工藤優作----

 

翌日、目暮警部に、昨日別れた後、何者かに拉致されて、妙な依頼をされたことを伝えた。

 

「九島家の隠しているお宝ですか?」

 

「どうやら、人材らしいのだが、何か心当たりはありますか?」

 

「九島家は我が国をささえる財閥の一つです。優秀な一族ですから、候補沢山いるかと…」

 

「私を脅しても手に入れたい人材だと、替えの効かない人材だと思います」

 

「替えの効かないだと、次期当主か?」

 

「それは違います。次期当主候補はいるでしょ?替えが効きそうだ」

 

九島家について調べないとダメかぁ。この国の裏に精通している者に訊かないとダメだ。表になっていない事柄に真実がありそうである。知り合いで知っていそうなの者は…鈴木家の相談役である鈴木 次郎吉に会いに向かった。

 

「九島家の宝についてか?」

 

本題を切り出すと、いつに無く神妙な顔付きの相談役。

 

「う~ん、そうだな。あるにはあるが、あれは九島家の宝と言うより、汚点に近い。いや、汚点その物だと思う」

 

汚点?宝が汚点なのか?まさか、隠し通したい秘密ってことか…

 

「近藤家については知っておるか?」

 

「どの近藤家でしょうか?」

 

近藤と聞いて、まず思い浮かぶのは近藤勇であるが…

 

「饅頭屋じゃよ」

 

「近藤長次郎ですか?」

 

「そう、坂本家の片腕であった近藤家じゃ。そこの最後の当主の長作、彼にとっての宝物のことじゃ。これから、話すことは最重要事項でレベル5じゃ。心して聞けよ」

 

相談役の口から九島家の犯した大罪が語られた。

 

「その末に生まれた彼は、何者なのか、未だに分からぬ」

 

宝の正体は、人間では無かった。

 

 

 

---近藤一弥---

 

ミサカランドに都市鉱山用のプラントを建設し、貴金属やレアメタルを取り出していく。従業員は美琴の妹達である。払い下がられた学園都市の温泉やファミレス、コンビニなどの生活に必要なお店も妹達に任せている。

 

インデックス、ラストオーダーは一日中、喰うに困らぬようにファミレスに監禁状態である。いや、監禁しなくても、出て来ないけど…

 

美琴は学校に通うために、ウザミン達と同居することにした。同じ年代の同性と一緒の方が何かと便利だと思って。週末は後ろに美琴を乗せ、バイクで立川までツーリングである。

 

「ありがとう、一弥。妹達の住環境だけでなくて、仕事まで用意してくれて」

 

「いや、俺も方もありがとうだよ。信用出来る働き手が手に入って…」

 

ミサカランドには、病院あり、妹達のケアをしやすくした。カエル顔の院長は腕は確かなのだが、顔が信用できるように見えないのは、どうしてだ。

 

「ねぇ、ミサカランドって名称はどうにかならない?なんか、聞いていて、背中がむず痒いんだけど」

 

「どうにか?まぁ、仮称だから、正式名称は、スポンサー達が決めてくれると思う」

 

出資者達にアンケートを採っている。その中からシックリする名称におちつくだろう。

 

入り口のゲートを潜り、プラントへ向かう。プラント近くの一角に弘一さんの組織のサーバーを置いているエリアがあるのだ。美琴を妹達の元へ届け、俺は弘一さんの元は向かった。

 

「どうですか?」

 

建設状況を訊いた。総ての建物の屋根にはソーラーパネルを敷設してある。太陽光エネルギーを無駄なく取り込む作戦である。このエリアだけの毒実した発電施設を手に入れる予定である。外部から電力切断は怖いから。幸い、人口密度は低く、充電設備も大量に置けそうである。

 

「レアメタルの回収率は良いぞ。不法投棄で汚染された沢などの復旧事業も好評だしな」

 

不法投棄事案で摘発した場所の廃棄物回収を請け負っていた。捜査機関と後始末機関が一体なので、不正になることも無い。優良企業として、成長しているようだ。

 

 

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