※この作品はR-18です。

ラブコメブレイカー〜彼女達は俺のセフレだから〜   作:クロアブースト

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連続投稿。4000字超えるとは万里花のヒロイン力は……以下略)

というか中途半端に書き残してた分を投稿しただけなんですけどね。
多分投稿ペース落ちます。

※本作の万里花は作者の方言不足で下手に方言やるとボロが出るので標準語しか喋りません。

万里花を救うのに必要な問題が二点。
・自身の生活を縛る橘家の権力
・二年間入院が必要の病気
これ、普通の一般人じゃ解決出来ないので異能で解決という力技展開なのでそういうの苦手な方はブラウザバック推奨です。


〜番外編〜 橘万里花①

「ありがとう白亜君、橘さん!」

 

女生徒はお礼を言って駆けて行く。

 

「これで8件目、相変わらず親切ですわね詩音さん」

「俺が親切なわけじゃなくて彼女が頑張ったんだよ」

「一緒じゃないですか……」

 

溜息を吐く万里花。

現在詩音の相談室での依頼を万里花は訳あって手伝っていた。

 

切欠は万里花が楽様へのアプローチへの手応えの無さから来る焦りだった。

楽様と婚約する為に転校して来たのに一向に進展しない。

原因は様々だ。

 

入学して来て恋人としてゴリラのように腕力の強い桐崎 千棘がいたことだろうか?

いや、彼女は偽の恋人だと判明しているし公の場では万里花のアプローチの邪魔こそするものの二人きりならば邪魔立てする素振りすらない。

桐崎さんは寧ろ楽様よりセフレに夢中の様子なので自分が横取りしても構わないと思っている様な節すらある。

何せ偽の恋人としての登下校や一ヶ月に一回行うデート以外では、セフレの元へしょっちゅう遊びに行ってセックスに耽るのである。

それを情報網から知った時はとんでもねぇビッチですわと思ったが、彼女のセフレはその一人だけであり他の男は誘う素振りすらない。

そのセフレが本命であり、楽様は恋愛対象としては見ていないのだろう。

とにかく彼女は偽の恋人とはいえ楽様に恋慕してないのなら脅威足り得ない。

 

 

楽様の片想い相手である小野寺 小咲がいることだろうか?

いや、楽様本人はともかく小野寺さんは明らかに楽様へ異性としての関心がない。

先日楽様が転んだ際に小野寺さんの胸元へ手を突っ込んでしまうアクシデントがあった時、小野寺さんは恥ずかしがる素振りすら見せずに「もう、駄目だよ一条くん」と笑って注意して天使だとクラスメイト達に畏敬の念を抱かれるイベントがあった。

少しでも恥ずかしがるなり、怒るなりすれば好悪問わず関心があると思われるのだが、まるで子供のイタズラのように気にしてすらいなかった。

あれでは無関心と言ってもよく、恋敵のはずなのにお労しや楽様と思ったのは秘密だ。

 

因みに彼女の趣味はド変態プレイらしく、母親不在のタイミングを狙ってセフレを連れ込み数々の変態プレイを自室で行っている。

先日は頭にウサ耳カチューシャをつけ、アナルにうさぎの尻尾を模したアナルプラグを入れながらセフレの股の上でぴょんぴょん跳ねてたらしい。

エロエロな下着には使用済みコンドームが巻き付けられており、あそこまで卑猥な兎は存在しないだろう。

しかも妹は覗き見しながらオナニーしていると聞いた時には、小野寺家の闇はどれだけ深いのかと耳を疑った程だ。

それを情報網から知った時はとんでもねぇ変態ですわと思ったが、セフレの前以外では一切変態プレイをする素振りがない。

寧ろ夢ではなかったのかと錯覚する位に明るく店番をするらしい。

とにかく一番の懸念事項であった楽様の片想いが片想いで終わるのは目に見えているので、小野寺さんは脅威にはならないのだ。

 

 

桐崎さんのボディーガードの鶫 誠士郎がいることだろうか?

いや、彼女は主人である桐崎さんの目の前で手を出すことに注意しているのであって、桐崎さんがいない時に楽様へ抱き付いた所を通りかかった彼女は、「コホン、あまりハメを外しすぎるなよ」と最低限注意しただけで去っていった程である。

仮にも主人の恋人に手を出しているのに口頭注意しかしないとか最低限の義務でしか関与しませんよと言っている様なものである。

楽様へ関心が無いのがはっきりと伝わった。

 

因みに彼女は先日セフレと路上淫紋露出プレイをやっていた。

サングラスや帽子で変装してたので鶫さんだとは特定されないだろうが、布面積の少ないへそ出しトップスとホットパンツコーデで下腹部からへそ部分へと伸びるピンクのラインの一部がテカテカと輝いており、思春期の男性達は淫紋ではないかと連想して前屈みになる人達が続出したらしい。

もじもじ恥ずかしがるならやらなきゃ良いのにと思われる位に鶫さんは恥ずかしがりながらもセフレに手を引かれて路上を歩き回り、最後はラブホテルに入っていったようである。

ラブホテルのとある一室では防音が役に立たないレベルでギシギシ揺れる音と女性の喘ぎ声が響いて最早獣の交尾ではないかと思われる位盛ってたらしい。

それを情報網から知った時はとんでもねぇケダモノですわと思ったが、セフレの前以外では男装してまで女性らしさを隠しきっており、女の部分はセフレのみに捧げているようだ。

とにかく楽様には関心がなく、セフレに夢中なので脅威ですらない。

 

え、何故ここまで詳しいのかって?

橘家の情報網がビデオで撮影してきてくれたからです。

ええ、後学の為に何度も見ましたもの。深い意味なんてありませんとも……

 

「ていうか盛りすぎじゃありません?」

 

何だろうか、楽様の周りにいる美少女達がセフレ持ちで楽様そっちのけで楽しんでおり、この学校の風紀は大丈夫なのかと言わざるを得ない。

というかあれだけセフレとセックスしまくっているのに学園では全員清楚で通っていることが信じられない。

まるでエッチなことは知りませんというカマトトぶるのが上手すぎるんですが……

そんなにセフレとのセックスは気持ち良いのだろうか……

 

「んんっ……いけませんわね。まずは楽様への大きな障害がない今こそ勝機!今度こそ射止めなければ!」

 

気合を入れた万里花は数々のアプローチをするも楽様に振り向いて貰うことが出来なかった。

偽の恋人とはいえ恋人がおり、まだ初恋の人が分かってない状態の楽はどれだけのアピールをしても一切靡かない。

原作ではラブコメヒロイン達が障害になってる分、言い訳や強がりが言えたのだが、セフレに首ったけで障害になってすらないラブコメヒロイン達の邪魔一つない現状で、仕掛けたアプローチが尽く撃墜されては流石の万里花も凹んだ。

後に楽様は聖人の生まれ変わりですか!と言いかけたのも無理はないのである。

 

「こうなったら毒を以て毒を制する!彼女達のセフレに接触して私に足りないものを見つけますわ!」

 

半端やけっぱちになっていた万里花はこうして詩音に接触するのであった。

 

 

詩音は橘万里花から自分に欠けているものを知りたいという相談を受けていた。

何か橘家の諜報員らしき人が千棘や小咲、鶫とのプレイを録画しにきていたので接触してくるだろうとは思ったのだが、まさかの楽へのアプローチが玉砕しましたは予想外であった。

何だろうか、楽はあれだけの美少女からアプローチされても靡かないとか凄い奴だなとしか言葉が出ない。

因みに諜報員が録画しにきていたのは気付いていたので千棘達に中断して阻止しに行こうかと問うたのだが、彼女達には見せ付ければ良いのよと言われて続行させられた。

もし広められていたら文字通りお礼参りするつもりだったのだが、万里花の情報収集以外の目的には使われてないとのことなので一安心である。

 

 

取り敢えず相談に乗った俺は万里花に足りないものは実績と伝えた。

何せ楽の為に努力し続けたのは良いのだが、明確な実用経験による実績が無いからこそ失敗を重く受け止めがちだと伝えて、その技術で人助けしてみないかということで俺の手伝いをしてもらっていた。

 

 

『うわぁ…本当に出来た!ありがとう橘さん』

『橘さんって器用なんだね』

『凄いよ橘さん!』

 

俺の元に来た生徒達の悩み解決に万里花が手助けすることで生徒達から万里花への感謝が伝えられる。

それを何度も繰り返す内に転校当初の自信満々な万里花が復活するのだった。

 

 

「ふぅ……案外人に感謝されるのも悪くないですわね」

「お礼を言われるって嬉しいものだからな」

 

とある生徒の恋愛相談のフォローを終えた詩音と万里花は机に突っ伏してぐったりしていた。

疲れた仕草の割には充実していたりする。

 

「どうして詩音さんは他の人達に親切にするんですか?」

 

先日と同じ質問だが、誤魔化す必要はないと思った詩音は答える。

 

「俺は頑張ってる奴が好きなんだよ」

「頑張る人が好き……でしょうか?」

「そう。俺は悩みを持ってそれでも解決したいと行動に移して頑張ろうとする姿が好きで人助けをしている。逆にいえば助けだけ頼んで楽しようとか、行動に移さない奴は気にすらしない」

「そうなんですね……私は楽様以外のことは何も気にして来なかったので……少し羨ましいですわ……」

 

万里花は少し俯きながら言う。

彼女にとって肝心な楽へのアプローチは上手く行ってない。

これ以上やっても駄目なんじゃという気持ちすらある。

そして楽との婚約が失敗した後に残るものは一体どれだけあるのかと、ふと思ったときに不安を抱いてしまったのだ。

 

「万里花は既に沢山のものを持ってるじゃないか……」

「え、どうしてです?」

「だってここまで楽の為に努力し続け多くの出来ることを増やしてきた。そして今回多くの生徒を助けられた。既に万里花は皆に自慢出来るだけの多くのことが出来るんだから凄い奴だよ」

 

ポロッ

 

万里花から一筋の涙が溢れる。

 

「え、え、あれなんで……」

 

涙を拭うがまるで決壊したかのように涙が止まらない。

 

「悲しくなんか、無いのに……褒められたのだから誇るべき筈なのに何で……」

 

万里花の言うとおり悲しみの涙では無かった。

 

嬉しかったのだ。

添い遂げたい意中の楽様には偽物とはいえ、恋人がいた。

それでも諦めたくなくてアプローチをし続けたけど届かなくて……

今の自分で足りないならと相談を行っている詩音を頼り新たな技術を身に着ける度にそれを褒められたのが嬉しくて……

 

詩音はハンカチを差し出す。

 

「嬉し涙だよ」

「嬉し……涙?」

「そうだよ……頑張ってるのを認められるのは嬉しくて涙を流すこともあるのさ」

 

そうだ。

振り向いてもらう為に努力し続けた自分を認めてもらったのが嬉しいんだ。

万里花はその日、嬉し涙を流すことになるのだった……

 

 

 

 

「そういえばどうしてそこまで楽へのアプローチに焦っているんだ。まだ高校1年だろう」

 

彼女は生き急いていると呼べるレベルで猛アタックでアプローチをしている。まるでタイムリミットがあるかのように……

 

「私には……時間がないんです……」

「事情を教えてくれるか?」

 

そうして詩音は万里花の抱える問題を知ることになる。楽を射止めなければ万里花は家へ戻され望まぬ婚約をさせられることになる。

橘家という古くから続く権力が立ちはだかるのだ。

 

もう一つは病気の問題。

幸い解決方法は既にありアメリカのピッツバーグにある特別病院で二年間の入院が必要らしい。

だが入院には橘家が管理している為に家には逆らえないのだ。

普通の一般人には重たい問題である。気持ちでどうにかなる問題ではないと言える。

だが詩音は普通の一般人ではないからこそ解決する手段は持ち合わせている。

 

「だから私は楽様と結ばれる以外に幸せに暮らす道はないのです……」 

 

彼女の道はある意味不安定だった。何せ一向に靡かない楽へアプローチし続けながら家の権力や病気のタイムリミットが迫っている。

はっきり言って自由とは程遠い場所にいた。万里花と過ごす内に彼女には幸せになって欲しいと思った詩音は行動することに決めた。

 

「よし、決めた」

「え?」

「万里花がしがらみから自由になる為に手を打つとするか」

 

詩音はスマホを出して連絡を掛ける。

 

「もしもし、詩音だ。

急用で依頼したい。

殺しは無しの生け捕りで武家の家系を相手にする手伝いで5000万だ。

ん、理由だって……

 

惚れた女の為だからな」

 

 

 

 

 

そうして彼は行動する。彼女の問題を笑って解決出来ると言いきれる位に白亜 詩音という男は常識からかけ離れていたのである。

 

 

 

 

 

一週間後、万里花は詩音と共に九州の実家に来ていた。

真夏の夏休みに実家へ帰郷し、その足で実家が制圧されるのを見せ付けられた。

 

 

 

それは幻想的なまでに美しかった。

 

夏なのに辺り一面を雪で覆う銀世界。

ガラスで出来た薔薇の蔦が生い茂り、空は夕焼けになり、赤く照らしていた。

 

まるでお伽噺の魔法使いのようだと万里花は思う。

 

そして橘家の者や隠近衛衆など詩音さんへの敵対勢力全てがロープで縛られ失神させられている。

 

サンタクロースの格好をした詩音さんと助っ人で呼んだトナカイのコスプレをした青年の二人だけで全て倒したのである。

スマホで肩を組みながら自撮りをし、地面に倒されロープで縛られた人達の写真を一通り撮った詩音さんは私の方を向く。

 

「さて、まずは権力での武力行使から守れると証明した。次は君の病を治そうか」

「え?」

「今ので少し力の一端を見せたけど、病を治せる能力だってあるんだよ」

 

詩音さんの右手から緑色の淡い光が点灯し、優しい光が身を包む。

すると今まで息苦しかった感覚が消え去り身体が軽くなったように感じた。

 

「病は取り除いた。身体が軽くなったのは疲労も取り除いたせいだ。唯一の難点が疲労や筋肉痛など本人に悪影響を与える症状を無差別に完治させてしまうことだな」

「え、アメリカのピッツバーグにある特別病院で二年間の入院が必要だって……」

「病院で確かめて見るといい。病は消え去ってる筈だから」

「そうじゃないんです……今まで苦しめられてた病気がこんなあっさり治るだなんて……」

 

ボロボロと涙を流す万里花に詩音はある言葉を送ることにした。

 

「俺の知り合いの少女曰く、この世界にはごく稀だけど頑張る奴には奇跡も魔法もあるんだってさ」

 

夕焼けに照らされながら詩音は言葉を投げかけ頭を撫で、万里花は嬉し涙を流す。

こうして万里花を縛る問題を力技で詩音は解決したのであった。

 

 

 

 

 

「全く詩音様はとんでもねぇ殿方ですわ……出会って半年もしない内に二度も泣かされるなんて……」

「それは悪かったな万里花」

 

ファミレスでパフェを突付きながら言う万里花に笑って答える詩音。

あの後、橘家が二度と武力行使で介入しないように詩音が裏で手を回したりとか、飛行機も使わず夜空を駆け抜けるソリで帰還したりとかエピソードがあったのだが置いておくことにする。

 

「後、あれだけ派手に暴れたのですから家には帰れません。責任取ってくれます?」

「勿論。俺と一緒に住むか万里花」

「はい、喜んで」

 

彼女は詩音の手を取った。

 

 

詩音が風呂に浸かっている時にガララと誰かが入って来る音がする。

 

「詩音様、お背中お流ししますわ」

「じゃあお願いしようかな万里花」

 

ハンドタオルで胸元を隠した万里花がやって来る。だがハンドタオルでは万里花の身体を隠し切ることは出来ず、胸元と秘所しか隠せていない。

 

「では後ろを向いてくださいまし」

 

詩音は万里花に背を向ける形で風呂場にある椅子に座って待つ。

 

むにゅ

 

背中にたわわな感触が押し付けられる。万里花は石鹸を泡立て胸に付けて詩音に擦り付ける。

いわゆるおっぱいスポンジであった。

 

「どうですか、私こういうのは初めてで……」

「ああ最高だよ」

「良かったですわ」

 

ニコッと彼女は笑う。

こうして本来よりも早い段階でメイン主人公が関わることなく一人の少女が救われることになるのだった。




橘家で大立ち回りしたサンタ無双は戦闘描写だったので一旦カット。
サンタコスプレした詩音の魔法使いとか、ソリをぶん回すトナカイコスプレした男とかあるけどラブコメじゃないから興味ないだろうしカットで良いよね。

・橘 万里花
…本編では異能という力技で橘家の権力も病気も全て解決し救われた設定。
後は誰よりも努力し続けた頑張りを認められて嬉し涙を流す展開が一番のコンセプト。
ていうかその展開を中心に話を書いてたら本番シーンまで行く事なく、4000字超えてしまった。
補足するとお家や病気騒動後に楽への告白にも決着が着いた後にお風呂プレイに入ってる感じです。
あれだけやらかす+全アプローチを楽が振り続ければ気持ちが変わっていったという感じで思ってくれれば幸いです。
ぶっちゃけ今更楽様への恋心から詩音への恋心に移る経緯は書かなくても良いかなと思ってるので。

本編ではセフレ堕ちする経緯の中で一番綺麗な純愛だと作者的には思っている。
作者的には一番アプローチ掛ける積極的なのに肝心な時にチキンなセフレになると思ってたのに、書いてたら嬉し涙や通い妻スタイルに……
ニセコイラブコメヒロインで一番清楚になってしまった。
きっと千棘と鶫が詩音を誘って行うヤリモクビーチプレイとか書いてたせいかもしれない(唐突なネタバレ)

・奇跡も魔法もあると言った知り合いの少女
…白き淫獣と初恋していた人の手を治す契約をした少女の知り合い。
その世界線では魔法少女とか魔女とかノーセンキューのつもりが、運悪く知り合いの少女が想い人を寝取られるわ、魔女化するわの現場に遭遇して見せられたことによる憐憫から、元の人間に戻してあげた。
治した後にひっぱたいて「ぐずぐずしてないで告って玉砕して来い」と送り出し、失恋した後に何やかんやで詩音のセフレになった。
あまりの超展開に時を掛ける魔法少女が寝込んだとか……

小野寺春ルートはどちらから先に入るべきか?

  • 覗き見オナニー発覚ルート
  • レンタル彼氏ルート
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