家に血縁もない男女で2人きりという本来非日常とされる状況に慣れたきたパワプロはみずきから受け取った荷物を彼女の言った場所へと置くとユニフォームを脱いでアンダーシャツ姿になったみずきを一瞥した。
「…何見てんのよ」
「いや」
付き合ってもないし、向日葵や姫恋のような関係でもないのにそう易々と無防備な姿を晒して恥ずかしくないのかと思ったパワプロだが、相手はあの傍若無人にして橘財閥の血統を持つ女だったことを思い出し言葉を切った。
それにみずきは「ふん」と鼻を鳴らして目線を外すとズボンも脱ぎ、椅子から落ちたのであろう床にあったルームウェア用のショートパンツを履く。
「待たせたわね」
そう言って室内の冷蔵庫から冷えたスポーツドリンクをパワプロに手渡すとベッドに腰掛ける。受け取ったパワプロもその場に立っているのもなんなので手短な所にあった椅子を引くと腰を下ろした。
「それで話っていうのは?」
「……」
至って普通に尋ねたパワプロに対してみずきはすぐさま言葉を出さずに間を置いた。聞きたいことは一つだけ。唐突な急成長の秘密。みずきの知りたいことはそれだけであり、そのためにこの場に呼んだのだ。
なのに、脳裏に過ぎったのは草木の生い茂ったフェンス裏での情事だ。一体、彼は姫恋とどんな関係なのか。どうしてあのようなことをしているのか。
別に姫恋が誰と付き合おうと自分には関係がないことではあるが、人選をミスしているようにみずきは思う。それにあのような場所で交合うのもどうかと思ったりと、みずきの懸念は尽きない。けれど、1番の問題はあの行為を求めてるのがパワプロからではなく、姫恋からというのもみずきの中で引っ掛かりを覚える。
「あのさ、あんた…」
「ん?」
「どうしてそんな急に強くなったわけ?」
何から聞くべきか悩んだ果てにみずきは最初の疑問に帰ることにした。
そして、尋ねられたパワプロは少し戸惑った。確かに自分の急成長は異常ではあるが、監督や先輩からは「今までの努力が実った」「成長期に入った」のだと、援護して貰いそこでみんな納得したと思っていた。それがこうして1対1で聞かれると答えに困ってしまう。
正直にSEXしたら経験値が貰えてそれで強くなっているなんて言えば、目の前の少女が「ふざけたこと言ってんじゃないわよ!」とブチギレるのは目に見えている。どう答えるか悩んでいるとみずきが眉間に皺を寄せた。
「…何?自分だけの秘密にしたいっての?」
「そういうわけじゃないけど…」
冷ややかな目を向けられパワプロは言い淀んだ。真実は残酷という言葉があるが、今回でいえば真実ほど嘘のような話はないだろうと思った。
沈黙を肯定と取ったみずきは小さく舌打ちをすると、仕方ないとカードを切った。
「そう。言いたくないならいいわ。けど、私はあんたの秘密知ってんのよ」
「え?」
素っ頓狂な声を上げたパワプロに対し、ふふんとみずきは笑った。
「あんた、姫恋と何かやばいことしてるんじゃないの?」
「えっ」
「なんで知ってるのって?そりゃ…まぁ、見たから」
最後まで高圧的なペースでいきたかったが、彼らの交合いを思い出してしまい、口をとがらせながらそう言うとパワプロはいつ見られたんだと首を傾げた。
「これをみんなにバラされたらまずいでしょ?黙っててあげるから、野球が上手くなった理由を教えなさい」
チェックメイトとみずきは口角をあげたが、パワプロは特に焦ることなくみずきを見た。
「…それって証拠あるの?」
「何言ってるのよ。私が見たって証言だけであんたは終わりでしょ」
その言葉にパワプロはみずきが何の物的証拠を持っていないことを確信し、少し安心して息を吐いた。動画や写真、音声記録が残っているのなら不味かったがないのなら姫恋と口裏を合わせれば問題ない。
それにみずきがそう風潮したとしても、みずきがパワプロを毛嫌いしているのは部内で公然の事実となっている。度の過ぎたイタズラとして処理されるだろう。
ということで、パワプロに何の害はなかったのだが……。
「…分かったよ。教えるよ」
「そう。最初からそう言えばいいのよ」
これから自分がどうなるかも分からずに傲慢な微笑みを浮かべるみずきにパワプロは内心で申し訳なさを感じながらも、物的証拠を伴った彼女の弱みを握るべく策を巡らせ始めた。
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「んむ…♡ふ…っ♡ん~♡ふっ…♡ん~~っ♡」
結論から言えば橘みずきは簡単に堕ちた。それもいとも容易く簡単に。自らの仮眠用のベッドで横たわった彼女は力なく仰向けに寝転んで、相手の男にされるがままに濃厚なキスの餌食となっていた。
「はむ…♡♡ちゅ…♡ぢゅ…♡ん~っ♡ぢゅぱ…♡ぢゅる♡ちゅぴ♡ぢゅるっ♡♡♡」
覆い被さるように口唇を重ねて、舌を這い回すパワプロにみずきは本能で、さらに快楽を得るために自ら舌を絡めたり、吸うようにしてパワプロを求める。
(なにこれ…♡気持ちよくて♡何も考えれない♡♡)
パワプロにとある錠剤を溶かしたドリンクを飲んでから、興奮状態になってから練習をすると効果があるという旨を言われたみずきは初めは激昴しそうになったが、そういえばパワプロと姫恋がまぐわっていたのが練習の序盤の方だったことを思い出して押し黙ると、彼に従った。
しかし、身体を許すつもりなどなく、姫恋のように己に肉棒を突き立てるのなら自分の家の権力を使って死より恐ろしい恐怖を味合わせると宣告していたみずきにパワプロは彼女の許す範囲で肌に触れた。
許されたのは衣服で覆われてない部分と心もとなかったが、夏場の部屋着で半袖で太ももも半分もさらけ出されており、パワプロが彼女の劣情を煽るのは容易かった。不機嫌丸出しだった彼女も、優しく調度品を扱うようで、それでいて敏感な部分を掘り起こすようなパワプロの触れ方に身体が感じるのを抑えられなかった。
「はぁ…♡はっ…♡」
そして、もう既にその唇は奪われ、新鮮な酸素を取り入れようと肩で息をするみずきは妙な寂しさを感じた。主に股間の辺りに。キスがここまで気持ちいいものだとはいざ知らず、実際にしてみるとここまで身体が昂るとは思わなかった。
「こんなもんでいいんじゃない?」
「そ、そうね…」
みずきの身体の火照り具合を見て、手の甲で周りの唾液を拭ったパワプロがそう言うとみずきは少し物足りそうにしながらも首肯した。
これ以上はいけない。そう理解しながらもみずきは同級生がされていたことを思い出す。凶暴な肉槍が何の躊躇いもなく乙女の蜜壷を蹂躙し、快楽の底へと落としていくその姿を。同級生の霰も無い喘ぎ声に、喜びように自分は一体どうなるのかという好奇心があった。
「あれ?橘?」
「んっ♡…はぁっ♡な、何よ?」
「なんでオナニーなんてしてるの?」
「えっ……?」
パワプロに言われてふと気付けば自分の手はいつの間にかショートパンツの下のパンツの中へと入り込んでおり、その手はくちゅくちゅと淫靡な音を立てて性器を刺激していた。
それに気づいたみずきは顔を赤らめてパンツから手を引っこ抜こうとしたが、その時パシャっとシャッター音が響いた。
「はぁっ!?あんたなにやってんの!?」
スマホを構えていたパワプロはそんなみずきの醜態をカメラに収めると予想以上の結果になったなと心の中で呟いた。
向日葵に教えて貰った通りに錠剤のパワドリンクMAXを炭酸で溶かすことで媚薬のような効果を得たそれを飲んだみずきに刺激を与えることで、みずきの痴態をカメラに収めて黙らせるつもりではあったが、肌への愛撫とキスだけで自慰に耽るとは思ってもみなかった。
媚薬のことは伏せてそう説明したパワプロにみずきはたじろいだ。
「ちが、これは…」
誤魔化そうにも時すでに遅く、弱みを握ったはずが逆に物的証拠まで揃えて掴まれてしまったみずきにもはや逃げ道などはない。
「あんたそれ、どうする気…?」
「別に。橘が俺と姫恋のことを言いふらしたりしなければ誰にも見せないよ」
そう言ったパワプロは任務が完了したため、帰り支度を始める。そんな彼にみずきは待ったをかけようとして直前に口を塞ぐ。
(なんで?別にいいじゃない。もう強くなるための練習法は教えて貰ったんだし…)
ならばいいではないかと拳を握ったが、びくびくと下半身の疼きは消えそうにはない。ちゃんと意識を保ってなければ、自然と手がアソコに伸びそうになるのを必死に抑えるしかない。
それをさりげなく見ていたパワプロは悪い事をしたなと顔を逸らした。
(アレそんなにやばいのか…もう使うのはやめよう…)
自分が2回戦などを行ったり、練習時に疲れを残さないためにお年玉で箱買いしたパワドリンクMAX錠剤タイプの市販の媚薬を超える効果にパワプロは舌を巻きながら退散しようとする。
「ちょっと待ちなさいよ」
しかし、背中にかかった有無も言わさない声音に立ち止まるとパワプロは恐る恐ると振り向いた。
「き、今日だけ、特別!特別によ!私を好きにさせてあげる!」
そう高らかに普段の高貴さや傲慢さと共に衣服を脱ぎ捨てて橘みずきはパワプロに言い放った。
近いうちにボツ設定とか、小ネタなど活動報告にてまとめます。
ではでは。
気になったので
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パワプロアプリをやっている
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アプリはないが他媒体ではある
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パワプロ作品はやった事がない