やっと魔王を小規模結界に閉じ込める事に成功した。その大きさは直径五メートルに満たない小規模結界だからこそ強力な結界が出来たのだ。
魔王から数十メートル離れたところから聖女、賢者、剣士が結界魔法を維持する為に必死に魔法を行使している。
結界内では弱った魔王が肩で息をしながらも不敵な目を勇者に向けている。
今の魔王はいつもの肌の露出の多いビキニスタイルでは無く、ふくよかな胸部や引き締まった腰、艶かしい下半身を暗黒鎧で覆う完全戦闘スタイルだ。
「魔王っ!
これが最後だぁぁぁぁぁっ!」
勇者が聖剣ダリュートに光魔法を纏わせ実際の刀身の十倍の大きさにした光の剣を魔王の頭上へ振り下ろす。
その光の剣を左腕に嵌めた漆黒の小手で受け止める魔王。
だが、少しづつ押している。
『くっ!
まだだ……ゆ、勇者っ!
わ……妾の……妾の想い……受け取れぇぇぇっ!』
暗黒色の長い髪を振り回しながら魔王の右手に纏う漆黒のグローブから暗黒の瘴気が吹き出し勇者を襲いその光を覆い隠し尽くす。
勇者が握る聖剣から光が抜け元の金属の刀身が現れる。
「「「勇者っ!」」」
勇者の後方で戦いを見守る仲間たちが駆け寄ろうとするのを手で制する勇者。
「だ、大丈夫だ……まだ俺はやれる。
ウォォォォ──ッ!
最終秘儀っ!
エンゲージリングッ!」
勇者が聖剣を頭上に掲げ自らの全魔力を込めて放つと勇者の周りの空間が歪み、頭上に勇者を中心とした大きな光の輪が現れる。
勇者最大にして最後の手段である次元転移魔法。一生に一回しか行使出来ず、これを使ったが最後この世界から切り離されてしまう。この世界の輪廻からも切り離されるのでこの世界での生まれ変わりが出来なくなる。
「ゆっ勇者っ!
それはダメだっ!
あなたも一緒にっ行ってしまうっ!」
仲間の剣士ガリウスが叫ぶ。
「勇者っ!
それは別次元跳躍魔法だっ!
帰れなくなるぞっ!
やめるんだっ!」
賢者マリンが泣きながら叫ぶ。
「あなたのお帰りいつまでも待っておりますっ!
勇者っ!
私の愛する勇者っユウーッ!」
聖女リリーヌが膝をつき祈りの姿勢で叫ぶ。
勇者と魔王、二人の頭上にある光の輪が徐々に降りて来て二人を取り囲む。
『ぐうぅぁぁ……勇者ぁぁっ!
妾の存在毎この世界から消すつもりか……』
光の輪の中に入った魔王が苦しみだす。
それもその筈、この光の輪の内側は既に別世界になっており魔法が使えない世界だ。もちろん勇者も魔法が使えないのでこの光の輪からは脱出する事が叶わない。
「安心しろ魔王よ、俺も一緒に行ってやるよ。
どんな世界に行くかは知らないけどな……。
次の世界では真っ当に生きろよ」
勇者と魔王の周りを光の輪が囲み魔王から滲み出る瘴気もろとも包み込む。まるでその瘴気が浄化されたように光の輪に触れた瞬間に光り輝く。
光の輪がだんだんと収縮していき勇者と魔王が密着する。
既に魔王は抵抗をしなくなっている。
勇者が魔王を抱きしめる格好になった。
心なしか魔王の頰が赤い……。
「みんなありがとう……みんなとの冒険楽しかったよ。
さよなら……そして……」
光の輪の収縮が止まり勇者と魔王をより輝く光が覆い光の繭が出来上がり……。
「「「勇者ぁぁぁぁっ!」」」
聖女、賢者、剣士の叫びがその場にこだました。
光が消えた後は何も無くなっていた……。
「あれ?
私はこんな所で何をしてたんでしょう?」
聖女リリーヌがぼんやりと呟く。
「ん?
もしや貴方は聖女様では……?
そうだっ!
聖女リリーヌ様だっ!
何故こんな廃墟に?」
剣士ガリウスが聖女の存在に気付き慌てるが、隣に座り込んでいた賢者マリンが頭をふりながら、
「おい、ガリウス……俺の記憶が一部飛んでる様な……」
記憶の中から何か大切なモノがスッポリと抜け落ちたような感覚が不快でたまらなかった。
「マリンっ!
それよりっ、聖女様リリーヌ様がこの場にいる事の方が大変だぞっ!」
剣士ガリウスは叫び続ける。
聖女リリーヌは悩んでいた。
(隣で騒いでいる男や、座っている男とも違う誰かがこの場にいた筈……。
とても大切な誰かが……。
だけど思い出せない……)
聖女リリーヌの頰を一条の涙が流れた。
この世界から……この世界の輪廻から切り離された勇者と魔王はこの世界の全ての人々の記憶から消えた……。
魔王が人族の国に戦争を仕掛けた事も含めて、その魔王を倒した勇者の勇姿も全て……。
その歪な事実は世界の理が徐々に修正していく。
*******
真っ白な世界に二人は裸で抱きしめ合っていた。
『勇者よ……妾たちは何処へゆくのじゃ?』
「ん?
分からん……」
『おぬしは不安ではないのか?』
「別に……。
俺は二度目だからな、どんな世界でも生きていけるさ」
『ふん、逞しいの……。
妾は魔法しか知らん……魔法が無くなったらどう生きたらいいのか……。
いっその事あちらの世界でおぬしに殺されておった方が良かったかもしれんな……』
「それは分からん」
『……勇者よ……妾の最後の願いを聞いてもらえぬか?』
「なんだ?
叶えられるモノならばな」
『……ん……妾はあの世界では一人ぼっちだった……だから……男と言うモノを知らん……妾を抱いてくれぬか? ……新しい世界ではどうなるか分からんのじゃろ?
妾は今の勇者に抱いて貰いたいのじゃ……ダメか?』
勇者は無言で魔王の唇にキスしながら抱きしめた腕に力をいれその場に優しく寝かす。
「魔王……実は俺も初めてだ……」
そう言いながら魔王にキスしながら豊かな胸を揉む。
『はぁぁんっ!』
キスしていた唇を離し胸に持って行き乳首を優しく包み軽く歯で摘み、
『ひゃんっ!』
その度に魔王が新鮮な反応をする。
柔らかな双丘を揉みしだきながら双丘全体にキスマークを付けた。
しだいに顔を下にずらし細い腰を過ぎ若葉の様な陰毛が生えた割れ目を見つける。
ゆっくりと割れ目に舌を這わせ、
『はぁんっ、そ、そこは……ひゃんっ!』
クリトリスを舐める。
脚を広げて魔王の陰茎を露わにして両手でヒダを広げサーモンピンクの生々しい膣口を舐め、そこから溢れんばかりの愛液を啜る。
既に魔王は身体全体が弛緩したようになりハァハァと肩でいきをしていた。
「魔王いくよ」
勇者が己の肉棒を魔王の膣口に充てがいゆっくりと挿入していく。
『いつっ!
あぁぁぁ……』
狭い膣口からゆっくり侵入する肉棒を一生懸命に迎えて入れようとする魔王。
勇者の肉棒にプツッと言う感覚があってからスムーズに入り奥に亀頭が到着した。
『はぁぁぁぁっ♡……あぁぁぁん♡……はぁはぁ♡……勇者が中に居る♡……暖かい♡……』
「魔王……痛くないか?」
『はぁん♡……大丈夫だ♡……だ、だから動いても良いぞ♡……ぁぁん♡』
勇者が腰を少し引きそして打つ。
『はっんっ♡……奥がっ♡……はんっ♡
あっ♡あっ♡あっ♡
お腹がぁぁぁっ♡
はんっ♡』
肉棒を何度出し入れされ子宮を直接押され限界が近づく魔王。
「魔王……俺……いく……」
『妾も何かが来るぅぅぅぅっ♡』
ビュルルッビュルルッビュルルッビュルルッ
勇者が己の精液を魔王の中にありったけ吐き出す。
『はぁぁぁぁっ♡……暖かい♡……ぁぁぁぁっ♡』
同時に魔王も果てた。
真っ白な世界が再び光に包まれ繋がったままの二人は消えた。
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