午後六時
「おーい、女子はもう帰れよー、一緒の方向で固まって帰るんだぞー!」
担任の先生が女子を帰宅を促す。
「「「「はぁーい」」」」
女子連中も帰り支度を始める。
俺たち男子はトンカチなどを持ちながら内装を作っていた。
教室の四分の一程は調理スペースにして完全に区切り、喫茶スペースには六つのテーブルに五つづつの椅子を設けてあり、都合三十人の客を入れる事が出来る。
ちょっと窮屈だが、異世界はこうだと言い張れば異世界になるはずだ。
午後七時
「はぁーい、差し入れよっ」
女子の有志が晩ご飯をもって来てくれた。
「おっありがたい。
でも夜道大丈夫だったか?」
担任が心配する。
「んもぉ、先生ったら。
大丈夫ですよ。
幸菜の家がこの近くだからみんなそこに集まって衣装の手直ししてるんです。
ライブ用の衣装もありますし。
ねっ、幸菜っ」
「はい……私の家は歩いて三分ですから……」
円城寺 幸菜が少し恥ずかしそうに答える。
「ならいいが、早く帰れよ。
もう、外は暗いからな」
「了解っ!」
差し入れを持ってきた橘花 紗香が元気に敬礼をした。
「おーい、みんな休憩だっ!
橘花たちが差し入れのおにぎりを持ってきてくれたぞっ!」
「「「「おぉーっ!」」」」
腹ぺこ男子たちが差し入れに群がり各々食べ始める。
「はい、それとお茶」
調理場を作っていた俺の元には一緒に来ていたマオがおにぎりを持って来てくれた。
「ん、ありがたい」
今日は昼からずっと何かしらの作業をしていて結構疲れた。
こうして何かに没頭するのも悪くない。
「ねぇ、気分転換に屋上に行かない?」
「ん、そうだな……ちょっと外の空気を吸ってくるか……」
マオと一緒に教室を離れ屋上に向かった。
「……ングッ♡……ンッ♡……」
俺はベンチに座り差し入れのおにぎりを食べている。
そしてマオは俺の前にしゃがみ込んで俺の肉棒を食べ……舐めている。
「んっ!
マ、マオ出るっ!」
ドピュルルドピュルルドピュルルドピュルル
「ん……コクッコクッ……ん……」
マオの小さな口の端に精液が垂れて異様にいやらしい。
全て飲み込んだマオが俺の上に跨りペットボトルのお茶を飲みながら、
「……んっ……次はこっち……」
ショーツをずらしながら肉棒を自らの膣口に充てがいゆっくり腰を下ろす……。
午後七時半
スッキリして教室に戻ると中のみんなが眠っていた……いや、朦朧としていた。
「きゃーっ!」
不意に隣のクラスからも悲鳴が聞こえた。
マオを教室に残して行ってみると悲鳴の主はカエデだった。
「あっ、悠様……助けて……男子がいきなり女子を襲いだしたの」
中を見ると朦朧とした女子の上にのしかかる男子たちがいた。
のし掛かられている女子たちも朦朧としているので何をされているか理解していない、いや喜んでいるような……。
その女子の中には例の暴走族にレイプされた子たちもいた。
カエデの友達だ。
彼女達を引っ張りだしてきて廊下に横たえる。
女子全員を助ける事は出来ない。だからとりあえず知り合いからだ。
カエデに彼女達を見張る様に言ってから俺たちの教室に戻るとカエデの教室と同じ光景が展開され掛けていた。
マオが朦朧とする円城寺と橘花を廊下に逃がしているところだった。
中には一緒に来ていた石丸と伊集院が残され男子がのし掛かり制服を脱がそとしている。
その男子を蹴飛ばして二人を救い廊下に出す。
俺は孝己を探す。すると、担任から迫られる孝己を発見した。
担任が己の肉棒を剥き出しにしながら孝己に迫る。孝己も意外にも嫌がっていない?
担任の唇を受け入れていた……。
……お前……そっち系だったのか……。
俺はそっと教室のドアを閉めて女子連中を連れてその場を去った。
廊下には俺たちのクラスの四人の女子とマオ、カエデのクラスの三人の女子と担任の女教師がいた。
マオとカエデ以外は全員朦朧としている。
マオとカエデが何とか一人づつを肩を支えにして歩く。
俺は近くにあった台車二台に残りの女子を乗せて何とかバランスをとりながらその場を離れた。
俺たちのクラスは四階にあるのでエレベーターを使い一階まで来てエントランスから外に出ようとしたが、外に出られない。
まるで透明な壁がある様に建物から出られないのだ。
「……マオ……」
「……うん……これは魔法ね……結界魔法……」
やっぱりか……俺を狙った奴らが来たんだ。
クソッ、俺の為にコイツらを巻き込んでしまった。
しかし、何故こんな周りくどい事をするんだ?
魔法が使えるなら直接俺を殺しに来たらいいだろう。
そう考えているうちに俺たちの方に欲望を露わにした男連中が近づく。
「悠様っ!
あっち」
カエデが反対方向を指差す。
カエデが案内したのは視聴覚室だ。
中から鍵を掛けられる数少ない教室だから立て篭もるには丁度いい。
女子をその中に入れてから俺は建物の中を偵察に行く事にした。
予め符丁を決め、それ以外では決して開けない様に言い含めてから視聴覚室を出た。
この校舎は高等部専用で、一階が職員室や保健室、視聴覚室など目的別の教室が多数あり、二階から上が学年毎の教室だ。
「……はぁん……あぁぁぁ……いいわぁ……もっと私のオマンコをほじくってぇぇぇ……」
「ほら……ケツの穴を広げろ……そらっ……」
「ぅぅぅんっっっ……もっとぉぉ……」
職員室の中もかなり乱れた状態で男女の先生達の乱交場になっている。
お硬いイメージの学年主任のオールドミスまでもが教頭に向かって尻を振っている。
「……あぁぁぁ……貴志君んんっっっ!
いくぅぅぅぅ……」
「会長……柔らかいです……」
「オラオラオラッ! うっ……ふぅ……次は誰だっ!」
「……ふぅぅぅん……赤ちゃんが出来ちゃうぅぅぅんっっっ!」
「宇美ちゃんっ……前から好きだったぁぁぁ〜〜!
うっ……ふぅ……」
二階の三年生の教室にも多少の生徒たちが残って作業していたようだが、不幸にも残っていた女子は集団からレイプされていた、その本人は喜んでいるようだったので放置してその場を去る。その他の教室も同じ様な光景が見られた。
廊下にはゾンビの様に己の性欲のままに裸で肉棒をおっ勃てた男達がウロウロしている。
たまに逸れたかした朦朧とした女子を見つけて交尾している。
この状態は魔法で密閉した空間に魅了の魔法を放ち状態異常を起こし人の理性を崩壊させたのだろう。
と言う事は術者はこの校舎の何処かに居るはずだ。
そいつを倒せばこの異常事態は収束する筈だ。
問題はどんな奴らかだ。
ダメだ、考えが纏まらない。
こういう時はマオに相談しよう。
マオは元魔王だから何か案があるかもしれない。
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