全裸の彼女たちにマオが全てを説明した。
この校舎が何か見えないもので覆われ逃げられない状態にあり、尚且全ての人、男女が理性を失って誰彼かまわず性欲の捌け口にして襲い掛かっている。
俺とマオとカエデだけが正常で彼女達八人を連れてとりあえずこの視聴覚室に逃げたが、八人がいきなりおかしくなり全裸になって性欲を剥き出しにしだした。
正常な俺とマオとカエデの共通点を考えたら俺とセックスした仲だと思い、八人に俺の精を与えたら正常に戻ると思い俺にセックスさせたのだと……。
「な、なるほど……朧げだけどなんとなく覚えているわ……教室で男子生徒に襲われ掛けてたわ……その後は分からないけど……凄く気持ちいい感じがしたと思って気がついたら君たちが目の前でセックスしてたのよね……」
「そうそう……あの気持ちいいのは畔上なの?
彼氏じゃ感じない気持ち良さだったわ」
石丸も食いつく。
「私の中にまだ入ってる感じがするわ……」
恍惚とした顔の伊集院がお腹をさする。
八人の女性たちが各々の感想を言う。
「みんな……すまない。
非常事態とは言え意思の無いあなたたちを犯した」
「ふふふ……大丈夫よ。
みんなあなたの事を悪く思ってないから。
でも、私初めてだったのよ……もっとロマンチックな場所が良かったわ」
「わ、私も初めてだったんだぞ。せ、責任を取ってちゃんとした場所でやり直せ」
橘花が恥ずかしそうに……やり直せ?
「そうよ、意識が無かったから今回はノーカンね。
やり直しを要求するわ」
依知川もやり直しに同意するし。
「そうだょ……私……ファーストキスもまだだったのに……初体験を先に済ませて……うわぁぁん……ちゃんとキスからして下さい……」
円城寺が泣きながらもしっかり主張するし。
「そうよそうよ、カエデや麻央ばっかり恋人エッチして私達はやり捨て?
ちゃんと責任取りなさいよ」
細川さん……やり捨てなんて……はい、はっきり言って逃げたいです。
「そうね、カエデばっかりはズルいわ。
イッちゃんから聞いてたけどアンタ達屋上でやってるんでしょ。
たまには私も参加させなさいよ」
鷹尾ってこんな積極的な子だったか?
「ふふふ……じゃあこれで決まりです。
畔上君は皆さんと改めてデートをする事。
もちろん私もね。
あっ、でも私……今日、危険日の筈……赤ちゃん出来てるかも……まっ、それもいいかも……年下の旦那様♡……いい……みんなに自慢しちゃお♡」
梅田先生……年下の旦那様なんて……って、忘れてた、全員に中出し決めてたんだっ!
そこに救世主のマオが降臨した。
「それは大丈夫よ。
魅了に掛かった状態でのセックスでは妊娠しないから。
ある種の魔法の力ね」
「「「えぇぇぇっっ、残念……」」」
ハモるなハモるな
梅田先生なんか心底残念そうだし。
まあ、デートの話は置いといて、現状の打破の話をしないとな。
マオによると魅了が最終段階に入ると術者に操られるようになるそうだ。
奴らの目的はそれだろう、ここの生徒を俺に対する肉の盾にして俺を殺すつもりだ。
あっちの世界でも悪質な奴らがやってた手段だ。ヘドが出る。
マオによると、もう少しで魅了が完成する。
それまでに術者を探して解呪させなければ一生術者の操り人形になってしまう。
これだけ強力な術なので術者は必ずこの建物の中にいる筈。
しかも、複数人で結界魔法と魅了魔法を行使しながら潜伏していて、魅了が己に掛からないように息を殺して潜伏しているだろう。
だから、危険だけどみんなで使われて無い部屋を探さないといけないそうだ。
作戦は、まず二人一組になって四階からと二階から下に降りながら各個室や教室を探す。
大体の教室は大丈夫だろうが、一応見て周り注意するのはトイレだ。
中から鍵が掛かっている場所は要注意。
特殊な部屋の鍵は生徒会室から持ってきた鍵を使って開ける。
特殊な部屋と言っても俺たちがいる視聴覚室や保健室や図書室などでトイレの方が怪しい。
俺は一階の中央階段で待機して怪しい場所があったらすかさず俺を呼ぶ為に叫ぶ。
どんな場所でも俺の身体能力ならば三秒以内にはたどり着くだろう。
マオ曰く、俺とセックスした相手は多少の魔法耐性が出来てる筈だから三秒くらいは耐える事が出来るとの事。
****side梅田、依知川組****
梅田先生と依知川は四階に上がり校舎東側から見て廻る事にした。四階は一年生の教室ばかりで特殊な部屋は無く、トイレだけ注意すれば良い筈。
西側は鷹尾と細川が担当して見廻る。
「はぁはぁはぁはぁ……あぁぁぁ……まだよ……もっとおぉぉ……」
教室のなかでは一人の女教師が四つん這いになり数人の男子生徒が群がり全身の穴と言う穴を犯しているが、その女教師も喜んで男子生徒たちのチンポを咥えている。
(私も畔上君に助けて貰わなかったらああなってたんだ)
梅田は異様な光景に目を背けながら各教室を見て廻る。
不思議な事に梅田と依知川には男子生徒たちは目もくれずに女子達を犯していた。
(これも雨宮さんが言う魔法なのかしら?
にわかには信じられないけど、畔上君から貰った力なのね)
梅田は股間から垂れるユウの残照を意識して身体が熱くなるのを感じた。
「先生…….このトイレは異常ないみたい」
「そ、そうね……三階におりましょうか。
ちょうど細川さん達も来たし」
細川たちと合流して一緒に三階に降りた。
三階も同じ構造で二年生の教室ばかりだ。
三階に着いた四人は二手に分かれ各教室を見て廻る。
二年生の教室はほとんどが無人で明かりが点いている教室はまばらだ。
梅田と依知川が明かりの点いている教室を覗くと中ではBL(ボーイズラブ)が展開されていた。
女子が一人も居なく男子たちだけで性欲の処理をしたのだろう。
しかし、美少年同士ならば絵になったかも知れないが、そこは普通の男子高校生だ。
現実を見てしまい裏漫研のBL本は二度と買うまいと心から思う二人だった。
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