高山流水さん、いつも誤字訂正ありがとうございます。
どれだけのカルマ積み上げれば、こんなことされるんでしょうね。
「むっ……んぐ……むっ……むっ……」
乳首を口に含まれる感触は、新鮮なものだった。
ベルを落ち着かせるために、その口に自分の乳首を含ませたアイズは、乳首を咥えているうちに死にそうだったベルの顔色が徐々に落ち着いていくことに安堵の吐息を漏らす。
「んんっ……」
私の判断は間違っていなかったのだと、自分の乳首を吸う度に穏やかな表情になるベルを優しく見つめながら頭を撫でる。
気恥ずかしさという感情が、内心の幼女によって墓場にぶちこまれたとはいえ。生まれて初めて異性に乳首を吸われるのは、やはり恥ずかしい。
(恥ずかしい、けど……)
「ベル……」
ベルの口に乳首を含ませていると、感じるのは初々しい羞恥だけではない。
(凄く、幸せ)
「私の、おっぱい……どう、かな……」
沸き立つ衝動のまま恥ずかしい言葉を重ねる。すると、体だけでなく心もベルの温もりに包まれて幸せが溢れて止まらなくなる。
ベルの唇で、挟まれた乳首に伝わってくる確かな力感で沸き上がる安心感。
ベルの舌で、先端が舐められる時に感じる甘い痺れ。
ベルの口内の熱が、乳首から乳房へ胸の奥へ胎へと伝わって下半身が熱を持つ。
抱きしめたベルの体から伝わる温もりの心地良さ。脳髄が蕩けて、身も心も癒されていく。
それに加えて──
「ちゅっ」
「ふぁぁっ……♪」
返答のように乳首が一際強く吸われると、幸福感が溢れてしまって堪らない。理性が蕩けてしまい、発したことがない音程の声が漏れた。
生きていてよかった。否、この為にこそ自分は生まれて来たとさえ思う。
内心の幼女が今にも昇天してしまいそうな表情で天井を仰ぐ。脳裏のリヴェリアが卒倒する。
そんな至福を噛み締めるアイズに、気絶したままのベルが動いた。
舌の先端でなぞるように、乳首の先端をなぞる。
「ふあっ、ん……っ」
焦らしたせいで敏感になっている乳首を優しく舐められ、ゾクゾクと背筋を走る甘い電流にアイズは体を震わせる。
今まで以上の刺激に、アイズは腰を曲げて逃れようとしてしまう。
しかし、ベルが逃がしてくれなかった。
「え? んあっ、ひっ……くぁんっ」
激しくも甘い痺れにアイズは二度目の嬌声を上げる。
ベルがアイズの起立しきった乳首を甘噛みしたのだ。
突然脳髄まで走った甘美すぎる痛撃に、アイズの滑らかな背中が仰け反り、目をキュッと閉じて掠れた声がでる。
「ああっ、んあぁんっ!」
そのまま優しく乳首を甘噛みし続けられ、白く透き通るような肌が少しずつ桜色に上気していく。ベルは口を開いて真っ白な乳房の脂肪ごと大きく咥えると、そのまま力が抜けて乳房に優しく歯を立てたまま降りていく。
危うく乳首から離れてしまいそうになるベルを、アイズは快楽に背筋を震わせながら抱き留める。
「んんっ……べ、ベルっ……」
桜色に染まった肢体をよじりながらベルに乳首をしっかりと含ませたアイズが自分の指を甘く噛む。乳房を無意識で愛撫してくれるベルに、愛しさが沸き上がる。
ベルが愛撫してくれると甘い痺れが走って幸せな気持ちになるからだけではない。
意識がないからこそ人は素直になる。
だから、ベルがアイズの乳房を吐き出さずに、自分から何度も甘噛みして愛撫してくれるのは受け入れてくれるからだ。
ベルが受け入れてくれた。
未だに膝枕さえ恥ずかしがるベルが、アイズの乳房を、女の証を。
今や乳房を咥えてくれるほどに受け入れてくれた!
胸に沸き立つ想いが喜びと表せないほどに高まる。
内心の幼女が感涙にむせびながら両手でガッツポーズするほどの感動と後悔がアイズを包む。
失敗していた。
こんな風に受け入れてくれるのなら訓練の時にベルに膝枕をしないで、物陰に連れ込んで乳首を含ませるべきだった。
いや、膝枕をしながら乳首を含ませるべきだったんだ。
何てことだ。ベルが強くなってから気付くなんて。今や魔法を使ってさえ気絶させるのが困難になってから気付くなん──
一際強く、ベルの唇がアイズの乳首を咥えた。
「あぁ……んんっ!?」
理性も良識もない危険すぎる方向へ向かおうとしたアイズの口から、驚きと悦びの掠れ声──喘ぎ声が漏れる。人形と蔑称する者が居るほど変化しないアイズの顔が押し寄せる喜悦に歪み、その美しい肢体を赤く艶やかに染めていく。
口に咥えられた乳首を執拗にねぶられ、アイズはビクンビクンと肢体を震わせる。
「ひっ、な、なに、これ……あっ、きゃんっ……ひんっ!?」
乳首を舌でねぶられるたびに、アイズを貫く電撃が強くなっていく。
人に聞かせられないみっともない声。特にベルにだけは聞かせて、みっともないとは思われたくない声。それが口から出そうになるのを必死で噛み殺す。
「……っ……ぇ、ひあっ! ……やぁっ、ひあっ、んっ! お、お腹の下……あぁぁっ……せ、切なっ、ふぁあうっ!」
ベルの口内で産み出される白い熱が炎となって、アイズの理性を焼き溶かす。
今自分がどんな声を出してるのかもわからず、徐々に力が抜けていく。
肢体が自由を失い、アイズは床に膝をつき、犬のような格好になる。
羞恥に赤面しながら、力の入らない四つん這いの姿勢のまま喘ぎ、首を振る。
「きゃふっぅっ! ……べ、ベルっ……」
大きく乳首を転がされ、一際大きな声で喘ぐ。アイズはベルの頭を抱き締めると、甘く名を呼び、その上で腰を妖しく動かし始める。
アイズは無意識の内に脚を開いて背筋を伸ばして気付く。
「ぁっ」
力が入らない四つん這い姿勢。まるで犬のような姿勢でビクッと背筋を伸ばすと、尻が自然と持ち上がり、その奥の谷間が突き出され、秘所とお尻の穴がむき出しになるのだと気付いた。
今のアイズのように。
かあぁ、と真っ赤になる肢体。
すべてを開放してしまった感覚、何もかもされてもいいと許した感覚。
恥ずかしさと拒絶を覚えるべきなのに、ベルの上でそんな格好になったアイズが感じるのは、恥ずかしさと幸福と快楽の混じった至福の感覚だった。
欲を言えばベルに後ろから見て欲しかったと言う内心の幼女に、深く同意するほどに至福だった。
「あ……その……」
なめらかな肌からじっとりと汗を滲みだしながら、自分の思考を誤魔化そうと首を振る。
そんなアイズを余所に、ベルはツンと固く尖り切った乳首を甘噛みしながらペロリと乳頭を舌でなぞり上げた。
「くあああっ!」
果実のように、歯を立て、舌で擦られる、未熟な性感帯。
アイズの体が激しく仰け反り、見開かれた瞳が洞窟の天井を見つめる。より一層秘所を突き出しながら、ひくひくと全身を痙攣させる。
「あ、ああぁっ……くうっ……ひぁんっ……ああぁっ!」
無意識故に祖父に教わった色事のイロハをぶつけてくるベルに、アイズは翻弄させられる。
唇で咥えられ、舌先で舐め転がされ、歯を立ててコリコリと甘噛みされる。女の官能を心得え的確に突いた愛撫。どこまでもソフトで優しい愛撫に、アイズの若く未熟な官能は発掘され乱されていく。
「べ、ベルっ、ど、どこでっ……こ、こんなっ……」
無意識でこんなことをするなんて、まさか、ベルにはこんなことをした経験がっ。誰っ。誰が相手っ。
こびりついた疑いに、頭の片隅がかぁぁと熱くなる。内心の幼女が嫉妬と書かれたハチマキをしながら眼差しを鋭くする。
既に回らない舌で、何とかベルから聞き出そうと
「ひっ、んぁぁ!?」
乳首を咥えられたまま、乳頭を舌でグリグリされて言葉にならない。
初めて与えられた圧倒的な快楽に、アイズの顔は蕩けきり知性も理性も無くしていく。
こんな感覚始めてて何も考えられない。ベルに一度やめてと言わないと。
「だ、駄目っ……べ、ベルっ……」
熱く火照る裸身をくねらせながら、アイズは胎から膨れ上がり押し上げ全身を染めていく未知の熱から逃れようと拒絶の声を上げる。が、心が叫ぶ。
止まらない。止めたくない。薄い拒絶はあっさりと流された。
「ひん──っ! あ、あはっ……だ、だめ、って、んんっ! ……い、言ったのにぃ……は、はぁっ!?」
懇願しながら、ベルの体にしがみつく様にして擦る。
ベルの厚い胸板とぴったりと合わさった、アイズとの腹とで感じる摩擦感がたまらない。人間の肌同士が触れ合い溶けるように熱を交感する感触が、此処まで気持ち良いのだと初めて知った。しがみ付くといっていいほどベルに抱き着く。うっすらと浮かんだ二人の汗が潤滑油のようになって、べたついていながら不快ではない摩擦を作り出す。
「あっ、んっ……べ、ベルっ……何か、し、白っ!?」
体をくねらしながら、声だけでなく全身で気持ちいいと叫ぶアイズ。痙攣のような体の震えが、少しずつ短く強くなっていく。
その度に、頭の隅で雷霆が鳴り響き、頭の中が白くなっていく。
何でそうなるのか分からない。でも、ベルの白さに似た白さに全身が包まれたくて体を仰け反らせる。
「あっ、ベル。今、か、噛んじゃ……」
仰け反ったおかげでバランスが崩れた。より深く口内に入ったぷっくりと立ったピンク色の乳首に、歯を当てるベルにアイズは慌てる。
ただでさえ敏感な発達中の乳房の先端。しかも、それは今までの行為で限りなく感度を高められている。その鋭敏になった先端を噛まれるとどうなるか。
変なのが来ている。急激に込み上げて来ている。自分を真っ白にする変なのが来ている。
──白くなりたい。ベルみたいに白く。
「べ、ベルっ!?」
好奇心の混じった願いにも似た想いのまま、アイズは胸を突き出してベルが噛みやすいように──
「……ぇ」
噛まれ、無い……。
冗談抜きで一瞬自失した。
「はぁ……はぁ……ぇ? ……ん……はぁ……」
ぐったりとした体で、荒い息を吐き続けながら、もどかしさに体をゆする。
そんなアイズの内面では、幼女が床を叩きながら酷い酷いと泣き喚いている。
そう、本当に酷い。何かが起きたはずなのだ。ベルのように白くなることが起きたはずなのだ。本能が悦び求めることが起きたはずなのに。
不服と非難の意思を濃厚に宿した眼差しで、アイズは自分の下にいるベルを見つめる。
そして、すぐに後悔した。
「……」
無言のアイズの体の下では、気絶したままのベルが優しく乳首を咥えている。
そう、ベルは気絶しているのだ。
無言のままのアイズに凄まじい居た堪れなさが襲い掛かる。自分を助けて怪我をしたベルを一瞬でも責めるなんてと、自責の想いを抱いた。
(最近、ベルに甘えすぎてる)
そもそも、ベルを落ち着かせるために自分は乳首を含ませたのに、何をしているのだろう。初心に戻らないと。
決意の鉢巻きを巻く内心の幼女とともに、アイズは決然とした意識を固めた。
「ベル……んあっ……んっ……んぁぁっ」
謝罪の言葉を吐こうとした途端に、意識を失ったままのベルに、甘噛み、舐め、しゃぶり、咥えるのコンボを叩き込まれても、決然とした意識は変わらなかった。
──―五分後……
汗まみれになって紅く火照った白い裸体をくねらせながら、アイズは甘美な責めに耐えていた。
あれから二度、良いところまでいった途端にベルは刺激を緩めてしまう。
女性には、優しく、ねっとり、ねちっこく、イカせずに昂らせるだけ昂らせろ、特に初めての子には。という育ての祖父の教えを無意識で実行しているのだが、やられるアイズにとってはたまったものではない。
「せ、あっ……うんぁっ、せつ、ない、よ……ひ、ぁんっ……」
籠りに籠った昂りのまま、喘いでは喘ぐ。しゃくりあげながら、荒れ狂う肉悦の炎を体に宿した声をアイズは吐き出す。両方の乳首を含ませたために、完全に回らなくなった舌を必死で動かして吐き出す。
「りょ、りょうほうは……あっ!? んっ、べ、ベル……ふ、ふりょうっ……んあんっ!?」
両方の乳首をベルに含ませるために、そこまで豊かとは言えない半球型の綺麗な乳房がロケットのように伸びている。その上、四つん這いのままだから、それなりの量感を持って男を楽しませるだろう。
そんな乳房が、ベルに乳首を吸われる度に快楽で跳ねる体によって、形を淫らに歪ませたまま、たわわに揺れる。
「んぁっ!? ひんっ、ち、ちくび、い、いっしょに、くちびるで、お、おしつぶ……ふぁぁっ!?」
少女らしく、豆ほどの大きさでピンク色だった乳首は、ベルの口の中で紅く染まって人差し指ほどに大きくなっている。
ベルに乳首を吸われるのは、至福なのに満足できない。もっともっとと体が叫ぶ。何度もベルが甘噛みして、舐めて、しゃぶって、咥えてくれて、悦びを感じても決定的な何かが起きなかった。
「ひぃん──あっ、んっ! あ、ぅっ!? べ、ベルっ……ぁ……」
今も決定的な何かが起こる直前でベルの舌が止まってしまう。
「……あっ、あっ、あっ、あっ」
全身から男を狂わせる発情した甘い香りを発するアイズが、全身を震わせながら泣きそうな声で呻く。
何かが起きなかったのはわかっても、それが何なのか分からない。
「あ……うぅ、ベルっ」
泣きそうな声。
内心の幼女はとっくの前に泣きながらお願いお願いと訴えている。
切なげな顔の瞳には涙さえ浮かんでいる。
「~~~~っ!?」
余りの切なさに、言葉にならず喉から出る掠れ声。笛のような音を出しながらベルの顔にしがみつく。
何とかして欲しい。切ない。何とかして。何でもして。何もかもして。
理性が焼き溶かされた思考(幼女込み)が泣き叫ぶ。
ベルの上で犬のように四つん這いになっている。秘所を突きだす恥ずかしすぎる姿勢。
何をされてもいいと全身で誘う自分のはしたなさに、羞恥で裸体を紅く染める。
触れ合うベルの肌がただ熱く、くっついてひとつになりそう。心地よさの余り、アイズの乳房を、女の証を、受け入れてくれたベルにすがり付いて、快楽に喘ぐ。
「う、受け入れてくれたのに、な、何でっ、こんな……」
それでもベルを非難だけはすまいと、いじわるっという叫びは口内だけで叫ぶ。
──消耗した人体が、無意識のうちに僅かでも塩分を求めてアイズの裸体から補給した。という常識は、今のアイズには欠片も浮かばない。ベルが受け入れてくれている『事実』だけが驀進する。
甘噛みされたい。舐められたい。しゃぶられたい。咥えられたい。
癒されたい。甘い痺れを感じたい。感動したい。悦びたい。
吸われたい。
〇〇たい。
情欲に満ちた牝の思考。
寸止めで何度もお預けを食らったアイズの意識は、正しく牝だった。
そんな牝の意識を、僅かに残った理性が変な方向へ後押しする。
(そうだ……さっきのリベンジをしないと……ベルのおちんちんを痛くしないように撫でて……ベルを安心させないと……)
火照りきった体から、ふらふらと手が伸びていく。
「い……いく、よ、べ、ベル……」
気絶したままのベルに囁くと、今度は優しく逸物を掴んだ。