高山流水さん、いつも誤字訂正ありがとうございます。
人間、氏より育ちです。
「こくこく」
さらりとした股の液(愛液)を乳房にかけて、痛いほど充血した乳首を伝わらせてベルに音を立てて飲ませる。
「恥ずかしい……のに」
恥ずかしく過ぎて体がふるふると震える。そんなに、恥ずかしくて、背徳的で、いけない気持ちになるのに。
何度も寸止めとお預けをもらって火照り切ったアイズの体は快楽とそれ以上のものを覚える。
「しあわせ……」
ベルの髪に顔を埋めて熱い吐息を漏らしながら呟く。すると、陰唇がひくつきとろりと愛液を一筋太ももに垂らす。
その雫が自分の太ももを流れ落ちる感触に、背筋をぞくぞくさせながらアイズは思う。
自分の股にはベルの顔を埋めて、自分はベルの逸物を舐めて、直接味を交換しよう。などと、一瞬だけ脳裏に浮かんだ愚かな選択を排除したのは当然だったと。
「ベルの顔が見れないから……」
こくこくとアイズの味を飲み込む幼さを増したベルの顔立ちが見れないなんて、愚かでなく罪だ。
そんなことを想いながら、アイズは飲ませるための愛液補充の為にプニっとした大陰唇に指をかけると控えめに左右に押し開いた。
「んんっ……んっ……」
敏感な粘膜がひんやりとした外気に触れる感触に背筋を震わせながら、トロリと垂れる愛液を掬い見て思いつく。
そして、慌てて辺りを確認する。勿論ここにはアイズとベルしかいない。気絶したアイズとベルしかいない。
「ふぅ……ごくっ」
アイズは安堵の吐息を漏らして唾を飲み込んだ。今までとこれから行う背徳的な行動に、自分でもおかしいと思う。調子が狂うというより噴出してくる想いに抵抗できずに流されそうになる。
そして、アイズは自分の股間から止めどなくあふれる液体をもう一度見て衝動のままに流された。
「わ……これなら、滑りやすい」
自分のしている事への背徳感に興奮しながら、愛液をベルの逸物に垂らしたアイズは、滑りやすくなったことに艶やかな笑みを浮かべる。これならベルをもっと気持ち良くしてあげられると。
んしょんしょと愛液をまぶしたベルの逸物を擦り上げるアイズの内面では、幼女が目をキラキラさせている。
「んんんっ……う……」
そして、ベルを気持ちよくさせていると認識することで、股間の疼きは強くなり、心臓の鼓動は更に速くなる。何かが足りない感覚もまた、強く、より強くなる。
痒い部分をかいたあとにさらく痒くなり、そこに手を伸ばすことが出来ないようなむず痒さ。
「う……う……」
アイズは気を逸らそうと、ベルの逸物をさらにしごきながら体全身でベルの香りを温もりを味わおうとする。特に疼く、股間、とろとろとした液体を絶え間なく流し続ける女の源泉を。
「あ……う……」
アイズの声色は昨日までの自分が聞けば耳を疑うような艶っぽい声になっていた。体全体をピンク色に染めている。白すぎたほどに白い肌が染まり美しい。
美しい裸体を寄せ切って股間をベルの腹筋に当てる。くちゅりとした音とともに、押し寄せる熱い悦楽と収まる痒み。
「あっ……んっ……んっ……」
もっと深く。もっと強く。もっと激しく。もっと収まって。
深い衝動に突き動かされ、アイズはだんだんと動きを速める。
ベルに咥えられたままの乳房が、伸び縮みして柔らかな脂肪を弾ませる。
「んっ……あうっ……あんっ! ……」
ぐちゅぐちゅと淫らな音を立て始める。ベルの腹筋で擦られて、柔らかく形を変えて敏感な粘膜を割れ目から時折のぞかせ、触れてもいないのに愛液を垂れ流す秘所。
一瞬、そんな自分が恐くなり、音が恥ずかしくなるアイズ。慌てて、もう一度辺りを見回す。勿論誰もいない。いるのはアイズとベルだけ。そのことにアイズは再び安堵する。その間も、アイズの動きは止まらない。
「こしが……んあぁっ!? ……こしがとまらないよぅ……」
舌ったらずな口調で喘ぐ。秘所をベルの体に擦り付けるたびにアイズは昂っていく。頬や目の周りは上気しきって、種類が乏しかった表情は浮かべたことが無い哀切の表情になり少女に無縁だった色っぽさを漂わせる。
体の底に打ち込まれた何かが解放されていく感覚。体の芯の欠落した部分が埋められていく感覚。
秘所をベルの腹に擦る度に訪れてくる感覚に、アイズは夢中になり貪る。
「あんっ……んぁっ……ぁぅっ……」
少女は初めて味わう快楽に悩ましくくねる。
いやらしいことをしているのはわかる。いけないことをしているのもわかる。
でも、止めない。止まらない。止めたくない。止めるなんて嫌だ。でも……
「んくぁっ!?」
絶妙なタイミング。アイズが腰を緩めようと迷ったときにベルの唇がアイズの乳首を愛撫する。
じゅくじゅくした熱い衝動が、股からだけでなく胸からも押し寄せられ中間の子宮を疼かせる。
アイズに同時に別の場所で快楽を与えられるなどあるはずが無かった。アイズの無垢そのままの意識は戸惑い。どうすれば良いのかを本能で知る体は行動に移す。
「べ、ベルっ」
ぎゅっとベルの頭を抱えるように抱き着く。応えるように、優しくけれども強く乳首を愛撫してくるベル。愛液を乳房に垂らしてそれを吸われる動きに翻弄される。
アイズが信じられないほど股間と乳房が疼き、子宮が熱く高まる。陰唇から漏れだす愛液は尽きることなく、悲鳴のような嬌声がほとばしる。
「~~っ!?」
擦り吸われるたびに嬌声を洞窟に轟かせながらアイズは、子宮が疼く快楽に夢中になる。
動物的な性の快楽だけでない。ベルが愛撫してくれる。応えてくれることが。アイズに愛し合うもの同士の魂の交歓。本当の意味の官能を叩き込んでくれる。
熱くなる下腹にある子宮と、膣が蠢き愛液を分泌していく感触さえ心地良い。
「あぅっ、そ、そうなんだ……」
生まれて初めて感じる膣の蠢きが、アイズに教えてくる。今蠢く膣に、ベルを、ベルの逸物をいれるのだと。それが有るべき形なのだと。そうしなければならないのだと。
「う、ぅぅぅぅっ!?」
理解した途端に、膣はさらに蠢き、子宮が疼いて、渇望に似た衝動に理性が襲われる。
じわりじわりと込み上げていく衝動に、涙さえ流しながら身悶え、駄目だと叫ぶ理性を保とうと声を噛み締めるように喘ぐ。
「~~~っ」
半瞬も保たずに、あっさりと理性は敗れ、本能がアイズの思考を染め上げる。
そのまま、本能に従ってより決定的な刺激を求めて腰が下がる。
「ひゃんっ!?」
秘所がベルの逸物と触れ合う。
プニッとした陰唇と弾力のある亀頭が触れ合い、アイズの心を本能的な恐怖と緊張と期待と希求が複雑に絡み合う。
「ひぅぅぅっ!?」
にゅるにゅる、と粘質な音。
下がる腰で陰唇の割れ目がベルの熱く硬い亀頭で開いた瞬間、アイズの口から甲高い笛のような音が漏れる。
敏感な粘膜が歓喜して迎え入れよう蠢く度に荒い息を吐き出す。
希求がそのまま腰を下ろせと叫ぶのを、大きなモノを胎内に入れまいとする原始的な恐怖が拒む。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
アイズは、ベルの亀頭と陰唇の割れ目を当てたまま短く熱い吐息を吐き続ける。
互いの体液が触れ合い混ざり合う、くちゅりとした水音が大きく聞こえる。その音がたまらなく心地いい。このまま一つになってしまわなければならないと本能が絶叫する。
熱い。熱い。混ざり合った体液を少しでも飲み込もうと、アイズの子宮がそれ自体が熱を持ったように下腹部が疼く。膣道までもが咥えたことがない男性を求めて蠢いさざめいて膣口を開いてベルの体液を呑み込もうとする。
こくっ。
アイズは自分の脳内で、膣がベルの先走り液を呑み込む音をハッキリと聞いた。
焼けるような熱さが膣から子宮を経て全身を震わせる。
もっと欲しい。呑み干したい。白くなりたい。それらの想いしか脳裏には無い。そのまま、腰をさらに下ろして。
ぐちゅ、ミシッ
「……っ」
全てが吹き飛ぶ痛みに小さく叫び、自分の熱い液を垂れ流す小さな裂けめに押し当てたベルの逸物から腰を引いて逃れる。あまりに焦らされて火照りきった体が、疼きも餓えた痒さも全てを解決するモノから離れてしまい、自然と涙を流しながらも逃れた。逃れてしまった。
アイズの本能は痛みに敗れた。
一度敗れれば落ち着きが取り戻され理性が戻ってくる。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
危うかった。それをしたら、もう戻れなかった。本当に危うかった。
幼いとき両親が裸で腰を重ね合っている時があった。あれは、きっと今の自分たちと同じことをしていたのだ。なら、そういう関係でないとしてはいけないことなのだ。だから、したら駄目。
あのまま、ベルの逸物を秘所に挿入する関係が、具体的にどういう関係なのか、心でさえ言葉に出来ないアイズは照れ隠しと情欲を抑えるためにベルの髪を噛む。
「はぁっ……ベルが……起きてからに、しないと」
ベルの前髪を甘く噛みながら呟くと、心が沸き立つのに穏やかになる。熱い衝動が少し冷えた気がする。いやもっと上位の衝動に変換したのかもしれない。
でも、どちらでもいい。止めないと。これは不味い。とても痛かったし、あんな風に体を中から裂かれるような痛みなんて感じたことなかったから、少し怖──
「ううん。怖くないよ」
この臆病者と般若の顔で叫ぶ内心の幼女に答える。そう、これは冷静な判断だ。
そうだ。寝たまましては不味い気がする。何というか人として、してはいけない気がする。寝込みを襲うなんて理性ある人の行動じゃない。ケダモノの行いである。
それに、子供の時覗いて見た父と母は、子供心にも気持ちよさそうで心通わせていたと覚えている。だから寝たままはダメだ。全てはベルが起きてから。
──いや、でも、このまま、したとしたら……とても、凄いことになるような気がする。何というか、既成事実というか、行くところまで行ってしまう気がする。それが、嫌ではなくて、嬉しくてたまらないのが、その、不味い気がする。とても危険だ。とてもとても危険だ。
「ごくり」
ベルの逸物からほぼ離すことなくその温もりを秘所で感じながら、自分が唾を飲み込み飢えた目付きでベルを見続けていることに気付かず煩悶するアイズ。
何で止めたの! 迷うならすれば良かったじゃない。と気炎を上げる内心の幼女に、思わず従いそうになる。
いや、だから、寝たままじゃ。
どうでもいいよ、後で言えばいい。と怒号する内心の幼女。
いや、でも、まだ、そんな関係じゃ。
じゃあそういう関係になればいい。と絶叫する内心の幼女。
いや、そもそもどういう関係ならそういうの良いんだろう。
分かっているのにふざけないでよ。と憤慨する内心の幼女。
いや、そもそも私には取り戻さなければならないものが。
両方とも求めちゃいけないわけないでしょ。と咆哮する内心の幼女。
いや、だって、ベルは私の英雄じゃないのに、付き合わせるわけには。
声を震わせて泣きそうになってるのに、気にするのがそれっ! 違うでしょ! 私がするべきなのは、ベルを体に入れたあとでベルに助けてってお願いすることでしょ!! もう良い私がする、体を寄越して!!! と、噴火する内心の幼女。
いや、でも……痛いし……ベルに断られるの……怖い……っ
~~~~!!!! 言葉にならない内心の幼女の叫喚がアイズの内面で轟いた。
おろおろおろおろと、アイズは垂らし続ける熱い愛液でベルの逸物を隙間なく塗りつくしながら迷う。
内心の幼女の意見に、ほぼ屈服しながら迷う。
痛みが無ければベルが手を取ってくれる確信があれば、有無を言わさず腰を再度下ろすのにと迷う。
「ひんっ」
ベルの逸物に秘所を触れるか触れないかの姿勢のまま迷うアイズは、尻を手で鷲掴みにされる感触に嬌声を上げた。内心の幼女も掴みかかって体から剥がそうとしていた手を万歳にする。
ただ少し暖かく感じる程度に、冷えたお尻を、優しく手の腹と指の腹で撫でつけてくる心地良さに、アイズは手の持ち主を濡れた声で呼びかける。
「ベ、ベルっ!?」
闇。ベルは冷たく湿ったそれを感じながら意識を取り戻した。真っ暗だった。だが完全な闇ではなく、うっすらと赤黒い闇。重苦しく生きた闇。
四肢も鉛のように重く、体には気だるさと一緒に緩慢な痛みがある。全身はマヒしたようで痺れるだけしか感じないのに、痛みを、熱く軋んでいる違和感を感じる。
重傷で意識を失ってから万能薬で回復した時の感覚だと、馴れからくる経験が伝える。
じゃあ、体は動かないな。感覚もないだろう。念のために試しても動かないし感覚もない。
いや、右手が動く。右手だけに感覚がある。ならば生きている。感覚もないが呼吸しているのだろう。たぶん、きっと。なら大丈夫だ。脳裏に神様とリリとエイナさんの「大丈夫なわけあるか!?」という絶叫を木霊させながら手を動かす。
問題がない右手だけで周囲を探ることにする。
思い切って横に伸ばしてみる。腕に感覚はないが、手には伸ばし切った手ごたえがある。
続いてそのまま手を上げてみる。掌が何か柔らかいものに触れた。
(なんだろう。これ?)
表面は滑らかだった。張りと弾力があって柔らかいのに瑞々しく引き締まっている。
何だろうこれ? という疑問はそのまま、つきたての餅のようなあまりにも心地良い手触りに何も考えずにぽよんぽよんとまさぐってみると、手のひらが熱を帯びてきた。まるで火照り切った人の体がさらに火照ったような感触に、ベルの脳裏が疑問で埋まる。
(気持ちいいから……揉んでみよう)
瞼に清々しい笑みを浮かべて親指をたて感動の涙を流す祖父を浮かべるベル・クラネルという少年は、恥ずかしさが無ければ育ての祖父にそっくりだった。