キャルと付き合っているのにペコリーヌとエッチしちゃうお話 作:浅間藤
「今日は楽しかったわよ……あ、ありがとう」
部屋で二人きりの中、猫耳の少女は照れながら目を逸らし、今日のデートの感想をぶっきらぼうに告げた。
彼女と彼が親密な関係になったのは二ヶ月ほど前だが、いまだにやり取りはぎこちない。彼が思い切って手を握り急接近すると、キャルの尻尾はピンと立ち、毛も逆立て、顔を真っ赤にする。
「あ、あたし!もう部屋戻るから!!」
慌てて逃げ去る彼女を、見送る事しか出来ない少年。もう何度となくこのやり取りをしている。
しばらくすると、部屋の戸が叩かれた。それに続いて朗らかな声が尋ねる。
「私です。入ってもいいですか?」
返事をして戸を開けると、そこにはキャルと同じくしてギルドの仲間のペコリーヌが笑顔で立っていた。中へ入れると、ベッドにぽすんと座り込む。
「キャルちゃんお顔真っ赤っ赤にしてましたけどどうでした?キスぐらいは出来ましたか?」
彼は残念そうに首を振る。
「あらら、やっぱりダメでしたか。まあ恥ずかしがり屋さんですからね〜」
彼女は若干の苦笑いで相槌を打つと、少しの間が生まれた。そして二人の間に妙な雰囲気が流れると、待ちきれないといったように彼はギルドの仲間の胸へと抱き着いた。
「きゃっ。も〜ダメですよ女の子の胸に飛びついちゃ☆」
そう言う彼女に嫌がる気配は一切ない。それどころか胸に埋まる頭に手を回し、優しく撫でている。
「今日も“練習”しちゃいますか?」
そんな問いに応えるように、彼女の唇に唇を重ね合わせる。まだ恋人ともしていないことを。仲間と――
二人が秘密の関係になったのは数日程前のことだった。なかなか進展しないキャルとの距離をどう縮めたらよいのかを、彼女に相談することにしたのだ。
「もっと距離を縮めたい……ですか。そう言えばお二人はどれぐらい進んでるんですか?キャルちゃんに聞いても教えてくれないんですよねぇ」
それを聞かれて彼は、最近ようやく手を繋いだくらいだと。しかも他に人が居ない時のみだ。それを聞いたペコリーヌは思い切り引きつった顔をする。
「それはなんていうか……ヤバいですね☆」
そして、しばらくウンウン唸り、考え込むと、閃いたのかパチリと目を開き手を叩く。
「わかりました!デートしましょうデート♪」
それを聞いても、彼がピンときてないでいるので、説明をするペコリーヌ。
「問題はあなたがキャルちゃんを上手くリードできてないからだと思うんですよ。だから私とデートで練習してリード出来るようになれば良いんですよ☆」
その説明で納得がいったのか少年は、提案に同意する。
「というわけで、早速行きましょー☆」
といった感じで始まった練習デートだったが、実際にはこれといって特別なことはなく、普通にお店を回って買い物をしたり、行きつけの料理屋に来るぐらいだった。不思議に思ってそれを質問すると、
「そうですか?まあ私が楽しんでるだけかもしれませんね♪」
なんてコロコロと笑いながら回答している。それに対して不思議そうにする少年を見て、彼女は雰囲気を変え、少し意地悪そうに微笑む。
「まあ本番はこれからですから☆」
「――なので、そろそろお部屋に戻りましょうか」
言われるがままに自室に帰ると、ベッドに隣合って座る二人。しかしいつもより距離は近く、間には拳一つも入らない程だ。
いつもとは違う雰囲気を感じ取った少年も、視線はふらふらとしてしまうが、自然と彼女の瞳に吸い寄せられてしまう。
「ドキドキしてます?それじゃあ男の子としてはちょーっとカッコ悪いですね☆」
「だから、私と練習して、なれちゃいましょう?」
さっきまで、触れ合う程度だった手を彼女は重ねていく。柔らかく小さな手は、ゴツゴツとした手の甲に温かさを伝えていく。
その間も合わさったままの視線に耐えられず、彼が少し逸らすと、
「ダメですよ。ちゃんと目を合わせてください」
そう言いながら視界に合わさって入ってくる。
さっきまで重ねていた手を、ペコリーヌは持ち上げ、上に誘導すると、お互いの手のひらと手のひらを合わせる。そして、人差し指から中指と、順々に絡めていく。
「これは、ちょっと恥ずかしい……ですね☆」
顔を赤らめ、はにかむペコリーヌ。気付けば、二人は向かい合って、両手はしっかりと絡み合い、吐息がかかる程に、顔が接近していた。
しかし、少年は途中で距離を縮めるのを止めてしまう。脳裏には恋人のことか。それを彼女は見かねたのか、口を開く。
「キスは浮気になっちゃいますか?」
「でも、大丈夫ですよ。これは“練習”ですから☆」
それを聞き、止まっていたはずの彼の時間が、また動き出した。ゆっくりと近付いていく、唇と唇。それに合わせて、目を瞑る彼女。そして、二人の距離はゼロになった。
重なり合う二人。彼にとっても、彼女にとっても初めてのキス。お互いが初めての柔らかさを、熱を感じていた。そして、少女の方から舌を入れ始めた。少年の口内を探るように舐ると、彼もその動きに最初は驚いていたが、器用にも動きを合わせ、舌と舌を絡め、次第に彼女よりも、上手に舌を使うようになっていった。
しばらく、堪能していた二人だったが、息の限界も迎え、ついには離れていく。それを名残惜しそうに二人の唾液が糸を引く。
「ぷはっ……しちゃいましたね。キス」
「でも、意外とお上手なんですね、ほんとに初めてなんですか〜このこの〜☆」
彼女なりの照れ隠しなのか、間を置かずにまくし立てる。
「どうでしたか、初めてのキスは?ドキドキしました?……んん?」
喋り続けていた彼女だったが、不意に口をつぐむ。そして視線は固定されている。彼の股間の方に。
「あー……こっちは素直なんですね☆」
彼女の優れた容姿に加え、恋人ではない人との密事、そんな背徳感は少年のオトコを刺激し、ズボンの上からでも分かるほどイキり立たせたのだ。それをしゃがみこんでまで、まじまじと眺められ――勃起自体が滅多に無いこともあって――恥ずかしくなってしまい、手で覆い隠すのだが、
「恥ずかしがらなくて良いんですよー」
と優しく手を払いのけられ、しまいにズボンまで脱がされ、オトコの部分をさらけだされてしまう。
「わわっ、結構おっきいんですね」
ニコニコとはしているものの、初めて見るであろうソレに、想像よりも大きかったせいか若干なりとも気圧されてしまうペコリーヌ。
彼女が至近距離で見続けるものだから、彼も恥ずかしさの余り顔を逸らし、目をつぶった。
「これってちょっと皮を被ってるってやつなんですかねー?結構かわいいかもですね♪」
「触ってもいいですか?優しくするんで」
口ではこう言ってるが、目は好奇心にキラキラ、いや、ギラギラとしている。恥ずかしさに加え、恐怖まで感じたのか少年は首をイヤイヤと横に振っている。
「嫌なんですかー?……でもこっちはそうでもないみたいですよ☆」
首を振る彼を尻目に、有無を言わさず彼女は、人差し指でそっと陰茎を、下からなぞり上げると、彼のソレは大変素直に首を縦に振ってしまうのだ。
「ほらほら我慢しないで気持ち良くなりましょう?」
いよいよ誘惑に耐えられなくなったのか、おずおずと首を縦に振ると、彼女も満面の笑みをこぼす。
「ふっふっふっ、ようやく観念しましたねー……じゃあ最初に皮、剥いちゃいますね」
言うと同時に、半剥けになっていた皮を、人差し指と親指で輪っかを作り、くぐらせるようにしてゆっくりと先っぽを露わにした。
「あっ、ごめんなさい痛かったですか?」
彼が敏感に反応をするものだから、心配そうに声をかける。彼女も初めての事なので、勝手が掴めていないようだったが、少年も安心させるように首を振る。
「ならよかったです☆……手、動かしますね?」
柔らかな指は優しく包み込み、根本から先の方までそっと撫でるように動き出した。痛くないように優しく、ゆっくりと。触れるか触れないかのフェザータッチで少しづつ刺激する。
気持ちいいような、こそばゆいような、そんな感覚に思わず彼の身体と肉茎は、ぴくっぴくっと時折反応してしまう。
「気持ちいいんですね、かわいいですよ☆」
「もうちょっと強く触ってもいいですよね?」
弱い刺激がじれったかった彼は、即座に頷いた。それ見てニコりと笑うと、彼女の手はしっかりと握り、竿をしごき始めた。
先程と打って変わって、ダイレクトに来る快感、しかも少しだけ手の動きが速いのだ。気持ちよくないわけがなかった。
スリスリと肌と肌の擦り合う音が、次第にチュコチュコと粘液の音を含み出す。それに気付くと一旦手を止め、
「お〜、男の子も気持ち良くなると出ちゃうんですね」
「凄いヌルヌルです。これでもっと気持ちいですね☆」
と先走り汁を、竿全体に塗りたくり、手の動きは再開した。
滑りが良くなり、より速くなった手は、一際いやらしい音をたてながら責め立てた。
快楽の波に耐えれず、少年が声を漏らす。それを聞き逃すペコリーヌではなかった。
「なんですか今の声、可愛すぎです!いじめたくなっちゃうじゃないですか♪」
「もう一回聞かせてください!ほらほら☆」
興奮した彼女は、手の力を強くし、更に加速させた。止まらない手に、止まらない快感。ついに限界を迎えた少年の淫棒は精を射ち出した。
射精の波は一回、二回と、何回にもわけ、その都度大量の精液を吐き出した。すぐ側の彼女の顔目掛けて。
「えっ、ちょ、わぷっ……」
しごくのに集中して、油断していた上に、しゃがみこんでいた彼女は急な射精に対応出来ず、思い切り顔で全てを受けてしまったのだ。射精が終わり、ようやく口を開く。
「もーっ出すなら言ってください!ベトベトです!」
「臭いも凄いですね……」
顔から零れ落ちた精液を手で受け止めると、匂いを確かめるペコリーヌ。そして何を思ったかそれを口に含んだ。
「んんー、あんまり美味しくはないですね☆まあ飲めなくはないですけど」
飲み込む動作を見て、呆気を取られた少年に気付き、はっとした彼女は慌てて説明する。
「えっ、えっとーこれはあのー……聞いた話で、男の人は飲んであげると喜ぶって聞いたので、だから、その……やっぱり引いてますか?」
おずおずと聞く彼女が、悪い事をした子犬のようで、引いたとも言えず首をブンブンと横に振る少年だった。
それにほっとして、いつも通り笑顔になるペコリーヌだったが、また一つ気付いてしまう。
「まだ元気そうですね、それ」
アレだけ出したのにも関わらず、少年の逸物は猛っていた。
「んー……じゃあ、次はお口で試して見ますか?」
あーんと口を開け見せつけるペコリーヌ。それを見て自然と喉を鳴らす少年。手だけでも凄かったのに、口に入れたらどうなるのだろうか?そんな探究心は抑えられる訳もなく、彼女の口の前にイチモツを差し出した。
差し出されたソレを、大きく開けた口で一気に頬張っていく。彼女の顔よりも大きいが、嫌な顔一つせず咥え込む。ひとえに彼女の食生活の賜物だろう。
咥え込むと、頭を前後に揺らし始める。彼は未知の感覚に遭遇する。温かくヌメる舌が滑り、時々亀頭が喉を突く。目をつぶりギュッと力を入れないと、即座に力尽きてしまいそうな程だ。
「ろーれふはー?ひほひひーへふはー?」
咥えたまま喋ると、舌が複雑な動きをし、それがまた快感になる。というのを、彼の表情と反応から汲み取った彼女は、単調な動きだけでなく、舌を竿に這わせるようにしたり、先っぽだけを咥えて裏筋やカリ首、尿道口を舐め回すと面白いくらいに少年は身体を震わせた。彼女もそれが嬉しいようだった。
「ほろほろへふはねー」
そろそろ限界、というのを感じ取りラストスパートをかけるペコリーヌ。咥えると言うよりは吸い付くように、腔内を負圧にし、頭を揺する。バキュームのように吸引され、ほんの数秒で声にならない声と共にイってしまう少年。
一回目の射精に引けをとらない勢いで脈をうつ。熱い精液は、喉奥に直接流し込まれる。粘っこく、大量なのにも関わらず、えづきもせず飲み込んでしまう。
そして、ひとしきり続いた射精が終わると、根本から舌で綺麗にするよう舐め上げ、最後に先っぽから出し切れていない精液を吸い出し、ようやく口を離した。
「んー二回目なのに凄い量でした」
「でも全部飲んじゃいました☆」
そう言いながら彼女は笑いながらVサインをつくった。その日はそれを最後に彼は意識を失っていた。
――これが、現在に至った数日前の出来事だ。そして今、彼は彼女といつもの“練習”の最中である。
ベッドに隣合って座り、彼女にしごかれている。
「ふふ、もうそろそろですか?キスしながらイっていいですよ」
舌を絡められ、亀頭を重点的に責められると呆気なくイかされていた。出し終わると、離れたくなさそうに、彼女は少年の舌を吸いながら離れていく。
いつもの事が終わっても、彼女が何も言わないで居るので、妙に気まずいまま見つめ合う二人。するとペコリーヌがそっと切り出した。
「……大分慣れてきましたし、そろそろステップアップしませんか?」
彼女の緊張した雰囲気が伝わって、ドキドキする少年は、ゆっくりと頷いた。それを受けて、彼女は落ち着くよう軽く深呼吸をし、ベッドの中央により膝立ちになると、スカートの裾をつまみ、持ち上げた。
「じゃ、じゃーん」
ふざけながらも、下着を見せつける彼女は耳まで真っ赤だ。彼は見せつけられた下着を凝視する。白くレースのショーツは肌を隠しきらず、彼女の柔肌をいやらしく透け浮かばせていた。普段から離れた印象を受け、少年は股間を熱くしてしまうのであった。
「もー、なんかいってください。はずかしいんですからね?」
「それで……見てるだけでいいんですか?」
しかし、察しの悪い少年は不思議そうな顔をしていたので、ちょっと怒ったように――恥ずかしさもあって――そっぽを向く。
「だから脱がして下さいって事です。こういうのは男の子からするんですよ……」
少し頬を膨らませる彼女だったが、彼のオロオロとした反応を見て笑わされてしまう。
しかし、少年も落ち着いたのか、ゆっくりと彼女に近付くと、そっと下着に手をかける。そして、手は下に下げられ、秘所は露わにされた。
「ど、どうですか?……って答えにくいですよね」
ここでもおどける彼女。まだ、誰にも見せたことのなかった大事な場所を、初めてさらけ出すのに、気を紛らわす他ないのだろう。
彼も初めて見るソレに、ゴクリと喉を鳴らす。彼女の肌よりも少し上気したように薄く紅がかっていて、髪と同じ色の毛は綺麗に切り揃えられていた。
「う〜、思ったより恥ずかしいので、ちゃっちゃとやっちゃいましょう」
そうして、急かすように向かい合っている少年の腕を掴み、股座に誘導する。
「ここです、ここ。そうです……そこに中指を入れちゃって下さい」
言われた通りに、指を割れ目へと侵入させる。ねっとりとしていて、肉ひだはみっちり指を包み込んでいるが、ヌルヌルとスムーズに入るのは既に彼女も出来上がっているからだろう。
初めての他人の指に喘ぎを漏らすペコリーヌ。
「んあっ、ん……やっぱり、人のは全然違いますね……」
普段見せないしおらしさと、雌の声を出す彼女から目が離せず、舐めるよう凝視しながら、指を奥へと進めると、中指の全部が包まれていた。
「こんなに入っちゃうんですか……?あなたの指って思ったより大きいんですねっ」
「その指で、擦るようにっ、しっしてください……」
ビクつきながらも指示をする彼女に沿うように、直立だった指を湾曲させ、天井を擦るように出し入れすると、彼女は少年の肩でバランスを取るように掴み、嘆息のように深く喘ぐ。腰はビクビク浮いて、ダラダラと下の口から涎が溢れだしている。
「あんっ、こっ……これヤバいですね……♡」
普段は天真爛漫で、性的なものを感じさせない彼女が、今では息を荒らげ、瞳を潤わせているのは、まさしく自分によるものだという事実に、少年は身体の芯から強烈な熱を感じていた。
「指、もう一本、いれちゃっても良いんですよ……?」
今度はお願いではなく、ご自由にというスタンスは、彼女なりの挑発なのか、彼はそれを素直に受け止め、薬指も追加で挿入した。
一本でも詰まっていたが、二本ともなると指を動かす事もままならない。だが、それを強引にくねらせると、
「おっ♡こっ……これ!ダメなやつです……♡」
腰を思い切り逃がし、倒れかかるように少年の肩に抱き着くペコリーヌ。
しかし彼は、逃げる腰を追い詰めるように密着し、空いた腕で腰に回し、がっちりと離れられないようにすると、容赦なく柔肉を擦り上げる。
「――んんッ!?あんっ、やっ……ちょ、ちょっと止めて下さいいッ♡」
急に固定され、苛烈に責められると、肉の蛇口からは、とめどなく幸福液が漏れ出て、ぐっちゅぐっちゅねちょねちょねちょと淫音が脳に響く。
「んぐぅっ、はあっ……あっ♡イクっ!イッちゃいます♡」
「――ッ♡♡♡」
彼女は蜜穴をいじめぬかれ、最後には声にもならない声を上げ絶頂した。何度も腰を跳ねさせ、肉ひだはウネウネと蠕動し指を締め付ける。
「はーっ、はーっ……ふう。」
「もう!酷いじゃないですか!!止めてって言ったのに、全然止めないどころか、あんな、あんな……」
憤りながらも、さっきまでのことを思い出し、強烈に恥ずかしくなったのか、俯いて呻くペコリーヌに、申し訳なさそうする彼なのだが、
「急に男らしくイカせるなんてずるですよ」
「これなら……最後まで男らしくできますよね」
とベッドに足を浮かせて、仰向けで寝転がる。秘花を大公開する恥ずかしさから、顔を逸らすと、重力に従って長い髪は彼女の顔を覆い隠す。
少年は花に誘われた蜂となる。両手で両足の膝を鷲掴みにすると、一度大きく震えた。彼のモノがあてがわれると、彼女は女にされる時が来た事を察した。
腰を押し進めると、肉裂は割れて、指よりも遥かに太い肉棒を受け入れ始めた。
「ふぐぅううううううッ!」
もたれていた枕に噛んで堪えるも、声は漏れ出てしまう。
彼女が堪える中、ずんずんと肉の森を掻き分け、最奥を目指す。ズプッズプッズププと潜る程に愛の川が氾濫する。
やがて、彼のコロンブスは旅の終わりを告げる。トンっと扉に当たると、彼女も一際甘い声が飛び出る。
「んひゃあん♡……ぜ、全部入りました?」
ようやく、彼と目を合わせ、自分の結合部にも目を向けた。
「う、うわー、ガッツリ入ってますね……あんなの入るもんなんですねー」
平静を装ってはいるが、彼の息子を痛い位に締め付けているのだ。
ギチギチの膣内を動こうとするが、不慣れな彼は上手く動けず、揺するようにしかできない。それが、逆に彼女をもどかしくさせた。
「んっ、んっ……あのーもっと遠慮しないで動いてもいいですよ?」
それを聞いて、窺うような腰使いを辞めると、力任せに一気に引き抜き、一気に打ち付けると、ペコリーヌは普段とは似ても似つかない獣の様な声を出す。
「おんっ♡おっ、そっ、れすごい♡」
肉を叩く音が鳴り響く。粘液と粘液の絡み合う音がする。そこには、野生の息を漏らし喘ぐ二人がいた。
「あっ、あん、あのっ……手、握ってもらってもいいですか……?」
拒む理由はなかった。伸びた両手を絡め合わせると、締め付けが強くなった。
「それとッ!キ、キスもして下さい!」
愛らしいおねだりに燃え上がり、覆いかぶさり彼女の唇にむしゃぶりつく。口の中はトロトロで熱く、まるで膣内のようで、上と下両方で性行為をしているようだった。
「あむっ、んちゅ♡はあっ、あんっ♡好きっ、好きです♡♡」
時折彼女が愛の言葉を囁くと、彼の肉棒はより硬くなり、それに合わせて彼女も舌と下が吸い付いた。お互いがお互いを興奮させあい、無限に巡っていた。
しかし、それも終わりを告げようとしていた。彼の射精感は限界まで登り詰めていた。残っていた理性から、外に出す旨を伝えると、それを聞いた彼女は握っていた手を離し、彼の後頭部に手を回すと、自分の口元まで引き寄せ、囁いた。
「――い〜っぱい、なかに出して下さい♡」
それは、彼の脳を焼き切るように犯し、一切の理性も許さず、爆発させた。
今までで1番長い射精。限界まで溜めた淫欲を、背徳感によって熟成させる事によって、多量の精液が彼女の中を満たしていった。
それと同時に、彼女も深い快感に堕ちていた。自分の中に広がっていく、少年の熱を感じた、その中には重い罪悪感も含まれていたのかもしれない。
出し切った後もしばらく放心していた少年だったが、気が付くとすぐさま引き抜いた。
「うわっ、多過ぎてあふれてます!」
自分のから溢れ出る白濁を見て、彼女は笑っていた。何故そんなに気楽にしているのか彼には不思議だった。
「あーすみません、大丈夫ですよ。私、避妊魔法かけてますから。不安にさせちゃいましたかね」
それが、どのようなものなのかは知らなかったが、一先ずは問題が無いみたいなので、彼は安心したのかベッドに倒れ込んだ。その隣にペコリーヌも転がる。水晶のような瞳で彼を見つめる。
「気持ちよかったですね」
「――また、しましょうね」
ポツリと呟くと、そのまま起き上がり、ショーツを穿くと、部屋を出ていってしまった。その間、彼は何も言えないでいた。
三話で完結します。多分。