ですが、多用し過ぎてリーダビリティを損ねたり、あまりに安っぽくなったりすることのないよう気をつけたいと思います。
登場人物
東公太郎:絵本の代わりにエロマンガを読んで育ったアレな奴。
水原暦:眼鏡巨乳。肉付きが良い。公太郎の幼馴染みで、えっちぃことする友達。
春日歩:通称「大阪」。小柄でスレンダー。天然娘。
滝野智:バカ。
美浜ちよ:飛び級してきた天才小学生、改め天才高校生。
谷崎ゆかり:担任。アレな人。
ゆかり「昔、そういう名前の小説投稿サイトがあったのよ」
ちよ「今もあります!」
つくづくウチの学校は色々オカシイ。
飛び級してきた小学生とか。ちょっと、いやかなりアレな教師だとか。いまだに体操服がブルマなこととか。
そんな数あるオカシイもののなかでも、やっぱり一番は我らが担任ではなかろーか。
「聞きなさい、皆! 実は今日、転校生がやってくるわ。新戦力は、なんと大阪人。いやー、取るのに苦労してね」
ツッコミどころ満載の台詞。
もちろん、教室じゅうがざわめく。
「取るとか、ドラフト会議じゃあるまいし」
「ちよちゃんに大阪の転校生ねぇ。滝野さんもいるし、ウチのクラスちょっと濃いキャラ盛りすぎじゃない?」
「ひょっとして、先生の言う戦力ってのは、そういうキャラのことなのか?」
そんなしわぶきを背に、高波のような勢いの声がすぐ近くからわきあがる。
「大阪人? ライバル登場ね!」
ここにもオカシイやつがいた。
暴走女、滝野智。バカな方の幼馴染みだ。
「智ちゃん、そんなに張り切らなくても、ふつうにしてれば良いんですよ?」
「だってちよちゃん、相手は大阪人よ? きっとすごいツッコミとか装備してるに違いないじゃん。気合い入れてハデに対処しなくちゃ!」
「安心しろ、智。お前はふだんの言動が十分に派手だよ」
「暦の言うとおりだなー。もうちょっと抑えてくれると、俺たちも助かるんだけど」
「そいつはムリな相談ね。アタシは勢いだけは誰にも負けない、暴走女子高校生なのさ!」
「暴走してる自覚があったんですね……」
などとくっちゃべっていると、パンという破裂音。
たちまち潮の引くように、教室が静まりかえる。
ゆかり先生が柏手を打って、注意を引きつけたのだ。
「それじゃあ、そろそろ新戦力の登場といこうかしら。――入ってきていいわよ」
ガラリと扉が開いて、女の子が入ってくる。
サラリと流れるセミロング。
いかにも穏やかそうな、やや垂れ目のおおきな瞳。
小柄で、しかも線が細いので、いっそう華奢で幼く見えた。
「春日
一風変わったアクセント。関西弁である。
「おおーっ、大阪人だ!」
教室中がざわっ……となった。
関西弁だから、大阪人だからという理由が主なようだが、俺の感想はちょっと違う。
「へぇ、可愛いじゃん」
なんて言葉が思わず口を衝いて出てしまうくらいには、好みのタイプだったのだ。
いかにも清純で大人しそうな、セミロングのロリ可愛い娘。
よくない?
「だめだめ!」
という否定の言葉がゆかり先生から飛び出した。
あぁ? 春日さんのことディスってんのか!?
と思いきや、そうではないようで。
「そんな気をつかって普通の言葉でしゃべらなくていいから! よろしゅーたのみまんがなーでいいよ」
「えっ、そんなの大阪人でも――」
「はいっ!」
言い募る春日さんに、強引にコッテコテの方言を強要する。
「よ、よろしゅーたのみまんがなー」
うーん。この娘は押しに弱そうだなぁ……。
**
そうして朝礼が終わると、転校生は取り囲まれる。
もちろん先鋒は暴走するバカ。次いで、お目付役の俺と暦、すっかり仲良くなったちよっこだ。
「大阪の人って、マクドナルドのことマックって言わないんですよね」
「せや。マクド言うんやで」
春日さんはぽややんと答える。
うーん、なんだか新鮮な感じだ。騒がしい智と、はすっぱな暦に挟まれているので、こういうタイプはこう、なんていうか萌える。
「春日さんってぼんやり、もといおっとりしてるんだな。大阪の人って、もっとガーッとしてるイメージあったけど」
「あ~。わたし、よくぼーっとしとるとか言われとったしなぁ。せやから、転校を機にしっかりせなと…………」
春日さんは、ぎゅっと拳を握り込み、
「思うとんのよ」
きっと眉に力を入れて、意気込みを語ってくれた。
……のだが、言葉と動作の間に、おおきな間がある。
行動がワンテンポ遅れてるというか。
「よく分かるぞ、それ。春日さんって、向こうで天然って言われてなかった?」
「うん。言われとったでー。せやから、しっかりせなな!」
またしても拳を握り込む。
制服がおおきいのか、袖口が拳を微妙に隠しているのが実にあざと可愛い。そう、可愛いのだ!
春日さんって、本物の天使なのでは?
「にせもの!」
という罵声が智の口から飛び出した。
ああ? 春日さんのことディスってんのか!?
と思いきや、いつものボケだった。
「そんなの大阪人じゃない! 大阪人なら、ヒョウ柄の服着て、常にボケてツッコンでなきゃダメでしょ!」
「あのさ、智。ヒョウ柄の服着てるのはオバさんだけだって話だぞ」
「ステレオタイプってやつですよ」
「暦やちよっこの言うとおり。全てのインド人がヨガして空飛んだり火噴いたりするワケじゃないしなー」
「そんなインド人いたら怖いわ!」
「あ~。言われてみればたしかに、インド人ってそんなイメージやわ」
ワンテンポ遅れて、春日さんが天然発言をかます。
うーん、これはこれで。
「くっ、この天然っぷり。新種の大阪人は強敵ね!」
「智、お前はいったい何と戦ってるんだ?」
「あの。それが、わたしな、小学校ん時は神戸におってん。そやから、純粋な大阪人ちゃうねん。そもそも生まれたんは和歌山やし」
「あ~も~、だったらアンタは何人なんだよ!」
「主に関西圏で育ったみたいだし、関西人でいいんじゃないか?」
という暦の提案を、智は真顔で却下する。
「いや、関西人でひと括りにしちゃダメでしょ。大阪人と京都人はライバル関係って話だし。で、カースト的には、奈良がいちばん下にあるんだって。知ってた? 奈良民は大阪人・京都人に出身地を訊かれたら『ごめん私、奈良なの……』って答えるらしいよ」
「なにもそこで卑屈にならなくても……」
「だーかーら! アンタは今日から大阪人の『大阪』ね!」
智の声は無駄にでかい。
「なになにー、ニックネーム決まったの?」
「わかったー」
「了解」
「大阪ちゃんね」
という応えが教室のあちこちから返ってきて、すっかり春日さんは大阪人としての生活を強要されることとなったのだった。
「えっ、大阪ってわたしのこと?」
「ステキな命名もらって良かったね。イェーイ!」
笑顔で親指をおっ立てる
「ううぅ、なんか知らん間に大阪になってもうた……」
「いや、命名じゃなくてあだ名だし。……えっと、先達からのアドバイスだけど、あきらめが肝心よ。改めて自己紹介するわね。水原
「で、俺は東公太郎。大変遺憾ながら、あのバカは『ハム太郎』って呼んでる。いくら怒っても直さないんだ。……お互い酷いあだ名だけど、ハム太郎よりマシだって。元気出しなよ」
傷心の春日さんの肩を、暦がそっと叩く。
俺もまた、新たな仲間に微笑みを向ける。
美しい友情の始まりを予感した。
「わかった。よみちゃんと、ハムちゃんやな。よろしくな」
「おい、いくら温厚な俺でも怒るぞ」
が、気のせいだった。
――とまぁ、なんやかんやあって。
「ようこそ、智被害者の会へ」
春日さんを加えた、新たな生活が始まったのだった。
**
転校生がひとり加わったワケだが、生活におおきな変化は無い。
智のバカは相変わらずあちこちに迷惑をかけていたから、尻拭いの苦労は減らなかったし、教員がアレなのも変わりようがない。
「最近じゃあ、めっきりブルマが少なくなったなぁ。実に嘆かわしい」
などと授業中にとつぜん言い始めたのは、国語科の木村先生。
黒板にカカッと女の子の絵を描いた。それもブルマ姿のだ。
……結構うまいな。
「私は、体操服はブルマに入れる方が良いと思う」
「……はい?」
一体この人は何を言っているのだろう。
そんな反応を、多くの生徒は返す。
ぽかんと大口を開ける者。
ドン引きだわぁ、って感じの女子。
そして、うんうんと頷く男子。というか俺である。
なかにはそれを冗談と捉えて、冗談で返そうとする爽やかなヤツもいた。
「せんせー。それじゃあ、男子の体操服はどうするのが良いですかー」
――木村先生は今、窮地に立たされている。
授業中にとつぜんの変態発言。
下手を打てば(もう打っているけど)、懲戒免職の可能性すらある、危険な状況だ。
そこに差し伸べられた救いの手。
いわば蜘蛛の糸。
これを掴めば、全て冗談だったことにできる。
掴め、掴むんだ……っ!
気がつけば、俺は同志の無事を祈って、ぎりりと拳を握り込んでいた。
が、ダメっ!
「何を言っとんだね、キミは。授業中に」
木村先生は、ちょっと考えてから、理解不能とばかりに真顔で言い放ったのだった。
**
「なぁ、木村ってなんなんだ? 絶対ヤバイやつだろ、アレ」
両腕をかき抱いて、鳥肌を立てた腕をさする暦の姿が、俺の部屋にあった。
お馴染みの勉強会だ。
「まぁ、ちょっとアレはないなー。趣味嗜好は同じ男として非常に共感できるものがあるが、TPOを弁えないのは良くない。良い趣味しているとは思うけど」
「そういうものなのか? あたしにはよく分からん」
「ブルマ着せてるエロマンガも、最近はめっきり減ったからなぁ。……よし、それじゃあブルマの魅力を語ってみようか」
俺は、部屋の片隅に置かれたスクール鞄を見る。
暦のものだ。「いちど部屋に帰るのも面倒だから、今日は直接行くぞ」と言って、学校からそのままやって来たのだ。
だから
「つまり、ブルマを着ろって言うんだろ」
「さすが暦。察しが良くって助かる」
「聞き分けも良いわけじゃないからな!」
きっぱりとした着用拒否だった。
「さすがに暦だけ体操服姿になれとは言わんよ。俺も体操服を着よう。そうすれば平等だ」
「おい。男女の体操服姿は等価じゃないからな」
「男女平等の時代にあっての、この物言いよ」
なんて言うけど、暦さんや。
俺が薄着になると、ちらちら見てくるのはどういうワケですかね。
「その点、ゆかり先生は男女平等に無茶してくるなァ」
「あー、そういえば公太郎の委員長指名もそうとう酷かったっけな」
暦がニヤニヤする。
俺は、逆に額をピキピキさせる。
思い出す。ゆかり先生の「そこのヒョロ眼鏡、あんた委員長顔だわ!」という鶴の一声で、委員長に就くことになった時のことを。
「俺はこう見えて、脱ぐと凄いのに。ほぼ毎日の筋トレは伊達じゃない」
「問題はそこなのか」
「女が思ってる以上に、筋肉ってのは男にとっておおきな問題なんだ。女にとっての胸に当たるんじゃないかな」
女は胸囲の多寡で一喜一憂する。
持てる者は「重くて大変」「ブラの種類が無い」と不満を言い、持たざる者はそうした乳富豪を妬み嫉み呪う。
男もまた、筋肉量で一喜一憂する。
持てる者は「維持するための
……あれ、やっぱり違う?
「なるほど。そう言われてみれば、そうかもしれないわね。ある統計によれば、巨乳を好む男性の数は、貧乳好きの約二倍。筋肉質な男性を好む女性の数も、貧弱好きにダブルスコアなんだとか」
「それ、
「某少女マンガのコーナー」
「レディコミじゃなくてか。最近の少女漫画は進んでんなァ。世も末、末法の世ってやつだ」
なんて喋ってる間に、俺は着替え始める。
ワイシャツとインナーを脱いで、体操服を着ようとしたとき。
「ちょっと、公太郎っ」
暦が顔をまっかに染めて、俺を見る。俺の
「へへっ、気付いたか。腹筋割れてるんだぜ。でも実は、腹筋割るのは難しくないんだ。脂肪率落とすだけでいいからなー。それより見てくれよ、この大胸筋を」
筋肥大させるのは大変だ。タンパク質摂取と運動の計画を、科学的に練り上げなければならない。
俺もまた、いっしょうけんめい食べて筋トレして、ようやく最近目に見えて筋肉が付いてきた。この調子でがんばるぞ。
――胸囲? 百十弱はあるでしょうねェ。
なんて将来言ってみたいしな!
それにしても、暦の視線が離れない。
まっかな顔を両手で隠しておきながら、指の間からちらちら窺ってくる。
「何をいまさら恥ずかしがってるんだ。もっとスゴイものをお互い見せ合ったじゃないか」
暦のアソコをオカズにオナニーもしたし、何ならフェラだってしてもらった。
「そ、それとこれとは別だろっ。お前だって、あたしのブルマ姿が見たいって言ってるじゃないか!」
「なるほど。暦も、俺の上半身に興奮するんだな」
「なっ――」
ここが攻めどきだ。
暦がなにか反応を示す前に、さっと近寄る。
――さて。
ここからが勝負だ。
どうにか暦を興奮させて、その気にさせなきゃならない。
その為には、女の気持ちになって考える必要がある。
幸い、男の大胸筋は、女の胸部と互換性があることが確認された。
つまり、男を誘惑する女になりきればいい。胸の代わりに大胸筋で暦を誘惑するのだ。
まずは一手。
暦のやわらかな手を取って、俺の大胸筋へと導く。
女の子が「最近、胸が大きくなったと思うんだけど、どうかな?」とかなんとか言いながら、自分の胸に触らせるアレだ。
「筋肉付いたと思うんだ。どうかな?」
「ど、どうって……」
「筋肉ついたように見える?」
「それは、まぁ」
次いで二手目。
手をぐいと大胸筋に押しつける。そのまま、さするように手を動かしてみた。
女の子が「どう? やわらかい?」と自分の胸を揉ませるアレだ。
「触ってみての感想とかは?」
「えっと……ゴツゴツしてる」
「おっ、そう言ってもらえると嬉しいな。暦の手も、やわっこくて気持ちいいよ」
三手目。
暦の手を、大胸筋と俺の手でもにゅりと、じゃなくてゴツリと挟み込む。ついでに、にっこり微笑んだ。
……酷い絵面だ。本当にこんなことされて嬉しいんだろうか?
「ほんとうに、けっこう硬いんだな……」
果たして暦は、熱心に胸筋を触っていた。
さわさわと。なでなでと。
こうかはばつぐんじゃないか!
でもさ、こういう時どういう顔をすればいいか分からないよ……。
「…………」
「…………」
無言で胸板をぺたぺた触る暦。
黙ってそれを見つめる俺。
不思議な沈黙が降りた。
ややあって、
「ん。分かった、体操服に着替えればいいんだな。ちょっと着替えるから、後ろ向いてろ」
「アッハイ」
何故か要求が通った。
筋肉とか、やっぱ好きなんすね!
なんて考えていたのが顔に出たのか、
「約束だったろ、お互い体操服姿になるって!」
「あいたっ」
怒声と共にチョップを喰らった。
**
後ろを向いたついでに、さっさと更衣をすませる。
男の着替えなど早いもの。上を着て、ズボンを右足から脱ぎ去る傍ら、左足から
「俺は準備オッケーだぞ」
「異様に早くないか。早着替えのギネスでも狙ってるのか?」
暦はまだ更衣の道半ば。
しゅるしゅると衣擦れの音がする。
しゅるり、というのはリボンを解く音だろう。
ごそごそしてるのはブレザーを脱ぐ音で、すとんというのはスカートを脱いた音。
一枚一枚、暦が裸に近づいているのがよく分かる。
趣深いことはこの上もないのであった。
んー、いとあはれなりつるかな!
「ほら、できたぞ」
そして、体操服姿の暦が降臨した。
「おお……! なんと神々しい」
白色のトップスと対を成す、紺色のブルマ。
それは、やわらかそうなお尻のラインを浮かび上がらせて、実にえちぃ。
触らずとも分かる。見るだけで分かる。アレは絶対、フニフニのふわふわだ。
ブルマの下には、むっちりした太腿。
肉付きの良い暦らしい、女性的で触り心地の良さそうな内股。
そして、トップス。そこには乳袋があった。
もういちど言おう。
乳袋だ。
暦は、体躯に比べて胸部が豊かだ。
なので、本来ちょうどぴったりフィットするサイズの体操服を着ると、想定外の事態が起こる。
パッツンパッツンに膨らんだ胸が、生地をぐいと引き上げるのだ。それこそ、お腹が見えそうになる程に。
結果、体操服は身体に張り付くようになり、乳の形を浮き彫りにする。これが俗に乳袋と呼ばれるモノである。
「まさか現実にこんな素晴らしいモノを拝むことができるなんて……! 完璧だ。暦はきっと、体操服を着るために生まれてきた末法の世の救世主、弥勒菩薩に違いない!」
後光すら射して見えた。
ありがたや、ありがたやと拝む。
「ちょっとそれは大袈裟なんじゃないか?」
と言いながらも、満更ではない様子。
綺麗だ。可愛い。
そんな褒め言葉に女は弱い。
女性の場合、男に比べて、容姿というパラメーターが社会的地位に与える影響が圧倒的に大きい。なので、容姿を褒められると、自己承認欲求がドバドバと満たされとかなんとか。
褒め言葉は麻薬のようなもの。
だから、どんどん言葉責めしましょうね。
「大袈裟なもんか。暦の綺麗な脚がよく見えるし、魅力的な胸が強調されてて、ほんとうに眼福だ。素材の善し悪しがそのまま出る体操服をこんなに着こなせる人なんて滅多にいないぞ。控えめに言って最高だ!」
「そ、そうかな」
脚だの胸だの言われて気にしだしたのか。
片手で胸を押さえ、もう片手でトップスの裾をひっぱってブルマを隠そうとした。
が、それは悪手だよ。いや、妙手と言うべきか。
ただでパッツンな上半身を無理矢理ひっぱったので、こんどは胸が強調されることになる。実に卑猥だ。
「最高だぜ、暦」
ニカッと微笑み、グッ親指を立てる。
すると、暦はぷいとそっぽを向いた。
「で、どうすればいいんだ?」
「いつものオナニー鑑賞会をしよう。なに、暦は立ってくれてればいい。俺が下になる」
「下に? ……え?」
「ほら、足を肩幅に開いて」
暦の両足の間に頭がくるように、ごろりと寝転んだ。
仰向けになると、ワオ絶景!
視界の両端にはやわらかそうな肌色があって、それが、紺色のブルマへと続いている。
ふっくら膨らんだ臀部を包む、やわらかなブルマ。
紺色のブルマは、陽光を吸い込んだみたいで暖かそう。ついでに良い匂いがしそう。
思わず頬ずりしたくなる光景が、手を伸ばせば届く位置にある。
「ちょっと、こんなアングルで見られるなんて聞いてないぞ!」
「そりゃあ、言ってないしな。実際にやってみた方が手っ取り早いだろ。百聞は一見にしかずって言うし。――おっと、動くなって。下手に動いたら、俺の顔がつぶれちゃう」
「くぅ……!」
暦は人が良い。
まっかに顔を染めて、それでもじっと立って耐えてくれた。
つまり合意が得られた。
「ありがとう、アリザベス、アリザベート。それじゃあ、失礼して」
穿いたばかりの短パンをずらして、ぽろりとイチモツを取り出す。
――おやおや。いよいよオイラの出番かい?
とでも言うかのように、
そんな愚息に手を添えて、さっさと起きろとばかりに、派手に上下にこする。
しゅこしゅこ、とお馴染みの、親の声よりよく耳にした摩擦音。
「うぅ、本当に始めたぁ……」
暦が恥ずかしそうに呻く。
「仕方ないだろ。暦のブルマ姿がすっごくエッチで、我慢できないんだ」
我慢する気なんか毛頭なかったけど。
「で、ブルマの良いところなんだけどさ」
「さっきの話かい!」
「まずは太腿だよな。いつもはスカートに隠れてまず見えない、まっしろな太腿が見えるワケよ」
「まぁ、普段からこんなところまで見せてるようなヤツは痴女だろうな」
「それだけで目を惹かれる。だからじっと見る。すると、あるものが見えるワケだ」
「……なにか見えるのか」
どうせロクでもないことだろう、とでも言わんばかりジトっと見下ろしてくる。正直、ご褒美です。
「パンティーライン」
「……は?」
「じっくり見てると、パンティーラインが浮いてることがある」
「――っ!」
暦はバッとお尻を両手で隠した。
だから、いまさら何を恥ずかしがる必要があるんですかねぇ。
「あー、大丈夫だよ。残念なことに、ウチの体操服はそういうの見えないようになってるみたい」
「なんだよ、びっくりさせるなよぉ……」
「でも、暦の形の良いお尻のラインまでは隠せないぞ。まるっこくて、やわらかそうで、見てるだけで興奮してくる。マジシコい」
シコいので、当然こする。
「ああ、暦のお尻がすぐそこにある。すっごくやわらかそうで、手で掴んだらもにゅって指が埋まりそうだ。撫でるだけでも、気持ちいいだろうなぁ」
「――っ」
想像して興奮したのだろう。腰をよじって、内股をムズムズとこすり合わせた。
……これは、そろそろ頃合いですねぇ。
「なぁ、暦も見せてくれよ。ブルマ姿もえっちぃけど、このままじゃいつまで経ってもイケなくって辛いよ」
暦は、たっぷりと躊躇する様子を見せてから、
「…………うん」
と頷いた。
――堕ちたな。
暦は、ブルマの上からそっと恥丘に手を這わせ、ゆっくりとこすりだす。しゅるしゅると、衣のこすれる音がする。
「ああ、すっごい景色だ。暦がブルマ姿でオナニーしてる」
「恥ずかしいこと言うなよぉ……んっ♡」
と言いつつも、手は止まらない。
そんな暦の痴態をオカズに、俺の手の動きも加速する。
「指でこする度に、土手がぷにぷに形を変えてる。すっごく美味しそうだ」
「んっ、その実況やめてくれないか? んぁっ、結構恥ずかしいんだぞ」
「それじゃあ、暦も俺を実況してくれて構わないぞ。これで平等だな」
「誰がするか!」
と言いながらも、すっかり視線は愚息に釘付け。
熱っぽく見つめながら、指を上下に動かしている。
しかも、それは、だんだんと速く激しくなっていく。
しゅるしゅるという衣擦れの音が、どんどん間隔を狭めていく。音がどんどん高くなる。
「んっ、ふぅっ、んあんっ、んんっ……」
暦の唇から漏れる声も、だんだん艶っぽくなってきた。
部屋は今、淫らな音であふれている。
俺が愚息をしごく音。
暦がブルマ越しに恥丘をこする音。
お互いの荒い息遣い。
それだけではない。
「ん、なんだかいい匂いがする」
えも言われぬ芳香が鼻腔をくすぐった。
柔軟剤の匂いと、かすかな汗の匂い。そして、女の甘い体臭。
三種の匂いを絶妙の比率でブレンドした、この芳香。
そう、ブルマの香りだ!
「わっ、やめろよ嗅ぐな! 今日は体育で汗かいてるんだぞ!」
「ダイジョーブだって、全然臭くなんてないし。むしろ、甘くて女の子っぽいフローラルな香りだ。すぅぅぅぅはぁぁぁ――――。ほら、喜んで深呼吸しちゃえるくらい、いい匂いだって」
「あたしが恥ずかしいんだっ」
「痛い、痛いっ! 足で頭を挟まないでっ」
いい匂いなので、ちょっと興奮し過ぎてしてしまった。
「正直、悪かった。でも、本当にいい匂いなんだよ」
「……そんなに良いものなのか? だって汗だぞ」
「んー。女の子の匂いって、なぜか甘いじゃん。その匂いの方に意識がいって、汗の香は気にならないっていうか。汗の臭いだなって思うときもあるけど、それもまた興奮するっていうか。不思議と嫌悪感が無い。きっと汗に含まれる女性ホルモンの仕業だな」
鼻にツンときて、そのあと甘さが鼻腔の奥に残る。
これがクセになるんだよなぁ。
なんて語ったら引きそうだから、言わないけど。
「逆に質問なんだけど、女の子って、男の匂いはどう感じるの?」
「男臭いと思うこともあるけど、その……イヤじゃない」
「なるほどなぁ。男性ホルモンの仕業かな」
などと言っている間にも、暦のブルマをオカズにひたすら愚息をしごく。
いやらしいことに、眼前のブルマは時折フリフリ揺れる。男を誘うメスの動きですね、これは。
というのも、暦も昴ってきているらしく、
「んっ、ああっ、んん――」
と一生懸命声を抑えようとして、腰をよじるのだ。
暦さん、そっちの方が却ってエロいよ!
そんな暦もまた、俺の愚息を熱っぽく見つめ、ときおり熱い吐息をこぼしながら、恥丘をいじくっている。
指が通るたびに、ふにっとめり込んでは、ふにょんと隆起する土手。いかにも柔らかそうで、美味しそう。
だが、それで終わりではない。
土手には、ひとつの蕾が立っている。陰核だ。
陰核めがけて、二本の指がするりと伸びてきた。
まさか、と思って見ていると、
「――――ひゃんっ♡」
二本の指が、陰核を摘まみ込んだではないか。
や、やったー! とうとうクリオナニーを始めたぞ!
ブルマのやわらかな恥丘に、ぷくりと隆起した陰核。
それを、暦はクリクリと弄くる。
指先でこすっては撫で。
二本の指で挟み込み。
掌で押したりもした。
と同時に、左手がするりとトップスの中に入っていく。
胸を弄りだしたのだ。
「んんっ、ふあぁ♡ んんんっ、んあ……んんぅ♡」
しゅるしゅるしゅる、とブルマがこすれる。陰核が弄られる。
もにゅもにゅぐにゅり、と胸が揉まれる。でっぱいが揺れる。
まさに眼福。
おかげで、
なので、いっそう厳しく愚息を可愛がることにした。
「はぁはぁ……公太郎のおちんぽ、すっごく大きくなってる……はぁはぁ……あんなに速くこすって、すごい……んんっ♡」
暦の眼が、どろりとした視線を肉棒にまとわりつかせる。
暦の指がいっそう激しく、けれども滑らかに動く。妖しく恥丘を這いずりまわる。
「あんっ、はぁん、んんんっ、んぁっ、うぁぁっ」
脚が震えている。快楽のために腰砕けになって、力が入らないのだろう。
「立ってるの辛そうじゃないか。座っていいぞ」
「んっ、ありがとう」
「どいたま。じゃあ、そのまま下に腰を下ろそうかー」
「……えっ。それってつまり」
「ああ。いわゆる顔面騎乗だな。ほら、早く」
「ひゃう♡」
両手でお尻を撫でた。
想像通りの、やわらかお尻だ。
ふわりと包み込むようなブルマの感触の下に、むにゅりとした尻肉があった。
うーん、実に刺激的な感触だ。
暦にとっても刺激が過ぎたらしい。
がくがく膝が震えたかと思うと、そのまま崩れ落ちてきた。
あれだけ眺めてきた、近くで遠かったブルマが、どんどん眼前に迫ってくる。幸せが迫ってくる。
咄嗟に両手で支えたので、ブルマは軟着陸を果たすことができた。
眼前に広がる、紺色の大地。
そう。顔面騎乗体勢の完成である。
「うわぁぁぁあ、顔面が幸せだぁぁああ!」
「んんんっ♡ やめろ、喋るなぁっ♡」
まず頬に感じたのは、ブルマのやわらかな生地。
そして、ふにゃりとした尻肉。
それらが、じんわり温かな体温と共に伝わってくる。
次いで、鼻腔になだれ込んでくる、あのフローラルな匂い。
脳を痺れさせる、麻薬のような香り。
甘い匂いに溺れる心地になる。
「すっごい。暦の甘い匂いが顔じゅうにひろがって、すっごくヤラしいことしてる気分になる」
「実際に、んんっ、ヤラしいことしてるだろっ、んぅっ」
「そうだな。こうして暦の股間に顔をうずめながら、チンポしごいてるし。暦は暦で、そんなチンポを眺めながら、男の顔面に座ってオナニーしてる。マジでエロい」
「公太郎が、んあんっ♡ そうしろって言ったんだろっ」
「そうだよ。俺がそうしてくれってお願いしたんだ。だからしてくれよ、もっと激しいオナニーを」
はいはい、全部俺のせい。
暦がエッチなことするのも、地球温暖化も、魚に小骨があって食べづらいのも全部俺のせい。
だから、もっと乱れてええんやで?
なんて責任を引き受けてやれば、いよいよ暦から理性のタガが外れる。
「んんっ、ああん♡」
くちゅくちゅくちゅくちゅ――
とうとう水音までしだした。
すると、鼻先の甘い香りがいっそう濃くなる。
「んー、すっごく濃厚な甘い匂い。女の子のいい匂いって、実は股間から出てるのかもなぁ」
「んあっ、ふぅん、くぅんっ」
暦はもうすっかりマンズリに夢中だ。俺の話なんか聞いちゃいない。
いや、こうしてモゴモゴ喋るとお尻がピクリと跳ねるので、耳の代わりにお尻で話を聞いているのかもしれない。
「んんっ、ああんああっ、ふぅん♡」
もぞもぞお尻が動いて、そのたびに柔らかなブルマの感触が顔を撫でる。
ふにゃりとした肉尻の感触が、ぎゅっと顔を圧迫する。
甘い香りが鼻腔に満ちる。
「いいぞ暦。その調子でどんどんやってくれ。圧迫祭りだ!」
さあさ、盛り上がってきました!
俺もそろそろ愚息の相手をしようか。
尻を支える手を外そうとして――はたと気付く。
これ、手をのけたら潰されるんじゃね?
「あの、暦さんや。そろそろ手を使いたいんだけど。ちょっと腰を浮かせてくれない?」
「それが、ふぁっ♡ 腰に力が入らないんだ」
なんと、暦は完全に腰砕けになってしまったらしい。
「それは困ったぞ。手をのけたら、暦のお尻で窒息死させられてしまう。それはそれで幸せな死に方だけど、童貞のまま死ぬワケにはいかない。でも、手をのけないと竿をしごけない。……こんなの蛇の生殺しですやん」
「悪かったな、大きなお尻で!」
「違うぞ、間違っている。お尻に罪はない。むしろこのお尻は最高だ。誇ってもっと見せびらかすべき。そうするべき」
「ひゃう♡」
お尻をぐにゃりと揉むと、鼻にかかった甘ったるい声が飛び出した。
「それじゃあ、こうしよう。俺がこのまま暦のオナニーを手伝う。そして、暦は俺のオナニーを手伝う」
「それってつまり……」
「シックスナインの形になるな」
名付けた人は、良いセンスしてると思う。6と9を並べただけなのに、異様にエロい象形文字ができてしまう。嬲って漢字と並ぶ偉大な発明ではなかろーか。
「そっ、そんなのダメだ!」
カッと頬といわず耳までまっかにする暦。
相変わらず、ちょろいくせに身持ちが堅い。
だが、流れはきている。現に暦は、股をムズムズこすり合わせたり、ひくひくお尻を振ったりして、切なそうにしている。
このまま押し込む!
「じゃあ、俺の待ちに待ったオナニータイムをどうしてくれるんだ? このまま、暦の綺麗でえちくて美味しそうな桃尻を前にして、じっと我慢してろって? そんなのしんどいよ! ほら、俺の
――えっ、オイラこのまま放置っすか? そんなのヒドくないっすか!
ひくひくと震え、悲しみの涙をそっと零す。
というか先走り汁だった。
むわり、と雄の性臭がただよう。
「あっ……」
暦がぼうっと愚息に見入る。
嗅ぎ慣れた淫臭が、淫乱スイッチをONにしたのだろう。
なにせ、俺たちは五年もの間、お互いにオナニーを見せ合ってきた。この七畳半の部屋にこもって、互いに性臭を垂れ流しながら、互いの姿と匂いをオカズにオナってきた。
俺なんか、パブロフの犬のように、暦の匂いを嗅いだだけで勃起することすらある。
「暦、辛いんだ。だから助けてくれよ」
バキバキに勃起した愚息が、痛そうにひくひく震える。
――助けてくれよ、暦の姉御ぉ。オイラ、身体じゅうが痛くってしんどくって堪らないんだ……。
そんな声なき悲鳴を受けて、
「しょ、しょうがないにゃあ」
暦は舌を噛みながら、頷いてくれた。
「ありがとう。暦は本当にちょ――超やさしいなァ!」
「ひぅっ♡」
いい声が出た。
お礼とばかりに、鼻先を股間に押し当てたのだ。
ぐりぐりと陰核を、鼻先でつつく。
そのまま、唇でブルマごと土手をくわえ込む。
「はむっ、んむっ。美味しいなぁ、暦のブルマは。このままブルマ鍋にして食べたいくらいだ」
「ほ、ほんとうにっ、ひゃうっ、味なんかするのか、んんんぅ♡」
「味っていうか、触覚と嗅覚かな。やわらかな歯ごたえ、もとい唇ごたえと甘い匂いが、男心をくすぐする。絶品料理だよ。これが料亭なら、この料理を作ったのは誰だ! って呼び出して、めっぢゃ美味がっだっって泣きながら礼を言うくらいだ。毎日このブルマ料理を食べたい。――はむっ」
「変なこというなぁ、くぅんっ♡」
お前の土手鍋が食べたいんだ。
そんな気持ちをこめて、暦の土手を唇でくわえこむ。
そのまま、唇でぐりぐり圧迫。左右に唇をこすらせたり、鼻先でクリをコリコリ攻めたりして、暦の一番いやらしい部分の感触を楽しんだ。
「んんっ、卑怯だぞぉ、ひんっ♡ さっきからお前ばっかり好き勝手してるじゃないかぁ、あたしだって……!」
と言うなり、暦は愚息を両手で包み込んだ。
――へへっ。暦の姉御、なかなか気持ちいいじゃあないの。だけどオイラ、負けないよ。
適度な刺激に、
だが、しかし。
ふにゅん。
と愚息を包み込む感覚。
「なにっ、これは……!?」
ブルマから視線を下げれば、そこには絶景があった。
いつの間に上を脱いだのか――
まっしろな太腿の向こうに、肉付きの良いお腹があって。
その更に奥には、ふたつの豊かの象徴が、愚息を包み込んでいる。
パイズリだ。この前学習した必殺技を早速使ってきたのだ。
「公太郎はこれが弱点だったよな。そぉら……!」
ぎゅっと、でっぱいで愚息を圧迫してくる。
かと思えば、でっぱいを上下に動かし、なめらかな肌で愚息をしごきあげる。
吸い付くようなもちもちでっぱいが、実に心地よい。
――くっ。なかなかやるな! だけど、まだまだ余裕はあるんだからなっ。
負けてなるものかと、
亀頭をひくひくさせて、余裕の笑みを形作る。
だが、それも長くは続かなかった。
「ここからが本番だ。見ろよ」
暦はまっかな下を伸ばすと、
「んー……れろぉ♡」
ぱくりと
――うわぁっ、なんだこの感触は! ぬるっと熱い感触が、オイラの全
「れろれろ、んれぉ、んちゅるちゅる、れろぉ」
咥えこんだまま、左右に舌を動かす。
ぬるっとした舌の腹が、亀頭を往復する。
右に行っては、左に戻りを、なんどもなんども繰り返す。
それはまるで、亀頭についた先走りを最後の一滴まで舐め取るかのような、執拗な舌の動きだった。
それだけじゃない。
「んっ、んっ、ぢゅるっ、ぢゅるるるっ」
「うわっ、なんだこれ、めっちゃ吸われてる!?」
バキュームフェラだ。
舌を亀頭に這わせたまま、口をすぼめて前後に動かしてきた。
舌の腹が亀頭にしゃぶりつき、両側に触れる口腔の粘液が竿に纏わりつく。
「んっ、ぢゅるるっちゅぅぅう、こないだのは気分が良かったからな、ぢゅぼっぢゅるぅぅ、レディコミ読んだりして研究したんだ」
「つくづく最近の少女漫画界隈はオカシイぞ。こんなのエロマンガレベルじゃないか――って、うあっ」
――マズイっすよ、公太郎のダンナ! このままじゃあ、もういくらも持ちませんぜッ。
激しい刺激に、愚息が悲鳴をあげる。
これが普通のパイズリフェラだったなら、もう発射待ったなしだっただろう。
だが、幸か不幸か、これはシックスナイン。
シックスナインの体勢は独特だ。互いの足の方向に、相手の頭がある。
暦の場合、でっぱいが邪魔をして顔を見ることが出来ない。
もしも暦が――はすっぱでお澄まし優等生な
それも、一生懸命頬をすぼめた、ひょっとこエロフェイスなんかを見た日には。
もうその瞬間に、びゅるびゅると歓喜の白い潮を噴き出してしまっただろう。
けれども。
そのエロメスガキひょっとこフェイスは、でっぱいの向こうに隠れてしまっている。
なのだけれども!
「すごい……。暦が首を振ってフェラする度に、でっぱいもブルンブルン揺れてる。やわらかそうな胸が波打って、ピンク色の乳首が上下に震えてる」
これはこれで、刺激が強かった。
――ちょっと、公太郎のダンナ! なに興奮してるんすかっ。これじゃあ、おフェラ顔見ながらのパイズリフェラと、そう変わりないっすよ!
「ちゅぼぢゅぼちゅるるっ……ぷはぁっ。どうした、公太郎。さっきから手が止まってるぞ?」
「くっ、暦がそうくるなら、俺だって! いくぞ、直舐めだ」
これは最早、男の尊厳をかけた戦いだ。
俺は躊躇無くブルマを下ろしにかかった。
「ちょっと、公太郎っ」
などと言うのは口先だけで。
抵抗らしい抵抗もなく、するりとブルマは膝まで下ろされる。
やっぱ暦も好きなんすね。
「おお、これは綺麗なピンク色のマンコだなぁ。今まで何度か見たこともあったけど、近くでみると格別だ」
暦の秘裂は濡れていた。
もうぐちょぐちょだった。
色素のうすい稲穂の群れの下に、ひとすじの裂け目がある。
それは、控えめな縁取りをしていたけれど、まっかに充血していてとてもいやらしかった。淫猥だった。
ぬらりと愛液に濡れそぼり、明かりを反射してぬらぬらとピンクに照り輝いている。
「綺麗で、しかも濡れててエロい。見てるだけで俺のチンポもバキバキに滾ってくる」
「ひゃあんっ♡ 鼻息がかかってるぅ……♡」
ひくり、と暦の秘所がわなないた。
すると、筋が左右に動いて、なかのサーモンピンクが垣間見える。
「すっごいな……! いま一瞬、暦のマンコの中が見えた」
「――っ!?」
暦が声にならない悲鳴をあげる。
いかんね。こういうとき女性を不安にさせるのは男じゃない。
安心させるべく、おれは声を張った。
「心配するな。形も綺麗だし、なにより、まっピンクで滅茶苦茶綺麗だ。正直、今までこんな綺麗なマンコは見たことがない」
――そうだぜ。姉御はもっと自分のマンコに自信持つべきだぜ。
愚息もいっしょになって、ヒクヒク動いて暦の秘所を褒め称える。
「っ、もう知らないッ!」
「うわっ!?」
暦は俺の愚息にしゃぶりつく。
それで、眼前のいと麗らかなるクレバスから注意を逸らそうというのかね?
だが、そうはいかんよ!
「俺だって! 負けてられないんだよ、男の子はなァ!」
暦の裂け目に舌を這わせる。
裂け目の縁取りごと、べろんと勢いよく舐め上げた。
「んんんっ♡」
暦が愚息を咥えたまま、くぐもった悲鳴をあげた。
「ファッ!?」
俺も悲鳴をあげていた。
腔内の振動が、そのまま愚息を刺激したのだ。
舐め上げたり吸ったりするのとは違う、細やかな刺激。
新種類の刺激に、愚息もたじたじになる。
「このままじゃ旗色が悪いか。それなら、こうだッ」
「なぁっ!? おい、何をする気だ。やめろ、お前それはっ」
両手の指を、割れ目に添える。
ふにふにした土手の感触が、俺に感動を与えてくれる。
だけど、いつまでも構っていられない。
残酷だけど、これ戦争なのよね。
指に軽く力をこめ、やさしく、けれども勢いよく左右に開いた。
――くぱぁ。
そんな音が聞こえたような気がした。
濡れそぼった秘所は、ぬらりと鈍色にかがやく糸をひいて、左右にその口を開いた。
ピンと立った蕾と、その下からカーテンのように広がる淫唇。
そして、淫唇の奥には、ぬらりとかがやくピンクの肉壁の小部屋があった。小部屋にはふたつの穴があって、ひくひくと物欲しそうに震えている。
外尿道口と膣口だ。
「うわぁ……隅から隅までまっピンクで、滅茶苦茶綺麗だ! なんだこれ、これが女の子のアソコなのか!」
「ひぅぅっ、スースーするぅ……公太郎に全部見られちゃってるぅ……」
ヒクヒク♡ とピンクの柔肉が震えた。
悦楽にむせび泣いているかのよう。
濡れそぼった肉壺がヒクヒクと震える様は、最上のエロスだった。
「もう辛抱たまらん! 舐めるぞ、暦」
「いやぁ……だめだ、そんなの。いま舐められたりしたらぁ――んぁぁっ♡」
鼻にかかった甘ったるい声が飛び出した。
と同時に、俺の腔内に甘い香りが満ちる。
独特の風味と、その後に残る強烈な甘い香り。
これが女の密の味なのか。
「美味い。これがラブジュースてヤツか。なるほど、これは確かにジュースだわ。ラブポーションと言っても良いかもしれんね。――暦、もっと舐めさせてくれよ」
「ダメだって言っても、どうせ舐めるんだろぉ……♡」
「よく分かってるじゃないか。さすが暦、察しがいい」
「だったら、早く終わらせてやる。あたしも、全力で舐めてやるんだからな」
俺たちは、夢中になって互いの性器にむしゃぶりついた。
「ちゅむっ、ぢゅるるっ、チュパッ、んれろぉ、れろれろぉ、ちゅるるるっ、ぢゅぼっ♡」
暦は一心不乱に、俺の愚息に奉仕する。
まるで麻薬でもついているかのように、丹念に肉棒をしゃぶりあげる。
肉棒に纏わり付いた体液を、一滴残らず啜り上げるのだと言わんばかりに、吸っては舐め、舐めては吸い上げる。
すると当然、暦の唾液でテラテラに濡れそぼるが、それすら丁寧に舐め取ろうとする。
まさしくフェラの永久機関。
「ああ、暦のマンコ、本当に美味しいよ。ピンクの膣口もすごく綺麗で、見てるだけでご飯十杯いけそうだ」
俺もまた、暦の秘所を味わい尽くす。
淫唇にチュッチュッとキスをして、舌を奥まで這わせる。
下の口とはよく言ったもので、ディープキスでもするような感じでクンニリングスをすることができた。といっても、キスそのものはしたこと無いんだけどね。
ついでに、鼻先で陰茎をグリグリと刺激する。
「チュパッ、ちゅるちゅる、ぢゅるれろちゅるる、れろれろぉ、んんっ、ぢゅるるるる♡ ハァハァ、公太郎、まだイカないのか? さっさとイってくれぇ……んんっ♡」
「そう急かさなくても、もうイクとこだよ。だって、くっ、暦のフェラがあまりに気持ちいいし、暦のマンコが綺麗で興奮がヤバイ!」
更には、こうした台詞が互いの興奮を掻き立てる。
触覚に視覚に、味覚に嗅覚。そして聴覚。
五感をフルに使ったスケベ行為は、実にスバラシイ!
「もうイクぞ、暦! 射精すからな。しっかり受け止めてくれ!」
「んんぅ♡ ちゅぼちゅぼちゅば……さっさと出せぇ♡」
「それじゃあ、お言葉に甘えてッ」
――ぶびゅる、びゅるびゅるびゅる、どぴゅるるるう。
かつてない勢いで、白濁液が噴出した。
と同時に、暦の膣口が激しく痙攣する。
ふるふる震えて、とろりと愛液を吐き出した。
「暦もイッてくれたんだな。すごく嬉しいよ」
自らの絶頂と同時に、女をイカす。
こんなに嬉しいことは無い!
「あー、えがったばい。ぎもぢよか~」
変な方言が出た。
射精感と多幸感で、言語中枢がオカシクなったかな。
「なんだよ、それ」
「それだけ気持ちよかったし、嬉しかったんだよ。あ~、マジ幸せだなぁ」
「…………勝手に言ってろ」
暦はプイとそっぽを向いた。
ぐったり俺にもたれかかりながら。
つくづく、ご馳走様だ。
いやぁ、本当に結構なお点前でした!
**
そして、暦はお隣の部屋へと帰って行った。
「バカ、こんなんじゃ今日はもう宿題どころじゃないだろ!」
などとプンプン怒りながら。
宿題をする前におっぱじめてしまったので、結局宿題は手つかずになってしまったのだ。しかも、余韻というか衝撃が強すぎて、今日はもう宿題に手が付きそうにない。
仕方ないねー。ものすごい体験をしちゃたからね。
だってブルマ遊びからのシックスナインですよ、シックスナイン!
男なら誰でも、いや男女共に憧れる、四十八手の代表選手だ。
「ふぅ。最高の一日だったなぁ」
ほぅ、と余りある余韻をため息に乗せて吐き出す。
すると、すこしだけ余裕ができたのだろうか。
ついつい、益体もないことを考えてしまう。
春日さんの
なんて思っていると、呼んでもいないのに愚息がむくむくと起き上がった。
「……おい、
――へへっ。公太郎のダンナだって、随分元気そうじゃないですかい。暦の姉御とさんざん遊んでおきながら、まだまだオイラと遊ぼうってんだからさ。
「うーん。我が事ながら、元気すぎるのも時々大変だなぁ……」
結局、翌朝早起きしてひーこら言いながら宿題をすることになるのだった。
**
「おはよう」
「……ああ、おはよう」
明くる朝、顔を合わせた暦もまた、俺と同じように眠そうな顔をしていた。きっと、同じように朝早くか、あるいは夜遅くに宿題をしたのだろう。
お互いに事情を察して、「なんだ、お前もか」と苦笑を交わし合う。
俺もマジメだけど、暦はクソ真面目だからなぁ。
そんな折に、後ろから降ってくる脳天気な声。
「うーっす、グッドモーニング娘!」
という微妙な挨拶をしてきたのは、言わずと知れた
「正直、その挨拶はどうかと思う」
「きっとお前は宿題なんかしてないんだろうなァ」
「だから前も言ったじゃん。アタシ、宿題はやらないって」
「……その余裕がいつまで続くか見物だわ。中間考査だって、もう遠くないんだからね」
「あー、あー、キコエナイ。都合の悪いことはキコエナイ」
智は耳をふさぎ、ハイライトの消えた目でどこか遠くを見つめた。
かと思えば、パッと顔を輝かせて、あからさまに話題転換。
「そういえばさ、もうそろそろ野外研修じゃん。二人はもう準備した? バナナはオヤツに入らないって言うけどさー、じゃあメロンもOKでしょ! アタシはメロン携行に挑戦するぞー!」
「ああ、また暴走始めたよこのバカは……」
「そういえば、野外研修かぁ。あったな、そんなの」
日帰りの野外研修。野外炊事したり、ウォークラリーしたり。
クラスの絆を深めることが目的らしい。
まっ、そんなことより、裸になって乳繰り合えばアッー! という間に仲良くなれると思うんですが、どうですかね。
「なんでも、六人グループになって色々活動するらしいよ。そんなワケで、グループ編成考えよう!」
「じゃあ、とりあえず智は除外で」
「暦に同意。たまには、のんびり学校生活過ごしてみたいしな」
「まったまたー、そんな照れ隠しなんかしちゃってー!」
カラカラ笑って、
「そんなつまんない冗談はさておき、誰入れる? ちよちゃんは確定でしょ。あとは、大阪も入れようよ。ウチにはボケが圧倒的に不足してるからね!」
「いや、智ひとりで十分だって。むしろお釣りがくるレベル」
そんな話をしながら、通学路を連れなって歩く。
いつもの面子で、いつものように。
けれども、少しだけ変化があった。
校門前を歩く、ひとつの人影。
春日さんだ。
「あ、皆おはよー。今日もええ天気やなぁ。空もキレイやで」
「おはよう、大阪。……空が綺麗なのは分かるけど、ちゃんと前見て歩きなさいよ。見てて危なっかしい」
「おおっ。そういえば、大阪でも同じこと言われとったわ。ちゃんと前見て歩かなな。――あてっ」
言ったそばから、校門に頭をぶつけた。
ぐっと拳を握り込んで、上の空で歩いていたからだ。
「なぁ公太郎。あたし野外泊研修が不安なんだけど」
「奇遇だな、暦。俺もなんだか心配だよ。
くりくり大きな瞳に涙を浮かべて「う~、痛いわぁ」と呻く春日さんを見て、こうも思うのだった。
――なんだか楽しそうなんだよなァ。
18,607文字。
嬉しいご感想を多数いただいたので、調子に乗って文字数が伸びてしまいました。
次からはまた戻します。
さて、信じられないかもしれませんが、私はでっぱいが苦手です。
ちっぱい派です。
美微乳は最高です。
ですが、描写した時のネタが多く、書くに困らないのはでっぱいの方。前話なんか、ほぼ胸の話でしたし……。なので、大阪を書くときは、胸にはあまり触れない予感。
なお作中で登場した乳比べアンケートですが、本当はtwitter情報です(筋肉アンケートは完全な創作)。
ちっぱい派がマイノリティだと知って衝撃を受けました。
納得できません。
なのでアンケートをば。よろしければご協力を。
胸の大きさについての質問です。
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でっぱいが最高! 大は小を兼ねる。
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普通が良い。過ぎたるは猶及ばざるが如し。
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ちっぱいが至高! 大きな葛籠<小さな葛籠