ちっぱい派の5倍とかマジか……。組織票を疑うレベルです。
まさか現代日本人の性癖がここまで歪んでいたなんて!
ところで、大阪の口調が難しいです。
原作読み直します。どうしても気になるところがあったら、後から修正します。
[修正のお知らせ] 第3話で「宿泊研修」と言っていましたが、日帰り野外研修に変更しました。
登場人物
東公太郎:絵本の代わりにエロマンガを読んで育ったアレな奴。
水原暦:眼鏡巨乳。肉付きが良い。公太郎の幼馴染みで、えっちぃことする友達。
春日歩:通称「大阪」。小柄でスレンダー。天然娘。
滝野智:バカ。
美浜ちよ:飛び級してきた天才小学生、改め天才高校生。
谷崎ゆかり:担任。アレな人。色モノ系。
バスの中はにぎにぎしかった。
主に智のせいで。
「こら智、座席に寝転ぶんじゃない。迷惑だろ」
「えー、いいじゃんか。ちよちゃんはちっこいし、端に詰めてもらえば、ほら! スペースができて、こうやって寝転がれるって寸法よー」
「寝転がれてない! あたしの膝に足が乗ってるだろ」
空いたスペースに頭を置き、足を暦に向ける
ちなみに、席を奪われたちよっこはというと、お隣の榊さんの膝の上にちょこんと腰掛けている。
暦、智、ちよっこ、榊さんの順に、最後尾の席に並んでいた。
一部寝転がったり、膝の上に乗ってたりしてるけど。
「あの、榊さん、ごめんなさい。重くないですか?」
「大丈夫だ。ぜんぜん重くない」
申し訳なさそうにちよっこが謝れば、榊さんは言葉少なに答える。
さすが榊さん。美人だけど、それ以上にクールで格好いいぜ。
そんな最後尾のやりとりを、俺はすぐ前の席で、聞くともなしに聞いていた。
「バスはええなー。この揺れがな、気持ちよくて眠うなるんよ」
なんて、ぽややんと微笑みかけてくる春日さんのすぐ隣りで。
「へぇ。春日さんって、バス揺れとか大丈夫なんだ。酔ってダメって人も多いけど」
「それがな、わたし揺れに強いねん。震度三の地震がきたときも、ぐっすり眠っとったで」
「あー、深夜ならそういうこともあるかもな」
「ちゃうねん。昼の授業中やねん」
きりりと眉を立てて、何故か自慢げに言った。
「それ、ダメなやつじゃないか! 地震で逃げ遅れちゃうパターンでしょ」
「だいじょうぶ。その日は避難訓練やったから」
「……それは揺れてないのでは?」
「訓練が終わって教室に帰ってきた友達が、わたしの寝とる机と椅子を揺らしたんよ。震度三の揺れや言うて」
「それでも寝てたんだ」
「せや。だからバスでも大丈夫やで」
きりりと眉を立てて、自慢げに言った。
「代わりに、いざというときに大丈夫じゃないけどなァ」
地震が起こったら、俺、この娘背負って逃げなきゃ。
などと謎の使命感に駆られていると、後ろから智の脳天気な声が割って入ってくる。
「なになに、なんの話? バスでも大丈夫とか、釣りの話でもしてるの? そういえば、知ってた? ブルーギルは小骨ばかりで不味いんだって!」
「こら、急に割り込んで、しかも変な話に持ってくんじゃない!」
「あいたっ」
が、暦のツッコミに阻まれた。
「智ちゃんと暦さん、ほんとうに仲が良いんですね」
ニコニコしながら、ちよっこが言う。
「…………」
そんなちよっこの頭を、何故か榊さんが撫でた。
意外な光景だ。
きっと、母性本能をくすぐられたのだろう。
「そうだな。ちよっこと榊さんには負けると思うけど」
「ちょっと待った! あたしは不承不承、幼馴染みをやってるだけなんだからなっ」
「またまた恥ずかしがっちゃて~」
などと賑やかな面子――二人の幼なじみに、ちよっこと春日さん、そして榊さんを加えた五人が、今回の研修のグループだ。
そう。日帰り野外研修が始まったのだ。
**
「それじゃあ、まずは野外炊事を始めるわよー! がんばって美味しいカレーを食べさせてね」
右手を振り上げて、ゆかり先生が吠えた。
早速の問題発言に、クラスメイトがざわめく。
「ゆかり先生、自分で作る気ゼロの発言してる……」
「食べられてもいいように、多めに作っとこうぜ」
「エンジェルズシェアってやつかな」
「あんな自堕落なエンジェルがいてたまるか。きっと堕天した方だぜ」
「怠惰の悪魔とは、ゆかり先生のことだった」
そんなやっちもない話をしてから、各々のグループに割り振られた調理場へ散っていく。
調理場は、よくあるキャンプ場のそれだ。
コンクリ打ちっ放しの流しと、炭火で調理する為のグリル。
変わっているのは、レンガで組んだ釜があることだ。この研修では、燃料となる薪を釜に放り込んで調理するらしい。
「ってことは、薪拾いに出る組と、この食材で下ごしらえする組とに分かれる必要があるってことか」
「誰が薪拾いに出る?」
「あのっ。ふだん料理してる人が、料理組に残ったほうがいいと思います」
「ナイスアイディアだ、ちよちゃん。じゃあ、料理してる人は手挙げて」
ちよっこ、榊さん、俺が手を挙げる。
ちよっこと榊さんの間に立っていた春日さんは、左右を見て、それからそっと手を挙げた。
「……ちょっと今手を挙げた大阪、待った! オセロじゃないんだからなッ」
などと作戦会議をしていると、
「アタシ、ちょー疑問なんだけどさ。こんなことして、なんか意味あんの?」
また智が素っ頓狂なことを言い始めた。
「そりゃあ、クラスの仲を深めたりとかだな」
「ハイハイ、出ました! 暦の面白くもない真面目な答え!」
「なんだよ、訊いてきたのはお前だろ」
困り顔の暦。心なしか、眼鏡も曇って見える。
「今日の研修内容は、野外炊事にウォークラリー、それとキャンプファイアーを囲んでの校歌斉唱だっけ。無難なところなんじゃないか」
「そうよ、それ! ハム太郎の言うとおり、無難過ぎると思うのよねー。なんかこう、もっと面白いことしたらいいのに」
「学校行事に意外性を求めてどうすんのよ」
という暦の常識的なツッコミも、この歩く非常識には通じない。
「いい大人なんだからさぁ、アタシたち子供が思い付かない意外なコトをしてくれたっていいじゃないって思うワケよ」
「違うな、智。間違ってるぞ」
そんな智に、俺は待ったをかける。
「意外性とは、自分で見つけるもの。だからこそ、日常生活を美しく切り取った俳句や、普段の暮らしに新しい価値観を見いだす小説に、芸術としての身分が与えられているんだ」
たしか、そんなことを国語科の先生(ちなみに木村先生ではない)が言っていた。
「なっ――――たしかに、言われてみればそうかも!」
そんな受け売りの言葉に、感銘を受ける智。
というか、お前もその授業出てたはずなんだけどなァ。
「ハム太郎にそこまで言われちゃ、負けてらんないわ! 皆の日常を楽しく彩るべく生を受けた、ナチュナルボーン・コメディアンの智ちゃんとしてはね」
「智、お前はいったい何と戦ってるんだ……」
と唸る暦。
そりゃあ、世間様とか一般常識とかじゃないっすかねぇ。
なんて暦のツッコミも、俺の白い目線も気にせず、智は気炎を立ち上らせる。
「考えてみようじゃないの。この研修の意外な意義を!」
「ほへー、智ちゃんは努力家やなぁ」
「いやいや、大阪。コイツ努力の方向性間違ってるから」
という暦のツッコミもどこ吹く風。
智は元気に暴走を始める。
「大阪、あんたは何かアイディアある?」
「そやなぁ……。ご飯が美味しい」
「そうじゃなくって、こう、なんかすっごいアレを求めてるんのよ!」
ガーッと智は吠える。
それから、ちょっと考えて、パチンと指を鳴らした。
「わかった! すっげーサバイバル
「この研修で、ですか? 準備の行き届いた野外炊事と、決められたコースを歩くウォークラリーくらいしかありませんけど」
ツインテールをぴこぴこさせながら、ちよっこが言う。
隣では、榊さんがちいさく頷いていた。
「それじゃあ、美味しいカレーが作れるとか」
「それは調理
「しかも発想が大阪レベルだし。意外性の欠片も無いわね」
「そもそも、普通サバイバルにカレールーは持って行かないと思います」
「ぐぬぬ……」
総員からツッコミを受けて(ただし春日さんは除く)、智が唸る。
カレー粉を携行して、野鳥や蛇にふって食べるっていうなら分かるんだけどね。
などと思っていると、
「えへへ~」
と春日さんが俺を見てニマニマ笑った。
「はい」
と差し出してきたのは、カレールーだった。
「えっ。何故カレールーを」
持っているのか。そしてこのタイミングで出してきたのか。
「今日は野外炊飯でカレー作るゆう話やったから、準備したんよ」
「大阪さん。でも、カレールーも研修施設の人が準備してくださってるって、ゆかり先生が言われてましたけど」
と、ちよっこが優しくツッコむと、春日さんは神妙な顔で言葉を継いた。
「バーモンドやったらええ。でも、もしジャワやったら……」
両の拳をにぎりこんで、それから、ワッと両手を広げる。
意味不明の動作だ。
意味不明だけど、めっちゃ可愛い。
たっぷり間を取って、春日さんは言った。
「辛いねん!」
どうやら辛口は苦手らしだった。
「……そろそろカレー作ろっか」
「お、そうだな」
こうして、何事もなかったかのようにカレー作りへと移るのだった。
**
「しばらく火を燃やすだけの薪はあるみたいだし、先に下ごしらえしちゃおうか」
という智の鶴の一声で、皆で野菜を切ることになった。
「へっへーん。こう見えてアタシ、実は結構な包丁さばきなのよ」
「でも智ちゃん、さっき手を挙げてませんでしたけど」
「大丈夫。アタシにはマンガで学んだ包丁テクニックがあるからね。あたたたた~っ!」
ガガガッと包丁を激しく上下して、目にも留まらぬ速さで野菜を刻みはじめる。
「おおっ、これはすごい! まさか智にこんなスキルがあったなんて」
「いや、あれは……」
思わず歓声をあげた俺に、榊さんが静かに語りかける。
「包丁を逆さにしているだけ」
よく見れば峰打ちだった。
当然、野菜も切れていない。
「あたたたた~っ! あたた、痛っ!? 指、指切っちゃった、どうしよう!」
「あわわわわわっ!?」
ちよっこが泡を吹いて慌てる。
「なーんてね、峰打ちだよっ」
なんてバカをやってる
春日さんである。
「ちょっ!? 春日さんはちょっと待った! それ、峰打ちになってないからッ。それに握りからしてアヤシイからッ」
「あー、そかぁ。実は、ちょっと危なそうやと思うたんよ」
「そう思うなら止めてくれよ……。心臓に悪い」
なんだかドキドキして、この娘から目が離せなくなる。
これが恋?
いや、きっと別種の感情だな。
「というか、カレーにみじん切りは必要ないからな。乱切りとかするんだよ」
「乱切りってなんや?」
「人参をこう、くるくる回しながら斜めに切って……」
春日さんの隣で、実演して手本を見せる。
「よし、わたしもやってみるで」
気合いを入れる春日さん。
くるくる人参を回しながら、包丁を入れ――ない。
人参は切られることなく、ずっとくるくる回り続けている。
それを、春日さんはじっと見つめていた。
「えっと、春日さん?」
「どのタイミングで切ったらええん?」
大変です。この娘の介護は、思ったより大変だ。
誰だよ、なんだか楽しそうとか言ったヤツ!
「よしっ。ならば、こうしよう。名付けて二人羽織プロジェクト」
そっと春日さんの後ろに立って、両手を前に回す。
春日さんの両手に、俺の手を重ねる。
……手、ちっちゃいな。
「習うより慣れよ。これから春日さんの手を使って実演するから、コツを覚えちゃってよ」
「おー、これは成功の予感!」
春日さんの手ごと、包丁を握り込む。
よくこんな手で包丁なんて握れるな。
なんて思ってしまうくらい、小さくて華奢な手だった。
「まずはひと切り。こう、すっと切る」
「すい~と」
軽く力を込めると、その意を汲んで春日さんが手を動かす。
「んで、左手で人参をちょっとだけ回転させたら、さらに斜めにすっと切る」
「くいっときて、すっやな」
おっ、なかなか上手じゃないか。
「そうそう。くいっとして、すっ」
「くいっとして、すっ」
なかなかスムーズだ。
これなら一人で大丈夫そう。
「それじゃあ、手を放すぞ」
「ええでー。ばちこいや! ……くいっとして、すっ」
「おっ、できてるできてる」
すっかりコツを掴んだのか、春日さんは独力で人参を切り終えた。
「もう一本や」
新たな人参も、するする切っていく。
「すっかり乱切りマスターじゃないか」
と褒めると、春日さんはすっかりご機嫌になって微笑んだ。
「えへへ~」
と言いながら、見事に切られた人参を、俺に見せてくれる。
「いや、さっき見たし」
「それじゃあ、ちよちゃんに見せてくるで!」
早速ちよっこに皿を突きつける。
ちよっこは「え?」と小首を傾げた。
春日さんは「えへへ~」とぽわぽわ微笑んだ。
……意思疎通できてないじゃんか。
うーん。
春日さんは、アホ可愛いなぁ。
なんて思っていると、
「ぎゃあ」
と悲鳴が聞こえた。
腹の底から飛び出してきたかのような、力強い悲鳴。
暦の声だ。
何事かと思って見やれば、案の定、
「切らせろ、切らせろよー。アタシの超絶テク見せてやんよ!」
包丁をふりまわす危険なバカを、暦が必死に抑えていた。
「暦」
「公太郎か、助かった!」
暦と雄弁な目配せを交わす。
「おい、智。薪を拾いに行くぞ」
「なんだよー、ハム太郎。邪魔するなよ。アタシの超絶包丁テクを見せてやるんだから」
「なにが超絶テクだ。こんな、ヒトデのなりそこないみたいなニンジン作って。可哀想なことに、手足が斬られてるヒトデがたくさんいるじゃないか」
「ひうっ」
智を羽交い締めにしながら、暦が言う。
想像したのか、ちよっこが真っ青な顔で悲鳴をあげた。
「だいたい、星形なんかにしたら、切り捨てて無駄にする部分が多いんだから、勿体ないじゃないか。カレールーに埋もれるんだから、見た目を気にする意味なんてないし」
「暦の言うとおりだ。食べ物で遊ぶヤツに料理する資格なし。さぁ、俺たちといっしょに薪拾いにいくぞ」
「だが断る」
智はすっぱり断った。
だが、伊達に(不本意ながら)幼馴染みをやっていない。
俺はニヤリと笑って、特大の餌を吊す。
「それに、薪を切り出す仕事もあるぞ。鉈を振って枝を切ったり、斧で薪を切り出したりするんだ」
いわば木こりの仕事。
想像するのは、アルプスの少女ハイジ。大きな切り株の上にのっけた木材に、斧を振り下ろしてまっぷたつにするアレだ。
「なんだそれ、かっけぇ! よし、それじゃあ行くぞ!」
「あっ、ちょっと待てよ」
腕を振り上げて、すたこらさっさと走り出す智と、あわてて追いかける暦。
「すごい。あんなに調理したがってた智ちゃんが、あっというまに薪拾いに行っちゃいました」
「ほへぇ~。こーたろーくんは、智ちゃんのことよく分かっとんやなぁ。これはアレやな。ち、ち…………
「竹馬の友ですよ」
「俺も智も筑摩に住んだことは無いんだよなァ」
「そっかぁ。竹馬の友かぁ。いろんな友達があるんやなぁ」
いつの間にか、春日さんが俺のとなりでぽややんとしていた。
「うーん、間違ってはないんだけど、
実際、幼馴染みという逃れ得ない関係でなければ、友達関係を辞している。これまで俺と暦が、どれだけ迷惑を被ってきたことか。
「言うなれば、腐れ縁ってトコかなァ」
できれば腐り落ちて、途切れてほしいところ。
「でも、友達なんやろ?」
「まぁ、一応は……」
「あの、智ちゃんとよみちゃんとは、小学校からの幼馴染みなんですよね?」
ちよっこが心配そうに尋ねてきた。
「ああ、大丈夫だよ。別に仲が悪いってわけじゃないし。好きか嫌いかで言えばもちろん嫌いだけど、それも含めて智っていうか。アレだ、反りの合わない家族も、家族として仲良くケンカしながら付き合ってるみたいな?」
「うーん……私にはちょと難しいです。家族って、みんな仲良くするんじゃないんですか?」
「いろんな友達があるんやな。友達ってなんやろなぁ」
ちよっこは難しそうに唸り、春日さんは空を見上げてぼーっと上の空(激うまギャグ)。
「……
榊さんが、言葉少なに俺を呼ぶ。
見れば、智と暦が走り去った方を指さしている。
急げということだろう。
「ああ、ありがとう榊さん。――それじゃあ智を隔離してくるんで、カレーと炊飯はお願いな」
「わかったで。まかせてやー」
春日さんは包丁を持った手を天高く掲げて意気込んだ。実に危ない。
隣りのちよっこが「ひうっ」と身を縮めた。
「うん。任せたよ、ちよっこに榊さん」
「はい、がんばりますっ」
「……がんばる」
ツインテールをぴこぴこさせて意気込むちよっこと、クールに頷く榊さん。
ちよっこと榊さんの間に立っていた春日さんは、左右を見て、
「がんばるでー」
と包丁ごと手を天高く掲げた。
「春日さん、それ危ないって」
**
智は薪斬りに夢中になっている。
「あははは! 超おもしれー!」
高笑いを響かせながら、一心不乱に斧を振り下ろす高校生女子生徒。
うーん、狂気を感じる。
「ちょっとキミ、もうちょっと落ち着いて!」
そんな智をなんとか御そうとする、インストラクターの先生。
ちなみに、この宿泊施設の職員である。お仕事、お疲れ様です……。
その様子を、ちょっと離れたとこから俺と暦は眺めていた。
「うーん。頼れる大人がいるってありがたいなァ」
「そうだな。ゆかり先生は基本的に放置だし」
「というより、職務放棄してるんじゃないかなー。終礼だって俺に任せっぱなしだし。どうして俺が、先生の代わりに連絡事項を伝えなならんのさ……」
「あー、アレな。『○○くんは部活のことで話があるから、放課後職員室に来なさい』ってのには笑ったぞ。言った方も言われた方も微妙な顔をしてた」
ニヤニヤと笑う暦。
「ちくせう、他人事だと思いやがって」
「実際、他人事だからな。……さて、インストラクターの先生も見てくれてるし、智のことは放っといても大丈夫だろう。わたし達はわたし達で、枝でも拾いに行かないか」
「おっ、そうだな」
面倒ごとからの解放。
自由だぁ!
**
そのようなワケで、眼前にはふりふり揺れるお尻があった。
暦のデカ尻である。
俺と暦は、林に居た。
枝を鉈で切り払い、地面に落ちたそれを、前屈みになって拾っていたのだ。
力仕事ということで、最初こそ俺が鉈を振るっていたのだが、
「あたしもやってみたい」
とのことで、暦が先頭に立って枝を切ることになった。
「よっ」
と軽い調子で振り下ろされた鉈が、スパンと枝を切り落とす。切れ味がいい。よく手入れが行き届いている。
と同時に、
――ぶるん。
ジャージをはち切れんばかりに持ち上げていた巨乳が、見事に揺れた。あるいは暴れた。
ジャージ越しでも人を幸せにする、慈悲深いでっぱいだ。
「さて、枝も拾わないとな。よいしょっと」
重そうな胸を揺すって、暦は前屈みになる。
すると、すぐ後ろにいた俺の眼前に、暦の形のいい桃尻が突き出される。
「実にいい眺めだ。体操服のズボンを穿いてるのが残念だけど」
「なんだ、またスケベなこと言い出して」
暦が呆れた声を出した。
「二人きりになった途端、これだ」
「それだけ暦が魅力的ってことだ。ナイスお尻」
「バカなこと言わずに、ちゃんと仕事するんだぞ」
お尻を手で隠しながら、暦がぷりぷり怒る。
でも残念。そのデカ尻は、暦の手じゃあ隠しきれないんだなァ!
「ちゃんと薪拾いもしてるさ。ただ、幸せもいっしょに拾ってるだけで。――あいたっ。突然のチョップはやめてくれよ」
「さっさと薪を持ち帰るぞ! 火を絶やしたらいけないからな」
「へいへい」
というわけで、持てる限りの薪を抱えて、炊事場へと帰る。
「おーい、燃料を持ってきたぞー」
「あれ、智ちゃんはどうしたんですか?」
「智は置いてきた。この戦いにはついてこれそうもないからな」
「え?」
ちよっこに「よく分かりません」という顔をされた。
「智のバカは、楽しそうに薪切りしてるよ」
「都合の良いことにな。薪を火にくべるだなんて、暴走するに決まってる。居なくて大助かりだ」
「あー」
ちよっこは納得しました、って声を出した。
「あ~」
ワンテンポ遅れて、春日さんが追従する。
その隣では、榊さんがじっとカレーを見守っていた。
……性格の出る反応だ。
社交的なちよっこ。
天然で人なつっこい春日さん。
寡黙で、黙々と仕事をこなす榊さん。
ちなみに、暦はバカ真面目なので、
「よし。それじゃあもうひと仕事するぞ、公太郎」
などと仕事の追加を言い出す。
「薪はもう十分じゃないか? 智だってバカみたいに沢山持ってくるだろうし」
「念のためにな。それに、智はアテにできない」
「そりゃあ確かに」
そのようなわけで、俺は暦に連れられて、再び林へと旅立った。
「ま、暦のお尻や胸を拝めるなら、喜んで何度でも行くさ」
なお、俺の性格は言わずもがな。
普段は真面目だけど、気を抜くとスケベな性根が顔を出すんだぜ。
**
「よし。これだけあれば十分だろう」
いい汗かいたとばかりに、笑顔で額を拭う暦。
腕の動きに連動して、胸がおおきく上下した。
びゅーちほー。
「それじゃあ、さっそく持って帰ろうか。……どうした、公太郎。さっさと行くぞ」
「いや、それがですね暦さん」
腰を屈めて不動の体勢をとった俺を、胡乱げにねめつける。
が、股間の状態に気付くや、顔をまっかにして悲鳴をあげた。
「ばかっ! 何考えてるんだ、こんなトコで」
俺の股間は有頂天になっていた。
でも、仕方ないじゃないか。
ジャージ越しとはいえ、さっきから暦のでっぱいがゆさゆさ上下したり、デカ尻がふりふり揺れたりする様を見せつけれてきたんだぜ。
「ごめん、今日は『男の子の日』なんだ」
「何だよ、男の子の日って……」
「いやさ、女の子の日ってあるじゃん? 女性の生理現象が起こる日がさ。そこで思ったんだ。じゃあ、男の子の日はなんだろうって。で、男性の生理現象っていったら、ムラムラして
つまり、無性にえっちな気分になる日。
それこそが「男の子の日」だと、俺は結論づけた。
「それを言ったらお前、毎日が男の子の日じゃないか」
「いやいやー。流石にスケベな俺だって、万年発情期じゃないぞ。ましてや、学校行事中にこんなになったりしないって。ほら、俺普段は真面目だし」
「たしかにそうだけど。でも、勉強会でほぼ毎日えっちなことしてくるじゃないか!」
暦は顔をまっかにして、言い募る。
「それだよ。最近、俺たちご無沙汰だっただろ?」
「まぁ、ここ一週間くらい、珍しく真面目に勉強してたしな」
「男の精液は、三日あればフルチャージされるんだ。だっていうのに、三日どころか一週間! そんなワケで、おれの精嚢はもうパンパン。行き場のない憤りがマグマのように渦巻いてるんだ」
「あっ……」
腰を突き出す。
ジャージには立派なテントが張っていた。
そこに、暦の視線がまとわりついた。
恐る恐る触れるかのような、けれども熱っぽい視線。
「俺だって困ってるんだ。このままじゃ皆のところに帰れないだろ? さっきから鎮めようとしてるんだけど、なかなか上手くいかないんだ。なにせ男の子の日だからな」
ウソです。
暦のでっぱいとデカ尻を視姦してたせいです。
「そ、そうか。男の子の日なのか。それは困ったな……」
が、暦はあっさり騙された。
「ああ。困ってるんだ。だから暦、助けてくれよ」
「うう……」
暦はきょろきょろ辺りを見回した。
林の奥だ。
辺りに人の気配は無い。
都合の良いことには、あちこち林が立っていて薄暗い。
これなら、誰か来てもすぐには見つからないし、足音ですぐに気付いて木陰に隠れることができるだろう。
そんなふうに、暦も考えたのだろう。
「……わかった。それなら、しょうがないな」
暦は恥ずかしそうに視線を逸らして、そっと俺の傍に歩み寄る。
ふわりと、長髪から甘い匂いがした。
ぴくりと反応する肉柱に、暦の手がそっと添えられる。
「ありがとう。……そのままゆっくり、掌で撫でてくれ」
「こ、こうか?」
「ああ。やわらかい手の感触が、いい感じだ」
おっかなびっくり触ってくる。
布越しのソフトタッチ。
やわらかな感触が、竿全体をやさしく撫でる。
じんわりとした感覚がビリビリ走る。
うーん、このじれったい感覚。たまらないなァ。
「掌全体を使ってくれ。上下に撫でたり、左右にさすったり」
「うわぁ、硬いし、なんだか熱いぞ……」
微電流が流れたような感覚が、後から後からじんわり竿にわき上がってくる。
「そろそろ強くしてくれないかな。ぎゅっと握って、上下にしごくんだ」
「わ、わかった」
ズボンを脱ぐと肉棒が現れる。
暦は恐る恐る、肉棒を握り込んだ。
掌を竿に這わせて、そっと指を閉じていく。やわらかな手が、ぴったり竿を包み込んだ。
そのままゆっくり、竿を上下に動かす。
「もっと強くしてくれ」
「んっ」
握り込む手に力が入る。
肉棒に圧がかかって、生じる刺激が急増した。
まっしろな手が、赤黒い肉棒を上下にこすっていく。
しゅっ、しゅっと卑猥な音を立てる、暦の手と俺の竿。
それを、顔をまっかにしてじっと眺めやる暦の顔が、すぐ傍にあった。
「いい眺めだ。チンポも気持ちいい」
「どうだ、はやく終わりそうか?」
「残念ながら、それには刺激が足りないな」
「早くしろよ!」
「俺だって早く射精したいさ。でも、こればっかりはなぁ」
「……どうしたら良い」
おっ、これは珍しい。というより初めてではなかろーか。
暦が、男を悦ばせる方法を尋ねてくるだなんて。
またとないチャンスだ。
「よしっ。男を悦ばせるコツを教授してしんぜよう。まずは握り方。竿をしごくときは、圧をかけることがポイントだ。痛くするくらいのつもりで、ぎゅっと握るんだ。さらに、親指なんかで裏筋をおさえるように握るといいぞ。男の弱点なんだ。ここを攻められるとめっちゃ気持ちいい」
「そんなコツは知らなくていい! ……でも、早く終わらせないといけないからなっ」
なんだかんだ言い訳しながらも、暦も積極的である。
クソ真面目な暦のことなので、早く帰らなきゃという責任感が背中を押しているのは間違いない。
けど、それじゃあ、その上気した頬やとろんとした瞳はなんなんですかねぇ。
「よいしょ。んっ……こうか?」
「ああ。いい感じだ」
「立ったままだと、やりづらいな。……よいしょ」
「なっ――」
棒立ちになった俺の前で、暦は膝をついた。
そして、顔を肉棒に寄せ、お手々でご奉仕をはじめる。
これ、エロマンガでよく見る光景だ!
「……どうしたんだ、ガッツポーズなんかして」
「いやさ。女の子が跪いてご奉仕してくれるこのポーズ、現実にあったんだなぁって。俺、感動だよ」
「――っ」
暦の顔が羞恥でまっかに染まる。
自分の姿に気付いたのだろう。
肉棒にご奉仕することしか考えてない、雌のポーズ。
跪いてチンポにむしゃぶりつく為の、屈辱的なポーズだ。
「ありがとう。おかげで、早く射精そうだよ」
「そっ、それならいいんだ」
言い訳を与えてあげると、案の定、暦は飛びついた。
よし。この様子なら、このまま続けてくれるだろ。
「さっさと終わらせるぞっ」
恥ずかしさを誤魔化すかのように、暦はいっそう激しく手を動かした。
しゅっ、しゅっと手と魔羅がこすれる音がする。
上下にしゅこしゅこと、手が動く。
出たり引っ込んだりする亀頭。手の振動で、亀頭が小刻みに揺れるのがまた気持ちいい。
そしてなにより、亀頭に吹きかけられる、暦の吐息。
「はぁ……はぁ……」
すっかり息が荒くなっている。
腕を動かして疲れたのか。
それとも、興奮してきたのか。
ん~、どっちなんでしょうかねぇ?
「はぁはぁ……すごい匂い……」
スンスンと匂いを嗅いだ。
それが暦のスイッチを入れてしまったらしい。
暦のとろんとした瞳が、ぷっくりした唇が、どんどん近づいてくる。
このままいけば、ひょっとしたら、咥えてくれるかもしれないう。なにせこの間は、積極的にフェラをしてくれた。
でも、ここは焦らしてみよう(ゲス顔)。
「なぁ、暦?」
「えっ! あ、ああ、なんだ!?」
ぼんやりした瞳に、理性の輝きが戻る。
自分がしようとしていたことに気付いて、とても恥ずかしそうだ。
でも俺は優しいから、気付かないフリをしてあげよう。
だから代わりに、言うこと聞いてくれよ!
「チンポこすってくれるの気持ちいいんだけど、もうちょと変わった弄り方して欲しいんだ」
「ああ、わかった」
気付かれていないと分かって、ほっとする暦。
まぁ、本当はバレバレなんですけどね!
「指で輪っかをつくってくれ。こう、人差し指と、親指で」
「こうか?」
「ああ。で、カリ首にはめるようにして、そのまま上下にしてほしいんだ。カリ首を重点的に攻めるように」
「え。これ、痛くないのか?」
「全然痛くない。むしろ気持ちいい」
「本当に大丈夫なのか?」
半信半疑なので、思い出させてあげることにした。
「いつも見てるだろ、俺がオナニーするところ。激しいと思ったりしない?」
「……思ってた。あんなに激しくこすって、痛くないのかって」
その光景を思い出したのだろう。
茫洋と瞳をけぶらせて、上の空で暦は言う。
んー、実にエロい表情ですなぁ。
「な? だからダイジョーブだって」
「わかった。それじゃあ――」
暦の手が、チンポに伸びる。
指でつくった首輪を、カリ首にスポリと嵌めた。
「はぁはぁ……こうでいいのか?」
「ああ、すごく気持ちいい。それじゃあ、ときどき、さっきみたいに竿全体をこすったりたりしながら、しごいてくれ」
「わかった」
カリ首を下から上に、やわらかな指がキュッと持ち上げる。
かと思えば、上から下へ、キツキツな感触が降りてくる、
やわらかくて、キツい。
男の指では決して得られない快楽が、ここにあった。
同じ指のはずなのに、どうして女の子はこうも柔らかいのか。 思わずだらりと、肉棒がうれし涙をこぼす。
「うわぁ、濡れてきたぁ……」
暦が熱い吐息を漏らした。
「先走りだな。暦の手が気持ちいいから」
「匂いもすごい……」
むわりとした性臭が立ち上る。
それを、暦は鼻を近づけて、味わうように嗅いでいる。
えっちな女の子が、俺のチンポの匂いで興奮する。
これはチンポにきますねぇ!
「うわっ、いまピクッて動いた! それに、なんだかおっきくなってきてないか」
「ああ、膨張率百パーセントだ。いわば第二形態だな。戦闘力にしたら、百万以上は確実か」
「うぁ……すごい、指に収まりきらなくなってる……」
俺の怒張は、すっかりいきり立っている。
天を衝く威容。
もはや小娘の指などには収まらぬと、その身を震わせ、天を睨む。
「この姿になったからには、もう手加減はできないぞ」
「えっ、えっ?」
暦の手を掴んで、立ち上がらせる。
そのまま流れるように、背後に移動した。
後ろから抱きつく形になる。
これがレスリングなら、観客から歓声が上がったかもしれない。それくらい見事にバックを取った。
「ちょっとっ、何をするつもりだ! 変なコトするなら叫ぶぞっ」
「今までも十分変なコトしてきたじゃないか。……安心しろよ、暦。本番はしないって約束だろ? ちょっと太腿で挟んでもらいたいだけなんだ」
「太腿で、挟む?」
「素股だよ。エロマンガでもたまにやってるだろ。いいかな、してもらっても?」
「どうせ、イヤって言ってもするんだろ」
暦は渋々といった様子で、ズボンを下ろした。
実に物わかりが良くって助かる。
「おお、暦のむっちりしたお尻が……!」
魅惑のブルマ尻が、ズボンの下からコンニチハ。ぼっちゃん一緒に遊びましょうとばかりに、はみ尻を見せつけた。
「なんだよ、デブって言いたいのか」
「何度も言うけど、女性らしくて魅力的なんだって。むっちゃエロイとも言う」
「言ってろ……んっ♡」
さわり、と俺の手が暦の尻に伸びる。
むにゅりと柔らかなお尻を掴むと、甘い声が暦の唇からもれた。
「お尻もそうだけど、太腿も美味しそうだぞ。白い太腿が股下でむっちりふくらんで、すっごくやわらかそう」
手をするすると下に滑らせる。
尻のふくらみを伝わって、ふとももへとたどり着いた。
「うっわぁ、想像通りむっちりしてる……むっちゃ気持ちいい!」
むっちりと柔らかい。
にも関わらず、押してみれば張りよく押し返してくる。
柔らかさと弾力。矛盾を両立させた、魔性の太腿だ。
いつまでも触っていたくなるような感触だが、そうもいかない。今日のメインはお触りではなく、素股だからな!
「それじゃあ、失礼して」
肉棒を暦の太腿にあてがった。
「んんっ、あっつい♡」
急に押しつけられた熱量に、暦が驚きの声を上げる。
ぴくりと腰が震えて、それが太腿を揺らした。
自然と、腿肉で肉棒をこする形になる。
「おあっ。暦、さっそくこすってくれるとは、サービス精神旺盛じゃないか」
「お前のが熱いからびっくりしたんだっ」
「じゃあ、慣れないとな。だってこれから、その熱いのを太腿で挟むんだぞ?」
「太腿で、挟む……」
「おっ」
想像したのか、暦の腰がまた震えた。
暦も期待してるんだろう。
だったら、その期待に応えないとなァ!
「ほら、ぎゅっと挟んでくれよ」
両手を太腿に添え、力を込める。
最初こそ暦は、太腿に力を入れて抵抗していたが、いくらもしないうちにふっと力を抜いて、
「んぁっ♡」
太腿でチンポでぎゅっと挟んだ。
暦は肉付きが良い。
太腿などは、むっちりと内側にふくらんでいて、いかにも柔らかそうだ。
実際、柔らかい。チンポを包み込むように形を変える。
だが、それだけじゃない。
太腿は、人体のなかでも最も筋肉のある場所のひとつ。
ふにゃりと柔らかな感触の奥に、たしかな弾力がある。押し返してくる。
つまり、両の太腿に挟まれると、柔らかい上に圧もかかって気持ちいい!
「うああっ、これが……これが、夢にまで見た素股ッ!」
「ちょっと大袈裟じゃないか?」
「大袈裟なもんか。これは、パイズリ&フェラに並ぶ男の夢なんだよ。しかもしてくれるのが、ブルマ姿の眼鏡巨乳。これで昴らない者がいようか。いや、いない!」
「ふぅん……。男ってのはよく分からないな」
「分かりやすいと思うけどな。要するに、暦みたいなえち可愛い娘が、こんなお尻突き出した格好でチンポを気持ちよくしてくれた最高! ってだけだし」
「バカ、だれがえち可愛いだ」
「あいたっ」
ぎゅっと太腿をつねってくる。
とまぁ、それはさておき。
なかなかいい眺めではなかーろか。
眼前には、いい匂いのする長髪があって。
見え隠れするうなじから、やわらかそうな背中が続き。
そこから更に、形の良い桃尻。
むっちりした太腿。
その太腿に俺のチンポは挟まれて、にゅるにゅる前後に動いている。
「そろそろ、動きを大きくするぞ」
これまでは、ちいさく腰を動かすだけだった。
素股を初体験する暦に遠慮した、実に紳士で謙虚な挙動。
が、いつまでも辛抱できない。
ここからは、ガンガン腰を動かす。
疑似セックスのはじまりだ!
暦の腰をがっしり掴む。
やっぱり肉付きがよいから、ふにゃりとして心地良い。
「あっ♡」
甘あったるい嬌声。
「はぁはぁ、なにするつもりだ……」
吐息を荒げて尋ねてくる。
んー、これは暦も期待してますねぇ。
「激しくチンポを前後にこするんだよ。熱くて硬いオチンポ様を、暦のむっちり太腿にこすりつける。まるでセックスみたいに、無茶苦茶に腰を打ち付けてな」
「ばかぁ、そんの許すわけ――ああっ♡」
まずは腰をひと振り。
にゅるりと、先走りで滑りのよくなった太腿を亀頭が突き進む。
ぎゅっと閉じられた太腿を、無理矢理掘り進むみたいに。
「へへっ。これで、暦の素股処女は俺のものだな」
「んんっ、なに嬉しそうに変なこと言ってるんだ、お前」
「ついでに言うと、俺の素股童貞を奪ったのは暦だからなー」
などと話す間にも、腰を動かす。
にゅるん、とやわ肉に亀頭が分け入っていく感触は実に素晴らしい。
亀頭に感じる、滑らかな肌触り。
竿を両側から圧迫してくる、太腿のみずみずしい弾力。
しかも眼前には、暦のデカ尻ブルマ姿があって、女の子特有の甘い匂いが鼻腔に広がる。
腰を振るたびに髪が乱れて、うなじが垣間見える。
「ふっ、ふっ、ふっ」
息を荒げて腰を振るう。
にゅる、にゅる、にゅると肉棒が太腿で暴れる。
「んっ、あっ、んんっ、んぁっ」
暦の声もだんだん甘くなってきた。
ここいらで、次の段階に進むべきだ。
俺は、腰の角度を調整した。
すこしだけ腰を沈めて、亀頭が上を向くように。
「そぉいっ」
「んんっ♡」
ひときわ柔らかい恥丘を撫で、それからコリッとした何かを、亀頭で弾いた。クリトリスだ。
そう。股間にこすりつけるように、角度を調整したのだ。
「太腿もむっちりしてて気持ちいいけど、土手はふにょんとして柔らかいなぁ。一口でふた味美味しいみたいな? 美味だよ、美味」
「バカ言うな、んぁっ、味なんて分かるわけ、ふぁんっ♡ ないだろっ」
「いやいやー。鈴口でしっかり味わってるとも。こうやって腰を振りながらな! ふっ、ふっ、ふっ」
「んっ、んっ、ふあんっ、ああっ」
いよいよ辛抱たまらなくなってきた。
自分の恥骨を、ブルマ尻に打ち付ける。
すると、亀頭は紺色のブルマ生地の上を滑って、しゅるりと恥丘をこすりながら太腿のなかに吸い込まれた。
「んんんっ♡」
暦が唇をひき結んで、嬌声を噛み殺す。
「声が出るのはしょうがないよ、暦。だって、女性器をこすられてるんだもの。俺だって、さっきから声が出ちゃってるし」
クリを亀頭で突かれ、陰唇を竿でぐりぐりこすられる。
男で言うなら、竿と玉を攻められているようなものだろうか。
なら、声が出るのもしょうがないよねー。
だからいっぱい喘いじゃおうぜ!
「それに、早く射精しないとだし。暦のえっちな声が聞けたら、きっと早く射精ると思うんだけどなぁ」
「声なんて出して、んんっ、誰かに聞かれたりしたらあぁっ♡」
「ダイジョーブ、ダイジョーブ。こんな林の奥に誰が来るっていうんだ。もっと手前のところで、十分な薪は手に入るじゃないか」
もう十分声は出てるしな! とは言わない。
暦はちょっと考えて、
「…………あっ、はんっ、あっ、んくぅ♡」
ちいさくあえぎ声を出し始めた。
鼻に抜ける甘く高い声。
それが、腰を振るたびに耳朶を撫でる。
「あっ、あっ、あっ、あぅ、あっ」
「暦のえっちぃ声、興奮する。いいぞ、もっと聞かせてくれ」
「あっ、あっ、あっ! ああっ♡」
ちょっとだけ声が高くなった。
「そんな我慢することなんてないんだぞ。ほら」
「――っ♡ んああああっ」
おおきな声が出た。
暦の胸を揉んだのだ。
手の中でぐにゅりと形を変えて、掌から零れる。
ブラ越しでいまひとつな感触ではあったけれども、それはそれ。
ブルマ姿の暦に、後ろから腰を振りながら胸を揉みしだくというシチュエーションそのものが滅茶苦茶シコい。
いや、シコってはいないんだけどもっ!
「どうだ、俺のマーラ様の感触は?」
「熱くて、かたぁい……」
果たしてこれが暦かというような、蕩けた声が出た。
チンポのことしか考えていない、雌の声だ。
「それが今、どうなってる?」
「その……わたしの太腿で、ぐりぐり動いてる。わたしの股から飛び出して、なんだか、わたしにソレが生えたみたいだ……」
「ナイス実況だ!」
普段はすっぱな、お澄ましな暦がこんな卑猥なことを言うなんて……。
なんて言うか、こう、股間にグッとくるな!
だから、思わず腰が動いた。
無茶苦茶に前後に動かして、暦の股間にチンポをすりつける。
後先考えずにスパートをかける。
「そい、そい、そい、そぉいっ!」
「あっ、ああっ、あんっ、ふぁあんっ♡」
暦が切なげに腰をくねらせる。
もじもじと太腿をすりあわせて、それが、新たな刺激を肉棒に与えた。
「そろそろ射精くぞ、暦っ」
「やっとか、早く射精せぇっ♡ ――えっ!? だ、ダメだ! 今は射精したら――ああっ♡」
何故か暦がストップをかけるが、そんなの止まれるワケがない。
恥丘に亀頭を押しつけ、そのままぐりぐりこすりつける。
ブルマで孕めおらぁっ!
どぴゅぅぅう、びゅるびゅるびゅるるるっ――
と勢いよく白濁液が飛び出した。
暦の恥丘に打ち付け、それでも勢い余ってびゅぅっと噴水のように股間から飛び出した。
「ああっ、んあっ、ああああっ、熱いぃぃ♡」
暦も軽くイッたのか、腰をガクガク振るわせる。
「いやぁ、とっってもエッチで気持ちよかった。暦のような幼馴染みを持てて、俺は幸せだなぁ。それじゃあ、後始末したら、帰ろうか」
名残は尽きないもので、未練たらしく愚息が半勃起する。
それを宥めてズボンに納め、近くに置いていたタオルを取る。
暦のブルマと太腿についた精液をぬぐい取っていると、
「ば、バカぁ、そんなことしてる場合じゃないだろ……」
息も絶え絶えに、よくわからないことを言った。
「どうした、何かあったか?」
「あるっていうか、居るっていうかだな」
暦が視線を向ける先に居たもの。
「うわぁ~、なんやスゴイことしてるなぁ。わたし知ってるで。これって、らぶらぶえっちってヤツやろ」
それは、顔をまっかにして喰い気味にこちらを見やる春日さんの姿だった。
16,158文字
またしても長くなりました。
なお、濡れ場だけなら8,200文字。ANSI規格の.txtにしたら約15kB。
エロゲのHシーンの尺は20KB(10,000文字。前戯やピロートーク込み)くらい欲しいとのことなので、ちょっと足りてませんね。ちなみに前回のブルマ回は12,000文字なので、これならOK。
聞いた話によると、エロゲーのシナリオライターは10~30kB/日ほど出力する必要があるとのこと。つまり5,000~15,000文字/日。
私の場合、今回計測してみたところ1,200~1,600文字/時間(1.0~1.5kB/時間)で書くことができました
50分通して書いて10分休むというサイクルを4時間続けてみての、この結果。
これなら、7~8時間勤務であれば余裕で書けるのでは?
とはいえ、実際はディレクター業やら、フローチャートやイベント絵の発注書を作ったりと別の仕事が入るので、そんな簡単な話ではないんでしょうが。
でも、外注のフリーライターならあるいは……。
俺、エロゲのシナリオライターになったら、毎日文章書いて暮らすんだ!
などと夢想しながらお送りした第四話でした。
いや、本当になりたいです。高校時代からの憧れです。
今の仕事に不満は全くないし好きなんですが、年次契約のいわば派遣業のようなものなので、再来年度の仕事があるかも分からない。
エロゲのシナリオライター転向を見据えて、実績作りのために、ハメ太郎を同人ゲー化するべきか……。
ところで、大阪以外にえちぃことするとしたら、どのキャラが良いですか(アンケートのお願い)。あくまで参考までに。なお、智は絶対に無いものと思ってください。
また、好みのシチュ、面白そうなシチュとかありましたら、活動報告にてお聞かせいただけると嬉しいです。
皆、オラにネタと狂気を分けてくれ!
どのキャラにえちぃことさせたいですか(あくまで参考までに)。なお、大阪は確定。その他は活動報告にて。
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榊さん(下の名前不明という致命的欠陥)
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ちよちゃん(10歳ですけどー)
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神楽(アイ・ライク・ユー)
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にゃも先生(えろえろよー!)
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その他(色モノ系かサブキャラ?)