「やあ、ちょっといいかな?」
水曜日の授業後、終業のHRが終わり、帰り支度をしていた私へとクラスメイトの男子が声をかけてきました。
この日、ビック・チンポさんはHRが終わるや否や2日連続で学校を休んだデクさんの様子を見に学生寮に向かってしまい、教室には生徒だけが残されています。
その状況下で私に声をかけてきたのは、濃い金色の髪を七三分けにした、私よりも一回り背が低い生徒でした。
「ええっと、あなたは確か……」
「安久目、
「はい、顔もお名前も記憶させていただいておりますわ。それで、私に何か……?」
柔和なようでいて、どこか油断出来ない雰囲気を纏っている安久目さんは、何か裏がありそうな笑みを浮かべたまま私を見つめています。
丸出しになっているおっぱいやおまんこには目も向けず、ただただ私の顔だけを真っ直ぐに見つめているところも奇妙だなと考えた私に向け、彼はこんなことを言ってきました。
「単刀直入に言わせてもらうよ。俺は、君の実力を疑っているんだ」
「疑っている? 私の、実力を……?」
「そう。君がこの色情学園に在籍するだけの実力を有しているとは、俺には思えないんだよね」
表情一つ変えず、薄ら笑いを浮かべたままの安久目さんが私に対する挑発とも取れる言葉を吐き捨てます。
そのまま、暴言の域にまで達しているその発言に面食らう私へと、彼はこう続けて言い放ちました。
「確かに君はエロい女の子だ。個性もエロヒーロー向きなんだろうさ。だが、君が初めてセックスを経験したのはおよそ1年前の進路を決める時期だったと聞く。ビック・チンポさん直々の指導を受けたりホームレスたちの肉便器として生活したりはしたんだろうけどさ、遅くとも中1の頃には童貞を捨ててた俺たちからしてみると、圧倒的に経験値が足りてないんだよね」
「それはそうかもしれませんが……私にだって、男子の皆さんと渡り合えるはずだという自負がありますわ」
「へえ、そう? でも、この間のセックス測定の時にお相手してもらった君のコピー体、驚くほどに弱かったよ。俺は冗談抜きで100回は余裕でイかせた自信があるし、ウチのクラスの他の連中もそうだってさ」
「……っ!?」
安久目さんの言葉を受け、ビック・チンポさんに見せていただいた先日のセックス測定の結果を思い出した私は、彼の言っていることがなんの誇張表現も入っていないただの真実だということを理解して言葉を失ってしまいました。
確かにあの日、私はコピー体とはいえ1-Aの皆さん全員に100回以上は絶頂させられており、何も言えなくなった私の様子にふふんと鼻を鳴らした安久目さんは、挑発の色を濃くした口調でこう続けます。
「この色情学園はエロヒーロー養成学校としても超一流の名門校だ。そんな場所に君みたいな下の毛も生えていないただのセックス好きの女の子が入ってくるのは場違いだし、俺たちクラスメイトにも迷惑がかかるんだよ」
「………」
「こんな雑魚とクラスメイトだと同類だと思って舐められる。実習の際に力量差があり過ぎて相手にならない。それは即ち俺たちの実力向上に繋がらないってことを意味してる……どうだい? ざっと上げただけでも、これだけの不利益があるじゃないか」
「………」
「別に意地悪で言ってるんじゃないんだよ。No.1エロヒーローであるビック・チンポさんが目を懸けてるってことは、君にもなにか光るものがあるんだろうからさ。でも……だからといって、誰もが君に優しくするわけじゃあない。3年間君と共に過ごすことを義務付けられ、真っ先に君から不利益を振り撒かれる対象になった者が厳しい目で君を見るのも、当然のことだろう?」
矢継ぎ早に投げかけられる暴言交じりの正論に、私は何も言い返せず黙り込むことしか出来ませんでした。
確かに、彼の言っていることには十分な正当性があり、安久目さんをはじめとしたクラスメイトの皆さんが私のことを厳しく見るのは当然のことなのかもしれません。
ですが、私にだってプライドというものがあります。
ここまでボロクソに言われてそのままにしておくだなんて、そんなことが出来るはずがありませんでした。
「……すれば」
「うん? なんだい?」
「どうすれば、私を認めてくださいますの? この色情学園で共にエロヒーローを目指す仲間として皆さんに認めていただくには、何をすればよろしいのでしょうか?」
向こうが私の実力を疑うのなら、それを証明する何かを見せつけてやればいい。
安久目さんの要求に応え、それを見事に達成してみせれば、彼らが私の実力を疑問視することもなくなるだろう……そう考えた私が真っ直ぐに彼の目を見つめながらそう問いかければ、その眼差しを面白いとでもいうかのように口元を歪めた安久目さんが、こんな条件を出してきます。
「そうだなあ……じゃあ、俺と勝負をしようよ。その勝負に勝つことが出来たら、君を認めてやってもいい」
「勝負とは、何をするんですの?」
「簡単さ。今から10分間、俺が君を責める。その間、君が1度も絶頂しなかったら君の勝ち。1度でも絶頂したら俺の勝ちだ。もしも俺が勝った場合、君には死ぬほど恥ずかしい目に遭ってもらう……そういう条件で、どう?」
「……10分間、1度もイかなければよろしいのですね? かしこまりました。では、こちらをどうぞ」
勝負のルールを確認した私は、【創造】の個性を使ってタイマーを作り出します。
『10:00』と数字が表示されている大きめのそれを安久目さんに手渡した後、私はそのタイマーについての説明を行いました。
「そのタイマーには、私が絶頂したらカウントがストップするよう細工をしてあります。ごまかしたり、嘘を吐くことが出来ないよう、公正公明に勝負を行いましょう」
「へえ、真面目なんだね~……。まあ、そういうのはどうでもいいよ。言い訳とか出来ないくらい派手にイかせるつもりだったしさ」
とん、と近くの机の上にタイマーを置いた安久目さんがギラついた野獣のような眼光で私を見やる。
その視線に気圧されぬよう、強い意志を込めた眼差しを返しす私と睨み合いながら、彼は静かに言いました。
「お喋りはここまでにして、始めようか。今から10分間、耐えてみせなよ」
そう言うと共にボタンを押してタイマーをスタートした安久目さんが私の下へ歩み寄ってくる。
私もまた、彼がどこでも自由に体を触れるように中腰になって足をがに股に開き、両手を頭の後ろで組むという、おっぱいもお尻もおまんこも全部見放題触り放題のドスケベな格好を取って迎撃の構えを見せます。
(大丈夫……10分なら、十分耐えられる時間ですわ! A組の皆さんに認めていただくためにも、この勝負に負けるわけにはいきません!)
勝算は十分にありました。いくら私がクソ雑魚まんこのドスケベ娘だとしても、耐えようと思えばある程度の快感に抗えるだけの耐性はあるはずです。
10分……全力で快感を堪えれば、絶頂せずにいられるであろうその時間を強く意識しながら、私は動き出したタイマーの数字をちらりと見やります。
安久目さんは、そんな私の体を上から下まで舐め回すように見た後……両手を伸ばし、下から持ち上げるようにしておっぱいに触れてきました。
「ホント、体だけはプロのエロヒーロー並みにエロいよなぁ。こんなにデカいおっぱいしちゃってさ、何グラムあるんだよ?」
「んっ……♡」
ずっしりとしたおっぱいの重さを確かめるように、徐々に手に力を入れていく安久目さん。
下乳に走るこそばゆい感覚に甘い声を漏らした私ですが、流石にこの程度でイクはずがありません。
まずは小手調べといったところの軽いジャブを受けながら、安久目さんの次の手を予想することで防御の気構えを整えていこう……そう、思った瞬間でした。
「んおっっ!? おっっ♡♡♡ んおひいぃいいぃいいいいぃいいぃいいぃいいいぃっ♡♡♡」
体が大きく仰け反り、目と口が大きく開かれ、盛大に嬌声を吐き出す。
ピーッ、という電子音を耳にしながら、理解不能の快感に全身を激しく痙攣させる私の股座からは、愛液が勢いよく噴き出していました。
「はっ? あ、お……っ♡ い、いま、の、は……?」
「……イったな? タイマーも止まってるから間違いない。この勝負は、俺の勝ちだ」
全く状況がわからずに困惑している私へと、安久目さんが手にしているタイマーを見せつけてきます。
『9:52』の表示のまま止まっているそれを見れば、私がたった8秒で絶頂してしまったことは明らかです。
しかし……こんなことはあり得ないことでした。
いくら私の体が敏感に開発されていようとも、ただ下乳に触れられただけで絶頂するだなんて、考えれません。
いったい、どうして……? と、この状況に対して疑問を抱いていた私は、そこでようやくはっとして安久目さんの顔を見つめます。
彼もまた、何かに気が付いた私の顔を見つめ返すと、ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべながらネタバラシをしてきました。
「気が付いたか? これが俺の個性……【強制絶頂】の力だ」
―――――――――――――――
安久目 強 個性【強制絶頂】
個性を発動することで触れた相手を嬌声的に絶頂させることが出来る、一種のチート個性!
手でなくとも体のどこかが触れていれば条件は満たせる上、触っている部位に応じた快感が相手に与えられるぞ!
性感開発が進んでいれば強い快感が味わわせることが出来る!
男性よりも女性の方が効きやすく、服の上よりも素肌に触れた方が効きやすい!
油断したり気を抜いている相手には更に効果が抜群だ!
強い精神力や精力を持っている相手には耐えられることもあるが、今の百はどう足掻いたって絶っっっ体に絶頂を我慢することは出来ないぞ!
――――――――――――――――
「【強制絶頂】……!? ということは、つまり――!!」
「ご明察。この勝負を受けた時点で、お前の負けは決まってたんだよ」
「ひ、卑怯ですわ! そんな手段を使って恥ずかしくないんのっほおぉおおぉおおぉおぉおっ♡♡♡」
「……卑怯? 恥ずかしい? 馬鹿を言うなよ。俺からしてみれば、恥ずかしいのはお前の方だぜ?」
あまりにも強力な個性を隠し、それを用いれば100%勝利出来る勝負を仕掛けてきた安久目さんへと抗議の声を上げようとした私でしたが、勃起した乳首を強く摘ままれながら【強制絶頂】を発動された瞬間、思考が全て快楽によって塗り潰されてしまいました。
そうやって強引に私の言葉を遮った安久目さんは、一切悪びれる様子もなく私へと言います。
「逆に聞くがな、正々堂々とした勝負を望んでいたのなら、どうして俺の個性について知ろうとしなかった? こっちはお前の個性についての情報は掴んでる。セックス計測の際に弱点も把握した。この時点でもう、俺の方に有利な条件は整っているんだぜ? どうしてお前はその差を埋めようとしなかったんだ?」
「そ、それは……」
「当ててやろうか? 有利とか不利だとか、お前はそんなことをまるで考えてすらいなかったんだろ? 自分の情報が掴まれてるだとか、相手の個性がなんであるとか、そういう情報を一切考えずにただ『10分間耐えればいい、自分なら耐えられる』だとか考えてたわけだ? ……甘いんだよ。だから言ってるんだ、お前はこの学園に相応しくないって」
「うっ、ぐっ……」
自分の思考を、読みの甘さを、安久目さんに見抜かれた私は何も言い返せずに口を噤んでしまいました。
そんな私に向け、彼は追撃をするように言葉での攻撃を続けるのです。
「確かに俺は自分の個性を隠してた。だが、それの何が悪い? 仮にお前がヒーローになったとして、戦うことになった
「……違いません」
「そうだよなぁ? お前はそういった考えを頭に浮かべることなく、ただ能天気に相手が用意した舞台にのこのこと上がってきて……負けた。俺が卑怯なんじゃない。お前が間抜けなだけなんだよ、百っ! それでよく俺に恥ずかしいだのなんだの言えたな? 恥を知るのはお前の方だろうが!」
「くっ……」
……何も、言い返せませんでした。
安久目さんの言うことは何も間違っていなくて、自分の考えの甘さを指摘された私は、ただ俯いて拳を握り締めて悔しさに耐えるのが精一杯です。
そんな私のことを冷ややかな目で見つめる安久目さんは、小さく鼻を鳴らしてから敗者に対する罰を執行し始めました。
「約束通り、お前には恥ずかしい目に遭ってもらうぜ。覚悟を決めろよ、なっ!!」
「おうんっっ♡♡♡ おぉおおぉおぉおっ♡♡♡」
背後に回り、私を後背位で犯し始める安久目さん。
既に【強制絶頂】の効果でハメ頃になっていた私のおまんこはすんなりと彼のおちんぽを受け入れ、いつも通りに快楽を貪っています。
ですが……彼は私とセックスをしているのではありません、私に恥を搔かせようとしているのです。
激しくお尻に腰を叩きつけながら、おまんこをちんぽで穿り返しながら、背後から私の胸と乳首を両手で掴んだ安久目さんは、そのまま【強制絶頂】の個性を発動して、私に地獄のような快楽を味わわせてきました。
「んにょおぉおおぉおぉおっ♡♡♡ ほひっ♡♡♡ ひおおぉおぉおっ♡♡♡ あぁあぁああああぁあああっ♡♡♡ あぁああああああ~~~~っ♡♡♡」
「どんな気分だ? 胸も、乳首も、尻も、まんこも、子宮も……全部違うイキ方してるだろ?」
「あおおぉおおっっ♡♡♡ ゆ、ゆるひ、ゆるひてくらしゃいぃ♡♡♡ い、イキしゅぎて、ちゅら、いひぃいいいっ♡♡♡」
「許すわけないだろ? 負け犬への罰は、念入りにしとかないとな! さあ、その無様な姿をクラスの連中に存分に視姦してもらえよ!!」
「んひぃいいいぃいいいぃいいぃいっ♡♡♡」
全身が、狂っていました。今の私は、どこでどう快感を味わっているのかがわからないのにイキ続けているのです。
恐怖……そう、これは紛れもない恐怖でした。
大好きなはずのセックスの快感が、視姦の快感が、被虐の快感が……とても恐ろしいものとして感じられている。
気持ちいいのに、絶頂しているのに、全く嬉しくも幸せでもなくって……ただただ辛いだけなのです。
(助けてっ! 誰か、私を助けてくださいっ!! ビック・チンポさん、助けてっ!)
今までと違う心の折れ方。快楽への屈し方。
幸せな堕落でもなんでもない、馬乗りになって殴られ続けた痛みと恐怖によって涙を流しながら敗北を認めたような……そんな、苦しさと辛さだけを味わう屈服に心の中で助けを求める私へと、安久目さんは最後のトドメを繰り出しました。
「最後は必殺技でトドメを刺してやるよ。くらいなっ! 【
「んおおおぉおおおぉおおおおおおおおぉおおおおおおおおおぉおおおおおおおっ♡♡♡」
自分の弱さを突きつけられて、甘さを自覚させられて、敗者として犯されながら、心を完全にへし折られる姿をクラスメイトの皆さんに視姦されながらイク……それは本当に辛くて、苦しくて、終わってくれたことが本当に安堵出来る行為でした。
ですが……終わらなかったのです、それでは。
むしろここからが本番だと、そう言わんばかりの笑みを浮かべた安久目さんは射精を終えるや否や私を仰向けにして教室の床に放り投げると、自身のバッグからガムテープのような物を取り出します。
それを膣内射精を受けた私のおまんこに貼り付けた彼は、楽しそうに笑いながら指を鳴らしました。
「さあ、フィナーレだ。そろそろ、時限爆弾が爆発するぞ!」
「ん、え……? あ、あ……っ!? あぁあああああああああぁああああああああああぁあああああああっ♡♡♡ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ♡♡♡ いやぁあああああああああああぁあああああああああああああああっ♡♡♡」
安久目さんの個性【強制絶頂】は、その名の通り自身が触れている相手を強制的に絶頂させる能力。
それを言い換えれば、自身の肉体の一部でも対象に触れていればいいということ。
そして、その判定は……彼の遺伝子情報がたっぷりと詰まった精液にも適応されるということを、私は己の身を以て理解する羽目になりました。
子宮に、膣内に、遠慮なく射精された精液の1滴1滴が私を絶頂させ、絶え間のない快感を味わわせてくる。
どれだけ叫ぼうとも、喘ごうとも、悶え苦しもうとも……テープを張られたおまんこから安久目さんの精液が排泄されることはなく、私は延々と望まぬ絶頂を繰り返すこととなりました。
この状況を打破すべく、おまんこのテープを剥そうとした私でしたが……それを予期していた安久目さんに両手を掴まれ、クラスメイトの皆さんの前でのたうち回る自身の姿を晒すことしか出来なくなってしまいます。
そんな風に教室の床に仰向けで倒れ、大股を広げた体勢で涙を流しながら泣き叫ぶ無様な私のことを、大勢の学友たちが視姦している様を理解させるかのように、安久目さんが言葉責めをしてきました。
「どんな気分だ? 間抜けで、無様で、クソエロい負け犬としての姿を晒すってのはよ? 俺たちとお前との間にある差ってやつが理解出来たか?」
「ひ、ぎゅぅううぅううっ♡♡♡ おうぅうっ♡♡♡ おうっっ♡♡♡ おぉおおぉおぉおぉおおっ♡♡♡」
「ははは、もうまともに喋ることすら出来ないみたいだな。じゃ、フィナーレだ。最高の快感で……ぶっ壊れちまいな」
「お゛ッッ――♡♡♡」
安久目さんが私の頭を包み込むようにして両手を這わせる。
次の瞬間、【強制絶頂】の個性を発動した彼の手で、脳を直接イかされた私は、あまりにも強過ぎるその快楽に盛大なアクメを迎えると共に、意識を失ってしまいました。
「おおおおおおおおぉおおおおおおおおおおおおおぉおおおおおおおおおおおおおぉおおおおおおっ♡♡♡ ひぎぃいいいいいいいいいいいいいいぃいいいいいいいいいっ♡♡♡」
「……う、あ……? わたくし、は……?」
……次に目を覚ました時、1-Aの教室の中には私以外、誰の姿もありませんでした。
土下座をするような、そんな恰好で顔を床に擦り付けた状態で目を覚ました私は、その目の前にあった自分の携帯電話の画面に映っている画像を目にして、小さく息を飲みます。
意識を失った私を今の姿勢に変え、背後から撮影したであろうその写真。
『自分のまん汁はきちんと掃除しておけよ』という挑発的なメッセージに添えられていた画像は、お尻に大きく『敗者』という文字を書かれた無様な私の姿でした。
じわじわと……それを見ている内に、私は自覚し始めます。
負けたのだと。完膚なきまでに叩きのめされ、私は敗北したのだと……そう、理解した私の視界が歪み、込み上げてきた悔しさに瞳から涙が溢れだします。
「うっ、うぅっ……ひっぐ、ぐす……っ」
悔しい。悔しい。悔しい。でも、どうすることも出来ない。
クラスメイトの男子に負け、敗者となった自身の姿を晒されてしまったことに、今更になって敗北感と屈辱が込み上げてきているのに、もう反抗することも出来やしない。
これが、今の私の実力なのかと……同じ新入生であり、クラスメイトである安久目さんに何一つとして抵抗出来ないまま、成すがままに嬲られた自分自身の弱さに涙を流しながら、私は教室で蹲り、涙を流し続けたのでありました。