エロヒーローを目指すこととなった私の特訓は、非常に過酷なものでした。こう聞くと、皆さんは私が日夜ビック・チンポさんとセックスをして過ごしているとお思いになるでしょうが、実際はその真逆です。私は彼に抱かれるどころか、セックス自体をそこまでしていませんでした。
用意された住居にほぼ監禁に近しい状態で閉じ込められ、性知識を詰め込むために様々なアダルト作品を鑑賞する日々。外に出られこそしませんでしたが、欲しいと思ったものはなんでもビック・チンポさんが用意してくれるので、そこは苦ではありませんでした。
問題は、そんな日々で溜まった性欲を発散する機会が訪れないこと……ビック・チンポさんは、私とセックスする機会を極端に制限してきたのです。
ビック・チンポさんが出演なさっている作品を鑑賞し、彼とのセックスで喘ぎ狂う女性たちを見た私は、当然自分もそうしてほしいと性欲を募らせることになります。しかし、ビック・チンポさんがその願いを叶えてくれるかどうかは、月に一度のテストの結果にかかっているのです。
事前に用意されたエロヒーローに関する情報や色情学園の教育方針、更にはセックスに関する問題がずらりと並べられたテストに合格出来なければセックスはなし。次の月までセックスはお預けで、滾る肉欲を堪えたまま過ごさねばなりません。
普通の状態ならば難なく突破出来るであろうそのテストも、性欲が高まってムラムラしている状態では思考もままならず、実力の半分も出し切れないということが増えて……落第してしまうことも珍しくはありませんでした。
ビック・チンポさんとのセックスを経験し、おちんぽとザーメンを受け入れる素晴らしさを知ってしまった私は、今更自慰行為で満足出来る体ではなくなっていたのです。そのせいで何度テストを失敗し、お預けを食らったことでしょう。最大3ヵ月のお預けを食らった際には、気が狂ってしまうのではないかと思うくらいの苦痛を味わいました。
しかし、そのお陰で努力に努力を重ねた結果、ご褒美として楽しめる月1回のセックスがとても甘美に感じられ、私の肉体が淫らな成長を遂げ続けることに一役買ってくれていたのは間違いがありません。
それに、ビック・チンポさんも私の誕生日の際には忙しい予定の合間を縫って住処を尋ねてくださり、一晩中セックスをしてくださりました。彼と過ごした熱い夜は、私の今までの人生で一番の誕生日プレゼントです。
そうして、あっという間に時間が過ぎ、私とビック・チンポさんが出会ってから8ヵ月の月日が流れていました。
その頃になると私の体は胸もお尻も更に肉が乗った、されど美しい形を保ったままのいやらしい肉体に成長しており、知識として蓄えた淫語もすらすらと口に出来るようになっていました。
しかし、経験自体はまだまだ少ないため、開発と調教の余地は十分に残っています。
冬真っ盛りの季節中、残り数か月の時間を有意義に使い、更なる成長を遂げようと奮起する私がビック・チンポさんからある提案を受けたのは、12月1日のことでした。
「百くん、君は本当に素晴らしい成長を遂げている。出会った頃の君と比べて、今の君は非常にエロい体になっているよ、ほら!」
そう言いながらビック・チンポさんが見せてくれた映像には、初めてのセックスをしたホテルで私が駅弁ファックで彼に犯されている姿が収められていました。いやらしくおっぱいを揺らし、卑猥な言葉を叫び続けてイキまくる過去の私自身の姿を見ていると、なんだか感慨深い思いが胸をよぎります。
「こんな時期もありましたわね……なんだか、遠い昔のような気分ですわ」
「そう思ってしまうのは、君が密度の濃い毎日を過ごしている証拠だよ。大きくなった胸と尻がそれを証明してくれている。君は本当に頑張っているよ、百くん!」
「ありがとうございます、ビック・チンポさん」
私はずっしりと重みを増したバストとヒップを揺らしながら笑みを見せ、感謝の言葉を口にしました。そんな私の楽し気な様子にうんうんと頷いたビック・チンポさんは、ごほんと咳ばらいをした後で別の話題へと話を移行させます。
「しかし、百くん。立派に成長を続ける君でも、まだ足りないものがある。それが何だかわかるかな?」
「……すいません。私には足りないものが多すぎて、どれを指しているのかがわかりませんわ」
「真面目かっ! いや、謙遜しなくてもいいよ! 中学3年生の段階でここまでエロくなってる女子なんて、百くん以外にいるわけないからさ! それに足りない部分は色情学園に入学してから身につければいいだけの話だしね!」
「……つまり、ビック・チンポさんが指摘したい私の足りないものとは、
「う~ん、大正解! やっぱり君は賢いな~!」
ビック・チンポさんからの誉め言葉にも随分と慣れました。でも、嬉しくないわけではないんですけどね。
今はそれよりも、私に足りないものについての話を聞くことが大事でしょう。そう考えた私が真剣な表情でビック・チンポさんを見つめると、彼は再び咳ばらいをした後でその答えを教えてくれました。
「今、私が百くんに身につけてほしいと思っているもの……それはね、
「い、逸話? 武勇伝ということですか?」
「そうそう! そんな感じ! 百くんも聞いたことがないかな? 一線級のヒーローっていうのは、学生時代に何らかの逸話を残してるって……エロヒーローも一緒。名を上げるエロヒーローってのは、大体学生時代にクラスの女の子を集めてハーレムを作ったとか、人妻寝取って子供産ませただとか、そんな逸話を持ってる奴が多いんだよ」
「は、はぁ? そうなんですか?」
「そうなんです! そして、今日に至るまで女性エロヒーローからは、そういった逸話を聞いたことがない! せいぜい援助交際でウン十万稼いだとかそんな感じのしょぼい奴くらいなんだよね!」
「なるほど……! 性の象徴と呼ばれる女性エロヒーローを目指す以上、私にもそういった逸話を作って箔をつけた状態で色情学園に入学させたいということですのね」
「イエスっ! 百くんは理解が早くて助かっちゃうな!!」
ビック・チンポさんが言わんとしていることを理解した私は、その話を聞いた上で思いついたあることを質問してみます。
「あの、ビック・チンポさんに処女を奪ってもらったというのは逸話としては駄目なのでしょうか? NO.1エロヒーローであるビック・チンポさんに処女卒業セックスをしてもらったというのは、そこそこ強いインパクトがあるのでは?」
「う~ん、いまいちパッとしないんだよね。それにさ、その逸話だと私が百くんをえこひいきしてるみたいでしょう? 君をエロヒーローの道に誘ったのも私だし、逸話も私関連の内容だとすると、やっぱり私が百くんをひいきしてると思われちゃわないかな?」
「確かにそうですわね。やはり、それ以外の逸話を作らなければ駄目ということでしょうか……」
過去を捨てる際、私はエロヒーロー見習いとして自分の力を頼りに生きていくと決めました。ここでビック・チンポさんのネームバリューに頼ってしまうのは、その誓いを自ら破ってしまうことになります。
では、どうするべきか……? 外の世界の情報についても疎くなってしまった私は、新たな逸話を作るどころかその内容すらも思いつかずに途方に暮れてしまいます。そんな私に手を差し伸べてくださったのは、やはりビック・チンポさんでした。
「実はね、これは! という逸話を作る方法を思いついてはいるんだ。これを達成出来たなら、逸話どころか伝説になるような凄まじい性体験……厳しいかもしれないが、今の百くんならば十分に達成可能な内容だと私は思うよ」
「……一応、お話を聞かせていただいてもよろしいですか?」
「ああ、そのつもりで話したからね。……実は、この住居からほど近い場所に河川敷があってね、そこで数名のホームレスたちが生活しているんだ。当然ながら、全員男性。女を抱くことなんて数年間はしていないだろう」
「……彼らに抱かれろと、そう仰りたいのですか?」
「半分は正解かな。正確には、彼らと一緒に生活してもらいたいんだよ。期間は1ヵ月と少し、今から始めたとして、年が明けて色々と落ち着くまでってところかな? その間、百くんは件の河川敷でホームレスたちと一緒に暮らしてもらう。勿論、私たちの援助は無しでね」
ビック・チンポさんが提案したのは、私自身の力だけで1ヵ月のホームレス生活を行うという内容の企画でした。女に飢えたホームレスたちの中に飛び込み、長期間に渡って彼らの性欲を満足させたとあれば、確かに伝説級の逸話になるかもしれません。
それに、私はこういった自分の力を試す機会を待っていました。今までずっとビック・チンポさんのお膝元でぬくぬくと過ごしてきましたが、この辺りで厳しい世間の荒波に揉まれる経験も必要でしょう。そこで潰れてしまう程度の人間ならば、そのままホームレスにでもなった方がいい。私の実力がその程度ならば、性の象徴となる夢など叶えられるはずがないのですから。
「いいですわね、それ。やりましょう、1ヵ月のホームレス生活!」
「決断早っ!? 大丈夫かい!? よく考えた!?」
「大丈夫です! 私、やりますわ! ……八百万の名を捨ててから、私は自分自身の力で生きていくと決めていました。これは、私の力を試せる絶好のチャンス。私がエロヒーローとしてやっていけるかどうかを確かめてみたいんです!」
鼻息も荒く、自分の意思をビック・チンポさんに伝えた私は、ふんすと気合の入った表情を浮かべて彼の顔を真っ直ぐに見つめます。そんな私の様子から覚悟を感じ取ってくれたのか、ビック・チンポさんは大きく頷くと、即座に立ち上がってこう言います。
「よし! ならば善は急げだ! 早速、君をその河川敷まで案内しよう! 服は自由に自分の個性で作ってもらって構わないから、準備が出来たら声をかけてくれ!」
「はいっ! わかりましたわ!」
私の返事を聞いたビック・チンポさんが部屋を出ていく。残された私は、ドキドキと弾む胸の鼓動を感じながら興奮した面持ちになります。
ついに来た、本番と変わらぬ活躍の舞台が。ビック・チンポさん以外の男性とセックスをするのも初めてですし、エロヒーローを志してから外出するのも初めてです。初めて尽くしの私ですが、ここでビシッとホームレス生活を達成して、立派な伝説を打ち立てなくてはなりません。
「大丈夫、この日のために一杯勉強してきたじゃない……! やれますわ、私!」
自分にそう言い聞かせ、パシンと頬を叩いて気合を入れた私は、これから1ヵ月の生活に対する計画を冷静に立て始める。
既に出来ているコミュニティにどう入り込むか? 彼らの関係性を壊さずに私とも良い関係を築く方法は? 生きていくために必要な物資はどう手に入れる?
そんな問題点について1つずつ吟味し、解決法を編み出していきながら、私はこれから始まる刺激的な日々に興奮を隠すことが出来ず、じわりとおまんこを濡らして期待に子宮をときめかせたのでありました。