AIからSOSを受けた星奈ひかるは学校へ3人を救うため向かっていた。
幸か不幸か大遅刻したのが吉と出た結果である。
保健室のドアが開け放たれる。
ひかるの目の前にはララとその他男子数人。
「ちょっと、ララ、離れて!」
AIの分析から目と目を合わせると危ないと言われたので目を合わせないようにしつつララを引きはがしにかかる。
「嫌ルン。 なんで邪魔するルン」
ひかるは服が汚れるのもかまわなかった。だが、ララはそこを動こうとしない。
「……どうしよう」
ひかるに1つの考えがひらめく。
「そうだ!」
プリキュアになれば腕力も強化されるそれならばこの状況を打開することができる。
そして、スターカラーペンを掲げた。
「スターカラーペン! カラーチャージ!」
キュアスターはどうにかしてララを男性陣から引き剥がすと保健室の外へ連れ出した。
お姫様抱っこで抱えられるララはおもちゃを取り上げられた子どものように頬を膨らましている。
とりあえず、学校前に待機しているロケットにララを放りこむとえれなとまどかを探した。
2人とも運動場でさらなる活動を続けていたため2人を脇に抱えて走り出す。
えれなもまどかもとりあえずロケットに放り込んだが、事態は何も解決していない。
とりあえずプリキュアが集まればなんとかなるのではというひかる自身の直感に従って行動してみたが、
こうなってしまった原因がわからないのでどうしようもない。
「ユニとは連絡なんて取れないしなあ」
ため息をついた。
「こんなとき宇宙怪盗ならかっこよく現れてくれないかな? と思ってるにゃ?」
後ろから声が聞こえる。
「そうそう、ルパン三世の石川五右衛門みたいにいざという時ビシッて助けてくれる役回りのユニ来てくれないかな……
って、えー!」
ひかるの横にユニがいた。
いつもの人間型に化けた姿で目の前にいる。
「ブルーキャットことユニ参上! ってね。ちょっと用事があって訪れてみれば最初からクライマックスかつヤバいにゃ」
彼女はきっと学校に来てないから被害はないのだろう。
安心した気持ちがでひかるはユニに抱き着いた。
「ちょっと、抱きつかないでにゃ!」
あたふたするユニ。
「ふう、ありがとう。気分が楽になったよ」
十秒ほどたっぷりと抱き着いてから、ひかるは笑顔でお礼を述べる。
ユニは顔を赤くして目をそらす。
「ど、どういたしましてにゃ、それよりこの状況をどうするかにゃ」
「どうしたらいいんだろう」
学校内では生徒がゾンビのように歩いている。
自分たちを見て襲い掛かるのも時間の問題だろう。
なにか妙案はないだろうかと考えていると、別の問題がやってきた。
超次元の彼方からワープしてくるノットレイダーとカッパードだった。
カッパードは適当な学園の生徒からイマジネーションを奪い、小型拳銃のような武器を生成する。
「見せてもらおうか、たった2人になったプリキュアがどこまで耐えれるかを」
カッパ―ドが襲い掛かる。
「スターカラーペン! カラーチャージにゃ!」
ユニもプリキュアに変身し応戦する。
先に動いたキュアスターがカッパ―ドとぶつかり、コスモがノットレイダーを蹴散らしていく。
「結構あたるではないか、こんなものか、プリキュア」
カッパ―ドは飛び道具で弾を連射するので、基本近接型のキュアスターでは守るのが精一杯だった。
「くっ」
守るのも延々とできるわけではない。
「セレーネアロー!」
しかし、どこからともなく声と弓が飛んできてカッパ―ドの手にある武器を弾く。
「なんだと!」
「セレーネ!」
驚くひかる。
「ミルキーショック!」「ソレイユシュート!」
キュアミルキーとキュアソレイユがノットレイダーを蹴散らす。
「今にゃ!」
驚いたのは一瞬。チャンスは逃さない。
「プリキュア! スタートゥインクルイマジネーション!」
5人の必殺技のがカッパ―ドへ直撃し、姿が視認できなくなるくらい、かなり遠くまで飛ばされていった。
「あ、……大丈夫かな」
キュアスターはカッパ―ドの心配をするが、それどころではない。まだ事態は収束していないのだから。
実際のところカッパ―ドは「止まるんじゃねえぞ」との言葉を残して倒れるが、それはまた別(アニメ)のお話。
わりとR18ではない趣味全開で書いたので長い導入になってしまいました。
すみません。
後編は5月9日です。