「……さてはM16……酔っているな?」ナデナデ
(ふーん……そういう事を言う……♪)
戦術人形には気を付けよう!
朗報だ。
この度AR-15が参加した哨戒任務は無事完了し、分隊員はグリフィンへ向けて順調に帰路についているとのこと。
隊員の負傷も犠牲も無く済み、安堵する指揮官の姿が指令室のモニター前にあった。自身でしっかりと組んだ作戦が功を成すというのは、やはり指揮官冥利に尽きるというものだ。
これまでの功績に伴い、上層が彼へ向けて本部勤務の声掛けを何度か行った。……が、彼はその都度断っていた。彼が何故そこに居続けるのか、上層も不思議に思う程で、優秀な人材を失うのが惜しい上層にとって彼の本部転属は悲願でもあった。
指揮官が本部転属を拒否したので、彼の元に集う戦術人形はこれまでと変わらずこれからも指揮官と一緒に居られることとなった。この結果には多くの戦術人形がほっと胸を撫で下ろし、多くが涙し、そして喜び合った。ついには戦術人形総出で複数回目に当たる指揮官の『本部転属拒否記念』パーティーが行われた。
何のパーティーだろう?と、唐突に開かれたパーティーに指揮官は首を傾げたが、実は自分の為に開かれたパーティーであることを知らずに呑気に参加をしていた。
なぜ上層とのやりとりの一部を戦術人形が知っているのかは謎である。彼女たちは口々に“愛の力の成せる業”と照れながらも誇らしげに語ってくれる。
そんなこんなあった指揮官であったが、彼は作戦が無事完了した喜びで一つ重要な事を忘れていた。
それはAR-15が作戦から帰ってくるということ。
彼女が帰ってくるということは、つまりどういうことなのか。
◆
◆
◆
やがて哨戒任務に出向いていた分隊が無事帰還を果たし、分隊員は英気を養う為に各々で休息につき始めていた。今回、任務の報告は特に急がさず、指揮官は休息を優先させることにした。
(さて、仕事の続きを……ん?)
指揮官が執務に取り掛かろうと椅子に座った途端、M16A1から通話が飛んできた。
話の内容は極めて端的、AR-15が指揮官を探しているとの話。
その話を聞いた途端に、指揮官は胸騒ぎがしだした。……何故だろうか……?何か大切な事を忘れている様な……?
◆
……一方、AR-15は指揮官を求めてグリフィンの施設内を練り歩いていた。
目的は愛する指揮官とまぐわう為。
前にも言ったが彼女は任務の行きと帰りの大体2回に渡って、指揮官と濃厚に絡みたがるのだ。
出撃前に好きな人とヤるのは気持ちがいいし、心も満たされるうえに、彼に子種を注がれると作戦中に気合いも入る。
他にもまだある様で、不穏な例えだが加わった作戦において最期を迎える……なんてこともあるかもしれないので、出撃前に、死ぬ前に好きな人一発ヤっておきたいという気持ちもあるらしい。
それを裏付ける様に、加わった作戦においてAR-15はMVPに常駐。彼と身体を重ねることで任務や戦闘で火照った身体を鎮め、身体とメンタルの調子を整える様だ。
作戦を終えて帰還し、愛する指揮官としっぽりと楽しむことで、無事に帰って来られたのだと生を実感できる。
しかし今回は任務を終えて帰還したものの、まだ指揮官とお帰りセックスを済ませていないので、彼女は所謂欲求不満の状態にある。
そんなAR-15は火照った身体と昂る気持ちを必死に抑えつつ、指揮官を探し求めるのだった。
◆
一方、指揮官。
今日は分隊が帰還すること以外に何かあっただろうか?
気になり出したら止まらなくなった指揮官は執務は一旦置き、胸騒ぎの要因として考えられる元凶を探り出そうと思慮に耽る。
そしてマインドパレス式の記憶術で、ある仮説を導き出す。
「……!」
なんとこの間3秒未満。
AR-15が帰ってくる。帰ってくるという事は……即ち……
(お、襲われる……)
こんな様式美と化した流れをどうして忘れていたんだ。
このままここにいてはマズい。
そう思った指揮官は、まずは居場所を変えようとドアへと向かう。ドア脇の機器に雑に手を触れるもしっかりと反応を示し、ドアは静かにスライドして開いてくれた。
……ん?
「♥」
「」
開いたドアの先には――
AR-15。
彼女は目の前の人物が指揮官だと認識するや否や、艶めかしくも妖しい笑みを浮かべてじりじりと距離を詰めてきた。
彼女の碧色の双眸は片時も想い人から逸らすことは無く、じっと捉えて離さない。
気圧されて指令室内へとゆっくり身を引く指揮官であったが、AR-15が詰め寄ってくる速度の方が遥かに上。徐々に距離が縮まっていく……
指揮官は指令室へ追いやられ、同じくしてAR-15も指令室に入る。
……そして蓋をするかの様に入り口が静かに閉まった。出入り口のドア前はAR-15が陣取っており、袋小路になってしまった。
AR-15がドアに向き直ったかと思えば、ドア脇の機器にぺたんと手を触れた。するとドアにロックが掛かってしまった。
そこのドアは指令室のほぼ唯一の出入り口。AR-15と鍵の掛かったドアによる隙の生じぬ二重のブロック。これでは……出られない……。
ドアに鍵を掛け終えたAR-15はゆっくりと指揮官の方に向き直り、鍵を掛けたドアにふわっと寄りかかりながら彼を見つめる。そんな彼女はイタズラを思いついた子供の様な笑みを浮かべ、頭をゆっくりと左右に揺らしている。今にも鼻歌が聞こえてきそうな雰囲気だった。
ドアに寄りかかり、胸に飛び込んでいらっしゃいとばかりに両腕を広げている。
数分後、困り果てていた指揮官が半ば諦めにも似た神妙な面持ちで頭の横で両手を上げ、投降の意志を示す。
AR-15は待ってましたとばかりにスルリと寄って来た。
指揮官の肩を軽く掴んでソファーへ押し倒し、対面座位の体位で覆い被さり、そのままAR-15は彼の胸に顔を埋めてじっとする。
AR-15の至福の時間の始まりであった。
指揮官の温もり――、匂い、心音――。彼女を安心させる要素の全てがそこにあった。
(ああ、このまま時が止まってしまえばいいのに……)
ああ、いけないいけない。指揮官と再会の喜びですっかり忘れていた。
まずは一言、これは彼に言わないと――
「ただいま。指揮官」
「ああ。おかえり、AR-15」
鍵の掛かった指令室で二人きり。
「んむ…… はーっ…… 指揮官……んっ……」
何も起きない筈が無く。
舌を嬲る濃厚なキスを交えつつ、指揮官の下腹部に跨って対面座位で腰を上下する。静かな指令室に行為の際に生じる色っぽい水音と、肉と肉がぶつかり合う音が響き渡る。
思考はすでに蕩けていた。
舌を絡め合っては湿っぽい吐息が木霊する。多幸感がぽわぽわと溢れ、AR-15のメンタルが満たされてゆく。どうしてこんなにも満たされるのか。
こんなの――、こんなの止められる訳がなかった。
ぬぷぬぷと男根が出入りし、奥のお部屋の入り口を何度もノックする。そして複数回目の射精が行われ、AR-15の表情がいやらしく歪む。注がれた精によって狭い部屋が更に満たされていく。
指揮官の熱いものが下腹部の中で広がっていく。ああ、堪らない。
AR-15はしばらく快楽の余韻に浸り、ゆっくりと腰を浮かしていった。自身に突き刺さる指揮官のモノが下品な音を立ててゆっくりと抜けていく。
「っあ……♥ これ、スゴイ……♥」
引き抜く際にカリが膣壁に擦れて引っかかり、思わず気をやられそうになる。自分の中から太い芯が徐々に引き抜かれていく感覚にぞくぞくと身震いがする。
やがてぬぽんっ♡ ――と、モノが抜け切り、膣口がきゅっと閉まった。直後にAR-15の甘く短い嬌声が聞こえる。指揮官の濃厚な精は引き抜いてもなお、垂れ落ちてくることはなかった。
「たまには、貴方の方からシてほしいのだけれど……どう?♡」
AR-15は立ち上がって壁に手をつき、腰を突きだして指揮官を誘っている。スカートの端を指でつまんでギリギリ秘部が見えない絶妙なラインを保ちつつひらひら。指揮官をその気にさせるに十分な誘惑だった。
まだまだ興奮冷めやらぬ指揮官は背後に立ち、AR-15の秘部にモノをあてがって彼女の細い腰に腕を回し――、
一突き。
AR-15の甘い声が指令室に響き渡った。
「っあ゛っ……♥ はっ…… しきかんっ♥ っぁあ……♥」ゾクゾク
AR-15の身体を抱きしめ、何度もバックでガン突きをする。
(こ、これっ♥ ケモノの交尾みたいっ♥)
二人の熱は醒めやらず、まだまだ続き――
AR-15の中に何度も注ぎ込み、体位を変えつつ両者は楽しみ続け、やがて二人はソファーへ沈むのだった。
AR-15のお帰りえっちは無事に果たされ、今回もAR-15は指揮官でたっぷりと満たされることが出来た。
――翌朝――
執務に追われる二人の姿があった。盛り合って滞った分の仕事を、腹いせにAR-15に手伝わせている様だ。
「――結局、昨日のうちにお仕事終わらなかったわね」パラ
「……俺も悪いが、お前も悪い……お互い色々とな」カキカキ
(顔を赤らめちゃって……。全く、可愛いんだから)クス
今日もグリフィンは平和です。
「アッ!大変よ指揮官!私たちセックスをしないと出られない部屋に閉じ込められたみたい」ウキウキ
「なぁペルシカよ、入る時に俺の背中を押さなかったか?」
この後滅茶苦茶(ry