「ああ、どうやら自前で組んだPCパーツの配線を繋ぎ間違えたとかで燃やしたらしい」
「そう……災難でしたね」
「3080…… 3080がぁ…… 」ブツブツ
配線トラブルには気を付けよう!
「ふー…… あー動いた動いた」
入ってきて早々、トレーニングを終えたらしいMG3が指令室のソファーで寛ぎだす。充実した結果だったのだろうか、気分よく伸びをしていた。
そんな彼女に一つ、指揮官は労いの言葉をかける。
「指揮官も体を動かさないか? スカッとして気分いいぞ~?」
「生憎、次から次へと仕事が舞い込んでくる身でな」
最近の指揮官のイメージとしては執務に没頭して身体を動かしていない、というものがある。
実際、今もこうして黙々と書類に目を通し続けているし、彼がトレーニングルーム等の施設を利用している話も(MG3の聞く限りでは)あまり耳にしない。
前線に立ったのもかなり前の事だし、きっとだらしない身体になっているのではなかろうか。
「そーんなこと言ってぇ~。動きたくないだけじゃないのかぁ?」
「そういう時もある」
(こう執務ばっかりじゃ、きっと体は……)
「……よっ!」
「!?」
一服でもしようとしたのか、丁度席を立った指揮官にじゃれつくように抱き着き、腰回りに腕を回した。
指揮官は驚き、MG3の豊かさをその身を以て知ることとなった。
何がとは言わないが、相変わらず彼女は豊満で、重厚で濃密な弾力性が感じられる。
(ぁ、あれ、指揮官イイ体してんじゃん……)
「お、おいどこ触って」
当初抱いていた印象と実際は全く異なっており、思わず身体を撫で回した。身体の起伏が服の上からでも分かる。
続いて分かったのが生を実感する人の熱。
そして、彼の抱き心地。
(指揮官ってやっぱ……イイ匂いする…… なんか……落ち着くな……)
こうして抱き着いて胸板に顔を埋めると、なんだか胸がドキドキする。気持ちは穏やかなのに胸は騒がしい……不思議な気分だ。
(ああ……いいなぁ…… なんだろう、満たされていく感じがする……)
嫌な感じは全くせず、寧ろ心地良いい。この気持ちは偽りじゃない。
(指揮官……)
思わず目を瞑り、寝入った様に浸り続けた。
「MG―― MG3――?」
「……はっ あれ」
指揮官に名前を呼ばれ、肩をポンポンと叩かれて正気を取り戻した。
どうやら気を取り戻すまで、彼にずっと抱き着いてしまっていた様だ。
見れば指揮官は照れ臭そうに頭をかいている。
「…………! ご、ごめん…… あたい、何してんだろう……」
MG3は名残惜しそうに彼の腰に回していた腕を解き、しばらく考え込んだのちに心境を語った。
「なぁ、指揮官……」
「?」
「あたいがよくトレーニングするのは、何も強くなりたいからってだけじゃないんだ」
「……?」
「どうしてだと思う?」
MG3がゆっくりと指揮官に歩み寄ってくる。
「……分からんな。すっかり習慣化したから、とか」
「――そっか。まぁ、分っかんないだろうなぁ」
すると、MG3が再び抱き着いてきて指揮官の胸板に顔を埋める。
先程の様なじゃれついた抱き着き方ではなく、妙なしおらしさと湿っぽさを感じる静かな抱き着き方だった。
いつもよく目にする快活な彼女のイメージとは全く違うものだったのだ。
「最近は……トレーニングだけじゃ中々発散し切れなくて……」
MG3に回された腕の力が徐々に増していくのが分かった。
「
俯いていてた顔が徐々に上がって、それまで窺えなかった彼女の表情が露わになり……
「この頃なんだかオカしくてさ」
「指揮官を思うと、こんなんなっちまうんだ……♥」
そこには、熱を帯びた妖艶な笑みを浮かべるMG3の姿。
その表情を見て、指揮官は瞬間的に動物本能的危機感を抱いた。……彼の経験上、仕方の無いことである。
ましてや戦術人形が熱っぽい表情を浮べて迫ってくるこの状況など……。
「指揮官……♥」
彼を近くの手頃な壁に押しやって密着感を強める。胸の拍動は一層増して騒がしいものに。
自身の下腹部を指揮官に擦り付けるのが止められない。すっかり熱に浮かされていた。
彼が、欲しい。 とにかく、欲しい――
その思い一心で顔を近づけ、唇を奪う。
最初こそ啄む様な大人しい口づけであったが、それはすぐに貪欲で暴力的なものへと変貌した。
キスの気持ち良さで脳は痺れ、思考には麻痺がかかって正常な判断が下せなくなり、いよいよ自身の内に潜む空腹の獣の本性が露わになる。
それもその筈、この状況で興奮しない戦術人形などいないのだ。
舌を強引に捩じ込み、彼の口内という口内を蹂躙し、堪能する。引っ込んだ舌にしゃぶりついて引きずり出し、指揮官の舌をこれでもかと嬲り続け、唾液を吸い上げて飲み込んだ。
互いの熱っぽい息遣いとその音が両者を益々昂らせ、小休憩がてら放された互いの口からは、とろりと銀の糸が伝う。
下腹部が疼いて仕方が無い…… けれど、もう止められない……
……こうなることは分かり切っていた。
一度味わったら、もっともっと欲しくなってしまうことなんて……
気付けば指揮官に馬乗りになって押し倒してしまっていた。
……もう何が何でも彼と繋がりたかった。
「はーっ……♥ はーっ……♥ はーっ……♥」
(こ、この目は、まずい……)
そこには色を欲す貪欲なケモノがいた。
今のMG3の目にはもう理性なるものの光は一切感じられない。
頬は紅に染まり、瞳孔は開き切り、舌覗かせる開いた口からは彼女の欲望の現れ、よだれが流れている。
しかし、そんな中でも爛々とギラつく蒼色の双眸は、しっかりと指揮官を捉えて片時も逸らしやしない。
MG3が下腹部に押し当たる硬いものに気付いた……
気づいてしまった……
MG3は一際淫靡な笑みをこぼし、すぐさまソレを取り出し、秘所へと当てがう。
彼女の穿いていた下着は、いつの間にか彼女の片足からぶら下がっている。最早ヤる気しかなかった。
「っ……♥ くっ……♥」
ゆっくりと、腰を落とす。
これまでの行為と雰囲気ですっかり興奮し、ゆえにしっかりと濡れていて結果的に前戯の必要は無かった。
しかし、今のMG3ならそんなのお構いなしに、躊躇なくその身にぶち込んだであろう。
そこには情緒やムードのへったくれも無かった。
(あたいの中に……指揮官のが入ってくっ♥)
みちみちと肉を掻き分け、中を侵されていく雌の悦びを知る。
瞳にはハートすら浮かんでいた。
「はっ♥ はっ♥ あっ♥ しきかんっ♥」
(ヤバッ♥ これヤバいっ♥ きもちいいっ♥)
指揮官に覆い被さって指を絡め、快楽欲しさに何度も何度も腰を打ち付ける杭打ちピストン。愛しき彼をぎゅっと抱きしめ、淫らに腰を振る。
肉と肉がぶつかり合う音に混じって粘液の卑猥な水音が空間に木霊し、その音はMG3の気持ちを高ぶらせるスパイスとなってしまった。
一度逸物を咥え込んでみれば、ビキビキと怒張した熱々の亀頭が入り込みたそうに子宮口にこつこつとキスし、その際の鈍い痛みが走った。
しかし、痛気持ち良い程良い塩梅でこれまた気持ち良かった。
エグいカリ首が膣壁を削りたてる様に擦れ、淫らなストロークを繰り返す際に凄まじい快楽をもたらす。
その快楽ゆえに自身の蜜壺がきゅっと締まり、思わず彼の逸物を締め上げ、より刺激が増してしまうというドスケベスパイラルに陥る。
「すきっ♥すきっ♥すきっ♥」
(なっ、なんだコレなんだコレぇ♥ こんなの知らないっ♥)
頭に多幸感が流れ込んでくるうえ、フラッシュがたかれた様に視界がチカチカする。
舌を絡ませながら腰を打ち付けるキスハメがとんでもなく気持ち良く、止められない。
そんな中、自身の蜜壺に受け入れた彼のモノが一際膨れ上がった気がした。
その直後、お腹の中がどぷどぷと熱いもので満たされていく感覚。びくつくごとに吐き出される大量の精で押し上げる様に中を満たしていく。
「ぁ……♥ あぁああぁっ……♥♥♥ 」
同時にMG3も達し、危うく意識を失いかける程の強烈な快楽が生じて思わず腰が抜けてしまっていた。
好きな人の精でこの身を満たされる喜び。
この身が人形でなければ、命だって宿せたかもしれない。
しばらく彼に抱き着き、快楽の余韻に浸る。
幸せすぎて、思わず死んでしまっても構わない、と一瞬でも思ってしまった程だった。
「……MG3。お前なぁ……」
「あ、あっはは……」
「…………」
「ぅ…… ごめんなさい……」
「次はちゃんと周囲に相談する様に。……よろしいか?」
「はい……」(神妙)
抜かずに入れっぱなしで、ダラダラとピロートーク。
「……とりあえず、片付けよう。こんな所は人様に見せられない」
「そうだな……でも」
「でも?」
「もうしばらく…… このままでいたいんだ…… お願いします、指揮官……」
「……分かった」
――ぎゅ。
「あーっ……♡」
しばらくして後片付けが始まった。
しかし、自身に挿入されていた指揮官の逸物と結合部を目にしてしまい、MG3は大興奮。
引き続きの二回戦目が始まってしまったのだった。
めでたしめでたし。
「あーイキ死にそ…… 指揮官のチンポに殺される……」
「えーと。……ほら、これで拭くんだ」
「あ……垂れてきてる……勿体無い……♡」
めでたしめでたし(ゴリ押し)
『ねぇ指揮官。このサザエみたいなマークが描かれたカードは何なの?』
『それは……確かその昔、人助けした時に貰ったものだ。…………懐かしいな』
『ふぅん……』
『(虎、狼、死、屋……? 何て読むのかしら? 名前だとしたらヘンなの……)』