※この作品はR-18です。

戦術人形は交わりたい   作:雪人ㅤ

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「! ぁ……指揮官」クネ
「ああWAか。……なぜ突然前屈みに?」
「な、何でも無いわ!これはその……そう!膝が痒かったの!」ビン



 指揮官を前に不意勃起するWA2000。

 戦術人形には気を付けよう!




間延び

 

 

 

 

 

 

「…………」 

 

 

 

 宿舎の自室で仮眠を取っていたSVDが目を覚ます。

 

 上半身を起こし、掛布団をベッド脇へと雑に押しやった。

 

 

 

 彼女は目を覚ますや否や、確認する様に片手を頬に当てる。すると、熱っぽいことが分かった。

 

 

 

「ああ……まずい」

 

 

 

 ほぼ瞬間的に自身の身体の具合を悟る。

 

 頬だけじゃない、全身がほのかに湿っぽい熱を帯びる感覚……別に運動後で汗をかいている訳でもない筈なのに。

 

 

 

 

 ……この感覚はもう幾度も味わっている。

 

 この症状は慢性的で波の様にやってくるのだ。おまけに、この波が押し寄せてくるスパンは確実に狭まっていて、悪化の一途を辿っているのが現状だった。

 

 自身の身体の具合を悟り、彼女は心の中で言い放った。

 

 

 

 

 

 

(ム ラ ム ラ す る)

 

 

 

 ――と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(まずいぞ……まずい……! 日に日に調子が……)ウズ

 

 

 

 壁を背にして三角座りし、悩める戦術人形がここに一人。

 

 

 

(射撃スコアだって目に見えて落ちてるし……)

 

(このままじゃ指揮官にイイ所を見せられない……)

 

(はっ……指揮官……?) ←脳裏に浮かぶ

 

(指揮官指揮官指揮官指揮官指揮官……)ムラムラ

 

 

 

 

 

 

 飢えるSVD。……彼女は欲求不満にあった。

 

 

 

(くそっ……今日だけで一人で何回シたと思って……)

 

 

 

 そして衣服の下に潜り込ませた手は、自身の胸と下腹部へと伸びていき――

 

 

 

「っん……♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんな調子じゃ……」←賢者

 

 

 

 

 

 気持ち良くはあった。

 

 

 

 しかしその場しのぎでしかなく、また波が押し寄せる。……到底満足のいくものではなかった。

 

 自分の身体が自分のものでない様に思えてしまい、焦燥感を抱く。

 

 

 

 

 “あの時”程気持ち良くはなく、“その時”を思い起こすと今が虚しく、やり場のない虚無感を覚える。

 

 おまけに寂しさや恋しさ、といった感覚も渦巻き、その都度身体を重ねた者の顔が思い浮かび、気持ちに拍車がかかる始末。

 

 少しの間シないだけでこんなに不調に陥るなんて思わなかった。

 

 

(指揮官……忙しいかな……)

 

 

 

 彼のことだ、きっと相変わらず執務に追われているのだろう。想像に難くない。

 

 

 

 またあの人の声が聞きたい。

 

 あの人の温もりと匂いが恋しい。元気な姿を見て安心したい。……あの人の存在は思っている以上に大きかった。指揮や戦略だけでなく、気持ちの面でも……

 

 まるで心に大きな穴が空いた様な――

 

 

 

(忙しいだろうなぁ……でも、会いたいなぁ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ……」

 

 

 

 どさりとベッドに沈み、一人思い耽ける。

 

 指揮官が職務に集中できるように、と自主的に彼と顔を合わせる回数を減らした結果、心身共に寂しくなってしまったのだ。

 

 彼との行為は減り、その足りない分を埋めるように一人遊びの回数が増えた。

 

 

 

(……作戦司令室……行っちゃおうかな……)

 

 

 

 そう思った頃には身体を起こし、歩みを進めていた。いよいよピークを迎えたのかもしれない。

 

 

 

(こ、これは別に……指揮官に会えるかもしれないとかそんな期待してる訳じゃないし……)

 

(非番でも何らかの貢献をしようという私なりのポジティブな意思表示であって……)

 

(あわよくば指揮官と一緒に食事に行こう、なんて考えてる訳じゃないし……)

 

 

 

「……えへへ」テレテレ

 

 

 

 などと供述しており……煩悩にまみれていた。こうしてSVDは作戦司令室へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~作戦司令室~

 

 

 

「……」ソーッ

 

 

 

 非番だろうがなんだろうが、普通に入室すればいいだけ。その筈なのだが、しばらく顔を合わせていない指揮官と会うのはなんだかちょっと緊張する。

 

 

 

(コソコソと何をやっているんだろうな私は…… えーと指揮官は――)

 

 

 

 作戦司令室は日常の風景を残し、静まり返っていた。

 

 彼がいないかウキウキとしながら室内を適当に見回す。指揮官はおろか、他の戦術人形の姿もない。

 

 指揮官は、いなかった。

 

 

 

(いない……かぁ)

 

 

 

 色々モヤモヤ悩み勇気を出して足を運んだ、今のSVDにとっては結構なガッカリさ加減であった。

 

 

 

(折角……会えるかと……ん)

 

 

 

 ふとSVDの視界にあるものが映った。

 

 

 

(あれは……)

 

 

 

 ――それは、指揮官がよく座る椅子の背もたれにかかっていた、彼の上着だった。

 

 

 

(……!)

 

 

 

 ただの上着、しかし持ち主が指揮官のものと判れば話が違ってくる。SVDは釘づけになり、思わず彼の上着に手が伸びた。

 

 しかし、同時に心の中で葛藤が生じ始める。

 

 

 

(し、指揮官の上着……!今の私にとって垂涎の品がここに……!)

 

(いや……しかしそれは一人形としてどうなんだ……変態じゃないか……) 

 

(自分の上司の上着で……相手は上司だぞ……職場の……)

 

(アレ?でも上司と部下の関係で秘め事って……なんか……よくない?)

 

 

 

 ぐらつくSVDの欲求の天秤。

 

 

 

(何て言うかその……絶対、捗るし……欲しい……)

 

(だが……人として……人形として……そんなことは……)

 

 

 

 改めて周囲を見回す。

 

 

 

 ――自分以外に誰もいない。誰もいない部屋。目の前には指揮官の上着。

 

 よくない事だというのは分かっている……しかし、SVDはこの状況に背徳的興奮を抱いてしまっていた。

 

 

 

(……………………)

 

 

 

 ごくりと生唾を飲み込み、彼の上着を手に取る。

 

 

 

(……)

 

 

 

 SVDに異変。

 

 

 

(…………私はこの上着の持ち主を知らない)

 

 

(……見慣れぬ上着が作戦司令室にあった。だから……手に取って調べるだけ……)

 

 

(そう……だから……何もおかしくない……おかしくない)

 

 

 

 上着を手に取り――

 

 

 

(だから……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すぅぅぅぅぅぅぅ……」

 

 

 

 

 

 

 甘美。 

 

 

 

 

 

 

「っ~~~~~~~~❤」

 

 

 

(ぁああ……久しぶりの……指揮官の匂いだぁ……❤)

 

 

 

 至福のひと時。

 

 上着に顔を埋めて大きく深呼吸。身体の芯からぞくぞくと身震いがした。

 

 

 

 場所なんてもうお構いなし。SVDの行為はエスカレート。指揮官の上着に袖を通さず、羽織りだした。

 

 

 

(あぁっ……こうしていると、指揮官に包まれてるみたい……❤)

 

 

 

(私から指揮官の匂いがする……❤ これヤバいっ❤ ぁああ……堪らない❤)

 

 

 

 ぼんやりと指揮官のよく座る椅子に腰かけ、堪能。

 

 

 

(――あれ、最近何について悩んでたんだっけ……?)

 

(あ~何かもう……色々どうでもよくなってきた……)

 

 

 

 自身の手が下腹部へと伸びていき、下着越しに秘部の割れ目をなぞる。

 

 

 

(指揮官……しきかんっ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「SVD?」

 

 

 

「――――へっ」

 

 

 

 名を呼ばれ、思わず素っ頓狂な声をあげる。思わず凍りついた様に身体が強張った。

 

 SVDは反射的に声がした方向へと振り返る。

 

 

 

「ん……俺の上着を?」

 

 

 

 ――指揮官が立っていた。

 

 

 

「!!」

 

 

 

 SVDは跳ねる様に、本能的に彼に駆け寄り指揮官に迫る。

 

 

 

(指揮官だ❤指揮官だ❤指揮官だ❤しきかんだ❤しきかんだ❤しきかんだ❤しきかんだ❤)

 

 

 

 指揮官の身体に柔らかな双丘の感触。

 

 

 

(彼女に一体何が……)

 

 

 

 もう何が何だか……指揮官は困惑していた。

 

 

 

 程なくしてSVDが顔を上げる。……そこには欲の隠しきれていない雌の笑みを浮かべた彼女がいた。

 

 

 

「ねっ、ねっ指揮官……❤」

 

 

 

 尋ねる様に指揮官に言うSVDだが、彼が有無を言う以前に、既に手を引いてどこかへと誘っている。

 

 果たしてどこへ? 作戦司令室の外ではないのはなんとなく解った。

 

 

 

 

 

 

 場所は、作戦司令室端にあるソファーだった。

 

 

 

 よくも分からず手を引かれて誘われ、そこでSVDに馬乗りにされ、彼女の奇妙な行動の意図に気付いた頃には全てが遅かった。

 

 

 

 互いの歯と歯がぶつかりそうな勢いの激しいキスに見舞われる。それでこそ、呼吸を忘れてしまう程の。

 

 SVDは彼と繋がりたい一心で、本能的に、尚且つ無意識に理性を蕩かそうとしてくる。

 

 

 

 実に動物本能的に忠実な交尾。

 

 

 

 言葉や順序など、もはや不要だった。

 

 

 

 

 

 

「はぁっ……しきかぁんっ❤ 」

 

 

 

 久しぶりに剛直を自ら迎え入れ、淫らに咥え込み。彼の上で熱心に腰を振り快楽を享受する。今のSVDに普段の姿は到底想像できず、彼女は行為中の人の往来の可能性すら全く気にしていない。

 

 

 

(久々のしきかんのおちんちんきたぁっ❤❤❤)

 

 

 

 ただただ好きな指揮官とヤりたい。それ一心だった。

 

 

 

「あぁすごぃいっ❤ こんなの我慢できるわけないじゃないかぁっ❤」

 

 

 

 膣内をこじ開けられる悦び。子宮口を突き上げた際に生じた鈍い痛みでさえも、今のSVDには愛と快楽と成り果てていた。

 

 自分の意思とは関係無しに咥え込んだ剛直を締め上げてしまい、久々なのも相まって強烈な快感が迸る。

 

 

 

「しきかんすきっ❤ すきぃ❤」

 

 

 

 後先など考えず、行為中の勢いで彼に対する純粋な思いをぶつけつつ、ディープなキスハメ。それが信じられない程に気持ちが良過ぎて、ほんの一瞬でも死んでもいいやと思えてしまう程にSVDの理性が蕩けていた。

 

 

 

「射精してっ❤ 全部私の中にっ❤ 孕ませてっ❤」

 

 

 

 戦術人形は孕まない。この事実を抜きにして彼女の心からの懇願。孕まないのをいいことにゴム未使用のナマ交尾ナマ中出しが当たり前になってしまうというモラルハザードに陥っていた。

 

 

 

 溜まりに溜まったSVDが一回の行為で満足する筈もなく……

 

 

 

 

 

 

 ◆

 ◆

 ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~あくる日~

 

 

「あれ、SVDさん……なんか、お肌綺麗になりました?髪質も……」

 

「え、そう……かなぁ」

 

 

 

 あれからすっかり調子を取り戻したSVDは功績も残し、狙い通り指揮官の期待をその身に受けることとなった。

 

 めでたしめでたし(?)

 

 

 

 

 

 

 

 

(指揮官……ふふっ。 えへへ)

 

 

 

 彼女は実に幸せだった。

 

 

 

 

 







ペルシカ「凄いわ指揮官! データによると彼女の性能が向上しているわ!一体何をしたというの!?」
指揮官「いや……俺は特に何も……」
SVD「♡」ツヤツヤ


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