ブブー
体力が25下がった。
タフが3下がった
火力が5下がった。
射速が2下がった。
モチベーションが3下がった。
リスクが10上がった
『不眠症』になってしまった!
『へっぴり腰』になってしまった!
「うわ何このイベント!?」
選択肢には気を付けよう!
皆さんこんにちは!
さて。ここで、日々を送る最中、その仲睦まじさもご紹介していこうと思います!
グリフィンに所属する戦術人形は指揮官さまと仲が良く、私を含め皆とてもよく慕っています。
指揮官さま優しいですからねー。中には彼の噂を耳にした人形がグリフィン配属を志願してやってくるケースもあります。凄いですねぇ……
彼女たちから愛されているというか、絡まれているというか、彼女たちが私に見せつけてきているというか何というか……まぁとにかく!仲睦まじく平穏なのです!
~回想いろいろ~
『あ、指揮官さm――『し、き、かぁ~~ん♪』ダキッ
『うお。
『そうだよ~。誰かさんのお蔭かなぁ~』
『その誰かが誰だか分からんが是非お礼を言いたいものだ』
『(こりゃ分かってないね) そうだ!ね、ね、お昼食べに行かない?』
『ん……ああもうそんな時間か。確かに丁度いいな』
『でしょでしょ!行こ♪』
『そ、そんなに引っ張るな。分かった分かった』
『…………行っちゃった』
◆
『失礼しました。指揮官』
『(あ、部屋からM4さんが。わ、綺麗な髪……)』
『~♪』
『(凄い上機嫌……何かいい事あったのかな?)』
『カリーナさん。どうかいたしましたか?』
『あ、いえいえ!髪綺麗だなぁって思いまして!』
『ああ……ふふ。私が無理にお願いして指揮官に梳いて貰ったんです』
『(指揮官さまに髪を!? えぇーいいなぁ……)』
◆
『あらVectorさん?指揮官さまは?』
『タイミングが悪かったね。私、これから指揮官をデートに連れて行くから。ここあとよろしくね』
『え、ああ、はい……』ポツン
『…………え!?今デートって!?』ハッ
◆
『指揮官さま!そろそろ休憩に――あら、えっと……JS9さんはそこで何を?』
『……彼女曰く、休憩を促す為だそうだ……』
『指揮官はこうでもしないと仕事から切り離せませんからね。倒れられても困ります』←膝上でご満悦
『あ。ああ~、そ、そうだったんですかぁ。そっ……そうですわよねぇ~……』
『(指揮官さまの膝の上に…………羨ましい)』くっ
◆
『(よ、よし……思い切って指揮官さまを食事に……あれ)』
『では、よろしくお願いしますね~指揮官♪』
『今夜お待ちしております』
『(あ、あれは……AN-94さんにAK-12さん……!?)』サッ
『指揮官来て下さるみたいです。よかったですね』
『ホントホント。部屋を綺麗にしなくっちゃ』
『(指揮官さま…… 来る…… 部屋を、綺麗に……!? もう彼とそんなに仲良くなったんですかッ!!?)』クワッ
『(……AK-12)』
『(……判っているわ)』
『(あれ……二人がいない…… 確かにこの角を曲がったのに……)』キョロ
『(やはり……)』
『(あの後方幕僚さん……何を考えているのかしら)』
◆
『なっ、ウェルロッドお前……何でまた俺の机の下に……』
『指揮官の朝一番の搾りたてミルクを飲ませて頂こうと思いまして……』カチャカチャ
『え、何を』
『大丈夫……楽にしていて下さい……❤』スルスル
『ッ!?馬鹿お前――』
『チュ♡ んむ…… ん、ん、ん……❤』ちゅぽ♡ちゅぽ♡
『』
『(やっぱ仲いいなーあの二人……)』←ただのじゃれ合いだと思っている
◆
『(さて。一段落ついたし、用でも足して……)』
『あら、おトイレですか指揮官。ならば是非このイングラムもご一緒させて頂きますね』
『待て待て!何故お前も一緒に入ろうとする!」グイ
『く……!お言葉ですが指揮官、そんな公衆トイレなんかより……』
『?』
『“私の中”で済ませた方が気持ちいいですよ』
『!?』
『(二人揃ってトイレ前で一体何をしているんだろう……仲がいいんだなぁ)』
◆
◆
◆
ホント、皆さん仲がよろしくて羨ま……例を挙げたらキリがないですね……
なんだかんだ私は、指揮官とは割と長めに時間を共にしている者の一人……の筈だと思うのですが…
戦術人形たちは……彼女たちは、気づけば指揮官さまに絡みにいっていて、気づけば一緒にどこかへ行ったりと……
デートしてたり、部屋で飲んでたり、etc…… 私より断然イイ感じで……
ボディタッチだって!私がいようがお構いなしです!イチャイチャと見せつける様に……羨ましいです!
わ、私だって指揮官さまと……!
……コホン。 以上を踏まえて、改めて一つ気づいたことがあるのです……
彼女たちとは違って、私と指揮官さまの間には……何の進展がありません!
指揮官さまとの関係において確実に!彼女ら戦術人形たちに後れを取っています!
これは静かなる危機です!
お仕事の話をしようとしてもグリフィンの形式ゆえ、指揮官さまの傍らにはほぼほぼ誰かがいますし……二人っきりになれる隙が全く見当たりません……
……ですが!私だって負けるわけにはいきません!彼女たち戦術人形に後れを取る訳には!私にも……人間として矜持というものがあります!
……しかし、私が指揮官さまに近づく毎に、毎回絶妙なタイミングで邪魔が入っている様な気がしないでもない様な……気のせいでしょうか?
まぁ流石に気のせいですわよね。流石に。
『あ、指揮官さm『し、き、か~ん♪ 構って構って~』
『指揮官s『指揮官~ピザ作ったんです!貴方もいかがですか?』
『指揮k』なぁボス!今度の哨戒、私を加えてくれないか?』
『指k『ねぇ、指揮官。今夜私と一緒に飲まない?』
-
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……さ、流石に…… 流石に……
◆
◆
◆
――そして運命の日。
(ふ……ふふ……こうなったらヤケです……)
一目を避け、指揮官の自室に至る。
(こうなりゃ意地でも指揮官さまと仲良くなれるきっかけを探しますよぉ……)
矜持の為にプライドを捨てた女、カリーナ。
なんと指揮官の自室に侵入。
(ひひ……手段なんて選んでいる場合ではありませぇん…… このチャンス、必ずモノにしてしてみせますよぉ……)←E:暗視ゴーグル
(ああ……なんでしょう…… 指揮官さまのお部屋にこっそりと忍び込むこの甘い背徳感……うひひ)
カリーナは妙な高揚感に駆られていた。
指揮官不在の暗闇の中、カリーナは足を進める。
(指揮官さまのお部屋……さっぱりしてるなぁ。ゴチャゴチャしてる私の部屋とは大違い…… 備え付けの家具くらいしかない……)
(ここまでさっぱりしていると……逆にどうしましょう……デスクでも漁ってみ――)
「――オ゜ォ゜ッ゜!!」※カリーナ
――暗闇の中、唐突にカリーナの首筋に鋭い衝撃が加わり、意識を手放した。
カリーナは力なくその場に倒れ込み沈黙。彼女の思惑は夢半ばで呆気なく終わった。
(――やれやれ。困った後方幕僚さんだ)
一人の戦術人形が、ごちる様に心の中で呟く。
(さぁて。後片付けでもしようかね)
◆
◆
◆
「っん……あれ……クォクォハ……」
見慣れた天井。
散らかった部屋。
間違いない。自分の部屋だ。
(私、疲れて寝ちゃったのかな? 待って、今何時……)
【AM 11:55】
「」(絶句)
いつもの日常に戻るのであった。
「出来たわ指揮官!性別を変えられるスイッチよ!」
「それは凄いなペルシカ。さっさと捨ててきなさい」