「うぇっ!?………し、知らないよ……」
戦術人形には気を付けよう!
ガラリとした指令室にて人影が二つ。
普段は人形でごった返しているが、今は閑散と静まり返っていて、指揮官が筆を滑らせる音や紙の擦れる音、サーバー機器の冷却ファンの音が静かな空間に際立って聞こえる。
指揮官は筆を滑らせ、書類に目を通している最中であるが、相変わらず彼の傍には誰かしら人形がいる。どういう訳か抱き着かれている様だ。
スコーピオンは深呼吸をし、指揮官の匂いを堪能して蕩けていた。
「……あのなぁ、スコーピオン?」
「なぁに指揮官?」
「さっきから距離が近くないか?……さっきからというか、ずーっと」
近いどころか、密着状態。
彼に抱き着くスコーピオンは居心地が良さそうだ。
「んー、戦術人形としては抱き着くしかないかなぁって」
「なんだそりゃあ……」
なぜ指揮官はこんな目に遭っているのか。
原因は彼が後方支援から帰ってきたスコーピオンを出迎えたことにあった。彼女はその時送り出した分隊の長だ。
一段落ついて手隙だった指揮官は特に深い理由なく、ただただ気分的に、なんとなく、後方支援を終えて帰還したスコーピオンを出迎えたのだ。
予想もしない指揮官直々のお出迎えに彼女は大喜び、そのあまりに彼にベッタリ甘えてくっついてくる結果となった。
スコーピオンの程良く高い体温が心地良いのは事実。人肌の温もりにはリラックス効果があるという仮説は本当なのではないかと指揮官は思い始めていた。
「まぁさて、そろそろ退いてくれないか。片付けなければならない書類がまだある」
そう。こんな状態の指揮官だが、彼は絶賛書類事務中なのだ。
「……やだ」
「……」
ウーン、この戦術人形。
しかも申し訳程度の抵抗の如く、抱きしめる力を少し強めてきた。
「はあ」
「……♡」
ダメみたいですね(諦観)
仕方なくスコーピオンと対面座位で抱き着かれつつ、書類事務をし続けることとなった指揮官であったが。彼はまだまだ諦めない。
「ほーら、退いてくれたら飴をあげよう」
「むー……」
(お、いけるか?)
期待を込めて飴の入った瓶を開ける。
「確かこの瓶の中にコーラ味の…… なに!空だと!?」
「空じゃあ仕方ないねー」
「確かにこの中に……そんなバカな……」
作戦失敗……
そして瓶の中身を全て持ち去ったのはSAA。
このやり取りを含めたその途中、何度か申し訳程度に交渉を持ちかけたものの、結果は無残に終わり、結局スコーピオンは退いてくれなかった。現実は非情である。
やがて時間が経ち――
「よしっ、補給おわりっ!ごめんね指揮官、邪魔しちゃったね」
(……俺から一体何が補給できているんだろう?)
素朴な疑問を抱く指揮官。
長らく居座りを決め込んでいたスコーピオンについに動きが見られた。ようやく自身から降りてくれるのだろうと思った指揮官は、彼女が降りて出て行き易い様に椅子をゆっくり引き、スペース作る。
そして指揮官の思い通り、スコーピオンは上から退いてくれて体が軽くなり、更にはスコーピオンの体温で上がった熱が引き始める。
……ところが、スコーピオンは降りてこそくれていたのだが、今度は指揮官の足元で膝をついてしゃがみ、彼のデスクの下に潜み始めた。程なくしてスコーピオンは指揮官の太腿の間からひょっこり顔を覗かせ、ある怪しい構図となる。
しかし書類に目を通すのに夢中な彼は、自身の足元でそんな異変が起こっているとは知らず、気付いていない。指揮官が異変に気付いたのは、彼のズボンのチャックが下ろされたと同時にモノが器用に取り出され、ぬるっとした温かい刺激が加わってからである。
「指揮官っ、次はミルクの時間だよ♡」
「……!?」
そう言って指揮官の指揮官を握り、こすこすと上下するスコーピオンが居た。
こすこスコーピオン。
舌舐めずりし、彼女は程なくしてソレを口に含み始めた。
「んむ……♥ んっ、んっ、んっ……」
鈴口にキスをし、蕩けた顔で指揮官のモノに熱心にしゃぶりつく。
唇周辺に唾液を溜めて絡め、ストロークの滑りが更に良くなる。彼女の柔らかくてハリのある唇と、温かくぬるっとした口内がモノをいやらしく包み込んで大変気持ちよく、指揮官のモノにみるみる血が滾り始める。
しかしながら指揮官は心配で気が気ではない。
以前、スコーピオンは自らのイラマチオで死にかけているのだ。
スコーピオンは呼吸も忘れてしまう程熱心に彼のモノにしゃぶりついていた為苦しくなり、息継ぎがてら口に咥えていたモノを一時的に放す。
「んぐっ……ぷはぁっ……、はーっ♥はーっ♥はーっ♥」
酸欠で意識が朦朧としているのにも関わらず、再び彼のモノを咥え込もうとする執念のスコーピオン。彼女の状態と症状を鑑みた指揮官は慌てて彼女の頭を掴み、淫行を阻止する。
指揮官に頭を掴まれて阻止されていたスコーピオンは自身の舌を目一杯、指揮官のいきり立ったモノへと向けて伸ばし、舌先だけでもありつこうとしていた。
だらしなく舌を出し、良い意味で品の無いその表情のスコーピオンに指揮官は思わずごくりと喉を鳴らす。やがて舌が疲れたのか、彼女は舌を引っ込めた。
「だ、ダメだよしきかぁん……飼ってる
「(飼う……飼う!?)」(困惑)
彼には発想しえない、スコーピオンの思いもよらぬ新しい考え方に思わず硬直する指揮官。
彼女の色欲に塗れた発言は、偶然にも結果的に指揮官の不意を突く形となった。
その好機を勿論彼女が逃す訳もなく……
「あーむっ…♥ んむっ…♥ んっ……♥」
指揮官は再びスコーピオンにしゃぶりつかれ。ミルクを求められてしまうこととなった。
スコーピオンは口を精一杯開けて、指揮官の剛直を嬉しそうに咥え込んで再びありつく。次は離さないとばかりに、彼の腰に両腕を回して逃げ場を奪いつつ、乳飲み子の様に指揮官のモノにしゃぶりつき、淫らに顔を何度も前後し続ける。
心地良い刺激に思わず表情が歪む指揮官。それを見たスコーピオンも気分が高揚し、彼を射精へと更に導くべく、口を窄めて吸い付く力を強くしてくる。スコーピオンの眼にはハートが浮かび上がり、彼女はすっかり陶酔している様だ。
しばらく刺激を加え続けられ、やがて指揮官に限界が訪れる。それを示す様に彼のモノが一層大きく膨れ上がり出し、その兆候を目敏く察知したスコーピオンは指揮官の射精寸前のいきり立つソレを自身の喉奥に勢いよく突き入れつつ、指揮官の腰に強く抱き着いた。
スコーピオンの唐突なイラマチオとその刺激に驚き、彼は思わず過去の情景がフラッシュバックし、また失神してしまうのではないかと不安に陥った。
突如として突き入れられた喉奥によるその刺激が決め手となり、指揮官は堪らずスコーピオンの喉奥に多量の
どくどくと脈打つ毎に濃厚な精が迸り、スコーピオンの喉奥に吐出される。
「う゛ぶっ♥ん゛ん゛っ♥ げほっげほっげほっ……」
「はーっ……♥ はーっ……♥ はあっ……♥」
スコーピオンは溢れ出る白濁を受け止めきれず、両手を口に当てて嘔吐く様に咳き込んで、幾らか精吐き出してしまっていた。苦しそうであったが、その表情はなぜかどこか喜びに満ち、満更でもない様にも見える。
指揮官は慌ててスコーピオンの背中をさする。スコーピオンは口に手を当てて咳き込んだ際に吐き出して付着した、精液の残りを慈しむように舐め取り、満足そうに息を漏らしてぽーっと恍惚とした表情を浮かべている。するとスコーピオンは自身が穿いているショートパンツのチャックを下ろし始めた。
彼女の穿いているショートパンツに付いているチャックの形状は少々変わっていた。
パンツの背面、お尻の穴付近にまでチャックが続いていて、秘部をあられもなく晒すことができてしまっている。
恥部の部分だけを穴開けて露出した、普段着のスコーピオンを想像して頂きたい。今の彼女はまんまその姿だった。
「えへへ……♡ これなら着たままヤれるでしょっ?♡」
指揮官の下腹部に跨り、いやらしく見せつけてくるスコーピオン。
パッと見はいつもの彼女の服装だが、ズボンがこんなスケベ仕様になっているとは思わなかった。
脱ぎもせず服はしっかりと着ているものの、秘部だけがあられもなく晒されている状態。
その姿を見て元気になった彼の剛直を見てスコーピオンは眼を爛々と輝かせている。彼女の秘部からは愛液が滴っていて、すっかりその気だ。
「
そう言って指揮官のモノを自身の秘部へと導いてあてがい、スコーピオンは前戯もなしに一気に腰を落とした。
くちっ……♡ ずぷっ♡ みぢみぢっ♡
「かはっ…… あ゛ぐ……♥ あぁ……♥」
指揮官のモノで膣内を押し広げられる快感に打ち震えるスコーピオンは気持ち良さのあまりに痙攣を繰り返している。彼女の膣内は愛液で滑りが良く、これまでの淫行の最中に興奮していた様で、結果論だが前戯の必要は無かった様だ。
「んんっ流石……♥やっぱり入り切らないよね……これ全部入ったら私壊れちゃうんじゃない?♥」
その言葉に心配する指揮官だったが、
「でも大丈夫っ♥この程度の痛みはいつものこと……、へっちゃらだよ♥」
ずるる、と少し引き抜いて結合部を見せつけてくるスコーピオン。彼のモノは彼女に入り切らず、幾らか余している。そしてまた、腰を深く落とし始めた。戦闘の負傷と行為の痛みを比べるのは果たしてどうなのか。
くちゅ♡ ずぷぷ…♡ ぎちゅっ♡ に゛ぢっ♡
「あ゛ーっ……♥ っあぁ……♥」
ゆっくり、ゆっくり、秘部に沈み込んだり、引き抜いたりとスローペースのストロークで腰を上下し、彼女は快楽を享受している。だらしなく開いた口からはつーっと涎が垂れている。気持ち良さで思わず膣圧が増すスコーピオン。それは即ち指揮官のモノをより強く包み込むことになり、カリ首と膣壁との摩擦力が増加、スコーピオンに更なる快楽をもたらすことにもなる。
ずるると引き抜いて……、
「ん゛んっ……♥」
ゆっくりと腰を落とす。
「~~~~ッ♥」
まるで太く長い芯が出たり入ったりしている様。
「っあ……♥ 硬いぃ……♥ んんぅ……♥」
4、5回程ゆっくり腰を上下しただけですっかり蕩けてしまったスコーピオンは、今や声を出すことすらも辛そうだ。姿勢維持もつらくなってきたのか、指揮官の首に両腕を回して身体を支えている。彼女の腰は微弱に痙攣し抜けてしまっている。
相変わらず彼のモノは入り切らず、幾らか余しているが、結合部から彼女の愛液が垂れ落ちていて、膣内の具合は狭いながらに滑りが良い。おまけにちょっと弄れば直ぐに濡れちゃうスケベボディだ。
次第に気分が高揚してきた指揮官は、スコーピオンの両足を抱えて支え、空いたもう片方の手はスコーピオンの服の下から乳首を刺激しながら、ゆっくりとストロークを繰り返していく。
スコーピオンの乳首は感度がとても良く、指先で軽く刺激するだけですぐに勃起し始めたのが見えずとも指先の触感で分かった。指揮官は一時的にピストン運動を止め、彼女の両乳首の刺激に集中することにした。
くにくにと指先で抓まれて転がされ、歪に形を変えるスコーピオンの勃起乳首。ふと力加減が心配になり、指揮官はスコーピオンの表情を窺う。
「ふーっ♥ふーっ♥ふーっ♥」
どうやら問題無さそうだ。
スコーピオンは片手で口を覆って必死に声を抑えている、ただでさえ荒い鼻息が段々と荒くなり、一際荒くなり始めた時点で色々と察しがついた。おそらく、そういうことなのだろう。
指揮官は責める手をピタッと止め、彼女の乳首をつんと指先でなぞったり、カリカリと軽く引っ掻く責め方に移行した。その小さく一瞬の刺激がもどかしいのだろう、スコーピオンは悩ましげな表情を浮かべている。
指先がカリッと一瞬だけ触れ、電気にも似た刺激がスコーピオンの乳首に加わる。乳首に刺激を加えると連動しているかの様に、膣内をきゅうきゅうと締めてくるのにはある種の面白さがあった。
◆
◆
◆
焦らしに焦らされ、もどかしさが頂点に達したのかスコーピオンは俯き、弱弱しく、ぺたん、とおでこを指揮官の肩に乗せた。身体も小刻みに震えていてつらさが窺える。
「しきかん……お願い……いじわるしないで……」
「滅茶苦茶に……してほしいの……」
長らく焦らし過ぎた様だ。そこには普段の元気溌剌な彼女の面影はなく、快楽を懇願する一匹の雌が居た。
思い出したかの様に慌てて時計を見る――マズい!
それなりに時間が経っている。普段のペースなら終えているが、指揮官はまだ執務を済ませていない。この行為も早いところ終えて、いよいよ本格的に取りかからなくてはならかった。
あれこれ悩んだ彼が取ったのは――
「スコーピオン……すまん」
「んぅ……?」
そう言い終えると、指揮官はスコーピオンの腰を掴んで勢いよくピストンをし始めた。
「あ゛♥ あっ♥ やあっ♥ しきか…、ああっ♥は、激しっ♥」
そして剛直をスコーピオンに突き入れたまま、開けた穴をより広げるかの如く輪を描く様に器用に腰を動かす。
指揮官は手っ取り早くスコーピオンをイカせて沈黙させる手段を取ることにしたようだ。
ずちゅ♡ ぐりゅ…♡ ぐちっ♡ みちみちっ♡
「それ駄目ぇえっ♥ 挿入れたままグリグリだめぇっ♥♥」
身体は反り返り、絶頂の快楽に小刻みに身を震わせるスコーピオン。にも関わらず、指揮官の責めはまだ続く。
「お゛っ♥ 奥ぅ♥ 深いぃ♥♥ ……っあ、あっ……イっく……♥」
刺し貫く様な鋭いピストンに加え、両手による乳首責めが追い打ちの様にスコーピオンに迫る。
これも手っ取り早く済ませて仕事に取り掛かる為で、仕方のないことなのだ。
そう、きっとそうなのだ。
「あっあっ♥ やあっ♥ い、イってるからっ♥ もうイってるからぁ♥♥♥」
助けを求めるかの如く、スコーピオンが指揮官に震える手を必死に伸ばしてきた。
(この手は……握ればいいのか?)
ぎゅ♡
「あっ……ああああっ……♥」
彼女の膣壁の締まりが強くなった気がした。
「ちがっ♥ ちがうのぉ♥ そうじゃないぃ♥」
どうやらスコーピオンは「止めて!」「待って!」のニュアンスで手を伸ばしてきたらしい。
指揮官はその手を恋人握りで返す采配を見せてくれた。
(指揮官と手繋ぐのすきっ♥ これ大好きっ♥)
トドメの一突き。矛先はスコーピオンの最深部へ。彼女の奥のお部屋がモノで突かれ、酷く拉げる。
「っぁ……♥」
想い人に見つめられつつ手を握られながら、スコーピオンの意識は遠のいていく――
その顔はとても安らかなものに見えた。
◆
◆
◆
(……医務棟の窓口に何て説明しようか……)
意識を失ったスコーピオンを背負って医務棟へやってきた指揮官。医療棟窓口へする経緯の説明を頭の中でまとめながら足早に歩みを進める。
医療棟へスコーピオンを預けて残った仕事をこなすべく、急いで指令室へ戻った彼であったが、無情にも新たに現れた戦術人形に絡まれることになった。
そこで何が起こったのかは、そこに居合わせた指揮官と戦術人形のみぞ知る。
「ねぇねぇ指揮官っ!」
「ん、どうしたSOP」
「私思いついたの!一目で私が指揮官の所有物だって周りが理解する方法!」
(えっ何それは)
「それでね!えーっと……」つ首輪&リード
「待て、それは」
「はい指揮官、私に首輪をつけて紐で繋いで♡」
「(絵面が)アウトだ!」
「えへへへ…撫でて撫でて♡」
(おいおいおい……)